収納付きのダブルベッドは、大容量の収納が出来るベッドです。
幅広のダブルだけに、収納出来る容量が大きくなります。
おしゃれなフレーム、価格の安いベッドもあります。
実は跳ね上げベッドには、ダブルベッドはありません。
そんな裏話をベッド販売歴が17年以上となる店主が解説します。
スペースを有効活用できる収納付きダブルベッドのメリット
スペースを有効活用できるのが最大の魅力!
収納付きダブルベッドのメリットについてみてみましょう。
ダブルサイズの収納付きベッドは、現代の日本の住宅で、寝室のスペースを有効活用するのに良い方法の一つですね。
ベッド下に収納スペースが付属しており、ベッド下のデッドスペースを活用できます。
部屋に散らかりがちな物を、ベッドを設置した場所でもベッドの下に片づけられる!
お気に入りの収納ボックスを自分で組み立ててて収納するのも楽しいですね。
ベッド下の引き出しには、ベッド周りで使うものを収納すると物が迷子になりにくいですよ。
毎日使うタオル、パジャマなどの着替え、薄手の掛布団、タオルケット、シーツ、枕カバー。
靴下やアクセサリーなど、小さなもの。
ボストンバッグや本、雑誌など大きくて重い物。
引き出しごとにテーマを決めて分類するとよろしいでしょう。
整理整頓がはかどります!
収納付きダブルベッドなら、狭い寝室でも、ベッド下の引き出しに衣類をしまえば、クローゼットを使わなくても、十分に衣類を収納することができます
子ども部屋では、おもちゃや絵本、衣類を収納。
ゲストルームでは、お客様用のお布団セット、バスタオルなどを収納することができます。
ダブルサイズの収納付きベッドを使えば、部屋をすっきりと片付けることができます。
寝室のスペースを広く使いたい、整理整頓をしたいという方に、おすすめアイテムです。
ダブルサイズの収納付きベッドの種類
ダブルサイズの収納付きベッドのベッド下に引き出しが付いたタイプは、一般的なタイプの収納付きベッドの中でも最もポピュラーなタイプです。
寝室に置きっぱなしになりがちなお洋服、着替え、パジャマ、シーツなど整理整頓して収納することができます。
ヘッドボードに棚のある、収納スペースが付いたタイプは、目覚まし時計、スマホ、小さな化粧品や観葉植物、本やDVDを収納するのに便利です。
ベッドの頭部分に照明器具が付いているタイプなら、寝室に柔らかい光を灯せます。
読書や瞑想の習慣がある方に、ぜひ。
夜中にトイレに起きた時にも、防災上にも安心して眠りにつけますね。
お部屋のスペースや収納するものに合わせて、最適なタイプを選んで快適な寝室を実現しましょう。
収納付きダブルベッドの価格帯
収納付きダブルベッドの価格帯は、ベッドの部材に使用している材料や機能性、ブランド、販売店などで、値段が左右されます。
一般的に、低価格帯の収納付きダブルベッドは10万円未満、中価格帯は10万円から20万円程度、高価格帯は20万円を超えるものが多いです。
最新のデザインや高機能なものは、30万円以上の価格帯もあります。
価格が高くなるほど、高品質な部材を使用していたり、より洗練された美しいデザインのもの、高機能なものが多くなるのは、必然ですね。
セールを利用するという手もあります。
予算内に収まる値段の収納付きダブルベッドをお買い求めいただけることでしょう。
お好みのデザインに合った収納付きダブルベッドを選びましょう。
ダブルサイズの収納付きベッドのお手入れ方法
お気に入りのダブルサイズの収納付きベッドを買ったけど、永く大切に使いたいな。
どんなお手入れ方法があるのでしょうか?
ダブルサイズの収納付きベッドは、汚れが目立ってきた場合、お手入れが必要になります。
毎日の掃除では、ベッド周りを掃除機で吸い取るか、柔らかい布でふき取ってください。
毎日、お手入れをしていれば、汚れが付着しにくくなり、いつも気持ちよく安眠できます。
シーツや枕カバーは、一番体に近い場所で、寝ている間に寝汗や皮脂を吸い込んでいるものです。
定期的に洗濯することで、清潔を保ちましょう。
引き出しや収納スペースに入れているものが汚れてしまった場合、すぐ収納物をを取り出してください。
収納していたものを洗う、拭き取る、乾かすなどお手入れをしてくださいね。
ベッド収納部分の汚れは、最初に掃除機などで内側のホコリを掃除してください。
収納部分の表面には、柔らかい布でふき取るか、中性洗剤を使った布で、汚れを落としましょう。
強い力でこすったり、溶剤を使ったりするのは避けてください。
ベッドフレームは、布や革、木材など素材によって違いがあります。
布や革の場合は、汚れた場所に湿った布で優しく拭いてください。
木材の場合は、乾いた布で拭き、木目に沿って磨いてください。
日々のお手入れをしっかり行うことで、清潔で快適な寝室を実現しましょう。
収納付きダブルサイズベッドのおすすめ商品
おしゃれ モダンライト・棚・コンセント・引き出し収納ベッド【Farben】ファーベン
モダンライト・棚・コンセント・収納ベッド【Farben】ファーベン
どんなお部屋にも、映える。
男女兼用で置ける、フレキシブルなデザイン。
デザインも、機能も、収納力も。
すべてを手に入れた、欲張りなエレガント。
スマホ、眼鏡、本などの必需品を枕元に集めて、置く。
ベッドに横になってもすぐに届くから、優雅に過ごせる。
スマホの充電も、一晩中、コンセントに差して完了。
ほんのり灯ったライトで、一日を終える。
健康的な眠りは、まず、リラックスタイムから。
寝室を充実させて、日々を上質に過ごす。
安い モダンライト・コンセント収納ベッド【Modellus】モデラス
モダンライト・コンセント収納ベッド【Modellus】モデラス
大人のホテルライフを自宅の寝室に再現。
華麗なるラグジュアリー。
3杯の引き出し収納で、寝室では物を見せない収納が完成。
左右どちらにでも設置できる引き出しだから、模様替えにも引っ越しにも、引き出し収納が移動可能。
ヘッドボード周りに、スマホや本が置ける。
ほのかに枕元を照らす優しいライト。
リラックスタイムに贅沢感を醸し出す。
夜中に目が覚めても、防災上にも、安心。
お客様組立 大容量収納 コンセント・チェストベッド【Spass】シュパース
お客様組立 コンセント・チェストベッド【Spass】シュパース
こだわりの安定感と高級感。
本格派の美しい佇まい。毎晩、安眠できる心地よさ。
一人暮らしのワンルームでも、収納力がバツグン。
浅型、深型の引き出しで分類しながら、片づけられます。、
ベッド下の空いたスペースには、長い物を収納できます。
寝室のインテリアを邪魔しない、
ボックス構造の引き出しはフラットなデザイン。
ヘッドボードからのシンプルなラインが、飽きさせない。
大好きな小物雑貨を並べて、眺める、喜び。
店主の解説
あなたの寝室に革命を!収納タイプ別メリット・デメリット徹底比較
こんにちは!「眠り姫」店主の佐藤です。
ベッド一筋17年、数えきれないほどのお客様の寝室づくりをお手伝いしてまいりました。
その中でも、特にご相談が多いのが、この「収納付きダブルベッド」です。
省スペースと収納力アップを同時に叶える、まさに現代の寝室の救世主ですよね。
一言で収納付きベッドと言っても、実はいくつかのタイプがあり、ご自身のライフスタイルや寝室のレイアウトに合わないものを選んでしまうと、「思ったより使いにくい…」「引き出しが開けられない!」なんて後悔に繋がることも少なくありません。
そこで今回は、店主の私が、それぞれの収納タイプの特徴を徹底的に比較解説いたします。
これを読めば、あなたにとって最高のパートナーとなる一台がきっと見つかるはずです。
1. 最もスタンダード「引き出し収納タイプ」
ベッド下の両サイド、あるいは片側に2杯程度の引き出しが付いている最もポピュラーなタイプです。
メリットは、なんと言ってもその手軽さ。
ベッドに腰掛けたまま、あるいは横になったままでも、パジャマや下着、リネン類など、頻繁に使うものをサッと取り出せます。
構造が比較的シンプルなため、お求めやすい価格帯のモデルが多いのも魅力です。
最近では、お部屋のレイアウトに合わせて引き出しの左右を組み立て時に選べる商品も増えており、柔軟性が高いのも嬉しいポイントです。
デメリットとしては、引き出しを最大限に引き出すためのスペースがベッドの横に必要になる点です。
壁際にぴったりつけて設置する場合や、サイドテーブルを置く場合は、引き出しが完全に開けられるか、事前にしっかりと採寸する必要があります。
構造上、ベッド下全面を収納に使えるわけではないため、収納力は次に紹介する跳ね上げ式に比べるとやや劣ります。
2. 圧倒的な収納力「跳ね上げ式収納タイプ」
まるで車のトランクのように、床板をマットレスごと持ち上げることで、ベッド下がまるごと巨大な収納スペースになるのが「跳ね上げ式」です。
メリットは、その圧倒的な収納力に尽きます。
スーツケースや季節外れの布団、扇風機やヒーターといった季節家電など、大きくて置き場所に困るものをスッキリと隠して収納できます。
まさに「押入れが一つ増える」感覚ですね。
ガス圧式ダンパーの力で女性でもスムーズに開閉できるモデルがほとんどで、力の心配もいりません。
引き出しスペースが不要なため、お部屋のレイアウトを全く選ばないのも大きな強みです。
デメリットは、その構造の複雑さから、価格が比較的高価になる傾向があることです。
開閉時にある程度の高さが必要になるため、天井の高さや、ベッドの上に照明器具がないかを確認する必要があります。
頻繁に使うものを入れるというよりは、オフシーズンのものを長期保管するのに向いていると言えるでしょう。
3. まさに“ベッドタンス”「チェストベッドタイプ」
引き出し収納タイプをさらに進化させ、浅型・深型の引き出しが5杯以上も備わっている、まさにタンスのような収納力を持つのが「チェストベッド」です。
引き出しの反対側も長物収納スペースになっていることが多く、収納力では最強クラスと言えます。
メリットは、その整理整頓のしやすさです。
様々なサイズの引き出しがあるため、衣類、小物、タオルなどを分類して収納でき、どこに何があるか一目瞭然。
お部屋からタンスをなくすことができるので、空間をより広く有効活用できます。
デメリットは、収納力を確保するためにベッド全体の高さが高くなる傾向があることです。
小柄な方やお子様が使う場合は、少し上り下りがしにくく感じるかもしれません。
引き出し収納タイプと同様に、引き出しを引き出すスペースが必要になります。
いかがでしたでしょうか。
ご自身の寝室の広さ、収納したいもの、そして使う頻度を想像しながら、最適な一台を選んでみてください。
ご不明な点があれば、いつでも店主の佐藤にご相談くださいね。
収納ベッドの寿命が変わる!フレームの素材と構造の見極め方
店主の佐藤です。
お客様がベッドを選ばれる際、デザインや収納量に目が行きがちですが、実は私が17年間で最も重要だと感じているのは、ベッドの「骨格」であるフレームの素材と構造です。
特に収納付きベッドは、通常のベッドよりも多くのパーツで構成され、荷重がかかる部分も多いため、この骨格の強さが寝心地や寿命に直結します。
毎日体を預ける大切な家具だからこそ、見えない部分にもこだわって、長く安心して使える一台を選んでいただきたい。
そんな想いで、プロが見るべきポイントをこっそりお教えします。
1. フレームの「素材」を知る
ベッドフレームの印象と耐久性を決めるのが素材です。
主に「化粧繊維板」と「天然木」が使われます。
・化粧繊維板(プリント紙化粧繊維板、MDFなど)
木材を繊維状にして固めた板に、木目などを印刷したシートを貼り付けたものです。
メリットは、デザインのバリエーションが非常に豊富で、モダン、ヴィンテージ、北欧風など、どんなお部屋にも合わせやすいこと。
比較的安価で、水や汚れに強い加工がされているものも多く、お手入れが簡単です。
注意点として、安価すぎる商品の中には表面のシートが剥がれやすかったり、湿気で板が反ってしまったりするものもあります。
「眠り姫」で扱う商品は、一定の品質基準をクリアした、芯材がしっかりとしたものだけを厳選していますのでご安心ください。
・天然木(桐、パインなど)
本物の木をそのまま、あるいは集成材として使用したものです。
メリットは、なんと言ってもその風合いと温もり。
一つとして同じ木目がない、世界に一つだけのベッドになります。
天然木には調湿効果があり、寝室の湿度を快適に保ってくれる働きもあります。
特に「桐」は、古くからタンスの材料として使われるほど防虫・防腐・調湿効果に優れ、収納付きベッドの床板としては最高の素材と言えるでしょう。
デメリットは、デリケートで傷がつきやすいことや、化粧繊維板に比べて高価になる傾向があることです。
2. 快眠と耐久性を左右する「床板」の構造
マットレスを支え、湿気を逃がす重要なパーツが床板です。
ここに手を抜いているベッドは絶対に選んではいけません。
・すのこ仕様
これは収納付きベッドを選ぶ上での必須条件と言っても過言ではありません。
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われ、その湿気はマットレスを通して下に抜けていきます。
床板が板で塞がれていると、湿気の逃げ場がなくなり、マットレスや収納したものにカビが発生する原因になります。
通気性抜群の「すのこ仕様」なら、湿気を効果的に放出し、一年中快適な睡眠環境を保ってくれます。
・布張り床板
すのこの上に布を張ったタイプもあります。
すのこの通気性を保ちつつ、収納スペースにホコリが落ちるのを防ぐというメリットがあります。
マットレスへの当たりも優しくなるため、きしみを軽減する効果も期待できます。
3. 見逃しがちでも重要な「構造」のチェックポイント
・耐荷重:ダブルベッドの場合、大人二人が寝ることを想定し、最低でも200kg以上の耐荷重があるかを確認しましょう。
お子様と一緒に寝ることも考えると、余裕があるに越したことはありません。
・引き出しの作り:引き出しタイプの場合、「スライドレール」が付いているかを確認してください。
レールがないと、重いものを入れた時に開閉が非常に困難になります。
引き出しの底板がしっかり補強されているかも、長く使うための重要なポイントです。
ぱっと見のデザインだけでなく、こうした素材や構造の違いを理解することで、あなたのベッド選びは格段にレベルアップします。
ぜひ、賢い選択で、長く愛せるパートナーを見つけてください。
収納ベッドの湿気は大丈夫?プロが教えるカビさせない極意
「眠り姫」店主の佐藤です。
収納付きベッドをご検討中のお客様から、最も多く寄せられるご質問が「収納部分の湿気やカビは大丈夫?」というものです。
これは非常に重要なポイントです。
特に日本は湿気が多く、対策を怠ると、大切な衣類や寝具がカビの被害にあってしまう可能性があります。
ご安心ください。
17年間、数々のお客様のお悩みに応えてきた私が、購入時のベッド選びから、購入後の日々のメンテナンスまで、収納ベッドを長く清潔に使い続けるための「湿気対策の極意」を伝授いたします。
なぜ、収納付きベッドは湿気が溜まりやすいのか?
理由は大きく二つあります。
一つは、先ほども少し触れましたが「寝汗」です。
人が一晩にかく汗は、マットレスを通過し、その下の床板部分に溜まっていきます。
もう一つは、「空気の滞留」です。
ベッド下の収納スペースは、どうしても密閉された空間になりがちで、空気が循環しにくいため、湿気がこもりやすくなるのです。
この二つの原因を理解し、正しく対策すれば、何も恐れることはありません。
【購入時にできる対策】カビさせないベッド選びのポイント
カビ対策はベッド選びの段階から始まっています。
絶対条件は「すのこ仕様」の床板を選ぶこと。
これ以上に重要なことはありません。
板状の床板では湿気の逃げ道が全くなく、カビの温床となってしまいます。
すのこには隙間があるため、空気が通り、湿気を効果的に外部へ逃がしてくれます。
調湿効果に優れた「桐」のすのこであれば、さらに安心感が高まります。
「眠り姫」では、お客様に安心して長くお使いいただくため、収納付きベッドは通気性の良いすのこ仕様のものを中心にラインナップしています。
可能であれば、ベッドフレーム自体に少し脚が付いているデザインを選ぶのも一つの手です。
ベッド下と床の間に少しでも空間があれば、空気の流れが生まれ、湿気がこもるのを防ぐ助けになります。
【購入後にできる対策】日々のひと手間で快適を維持する
どんなに良いベッドを選んでも、日々のメンテナンスは欠かせません。
といっても、難しいことは何もありません。
1. 定期的に収納部分を「換気」する
最も簡単で、最も効果的な方法です。
週に一度でも構いませんので、収納部分の引き出しや扉を全開にして、お部屋の窓を開けて空気を入れ替えましょう。
梅雨の時期などは、扇風機やサーキュレーターで収納部分に直接風を送ってあげると、驚くほど効果があります。
2. 「除湿アイテム」を賢く活用する
収納スペースの四隅に、市販の置き型除湿剤を設置しましょう。
これだけでも湿気の吸収に大きく貢献します。
マットレスと床板の間に「除湿シート」を敷くのも非常におすすめです。
寝汗を直接吸収し、下に湿気が抜けるのを防いでくれる、いわば最後の砦です。
除湿剤も除湿シートも、定期的な交換や天日干しを忘れないでくださいね。
3. 収納物の「詰め込みすぎ」に注意
収納力があるからといって、衣類などをぎゅうぎゅうに詰め込むのはNGです。
空気の通り道をなくしてしまい、湿気がこもる原因になります。
8割程度の収納を心がけ、ゆとりを持たせることが大切です。
これらのポイントを少し意識するだけで、あなたの収納付きダブルベッドは、便利なだけでなく、いつでも清潔で快適な空間であり続けます。
大切な寝具や衣類を湿気やカビから守り、気持ちの良い毎日をお過ごしください。
ダブルサイズの収納付きベッドに関して店主の見解
「チェストベッド」vs「跳ね上げ式」。
お二人の収納スタイルに合う、本当のおすすめは?
「収納付き」のダブルベッドには、大きく分けて二つの収納タイプが存在します。
それは、日常の衣類などの収納に便利な「チェストベッド(引き出し式)」と、ベッド下が丸ごと巨大な収納庫になる「跳ね上げ式」です。
どちらも素晴らしい収納力を誇りますが、その特性は大きく異なります。
店主としての私の見解は、お二人の暮らしの中で「何を」「どのくらいの頻度で」収納したいかによって、最適な選択は明確に分かれる、というものです。
■【整理整頓と日々の使い勝手なら】チェストベッド(引き出し式)
ベッドの片側、あるいは両側に、複数の引き出しが付いているタイプです。
タンスとベッドが一体化したような構造で、非常に人気があります。
- こんなお二人におすすめ:寝室にタンスを置きたくない、衣類やタオル、下着類など、こまめに使うものを整理整頓したいお二人。
「夫の引き出し」「妻の引き出し」といったように、種類ごと、あるいは、使う人ごとに引き出しを割り当てる、といった使い方も可能です。
寝具を動かす必要がなく、思い立ったらすぐに目的の物を取り出せる、アクセスの良さが最大の魅力です。
- 注意点:引き出しを全開にするためのスペースが、ベッドの側面に必要になります。
■【最大容量と大物収納なら】跳ね上げ式ベッド
床板部分が、車のトランクのようにガス圧の力でスムーズに持ち上がり、ベッド下が丸ごと一つの巨大な収納スペースになるタイプです。
- こんなお二人におすすめ:オフシーズンの物や、年に数回しか使わない物を、生活空間から完全に隠してしまいたいお二人。
内部に仕切りがないため、スーツケースやゴルフバッグ、来客用の布団一式、扇風機などの季節家電といった、長くてかさばる「大物」を、形を気にせずそのまま収納できます。
収納容量では、あらゆるベッドの中で最大級を誇ります。
- 注意点:収納されている物を取り出すには、一度マットレスや寝具を持ち上げる必要があります。
日常的に頻繁に出し入れする物の収納にはあまり向いていません。
【店主の見解】
もしあなたが、収納ベッドを「二人のタンスの代わり」としてお考えなら「チェストベッド」を。
もし「二人の押入れの代わり」としてお考えなら「跳ね上げ式ベッド」を選ぶのがおすすめです。
二人で長く使うための「頑丈さ」。
BOX構造と中央脚が、必須条件であるという私の見解
収納付きのダブルベッドは、お二人の体と、たくさんの荷物の重さを、長年にわたって支え続ける、非常にタフな役割を担います。
フレーム選びで最も重要視すべきは、その「頑丈さ」です。
店主としての私の見解は、その頑丈さの証は、ベッドの見えない部分である「引き出しの構造」と「中央の支え」にこそ、如実に表れる、というものです。
■品質と清潔さの証、「BOX構造」
高品質なチェストベッド(引き出し式収納ベッド)は、その引き出し部分が、工場で頑丈に組まれた完成品の「箱」になっている「BOX構造」を採用しています。
- なぜ重要か:このBOX構造は、引き出しの箱自体がベッドの土台となるため、マットレスと大人二人の体重を「面」全体でしっかりと支えます。
きしみや揺れが極めて少なく、抜群の安定感を誇ります。
私の見解では、お二人で長く使うことを前提とするならば、この「BOX構造」は、絶対に譲れない必須条件です。
- もう一つのメリット「防塵性」:BOX構造の引き出しは、気密性が高く、ベッド下のホコリが内部に侵入するのを徹底的にブロックします。
お二人の大切な衣類を、いつでも清潔な状態で保管できます。
■耐久性の生命線、「中央脚(センターレッグ)」
特にダブルベッド以上のサイズで重要になるのが、ベッドの中央部分を支える「中央脚」の存在です。
ダブルベッドは横幅が140cmあります。
この広い幅の中央部分は、マットレスと大人二人の重みが最も集中する、構造上の弱点となりやすい場所です。
もし、この中央部分に支えがないと、長年の使用で床板が徐々にたわみ、マットレスが中央に向かって沈み込む「谷間」ができてしまいます。
品質の高いダブルベッドフレームには、必ず、ベッドの中央を支える「中央脚」が付いています。
この一本の脚があるかないかで、ベッドの耐久性は全く異なります。
私の見解では、中央脚のないダブルベッドフレームは、長期的な使用を前提とした設計とは言えません。
私の見解は、こうです。
お二人で使う大切なダブルベッドを選ぶなら、デザインや価格だけでなく、ぜひ、そのベッドが、お二人の未来までを支える「BOX構造」と「中央脚」という、誠実な作り込みを持っているかどうかを、あなたの厳しい目で、確かめてみてください。
二人で快適に眠るための寝具選び。
「揺れないマットレス」と「取り合わない掛け布団」
最高の収納力を持つ、ダブルベッドフレームが見つかったとしても。
それだけでは、お二人の快適な眠りは完成しません。
店主としての私の見解は、最高のフレームとは、最高の寝心地を生み出すための、あくまで最高の「舞台」であり、その上で最高のパフォーマンスを演じる「主役(寝具)」を選んでこそ、その真価が発揮される、というものです。
ここでは、お二人の眠りを最高の時間にするための、寝具選びの秘訣を伝授します。
秘訣1:マットレスは「揺れの伝わりにくさ」で選ぶ
お二人で使うダブルベッドのマットレスを選ぶ上で、最も重要な性能。
それは、隣で寝ている人の寝返りの振動が伝わりにくい「独立コイル構造」であることです。
安価なベッドセットに多い「ボンネルコイル」は、コイル全体が連結しているため、パートナーの動きがベッド全体に伝わり、眠りを妨げる原因となります。
私どもが絶対的におすすめするのは「ポケットコイルマットレス」です。
一つ一つのコイルが独立しているため、揺れがほとんど伝わりません。
お互いの動きを気にすることなく、それぞれが自分の眠りに集中できます。
秘訣2:「掛け布団の取り合い」問題を、根本から解決する
ダブルベッドで眠るカップルの、永遠のテーマとも言える「掛け布団の取り合い」。
これも、工夫次第で解決できます。
- 方法A:ワンサイズ大きい「クイーンサイズ」の掛け布団を使う
掛け布団の幅に余裕が生まれるため、寝返りを打っても、布団が引っ張られにくくなります。
- 方法B:いっそ「シングルサイズ」の掛け布団を2枚使う
私の見解では、これが究極の解決策です。
「布団の取り合い」が物理的に起こりえませんし、「夫は暑がり、妻は寒がり」といった、お二人の体感温度の違いも、それぞれが好きな厚みの布団を選ぶことで、完全に解決できます。
秘訣3:ベッドの「高さ」も考慮する
大容量収納ベッドは、フレーム自体が高くなる傾向があります。
ここに、厚すぎるマットレスを乗せると、ベッド全体が高くなりすぎ、乗り降りが大変になることがあります。
寝心地と使いやすさを両立する、
厚み20cm前後のマットレスを選ぶのが、おすすめです。
私の最終的な見解は、こうです。
本当におすすめのダブル収納ベッドとは、単体のフレームのことではありません。
それは、
頑丈なフレームを土台とし、揺れないポケットコイルマットレスを乗せ、そして、お二人の眠りのスタイルに合った掛け布団を組み合わせた、睡眠システム全体のことなのです。