床板にタタミを使用したチェストタイプのベッドは、大容量の収納と、和風の雰囲気、使い勝手が良く人気です。
洋風の部屋が多くなる近年、タタミを使用したベッドの人気が高まっています。
和風の雰囲気を作り出す小上がりとしても使えるヘッドレスタイプがあります。
引き出しが多いチェストタイプは、たくさん収納できる点が嬉しいですね。
ベッド販売歴が17年以上となる店主が解説していきます。
 
使い勝手が良い
畳のある空間は落ち着きますよね。
リビングでも、寝室でも、畳があるとちょっと横になってリラックス。
ごろっとして心休まるひと時を過ごす優雅な時間です。
寝室でもリビングでも、今どきの住宅事情では和室があるお宅は少ないですよね。
畳を見る機会が少なくなりました。
同時に、畳に触れる機会も無くなり、あのい草の香りに接する事も無くなりました。
日本人として寂しい限りですが、これが今の現実です。
せめて、畳のベッドで睡眠を楽しもうじゃありませんか。
でも、単なる和風・畳畳ベッドではベッド販売店の店主としては面白くありません。
和風・畳畳プラス、チェストベッドはいかがでしょうか?
チェストベッド程の高さがあると、腰かけにもちょうど良く、
そのままごろっと横になるにはピッタリです。
寝室だけではなく、リビングに小上がりとして配置するのも一興ではないでしょうか。
国産 モダン畳チェストベッド【悠然】ゆうぜん シングル
【組立設置費込】 コンセント・モダン畳チェストベッド【悠然】ゆうぜん
高温多湿に日本の気候には、和風・畳畳の機能性が、ちょうどいい。
畳だから、居心地がいい。断熱性、保温性を兼ね備えている。
チェストベッドは、タンス丸々一個分の、充実の収納力が自慢です。
収納部分が、腰かけやすいちょうどいい高さを生み出しました。
整理整頓しやすく、出し入れもしやすい。
浅型の引き出し4杯、深型の引き出し1杯、仕切りのない長物収納。
寝室に散らかりがちなありとあらゆる様々な物を
ベッド下一か所にまとめましょう。
生産国は日本です。
高品質の安心感をお届けいたします。
シンプルモダン畳チェストベッド【翠緑】すいりょ 小上がり
お客様組立 シンプルモダン畳チェストベッド【翠緑】すいりょ
落ち着きのあるチェストベッドをお探しの方々。和風畳ベッドがお好みの皆様へ。
日中は、お布団を片付ければ、もうひとつのリビングみたいに
畳の小上がりとして使えるから、お茶の時間も楽しめる。
収納スペースがベッド下にあるから、立ち上がりもしやすい高さです。
毎日使うパジャマや下着などは、浅型引き出し。
大きめのバッグやメイクグッズは、深型引き出し。
弾力性のある心地良さが魅力的なベッドです。
製造から組み立てまで国内生産で、安心してお使いになれます。
モダン畳チェストベッド【余凪】よなぎ セミダブル フレーム
お客様組立 コンセント・モダン畳チェストベッド【余凪】よなぎ
お一人暮らしの方や、お気に入りの布団を使いたい方。
い草が好きな方や和風のインテリアが好きな皆様。
収納家具をわざわざ購入しなくていいほどのチェストベッドです。
明日着るお洋服も、旅行用お大型スーツケースも、
冬物のかさばるカーペットも。
浅型、深型の引き出しと引き出しのない部分に分けて
整頓できます。整うから、取り出しやすいです。
畳の床板の高さは、約41cmです。
足腰に優しい、立ち上がりのしやすい高さに設計されています。
ヘッドボードの奥行きは、約9cm。スリムな宮棚付き。
時計やスマホなどを置けます。機能的です。
 
合わせて読みたい店主のつぶやき チェストベッドで敷布団が使える
 
良い所
チェストベッドで、和風・畳ベッドの良い所はどんな所でしょうか。
和風の畳ベッドの下に、チェストが入る事で、畳の床板面に高さができます。
高さがある事で、畳への立ち座りがしやすくなり、膝や腰への負担が軽減されます。
足腰に不安のある方にとって、とても良い所だと感じます。
しかも、ただ床板が高い位置にあるだけではなく、
床板の下にチェストベッドと言う引出し収納が付いているのもポイントです。
また、今どきの家屋には和室が無く、フローリングばかり。
その中に畳の和風なベッドがある事で、心が落ち着く場面が出てくる事もあります。
畳があるとい草の香りも感じられ、気持ちが良いですね。
これも良い所だと思います。
 
気になる点
チェストベッドの和風・畳タイプには、気になる点はあるでしょか?
販売している側からの視点で考えてみます。
まず、和風ベッドの床板部分にある畳のお手入れが気になります。
畳の扱いに不慣れな方が多いと思いますが、ベッドの畳は
どのようなお手入れをすれば良いのでしょうか?
次に、和風の畳チェストベッドなので、畳の下にチェストが配置されています。
箪笥の上に畳があると考えると、ちょっと奇妙だし、湿気はどうなる?と気になります。
一晩寝ている間の汗や湿気を考えると、チェストベッドの上で寝ているとは。
すのこが欲しい。そんな気になります。
 
合わせて読みたい店主のつぶやき チェストベッドすのこタイプは店主の一押し
 
まとめ
チェストベッドは、ベッドの下に引き出しや収納スペースが付いたタイプのベッドであり、和風の畳タイプは日本の伝統的な寝具である畳と組み合わせたものです。この和風・畳タイプのチェストベッドは、多くの利点があります。
和風・畳タイプのチェストベッドは、収納スペースが豊富なので、寝具や衣類などを整理しやすく、スペースの効率的な利用ができます。
ベッドの下に収納スペースがあるため、寝室の床面積を節約することができます。
これは、都市部の狭い部屋で暮らす人々にとって特に有用です。
和風・畳タイプのチェストベッドは、畳の上で寝るため、寝心地が良く、体にやさしいという特徴があります。
畳は、通気性が良く、湿気を吸収するため、夏は涼しく、冬は温かく感じられます。
畳は硬すぎず柔らかすぎずの適度な硬さがあり、寝姿勢を正しく保つためにも良い影響を与えます。
和風・畳タイプのチェストベッドは、デザイン性にも優れています。
和風の畳とモダンなチェストベッドが組み合わさることで、モダンなインテリアにも、和風のインテリアにも合わせやすく、部屋の雰囲気を変えたいときにも使いやすいです。
和風・畳タイプのチェストベッドは、収納性、寝心地、デザイン性に優れ、多くの人にとって使い勝手が良いと言えます。
 
店主の解説
チェストベッドとは?
チェストベッドとは、ベッドの下部に収納スペース(引き出し)が組み込まれているベッドのことを指します。
通常のベッドと違い、ベッド下に収納家具が一体化されているため、収納力に優れ、部屋のスペースを有効に活用することができます。
特に和室やワンルームなど、限られた空間で暮らす方にとっては、収納家具を別に用意せずに済むため、非常に便利です。
収納部分は衣類や寝具はもちろん、季節用品や書類なども整理しやすく、暮らしの効率が格段にアップします。
チェストベッドには浅めの引き出しタイプから、深さのあるタイプ、2段式などバリエーションも豊富です。
和風・畳仕様のタイプは、落ち着いたデザインと肌ざわりの良い畳面が魅力で、日本の住空間にも自然に溶け込みます。
和風・畳タイプの魅力
和風・畳タイプのチェストベッドは、見た目の美しさだけでなく、機能性と快適性を兼ね備えた優れた商品です。
畳の香りと肌触りは、心を落ち着かせる効果があり、寝具としての快適さだけでなくリラクゼーションの要素も加わります。
畳の素材には、国産い草や和紙畳などが使用されており、通気性・調湿性にも優れています。
夏は涼しく冬は暖かく、一年を通じて快適に過ごすことができます。
和室にマッチするデザインでありながら、モダンなテイストも取り入れられており、和洋折衷の空間にも違和感なく設置できます。
小上がりとして使用すれば、来客時の座敷代わりにもなり、多用途で活躍します。
収納力と和の癒しを両立した、現代の住まいにぴったりの選択肢です。
収納力とその活用法
チェストベッドの大きな魅力のひとつは、その収納力です。
一般的な引き出し収納ベッドと比べても、チェストベッドは深めの引き出しが多く、まるでタンスのような収納が可能です。
衣類、寝具、日用品、書類、工具など、さまざまなアイテムを収納することで、部屋の中をすっきりと保つことができます。
特に畳タイプは収納力を損なわずに見た目も整っており、片付けを重視する方に最適です。
引き出しの構造も工夫されており、レール付きで開け閉めがスムーズだったり、奥までしっかり収納できる設計になっていたりと、細部まで配慮がなされています。
ホコリが入りにくい構造のものもあり、衛生面でも安心です。
ベッド下というデッドスペースを有効活用できる点が、チェストベッドの最大のメリットと言えるでしょう。
サイズと選び方のポイント
チェストベッドには、シングル、セミダブル、ダブルなど様々なサイズがありますが、
使う人の体格や使用目的、部屋の広さによって最適なサイズを選ぶことが重要です。
シングルサイズは一人暮らしや子供部屋に、セミダブルはややゆとりを持ちたい一人用や夫婦の寝室にも向いています。
和風・畳タイプでは、ベッド自体が小上がりのような高さになることもあり、
座る・寝る・収納するという3つの用途を兼ね備えるため、省スペースながら多機能です。
選ぶ際には、収納の深さや引き出しの数、向き(左右どちらに引き出せるか)も確認すると良いでしょう。
組み立てのしやすさや配送方法、設置サービスの有無などもチェックポイントです。
自分のライフスタイルに合った一台を選ぶことで、より快適な住空間を実現できます。
 
和風・畳タイプのチェストベッドに関して店主の見解
寝室が「第二のリビング」に。
畳チェストベッドで作る、多目的「小上がり」空間という見解
和風・畳タイプのチェストベッド。
その本当の価値は、ベッド下の「収納力」だけにあるのではありません。
17年以上、お客様の暮らしと向き合ってきた店主としての私の見解は、このベッドの真の魅力は、夜は「寝室」として、昼は「もう一つの和室」として、一部屋を二役で使えるようにする、究極の「空間創造家具」である、という点にこそある、というものです。
この魔法を可能にするのが、ベッド下に備わった「大容量収納」です。
考えてみてください。
もし、あなたが「敷布団」スタイルを選んだ場合。
朝、目覚めた後、その敷布団をベッド下のチェスト(引き出し)にサッとしまえば、ベッドの上は、美しい畳の空間、すなわち「小上がり」へと早変わりします。
この「小上がり」こそが、あなたの暮らしの可能性を、無限に広げてくれるのです。
  - 第二のリビングとして:中央に小さな座卓を置き、座布団やクッションを並べてみましょう。
 そこはあっという間に、ソファとは一味違う、親密なリビングスペースに変わります。
 ご友人を招いてお茶をしたり、ご夫婦でゆっくりと語り合ったりする、最高のくつろぎスペースになります。
 
- お子様のプレイスペースとして:柔らかく、清潔な畳の上は、小さなお子様が安全に遊ぶのに最適な場所です。
 万が一転んでも、フローリングよりずっと安心。
 そして、遊び終わったら、すべてのおもちゃを、そのままベッド下の収納へ。
 お部屋はいつでもスッキリと片付きます。
 
- 集中できるワークスペースとして:壁際に設置し、壁に向かって座卓やローデスクを置けば、そこはあなただけのプライベートな書斎に。
 い草の香りには集中力を高める効果もあると言われています。
 
- 多目的な家事スペースとして:アイロンがけや、たくさんの洗濯物を畳むといった、日々の家事スペースとしても、畳の上は、まさに最適です。
 
「ベッドを置きたいけれど、部屋が狭くなるのは嫌だ」。
畳チェストベッドは、このジレンマに対する、最も賢い答えの一つです。
ベッド下の収納が「布団」という、日中、最も場所を取る物を隠してくれるからこそ、寝室という空間を、一日中、多目的に活用し尽くすことができるのです。
私の見解は、こうです。
畳チェストベッドを選ぶということは、単に寝具を買うということではありません。
それは、あなたの暮らしに「もう一つの部屋」をプレゼントしてくれる、魔法のような家具を手に入れることなのです。
「い草」「樹脂」「和紙」、どれを選ぶべきか。
素材で変わる、寝心地と暮らし方への見解
畳チェストベッドの心地よさや使い勝手を決める、もう一つの重要な選択。
それが、ベッドの主役である「畳」そのものの素材選びです。
伝統的な「天然い草」の他にも、現代のニーズに応える、高機能な「新素材畳」があることをご存知でしょうか。
それぞれの特徴を深く理解し、お客様の暮らしに最適な素材を選ぶことが、満足のいく畳ベッド選びの鍵となります。
1.【伝統と癒やし】天然い草畳
昔ながらの日本の畳であり、その魅力は五感で感じることができます。
  - メリット:最大の魅力は、他には代えがたい独特の芳香です。
 この香り成分には、森林浴と同じような鎮静・リラックス効果があると言われています。
 い草自体が呼吸するように湿気を吸ったり吐いたりするため、寝室の湿度を快適に保つ「天然の調湿機能」も持っています。
 
- デメリット:天然素材ゆえ、デリケートです。
 強い日差しで「日焼け」して変色したり、摩擦で「ささくれ」が出たりします。
 飲み物などをこぼすと、シミになりやすく、お手入れには注意が必要です。
 
- 私の見解:伝統的な畳の香りと風合いを何よりも大切にしたい、丁寧な手入れも暮らしの一部として楽しみたいという方におすすめです。
 畳と共に、季節の移ろいを感じる。
 そんな豊かな暮らしを求める方に最適です。
 
2.【手軽さとデザイン性】洗える樹脂畳
ポリプロピレンなどの樹脂を原料とした、現代のライフスタイルのための高機能な畳です。
  - メリット:圧倒的な耐久性と耐水性を誇ります。
 ジュースなどをこぼしても内部に染み込サッと拭き取るだけでお手入れが完了します。
 紫外線による色褪せがほとんどなく、購入した時の美しい色合いを長期間保てます。
 カラーバリエーションが豊富なのも魅力です。
 
- デメリット:い草のような、自然な香りや、調湿機能はありません。
 
- 私の見解:私の見解では、小さなお子様や、ペットがいるご家庭には、この樹脂畳が、最も現実的で、賢明な選択です。
 い草と違ってダニやカビの栄養源となる有機物を含まないため、アレルギーが心配な方にも安心。
 日中に「小上がり」として多目的に使う上で、汚れを気にしなくて良い、という安心感は、何物にも代えがたい価値があります。
 
3.【風合いと丈夫さの両立】高耐久の和紙畳
和紙をこより状により合わせ、樹脂でコーティングして織り上げた、比較的新しい素材の畳です。
  - メリット:い草に近い、サラリとした自然な風合いを持ちながら、その耐久性はい草の約3倍とも言われ、非常に丈夫でささくれが出にくいのが特徴です。
 表面の樹脂コーティングにより撥水性も高く、汚れにも強い。
 もちろん、色褪せもしにくいため、長く美しく使えます。
 
- デメリット:い草の香りはなく、樹脂畳に比べると、やや高価になる傾向があります。
 
- 私の見解:い草の見た目は好きだけれど、日焼けやささくれは避けたい、という、良いとこ取りをしたい方にぴったりの選択肢です。
 
敷布団か、マットレスか。
畳チェストベッドの寝心地を最大限に引き出す、寝具選びに関する見解
「畳ベッドの上には、布団とマットレス、どちらを敷くのが良いのでしょうか?」畳ベッドをご検討中のお客様から、私、店主佐藤が最も多くいただくご質問です。
収納付きの畳ベッドの場合、この選択は、そのベッドの価値を最大限に引き出せるかどうかに関わる、非常に重要な選択になります。
■【敷布団スタイル】畳の魅力を100%味わい、空間を有効活用する
畳ベッドの持つポテンシャルを最大限に引き出すのが、このスタイルです。
  - メリット:畳の持つ適度な硬さ、弾力性、そして清々しい香りを、体全体でダイレクトに感じることができます。
 そして最大の魅力は、日中は布団をベッド下の大容量チェスト(引き出し)にしまえば、ベッドが広々とした「小上がり」に変身することです。
 寝室を多目的に活用できます。
 
- デメリット:毎日の布団の上げ下ろしが手間に感じられる場合があること。
そして、敷きっぱなしの「万年床」は、布団と畳の間に湿気がこもり、カビの最大の原因となるため絶対にNGです。
  - 私の見解:もし敷布団を選ばれるなら、薄すぎる「せんべい布団」は、畳ベッドの硬さを感じすぎてしまうため、厚みが最低でも10cm以上ある、しっかりとしたボリュームのものを選んでください。
■【マットレススタイル】ベッドの手軽さと、最高の寝心地を両立させる
ベッドとしての手軽さや、体圧分散性に優れた寝心地を優先したい方には、マットレスを敷くスタイルが適しています。
  - メリット:布団の上げ下ろしが不要で、毎日のベッドメイキングが非常に楽になります。
 お二人で使う場合、隣の人の寝返りの揺れが伝わりにくい「ポケットコイルマットレス」を選べば、畳ベッドでありながら、高級ホテルのような、干渉されない快適な眠りを追求できます。
 
- デメリット:マットレスを常に敷いた状態になるため、畳の香りが感じにくくなり、「小上がり」として活用するという、畳チェストベッド最大のメリットが失われてしまいます。
 布団以上に湿気がこもりやすいため、カビ対策がより一層重要になります。
 
- 私の見解:もしマットレスを選ぶなら、これは必須と申し上げたいのですが、マットレスの下に「除湿シート」やすのこ状の「調湿マット」を一枚敷いてください。
 そして、週に一度はマットレスを壁に立て掛け、畳とマットレスの両方に風を通すことを、強く、強く推奨します。
 
私の最終的な見解は、こうです。
「小上がり」としての多機能性を最大限に楽しみたいなら「敷布団」を。
ベッドとしての利便性と、寝心地を最優先するなら「ポケットコイルマットレス」を。
ただし、どちらを選んだとしても、湿気対策は絶対に怠らないこと。
それが、畳ベッドと長く、快適に付き合っていくための、絶対のお約束です。