こんにちは!ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
お子様が生まれ、家族が増える。
それは、何にも代えがたい喜びですよね。
そして、多くのご家庭が一度は「家族みんなで川の字になって眠りたい」と考えるのではないでしょうか。
その時間は、本当に温かく、かけがえのない宝物です。
あっという間に過ぎ去ってしまう時間でもあります。
だからこそ、その大切な時期に使うベッドは、ただ眠るだけの道具ではなく、家族の時間を育み、子供の成長と共に変化していける、特別な一台であってほしい。
この記事では、そんな想いを叶える「長く使えるすのこファミリーベッド」の魅力と選び方を、私の17年間の知識と経験を全て注ぎ込んで、詳しくお話しさせていただきます。
家族で「川の字」で眠る幸せ いつから始める?いつまで使える?
パパとママの間に挟まれて、すやすやと眠る我が子の寝顔。
家族で「川の字」になって眠る時間は、子育ての中でも特に幸せを感じる瞬間のひとつではないでしょうか。
この貴重な時間を、安全で快適なものにするために、ファミリーベッドはいつから使い始め、いつ頃まで使えるものなのでしょうか。
ここでは、添い寝を始める時期と、その大切な期間についてお話しします。
添い寝はいつから?ベビーベッド卒業後の選択肢として
「添い寝はいつから始めるのが良いですか?」というご質問は、お客様から非常によくいただきます。
もちろん、ご家庭の考え方や住環境によって様々ですが、一つの大きな節目となるのが「ベビーベッドの卒業」です。
新生児期は、安全性の観点からベビーベッドで寝かせることが推奨されていますが、お子様が寝返りを打つようになったり、つかまり立ちを始めたりすると、ベビーベッドの柵を乗り越えて転落する危険性が出てきます。
一般的には、生後6ヶ月から1歳半頃に、このタイミングを迎えるご家庭が多いようです。
このベビーベッドを卒業した後の選択肢として、ファミリーベッドでの添い寝が現実的になってきます。
ただし、まだ身体の小さい赤ちゃんとの添い寝で最も重要なのは「安全性」です。
特に注意したいのが、窒息のリスクです。
大人用の柔らかいマットレスや掛け布団は、赤ちゃんの顔が埋もれてしまう危険性があります。
マットレスはある程度の硬さがあるものを選び、掛け布団は赤ちゃん用の軽いものを使うか、スリーパーなどを活用して、顔にかからないように工夫することが大切です。
ベッドからの転落も心配です。
壁際にベッドを配置したり、ベッドガードを取り付けたり、あるいは後述する「ロータイプ」のベッドを選ぶなどの対策が不可欠です。
これらの安全対策をしっかりと講じることを前提に、ベビーベッド卒業後から、家族みんなでの新しい眠りのステージをスタートさせるご家庭が一般的です。
「一人で寝る」まで お子様の心の成長に寄り添う添い寝期間
では、その幸せな添い寝の時間は、いつまで続くのでしょうか。
これもお子様の個性やご家庭の方針によって大きく異なりますが、一般的には小学校に入学する前後、6歳から8歳くらいで「自分の部屋で一人で寝たい」と言い出すお子様が多いようです。
もちろん、もっと長くパパやママと一緒に眠りたい、というお子様もいます。
大切なのは、年齢で区切ることではなく、お子様の「心の成長」に寄りそってあげることです。
親の温もりを感じながら眠ることで、お子様は深い安心感を得て、自己肯定感を育むことができると言われています。
夜中に怖い夢を見て目を覚ました時、隣にパパやママがいる安心感は何物にも代えがたいものです。
この添い寝の期間は、親子の絆を深め、お子様の情緒を安定させる上で、非常に重要な時間なのです。
そして、お子様が自ら「一人で寝てみる!」と言い出した時が、添い寝の卒業のタイミングです。
それは、お子様が一つ大人になった証であり、親として寂しくも、誇らしい瞬間でしょう。
ファミリーベッドの素晴らしい点は、この「始まりから卒業まで」の長い期間、家族の形に合わせて寄り添い続けてくれることです。
最初は家族みんなで使い、お子様が成長したら分割して子供部屋で使う。
数年間で役目を終えるのではなく、10年、15年と、家族の歴史と共にあり続けることができるのです。
だからこそ、添い寝を始めるタイミングで、将来まで見据えた「長く使える」品質のベッドを選ぶことが、非常に重要になってくるというわけです。
汗っかきな子供にこそ「すのこ」!快適な眠りをサポートする通気性
お子様と一緒に眠っていると、その寝汗の量に驚かされることはありませんか?子供は「汗っかき」とよく言われますが、それにはちゃんとした理由があります。
そして、その大量の汗は、放置するとカビやダニの原因となり、お子様の健康を脅かすことにもなりかねません。
ここでは、なぜお子様にこそ「すのこ」ベッドが最適なのか、その理由を詳しく解説します。
子供の睡眠と体温調節のメカニズム
子供、特に乳幼児がたくさん汗をかくのは、身体の機能が未熟なためです。
大人は、暑い時だけでなく、体温を効率的に下げるために、皮膚の血流を増やしたり、発汗をコントロールしたりと、様々な方法で体温を調節しています。
子供はまだこうした自律神経系の体温調節機能が十分に発達していません。
身体にこもった熱を放出する主な手段が「汗をかくこと」になるのです。
子供は大人に比べて身体の大きさに比して基礎代謝量が多く、常にたくさんの熱を産生しています。
つまり、体温が上がりやすい体質なのです。
快適な睡眠には、深部体温(身体の内部の温度)がスムーズに下がることが不可欠ですが、この体温調節がうまくできないと、寝苦しさを感じて夜中に何度も目を覚ましてしまう原因になります。
大人が思う以上に、子供は一晩で大量の汗をかいて、一生懸命に体温を下げて、深く眠ろうと頑張っているのです。
この生理的なメカニズムを理解すると、お子様のために私たちがしてあげられることは、その汗を素早く吸収し、発散させてあげる環境を整えることだと分かります。
寝具が汗でジメジメしていると、気化熱で体温を下げることができず、寝苦しいだけでなく、汗が冷えて寝冷えの原因にもなってしまいます。
お子様の健やかな成長に不可欠な「質の高い睡眠」を守るために、寝具の通気性がいかに重要か、お分かりいただけるかと思います。
カビ・ダニから守る!すのこが作る衛生的な睡眠環境
お子様がたくさんかく汗は、寝具に吸収され、湿気となってマットレスや敷布団の下に溜まります。
この「湿気」と、人の体温という「温度」、そして皮脂やフケなどの「栄養」が揃うと、カビやダニにとってそこは天国のような繁殖環境になってしまいます。
通気性の悪い板状の床板を使っていると、湿気の逃げ場がなくなり、マットレスの裏側が数ヶ月で真っ黒なカビだらけに…という悲劇も起こりかねません。
カビの胞子やダニの死骸・フンは、アレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎などを引き起こすアレルゲン(抗原)です。
まだ免疫力の弱いお子様が、一日の多くの時間を過ごすベッドで、知らず知らずのうちに大量のアレルゲンを吸い込んでしまうとしたら、これほど怖いことはありません。
そこで絶大な効果を発揮するのが、「すのこ」の床板です。
すのこの板と板の間の隙間が、湿気を下へと逃がす「空気の通り道」となり、マットレスの下に湿気がこもるのを強力に防いでくれます。
カビやダニが繁殖しにくい、常にドライで衛生的な睡眠環境を保つことができるのです。
毎日布団を干したり、重たいマットレスを立てかけたりする手間を大幅に軽減してくれる、非常に合理的な解決策です。
汗っかきで、肌もデリケートで、免疫力もまだ弱い。
そんな大切なお子様を、目に見えないアレルギーの脅威から守ってあげること。
それは、ベッドを提供する私たちの使命であり、親としての愛情の表れでもあると、私は考えています。
だからこそ、お子様と眠るファミリーベッドには、「すのこ」が絶対に欠かせないのです。
小さなお子様の転落防止にも 低い「ロータイプ」が人気の理由
お子様との添い寝で、保護者の方が最も心配されることの一つが「ベッドからの転落」です。
大人が思う以上に、子供は眠っている間によく動きます。
そんな元気なお子様と安心して眠るために、今、絶大な人気を誇っているのが「ロータイプ」のファミリーベッドです。
ここでは、その人気の理由を詳しく見ていきましょう。
万が一の時も安心 高さがもたらす絶大な安全性
ロータイプのベッドは、その名の通り、床からの高さが非常に低く設計されているのが最大の特徴です。
脚が付いている一般的なベッドに比べて、マットレスを置く床板の位置が地面に近いため、寝床全体の高さを抑えることができます。
この「低さ」が、お子様の安全にとって絶大な効果をもたらします。
どんなに寝相が悪いお子様でも、万が一ベッドから転がり落ちてしまったとしても、その高さが低いことで、大きな怪我につながるリスクを最小限に食い止めることができるのです。
これが、高さのあるベッドだと、打ちどころが悪ければ骨折などの大怪我につながる可能性もゼロではありません。
寝返りを覚えたばかりの赤ちゃんや、まだ自分の身体の大きさを把握しきれていない幼児期のお子様にとっては、この「高さ」のリスクは無視できません。
市販のベッドガードを取り付けるという方法もありますが、ベッドガードとマットレスの間に挟まってしまうといった、別の事故のリスクも報告されています。
その点、ローベッドであれば、ベッドガードがなくても、あるいは壁際にベッドを寄せるという簡単な対策だけで、転落に対する不安を大幅に軽減することができます。
「夜中に、子供がベッドから落ちていないか心配で、何度も目が覚めてしまう…」そんな保護者の方のストレスを解消し、親子ともに朝までぐっすりと眠れる。
この安心感こそが、ロータイプのファミリーベッドが子育て世代から圧倒的な支持を集める最大の理由なのです。
開放感と親子の目線 ローベッドが育む家族の一体感
ローベッドの魅力は、安全性だけではありません。
お部屋のインテリアや、家族のコミュニケーションにも良い影響を与えてくれます。
家具としての高さが低いため、お部屋に置いた時の圧迫感がありません。
天井までの空間が広くなることで、視覚的に寝室が広々と感じられ、開放的な空間を演出することができます。
日本の住宅事情、特に広さが限られがちなマンションの寝室などでは、非常に大きなメリットと言えるでしょう。
そしてもう一つ、私が見逃せないと感じているのが、「親子の目線が近くなる」という点です。
床に近い低い位置で眠ることで、お子様がベッドの周りで遊んでいる時でも、ベッドに腰掛けたパパやママと、お子様の目線の高さが自然と近くなります。
お子様に安心感を与え、より円滑なコミュニケーションを促す効果があると言われています。
ベッドの上で一緒に絵本を読んだり、ゴロゴロとじゃれ合ったり。
そんな家族団らんの時間が、より温かく、一体感のあるものになるはずです。
ベッドを単なる「寝る場所」としてだけでなく、日中の多くの時間を過ごす「家族の居場所」として捉えた場合、このローベッドの持つ親しみやすさ、空間との一体感は、非常に大きな価値を持ちます。
安全性という機能的なメリットと、開放感や一体感という心理的なメリット。
この両方を兼ね備えているからこそ、ロータイプのファミリーベッドは、家族の時間を大切にしたいと願う多くのご家庭にとって、最高の選択肢の一つとなっているのです。
今は一緒に、将来は分割して 1台で2度おいしい連結ベッドの経済性
「子供が大きくなったら、この大きなベッドはどうするの?」ファミリーベッドを検討する際に、誰もが考える当然の疑問です。
ご安心ください。
多くのファミリーベッドは、お子様の成長に合わせてその姿を変える、魔法のような「可変性」を持っています。
ここでは、ファミリーベッドが持つ驚きの経済性についてお話しします。
ライフステージの変化に対応する「可変性」という価値
ファミリーベッドの多くは、実はシングルやセミダブルといった、既存のサイズのベッドを2台以上「連結」して作られています。
幅200cmのワイドキングサイズならシングルベッド2台、幅240cmならセミダブルベッド2台、といった具合です。
専用の金具でフレーム同士をがっちりと固定することで、まるで一枚の大きなベッドのように、隙間なく安全に使うことができます。
そして、この構造こそが、ファミリーベッドの最大の強み「分割利用」を可能にします。
お子様が成長し、小学生、中学生となって「自分の部屋で一人で寝たい」と言い出す日が来た時。
それが、このベッドが二度目の活躍をする時です。
あれほど大きく感じたファミリーベッドも、連結金具を外せば、あっという間に元の2台のベッドに戻ります。
シングル2台を連結していたなら、1台をご夫婦の寝室に、もう1台をお子様の新しい部屋に設置する。
たったこれだけで、新たに子供用のベッドを買い足す必要がなくなるのです。
長期的に見ると非常に大きな経済的メリットです。
お子様の成長という、家族にとって最も喜ばしいライフステージの変化に、無駄な出費をすることなく、今ある家具を活かしながら柔軟に対応できる。
単に「節約」という言葉だけでは表せない、「賢い選択」という価値だと私は思います。
購入時には少し高価に感じられるかもしれませんが、10年、15年という長いスパンで考えれば、その価値は計り知れません。
分割後も美しいデザイン 長く愛せるベッドフレームの選び方
将来的に分割して使うことを前提とするならば、ベッドを選ぶ際にもう一つ、ぜひ注目していただきたいポイントがあります。
それは、「分割した後も、単体のベッドとして美しいか」というデザイン性の視点です。
ベッドの中には、連結して使うことだけを考えて設計されているため、分割するとヘッドボードのバランスが悪く見えたり、連結金具を取り付けた穴が目立ってしまったりと、少し不格好に見えてしまうものも残念ながら存在します。
せっかくお子様の新しい門出にプレゼントするベッドが、どこか「お下がり感」のあるデザインだったら、少し寂しいですよね。
本当に品質の高いファミリーベッドは、設計の段階から、分割して使う未来までしっかりと見据えています。
単体のベッドとしても、シンプルで飽きのこない、美しいデザインを保てるように計算されているのです。
ヘッドボードのデザインはもちろん、連結金具の取り付け部分が目立たないような工夫が凝らされているか、サイドフレームの仕上げは丁寧か、といった細部をチェックしてみましょう。
素材も重要です。
天然木の無垢材を使ったベッドなどは、使い込むほどに風合いが増し、傷さえも家族の思い出として愛おしく感じられるようになります。
流行り廃りのない、普遍的で質の高いデザインのベッドを選ぶこと。
それが、お子様が成長し、いつかそのベッドを巣立っていくその日まで、家族みんなが愛着を持って使い続けられる、本当の意味で「長く使える」ベッド選びの秘訣です。
あると便利!絵本の読み聞かせに役立つ「照明・棚付き」ベッド
一日の終わりに、ベッドでお子様に絵本を読んであげる。
そんな穏やかな時間を、毎日の習慣にしているご家庭も多いのではないでしょうか。
この、親子の絆を深める大切なひとときを、もっと快適で、もっと特別なものにしてくれるのが、ヘッドボードに付いた「照明」と「棚」です。
ここでは、その便利な機能についてご紹介します。
眠る前の特別な時間 読み聞かせを彩る柔らかな光
お子様を寝かしつける際、寝室の照明はどうしていますか?天井のシーリングライトを煌々とつけたままでは、明るすぎてお子様の目が冴えてしまい、なかなか寝付けない原因になります。
かといって、完全に真っ暗にしてしまうと、絵本を読むことができません。
そんなジレンマを解決してくれるのが、ヘッドボードに内蔵された「照明(ライト)」です。
この照明は、直接的で強い光ではなく、手元を優しく照らす間接照明のような、柔らかな光で設計されているのが特徴です。
この穏やかな光が、お子様を興奮させることなく、眠りに向かう心をリラックスした状態に導いてくれます。
絵本のカラフルな挿絵も、この温かみのある光の下では、より一層魅力的に見えることでしょう。
まるで、小さな舞台のスポットライトのように、親子の特別な時間と空間を演出してくれます。
夜中に授乳やおむつ替えで起きる必要がある場合にも、この手元灯は非常に役立ちます。
部屋全体の電気をつけることなく、必要最低限の明るさを確保できるため、隣で眠っている家族を起こしてしまう心配もありません。
近年では、省エネで長寿命、かつ熱くなりにくいLED照明が主流なので、電気代や安全面でも安心です。
この小さな光があるだけで、眠る前のひとときはもっと豊かに、そして夜中のもしもの時も、もっと安心になるのです。
メガネ、絵本、お水 枕元を整理する「小さな書斎」
照明と共に、ヘッドボードにあると非常に便利なのが「棚(宮棚)」です。
眠る前に必要な物は、意外とたくさんありますよね。
パパやママのスマートフォンやメガネ、お子様がお気に入りの絵本数冊、喉が渇いた時のためのお水を入れたマグ、ティッシュボックスなど。
これらの物が、ベッドの上に雑然と置かれていたり、床に直置きされたりしていると、見た目が良くないだけでなく、寝返りを打った時に倒してしまったり、夜中に踏んでしまったりする危険性もあります。
ヘッドボードに棚があれば、これらの小物の「定位置」を作ることができます。
まるで、枕元に自分だけの「小さな書斎」ができたかのようです。
物が散らかることなく、ベッド周りは常にスッキリと整頓された状態を保てます。
必要な時には、寝たままの姿勢でサッと手を伸ばすだけで取れるので、利便性も抜群です。
ファミリーベッドの場合は、ご夫婦それぞれが置いておきたい物があるはずです。
奥行きがしっかりとある棚なら、たくさんの物を置くことができますし、二口コンセントが付いていれば、ご夫婦それぞれのスマートフォンを同時に充電することも可能です。
棚と照明は、単なる「おまけ」の機能ではありません。
家族それぞれの「あったらいいな」を叶え、ベッド周りのごちゃごちゃを解消し、快適で整頓された睡眠環境を作り出してくれる、非常に重要な機能なのです。
コンセントは危ない?お子様との暮らしで気をつけたいポイント
ヘッドボードに付いていると非常に便利なコンセントですが、小さなお子様がいるご家庭では、その「安全性」が気になるところだと思います。
「子供がコンセントにいたずらをして、感電したらどうしよう…」と、心配されるのは当然のことです。
ここでは、お子様との暮らしの中で、コンセントと安全に付き合っていくためのポイントを解説します。
感電・いたずらを防ぐ!安全なコンセントの仕様とは
お子様の安全を第一に考えるなら、コンセントの「仕様」に注目してベッドを選ぶことが重要です。
最近の品質の良いベッドに採用されているコンセントには、お子様のいたずらによる感電事故を防ぐための、優れた機能が備わっています。
その代表的なものが、「ほこり防止安全シャッター」付きのコンセントです。
プラグを差し込んでいない状態では、コンセントの差込口がプラスチックのシャッターで自動的に塞がれている、というものです。
お子様がヘアピンやクリップなどの金属物を差し込もうとしても、簡単には入らないようになっています。
片方の穴だけではシャッターが開かない構造になっているため、感電のリスクを大幅に軽減することができます。
このシャッターは、その名の通り、コンセント内部にホコリが侵入するのを防ぐ役割も果たします。
コンセントに溜まったホコリが湿気を吸うことで発生する「トラッキング火災」の予防にも繋がり、二重の意味で安全性を高めてくれます。
もし、お使いのベッドや、検討しているベッドにこの機能が付いていない場合は、市販の「コンセントキャップ」や「コンセントカバー」を活用しましょう。
100円ショップなどでも手軽に購入でき、使っていない差込口を物理的に塞ぐことで、お子様のいたずらを防ぐことができます。
最新の安全仕様に注目したり、簡単なアイテムを活用したりすることで、コンセントのリスクは十分に管理することが可能です。
コードの配線にも注意 火災や事故を未然に防ぐ工夫
コンセント本体の安全性と合わせて、非常に重要なのが「コードの配線」への配慮です。
スマートフォンや照明、加湿器など、複数の電化製品を同時に使うと、ベッド周りはあっという間にケーブルだらけになってしまいます。
この、いわゆる「タコ足配線」の状態は、見た目が悪いだけでなく、火災や事故の原因となるため非常に危険です。
延長コードや電源タップには、それぞれ安全に使える「定格容量(合計1500Wまで、など)」が定められています。
これを超えて使用すると、コードが異常発熱し、火災につながる恐れがあります。
ヘッドボードのコンセントも同様で、使用できる電力の上限を確認し、それを超えないように注意しましょう。
長い充電ケーブルなどが床に垂れ下がっていると、お子様が足を引っかけて転倒したり、首に巻きつけてしまったりする、思わぬ事故の原因にもなり得ます。
これを防ぐためには、ケーブルをまとめるための「ケーブルクリップ」や「ケーブルチューブ」などを活用し、余分な長さのコードは束ねて、ヘッドボードの裏側など、お子様の手が届かない場所に隠すように配線しましょう。
ヘッドボードの棚に、ケーブルをすっきりと通すための「配線孔」が付いているモデルを選ぶのも、非常にスマートな解決策です。
コードの上に家具を置いたり、コードを強く折り曲げたりすると、内部で断線してしまい、これもまた火災の原因となります。
コンセント周りを定期的に掃除し、ホコリを取り除くと同時に、コードが傷んでいないかをチェックする習慣をつけることも大切です。
便利な電化製品と安全に付き合っていくためには、こうした日々の小さな注意と工夫が不可欠なのです。
家族の思い出を刻む一台に 当店おすすめの高品質モデルをご紹介
さて、ここまで長く使えるファミリーベッドの様々な魅力についてお話ししてきました。
私の17年間の経験から、「これなら間違いない」と自信を持っておすすめできる、高品質なすのこファミリーベッドの具体的な選び方のポイントと、素材についてご紹介します。
家族の大切な思い出を刻む一台だからこそ、品質にはとことんこだわっていただきたいと願っています。
素材で選ぶ 国産檜(ひのき)がもたらす癒しと耐久性
ベッドの品質を大きく左右する要素の一つが、フレームに使われる「素材」です。
数ある木材の中でも、私がお子様のいるご家庭に特におすすめしたいのが、日本の誇る銘木「国産檜(ひのき)」です。
檜の魅力は、まずその清々しい香りにあります。
この香り成分である「ヒノキチオール」や「フィトンチッド」には、優れたリラックス効果があり、まるで森林浴をしているかのような心地よさで、一日の緊張を和らげ、穏やかな眠りへと誘ってくれます。
この香り成分は、ダニや細菌の繁殖を抑制する「抗菌・防虫効果」も持っています。
アレルギーが心配なお子様にとって、ベッドが自ら衛生的な環境を保とうとしてくれるのは、非常に心強いですよね。
耐久性の面でも檜は非常に優れています。
その強度は、伐採されてから200年間は向上し続けると言われるほどで、古くから法隆寺などの歴史的建造物にも使われてきたことからも、その信頼性の高さが伺えます。
湿気にも強く、反りや収縮が少ないため、日本の気候に最適な木材と言えるでしょう。
使い込むほどに美しい飴色に変化し、味わいを増していくのも、天然木ならではの楽しみです。
もちろん、国産の檜を使ったベッドは、決して安価ではありません。
その優れたリラックス効果、抗菌性、そして世代を超えて使えるほどの耐久性を考えれば、それは家族の健康と幸せな未来への、価値ある投資だと私は考えています。
長く使うための「頑丈設計」 耐荷重と静音性へのこだわり
素材と並んで、長く安心して使えるベッドを選ぶ上で絶対に欠かせないのが、その「頑丈さ」です。
元気なお子様がベッドの上で飛び跳ねたりすることも想定されるファミリーベッドでは、フレームの頑丈設計は必須条件です。
その頑丈さを客観的に知るための指標となるのが「耐荷重」です。
そのベッドが静止した状態で何kgの重さまで耐えられるかを示す数値で、製品の仕様表などに記載されています。
この数値が、家族全員の体重とマットレスの重さを合計したものを、十分に上回っているかを確認しましょう。
耐荷重が高いベッドは、それだけ厚く、丈夫な部材を使用し、見えない部分の構造もしっかりと作られている証拠です。
マットレスを支える「すのこ」の厚みや、すのこを裏側から支える「桟(さん)」の本数なども、頑丈さに直結する重要なポイントです。
快適な眠りを妨げる「きしみ音」への対策も、品質の高いベッドを見分けるための重要なチェック項目です。
パーツ同士の接合部を頑丈な金属製のボルトでしっかりと固定しているか、軋みやすい部分に緩衝材を挟むなどの工夫がされているか。
こうした細やかな配慮が、長年の使用でも変わらない静かで快適な寝心地を生み出します。
デザインや価格だけでなく、こうした「見えない品質」である頑丈設計と静音性にまでこだわって選ぶこと。
それが、10年後、20年後も「このベッドを選んで本当に良かった」と心から思える、家族の歴史を刻む一台との出会いに繋がるのです。
店主のつぶやき 子供の成長と共に 家族の時間を育む、長く使えるすのこファミリーベッド
・ファミリーベッド
・連結ベッド
・キングサイズより大きいベッド
・すのこベッド
・ベッドフレーム
・ベッドサイズ
・ベッド
・子供の成長と共に 家族の時間を育む、長く使えるすのこファミリーベッド
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・すのこ?畳?ヘッドレス?選べる楽しさ満載!高さ調整ファミリーベッド特集
子供の成長と共に 家族の時間を育む、長く使えるすのこファミリーベッド