家族用としてのフロアベッド


家族用としてベッドを選ぶ時、どんなベッドが良いのでしょうか?
前提としてご家族は、両親とお子様2人としましょう。
4人家族が一緒に眠るベッドとしてどんなベッドがあるでしょうか?
ベッドを販売して17年以上となる店主が解説します。



フロアベッド おすすめ商品

ファミリーベッドとしてのフロアベッド

ファミリーベッドとしては、フロアベッドが候補として挙げられます。
フロアベッドが候補になる理由として、家族で使えるくらい大きなファミリーサイズのベッドがあるからです。
ファミリーサイズとは、キングサイズよりも大きなベッドでマットレスの横幅としては、
200cm、220cm、240cm、260cm、280cm、300cmと巨大といってもいい大きさです。
家族で一緒に眠る時、マットレスはどうしても2個か3個をくっつけて使用する形になります。
すると、マットレスの中間が隙間が空いたり、もしくはマットレスの角がちょっと体に当たったりします。
このような欠点もありますが、家族で眠れる幸福にはかないませんよね。


連結ベッドとしてのフロアベッド

前記のファミリーベッドと同じ物を指すのですが、連結ベッドという言葉があります。
名前の通り、ベッドを連結して使うベッドです。
その連結ベッドの中でも、家族用としてはフロアベッドがお勧めです。
連結ベッドのサイズは、キングサイズよりも横幅が長く、大きなベッドです。
具体的には、ワイドキング(WK)で表記し、
WK200、WK220、WK240、WK260、WK280、WK300となります。
それぞれのWKは複数のベッドを組み合わせになっています。
例えば、WK200は、シングルサイズが2つです。
WK220は、シングルサイズとセミダブルサイズです。
WK240は、シングルサイズとダブルサイズ、もしくは、セミダブルサイズ2つです。
どちらの組み合わせになるかは、商品によって異なります。
ご注文前にお店に問い合わせしてください。
続けて、WK260は、セミダブルサイズとダブルサイズの組み合わせです。
WK280は、ダブルサイズが2つ。
最後に、WK300は、シングルサイズが3つの組み合わせになります。
このように、連結ベッドは、キングサイズより大きなベッドサイズとなっています。


キングサイズより大きなフロアベッド

キングサイズよりも大きなベッドには、どんなサイズがあるのでしょうか?
キングサイズよりも大きいという事は、当然ながらクイーンサイズよりも大きなベッドです。
前述の様に、キングサイズより大きなベッドは、ワイドキングサイズと呼ばれたり、ファミリーサイズと呼ばれたり、
連結ベッドと呼ばれたりしています。
業界的にも決まった呼び名が無く、何となくのイメージで呼称しています。
これは、一般的な名称としてどれかに決まってくれると分かりやすいですよね。
キングサイズより大きなベッドとしては、やはりフロアベッドが一番手です。
フロアベッド以外だと、連結ベッドは存在していますが、数が少なく、商品群として紹介しにくい状況です。


マットレスの隙間問題

キングサイズより大きなベッドには、ワイドキングサイズがあるのですが、
その中でもフロアベッドに関しては、使用上の大きな問題が隠されています。
その問題というのが、マットレスの隙間問題です。
ベッドを2台連結させて使用するので、マットレスも2枚並べて使用します。
すると、フレームとマットレスの間、マットレスとマットレスの間に隙間が生じるのです。
この隙間が結構な幅となるので問題視されています。
特に、フレームとマットレスの間の隙間です。
マットレスをバランスよく配置すれば大きな隙間にはならないのですが、
片方に寄せて配置すると大きな隙間になってしまいます。
小さなお子様の足がはまってしまう程度の隙間です。
使用する上で、その隙間を埋める様にタオルなどを入れていただく事をお願いしたいです。


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店主の解説

なぜ「フロアベッド」が家族の眠りに最適なのか?安全性と開放感、そして一体感という私の見解

ご家族で使うための、大きなベッド。その選択肢の中で、なぜ、私が「フロアベッド(ローベッド)」を、特に小さなお子様がいるご家庭に、これほどまでに強くおすすめするのか。それは、フロアベッドが、ご家族の「安全」と、寝室の「開放感」、そして、かけがえのない「一体感」という、三つの重要な価値を、最も高いレベルで満たしてくれる、究極の選択だからです。

■見解1:【安全性】お子様の転落リスクを、限りなくゼロに
まず、何よりも優先されるべきは、お子様の安全です。寝相が豊かなお子様が、万が一ベッドから転がり落ちてしまっても、床との高低差がほとんどないフロアベッドなら、大きな怪我に繋がるリスクを大幅に軽減できます。この「万が一」の時のための備えが、親御様の心に、毎晩の大きな「安心感」をもたらしてくれます。親が安心して眠れること。それもまた、家族の幸せにとって、非常に重要なことだと私は考えます。

■見解2:【開放感】大きなベッドでも、部屋が広く見える
キングサイズや、それ以上の大きさになるファミリーベッドは、お部屋にかなりの存在感を与えます。もし、これが背の高いベッドフレームだったら、寝室はベッドだけで埋め尽くされ、圧迫感のある、息苦しい空間になってしまうかもしれません。

フロアベッドであれば、その低い佇まいが、お部屋の圧迫感をなくし、壁の見える面積を広く取ることができます。これにより、大きなベッドを置いているにもかかわらず、寝室全体が、広々とした開放的な空間に感じられるのです。


■見解3:【一体感】床に近い暮らしが、家族の距離を近づける
床に近い、低い視点で暮らすスタイルは、元々、私たち日本人が慣れ親しんだ「床座」の文化にも通じます。畳の部屋で感じるような、あの、地に足のついた安心感と、空間との一体感。お子様が自分で、楽に上り下りできる高さは、ベッドを、ただ眠るだけの場所ではなく、日中の「遊び場」にも変えてくれます。

私の見解は、こうです。家族用フロアベッドとは、単に低いベッドというだけではありません。それは、「安全性」で家族を守り、「開放感」で空間を豊かにし、「一体感」で家族の絆を育む、最も愛情にあふれた選択なのです。

【購入前の絶対条件】設置に必要な「部屋の広さ」と「搬入経路」の確認

家族みんなで眠る、広々としたフロアベッド。その夢を現実にするために、購入ボタンを押す前に、お客様自身で必ずクリアしていただきたい、最も重要なミッションがあります。それが「搬入経路の確保」と「設置スペースの正確な採寸」です。これを怠ると「買ったはいいけど、部屋に入らない…」「ベッドを置いたら、部屋がぎゅうぎゅうで歩けない…」という、悲しい事態を招きかねません。

■お部屋の広さ:理想は「8畳以上」
ファミリーベッド(ワイドキングサイズ)を快適に設置するために、私たちが推奨しているお部屋の広さは、シングル2台を連結した幅200cmのサイズ(WK200)で、最低でも8畳です。

  • 8畳(約360cm×360cm)の場合:お部屋の壁にベッドの頭をつけたとして、ベッドの横幅が約200cm。残りの160cmを両サイドに分けると、それぞれに約80cmのスペースが生まれます。人がストレスなく通るために必要な通路幅は最低60cmと言われていますので、これなら、サイドテーブルを置いたり、クローゼットの扉を開け閉めしたりするのにも、十分なゆとりが生まれます。
  • 6畳(約270cm×360cm)の場合:短い方の壁(270cm)にベッドの頭をつけると、両サイドの通路はそれぞれ35cm程度しか確保できず、非常に窮屈な印象になります。
幅240cmなどの、さらに大きなサイズを検討される場合は、10畳以上の広さがあるのが理想的です。

■最大の難関:「搬入経路」の確認
ファミリーベッドは、2台のベッドに分割されているため、搬入は比較的容易ですが、それでも、ヘッドボードやマットレスといった大きなパーツが、ご自宅の玄関から寝室まで無事に通過できるかを確認する必要があります。

【必ず採寸すべきチェックポイント】

  • [ ] エレベーターの扉の高さと幅、奥行き
  • [ ] 階段の幅と、踊り場の天井の高さ
  • [ ] 廊下の幅と、曲がり角のスペース
  • [ ] 寝室のドアの高さと幅

特に、マットレスは圧縮して丸められた「圧縮ロール梱包」のものを選ぶと、狭い通路でも比較的スムーズに搬入できるので、搬入経路に不安がある方には大変おすすめです。

ファミリーベッドとは、計画的な準備があって初めて、その真価を発揮する家具です。メジャー片手に、ご家族の夢の城をお迎えする道筋を、ぜひ一度ご確認ください。

子供の成長と共に「分割」できる。10年先を見据えた、賢い投資としての選び方

家族用のフロアベッドは、その多くがシングルベッドなどを2台連結して使う「連結タイプ」です。これは、搬入のしやすさというメリットもありますが、実は、もっと大きな価値が隠されています。それは、家族の成長という長い時間軸の中で、その役割を変えながら寄り添い続けてくれる、驚くべき「可変性」です。高価な買い物だからこそ、長く、そして賢く使い続ける。そんな、連結ベッドの長期的な活用術をご紹介します。

■ある家族の、ベッドの物語
少し、想像してみてください。

  • 【第一章:家族の集合期(購入〜7年目)】
    お子様がまだ小さい時期。シングルベッドを2台連結した、広々としたキングサイズのフロアベッドで、家族みんなで川の字になって眠ります。絵本を読んだり、くすぐり合ったり。ベッドは、家族団らんの中心となる、温かい思い出を育む場所です。
  • 【第二章:子供の独立期(8年目〜)】
    お子様が成長し、自分の部屋を欲しがる時期が来ました。ここで、連結ベッドは、その真価を発揮します。これまで一つだったキングベッドを、本来の姿である「2台のシングルベッド」に分割するのです。そして、そのうちの一台を、お子様の新しい部屋へと、プレゼントします。

■長期的な視点で見た、経済的なメリット
いかがでしょうか。もし、最初にダブルベッドを買い、お子様が大きくなるたびに、新しいベッドを買い与えていたら。その出費の合計は、計り知れません。

最初に少し大きな投資をして、高品質なシングルベッドを2台組み合わせた連結ベッドを選ぶこと。それは、実質的に、お子様たちが将来使うことになる、高品質なフロアベッドを「前もって購入しておく」ことと同じなのです。長期的に見れば、これほど経済的で、合理的で、そして無駄のない選択はありません。


■私の見解:未来の家族への、最高の贈り物
フロアベッドを選ぶということは、単に、今の快適さを手に入れるということだけではありません。それは、これから成長していくお子様たちの未来の暮らしまでを考えた、親から子への、愛情にあふれた贈り物でもあるのです。

私の見解では、これこそが、連結タイプのファミリーベッドが持つ、最大の、そして最も美しい価値なのです。ぜひ、10年先の未来を想像しながら、ご家族にとって最高の「投資」となる一台を選んでみてください。

店主のつぶやき 家族用としてのフロアベッド編


家族用としてのフロアベッド   

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