フロアベッドの選択


フロアタイプのベッドには、どのような選び方があるのでしょうか?
どんな視点でフレームを見れば良いのでしょうか?
価格面、デザイン面、組立は自分かプロか、床板はすのこか、マットレスはセットか別売りか、サイズは、など
視点はたくさんあります。その中で何を中心に据えるかで選び方が決まります。
ベッド販売歴16年以上となる店主が、フロアタイプのベッドについて選ぶ視点を解説します。



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フロアベッドを選ぶ時、どんな選択があるのでしょうか?
どんな判断基準で選択すれば良いのでしょうか?
いくつかの側面について記載したいと思います。


価格重視か。好みのフレームか。の選択

まずは、価格的な面です。
安い値段のフロアベッドを選ぶか、デザイン的に好きなフレームは値段が高くても選ぶか、どちらでしょうか?
どうしても価格が安い方を選んでしまいます。
それは正しい選択です。
フロアベッドを安く買い、余ったお金でより良いマットレスを選択する方法もあります。
価格が安い事は、ある種の正義です。
逆に、値段は気にせず、好みのデザインのフロアベッドフレームを選ぶという事も大切な事です。
毎晩、毎朝、ベッドを使うのですから気に入ったベッドを使いたいですよね。
気持ちよく生活する為の基本かもしれません。

価格を重視するか、値段は気にせずデザインを重視するか、どちらも正しい選択です。
予算に合わせ、好みのデザインのフロアベッドフレームを選んでください。


組立設置は自分か。プロにお願いするか。

フロアベッドを通販で購入すると、ベッドは組み立てる必要が出てきます。
通販だと輸送料を抑えるためにベッドを部品単位に梱包してお届けしています。
その為に部品を組み立ててベッドの形にする組立作業が必須なのです。
組立作業がどの程度の物なのかというと、当然ながら対象のベッドの種類によって違ってきます。
今回はフロアベッドですが、フロアベッドはベッドの中でも組立が簡単な部類に入ります。
簡単な部類ですが、普段からDIYなどを行わない方にとっては、難しい作業になるかもしれません。
というのも、ベッド自体が大きく重いからです。
一人では組立は出来ません。必ず大人二人以上での作業をお願いしております。
部品を持って支える事が必要だからです。
では、一人暮らしで人手が無い方、DIYには無縁で組み立てる自信が無い方はどうすれば良いのでしょうか?
そんな時には、組立設置オプションがある商品では、有料でプロが組み立ててくれるオプションがあります。
組立オプションもフロアベッドと一緒に購入いただければプロが組立に伺います。

自分で組み立てるか、プロに組み立てをお願いするか、どちらにするかは、
ご自身のDIYの経験次第だと思います。
ベッドが家に届いてから組立オプションを追加で購入する事は出来ませんので気を付けてください。


フロアベッドの床板はすのこか。板か。の選択

フロアベッドの最大の欠点は、湿度が逃げない事だと思います。
寝ている間にかく汗の量は、一晩に200mlともいわれています。
その汗の湿気だけではなく、日本の夏の高い湿度もマットレスに入り込んできます。
それらの湿気を逃がすためにも通気性が大切なのです。
フロアベッドの床板は、すのこタイプもあります。
板の床板もあります。
どちらのタイプが正解かは、おのずと答えが出てくると思います。
絶対的にすのこが必要です。
でも、すのこがあれば安心できる訳ではありません。
フロアベッドではマットレスの四方をフレームで囲っている事、
すのこの下の空間が狭い事から、すのこであっても湿気を逃す十分な通気性を確保できている訳では無いのです。
すのこか床板かの選択では、すのこが有利なのですがすのこだけでは足りないのです。
どうしても、マットレスをフレームから外し、定期的に陰干しする事が大切です。
陰干しが出来るのであれば、床板はどちらでも良いとも言えます。


マットレスはセットか。別で購入か。の選択

フロアベッドには、フレームのみで購入する選択と、マットレスも一緒に購入する選択があります。
どちらが良いのでしょうか?
マットレスは体に直接触れる部分なので、実際に体験してから購入したいと考える方が多いと思います。
マットレスの購入方法としては、それが正解だと思います。
自分に合ったマットレスを選び、それと別に寝室の雰囲気に合ったデザインのフレームを選ぶ。
これが理想の選択だと思います。
ただ、問題点として、フロアベッドの場合のみフレームにマットレスが入らない問題が発生することがあります。
箱型フレームゆえの問題点です。
十分に下調べをすれば良いかもしれません。
でも、その手間を考えると、マットレスをセットで購入したほうが良いのかもしれません。


フロアベッドのフレームサイズの選択

フレームのサイズは、どのように選択すれば良いでしょうか?
まずは、今使う人数と今後使うと思われる人数を考えて下さい。
次に、設置する部屋の大きさを測定してください。
搬入経路の確認も必要です。

シングル

大人一人で使うならシングルベッドでしょう。
マットレス幅が97cmと、一人で使うには十分な広さです。
シングルベッドが一番種類が多く、シーツやマットレスの種類も多いです。
一人用しての選択肢の一番目となります。

セミダブル

大人一人がゆったり使う、もしくは、小さなお子様と大人で使う。
そんな状況では、セミダブルベッドがおすすめです。
マットレス幅が120cmです。
シングルベッドよりも約20cm幅広です。
店主としては、大人一人で広々と使う事は大変良い選択だと思います。

ダブル

大人二人が使うなら、ダブルサイズがおすすめ。
マットレス幅が140cmで二人で眠れます。
セミダブルよりも約20cm幅広です。
ダブルベッドなら、シーツやマットレスカバーも一般的に販売されています。
パートナーと一緒に使うベッドの選択として最適です。

クイーン

大人二人で贅沢に使うなら、クイーンサイズでしょう。
ゆったり眠れる広さです。
マットレス幅が160cmと広々サイズです。
ダブルベッドよりも約20cm幅広となります。
クイーンサイズより大きなベッドの場合、シーツやマットレスカバー等で商品数が少なくなる傾向があります。
この点で注意が必要です。

キング

大人二人とお子様一人で眠るならキングサイズかもしれません。
マットレス幅が180cmとゆったりサイズです。
クイーンサイズベッドよりもマットレス幅が20cm広くなります。
贅沢な広さを大人二人で楽しむのも良い選択ですね。

ファミリー・連結

大人二人、子供二人の四人で眠るなら、ファミリーサイズや連結ベッドです。
マットレス幅が200cm〜280cmの巨大空間で眠れます。
大きなベッドで一緒に眠るのは嬉しいですね。
大きなサイズだけに、付属品やシーツ類も一般的ではありません。
シングルとかセミダブルのシーツ類を組み合わせて使用する事になります。
ご家族で一緒にベッドで眠るならファミリーサイズですね。


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