2人で寝るためのベッドやお子さんと寝られるベッドをお探しの方には
「クイーンサイズベッド」がゆったりと寝られるためおすすめです。
しかし「シングルベッドやダブルベッドは知っているけれど、
クイーンサイズベッドは知らない」「クイーンサイズベッドってどのくらいの大きさ?」と
クイーンサイズベッドのことを詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
この記事ではクイーンサイズベッドについて詳しく知りたい方に向けて、
クイーンサイズベッドとはどのようなものなのか、他のベッドとの違いやメリット、
注意点について解説します。新しいベッドの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
クイーンサイズベッドとは?
クイーンサイズベッドとはダブルベッドよりも横幅が広いベッドのことで、
大人2人でも余裕を持って寝られます。
サイズはメーカーにより異なりますが、クイーンサイズベッドのマットレスは
横幅160cm×長さ195cmが一般的。
ホテルでも使われるサイズのため、家にいながらホテルのように
広々と寝られるのが特長です。
クイーンサイズと他のベッドとの違い
クイーンサイズと他のベッドとの主な違いはマットレスの大きさです。
クイーンサイズのマットレスと他のベッドの一般的なマットレスの大きさを比べてみましょう。
ベッドの種類:サイズ(横幅cm×長さcm)
セミシングルベッド:80〜90×195
シングルベッド:97〜100×195
セミダブルベッド:120×195
ダブルベッド:140×195
クイーンサイズベッド:160×195
キングサイズベッド:180×195
※ベッド通販専門店「眠り姫」.「ベッドの商品一覧|ベッド通販専門店「眠り姫」」. (2021-08-19).
1人用のセミシングルベッドと比べるとクイーンサイズベッドの横幅は約2倍で、
シングルベッドと比べても約1.5倍の横幅です。
またセミダブルベッドやダブルベッドと比べても横幅が20〜40cmほど広いため、
大人2人が余裕を持って寝られるサイズであるのが分かります。
クイーンサイズベッドよりさらに大きいサイズのベッドにキングサイズベッドがありますが、
これほどの大きさになると搬入が難しくなるため、自宅のベッドには
クイーンサイズまでのベッドが適しているでしょう。
クイーンサイズベッドのメリット
クイーンサイズベッドのメリットは主に4つです。
それぞれについて解説するのでメリットがご自身の希望する条件に合っているか
確認してみてください。
2人で寝ても余裕がある
ダブルベッドよりも大きいサイズのクイーンサイズベッドは、2人で寝ても余裕があります。
ベッドを選ぶときの横幅の目安は、使用する方の左右の肩幅にそれぞれ20cmを足した幅です(※1)。
クイーンサイズベッドと同じく2人用として使われることの多いダブルベッドの横幅は約140cm。
単純に計算すると1人70cmの横幅になりますが、クイーンサイズベッドでは1人80cmです。
2人で寝ることを考えるのであれば、クイーンサイズベッドを選ぶのが良いでしょう。
子どもと一緒に寝られる
小さいお子さんがいるご家庭では、「子どもが大きくなるまでは一緒に寝たい」と
お考えの方もいるのではないでしょうか。
クイーンサイズベッドは2人が余裕で寝られるサイズ感のため、
子どもと一緒に寝たいとお考えの方にもおすすめ。
クイーンサイズベッドよりも大きいキングサイズベッドは
搬入の心配やより広い部屋の確保が必要です。
搬入するスペースや広い部屋の確保が難しい場合には、
キングサイズベッドよりも20cmほど横幅の狭いクイーンサイズベッドを選びましょう。
掛け布団を分けられる
ダブルベッドなどで同じベッドに2人で寝る場合、
1枚の掛け布団で寝ることが多いのではないでしょうか。
2人が同じタイミングでベッドに入れば問題ありませんが、
別々の時間にベッドに入る場合には1枚の掛け布団だと
後からベッドに入ったときに掛け布団が擦れた感覚で相手が起きてしまうことも。
また寝ている間に掛け布団の取り合いになることもあります。
クイーンサイズベッドの横幅はセミシングルベッドの2倍もあるため、
シングルの掛け布団を2枚使うことも可能です。
掛け布団を2枚にすれば、同じ時間にベッドに入れないときに相手を起こしたり、
取り合いになったりする心配は減るでしょう。
掛け布団の横幅はシングルでも150cmほどあり、
ダブルベッドの横幅よりも広いです。
ダブルベッドでは2枚の掛け布団を使うことはおすすめできませんが、
クイーンサイズベッドであれば、重なり合う部分はあるものの
ダブルベッドよりも20cm横幅が広くなるため2枚使うことができます。
分割マットレスは振動が伝わりにくい
クイーンサイズベッドは横幅の広さから分割マットレスが使われている場合が多いです。
横幅160cm×長さ195cmのクイーンサイズベッドのマットレスを搬入するには
その分広い搬入スペースが必要になるため、多くのクイーンサイズベッドでは
横幅を半分にした横幅80cm×長さ195cmのマットレスを2つ使用しています。
分割マットレスが使われている主な理由は搬入しやすくするためですが、
コイルも分割部分で分かれているため相手の振動が伝わりにくいというメリットも。
掛け布団同様、ベッドに入る時間が異なる場合に振動によって
相手を起こしてしまう心配が少ないでしょう。
また相手の寝返りの振動で起きてしまうという方にも
振動の伝わりにくい分割マットレスがおすすめです。
クイーンサイズベッドを選ぶときの注意点
実際に購入する際にはどのような点に気を付ければ良いのでしょうか。
ここからはクイーンサイズベッドを選ぶときの注意点について解説します。
搬入できない可能性がある
多くのメリットがあるクイーンサイズベッドですが、
家庭用に使うベッドの中ではサイズが大きく、搬入できない可能性があるため注意しましょう。
種類にもよりますが、クイーンサイズベッドの梱包サイズはフレームが
約167cm×29cm×11cm、分割マットレスの場合は約83cm×32cm×10cmが2つになります(※1)。
クイーンサイズベッドの多くは分割マットレスを使用しているため
横幅が1つ80cmほどですが、分割マットレスではないものを選んだ場合は
横幅分の搬入スペースが必要です。
購入する際にはご家庭の玄関の高さや通路の広さ、
アパートやマンションの場合はエレベーターの広さや階段の広さなど、
搬入に必要なスペースが確保できるのかを必ず確認しましょう。
Webサイトなどに搬入に必要なスペースが記載されていることもありますが、
あくまで目安のため、心配であればメーカーに問い合わせることをおすすめします。
部屋にある程度の広さが必要になる
クイーンサイズベッドほどの大きいベッドは、設置すると部屋が狭く感じることがあります。
寝室としてベッドを置くだけの部屋を用意できるのであれば良いですが、難しい場合もあるでしょう。
クイーンサイズベッドを置くために必要な広さは、計算上は6畳の部屋でも問題ありませんが、
他の家具を置く余裕はなく、クローゼットを開け閉めするためのスペースを確保するのは難しいです。
クイーンサイズベッドを置く部屋の広さの目安は8畳以上としておくと、
ベッドメイキングのスペースも確保できるでしょう。
12畳以上の部屋が確保できれば、ベッド以外の家具を置くこともできます。
クイーンサイズベッドを置くことで部屋が狭く見えてしまうのが気になる場合は、
ロータイプのベッドにするのもおすすめです。
高さのあるベッドに比べてロータイプであれば、大きいベッドの圧迫感を軽減できます。
また部屋が狭くて収納などが確保できない場合には、収納付きのベッドにすることで
収納スペースを確保できるため、購入時はフレームにも注目すると良いでしょう。
寝具の選択肢が少ない
クイーンサイズベッドに対応している寝具はシングルベッドやダブルベッドと比べると少なく、
値段が高くなります。
掛け布団はシングルサイズのものを2つ使用することもできますが、
マットレスカバーやベッドパッドはクイーンサイズベッド対応のものを買う必要があるでしょう。
カバーなどは替える頻度によっては複数購入しなくてはなりません。
寝具も無理せず予算内で購入できそうか確認しておきましょう。
マットレスの隙間が気になる
分割マットレスはピッタリと寄せたつもりでも隙間ができてしまいます。
マットレスとマットレスの間にはコイルがないため、
中央で寝ると隙間が気になることがあるようです。
気になる度合いには個人差がありますが、気になる方は厚手のベッドパッドを敷いたり、
マットレスが分割されていないものを選んだりすることを検討してみてください。
ただしベッドパッドを敷くだけでは完全に隙間をなくすことはできないため、
実物を見てみるなどマットレスの隙間がどの程度気になるのかを
確認することをおすすめします。
またマットレスの種類によっては隙間を軽減するためにファスナーや
マジックテープがついているタイプのものもあるので、
ベッドを選ぶときの基準にすると良いでしょう。
クイーンサイズベッドはカップル・ファミリーにおすすめ
クイーンサイズベッドは2人でもゆったりと寝られて、子どもと一緒に寝るのにも適した大きいサイズのベッドです。
一緒のベッドで寝ると「ベッドに入る時間が違うときに相手を起こしてしまうのではないか」
という心配があるかもしれません。しかしクイーンサイズベッドは掛け布団を2つ使ったり、
分割マットレスを選んだりすることでその心配を軽減できます。
クイーンサイズベッドはシングルベッドやダブルベッドと比べてサイズが大きいため、
購入前に搬入するスペースが確保できているかを必ず確認しておきましょう。
今までダブルベッドに2人で寝ていたけれどもっと広々としたベッドで寝たい、
子どもが安心できるように大きくなるまでは一緒に寝たい、
とお考えの方はクイーンサイズベッドの購入を検討してみてはいかがでしょうか。