子供の成長を見越したベッド選び ショート丈なら長く使える


こんにちは ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
お子様が大きくなり初めてのベッドを選ぶ時「どんなベッドが良いのだろう」と悩まれる親御様は本当に多いです。
キャラクターものの可愛らしい子供用ベッドはすぐに飽きられてしまい結局数年で買い替えることになりがちです。
それではあまりにもったいない。
そこでベッド一筋17年の私が自信を持っておすすめするのが「ショートベッド」という選択肢です。
省スペースなのはもちろん実は成長を見越した「長く使える」非常に賢いベッドなのです。
お子様の成長に寄り添い一台で小学生から高校生そして一人暮らしまで見守ることができる。
そんなコストパフォーマンス最強のベッド選びの秘訣をお話しします。

何歳から何歳まで使える? ショートベッドの対象年齢

「ショートベッドは子供用」というイメージがあるかもしれません。
しかしそれは少し違います。
正しく理解すれば非常に長い期間お子様の成長を支えるパートナーとなり得るのです。
その本当の実力を見ていきましょう。

幼稚園から小学校低学年のベッドデビュー

お子様が親御さんと離れて一人で寝始める。
その記念すべき「ベッドデビュー」にショートベッドは最適です。
幼稚園の年長さんから小学校の低学年くらいの時期が一般的なデビュー年齢でしょう。
この時期のベッド選びで大切なのは「安全性」と「省スペース性」です。
ショートベッドには高さが低いフロアタイプのフレームが多くあります。
万が一寝ている間にベッドから落ちてしまっても、高さが低いのでケガのリスクを最小限に抑えることができ安心です。
また子供部屋は勉強机や本棚などベッド以外にも置きたい家具がたくさんあります。
そして何より大切なのがお子様が床で遊ぶためのプレイスペースの確保です。
ショートベッドなら通常のベッドより15cm短いので、その分だけ貴重なプレイスペースを広く確保できます。
すぐに小さくなってしまう幼児用ベッドとは違い、フレームの作りは大人用と同じでとても頑丈です。
上で飛び跳ねたりしてもびくともしない耐久性も、元気なお子様には重要なポイントです。
初めての一人寝を安全で快適なものにする。
ショートベッドは最高のスタートを約束してくれます。

上限は年齢ではなく身長で考える

ではショートベッドは一体何歳まで使えるのでしょうか。
この問いに対する答えは「年齢ではなく身長で決まる」です。
ショートベッドのマットレスの長さは180cmです。
快適に眠れるベッドの長さの目安は「使う人の身長プラス15cm」と言われています。
つまり身長165cmくらいまでの方であれば、ショートベッドで全く問題なく快適に眠ることができるのです。
日本の子供たちの平均身長を見てみましょう。
高校3年生の男子の平均身長は約170cm女子の平均身長は約158cmです。
このデータからも分かる通り、特に女子の場合は高校を卒業するまでショートベッドで十分対応できるケースが非常に多いのです。
もちろん個人差はあります。
しかし「中学生になったらもう使えない」というのは完全な思い込みです。
「うちの子は背が伸びそうだから」と最初から大きなベッドを買い与えてしまうと、ただでさえ手狭な子供部屋がベッドだけで埋め尽くされてしまいます。
それはお子様にとっても快適な環境とは言えません。
まずはショートベッドでコンパクトな子供部屋を実現する。
そしてもし将来身長が165cmを大きく超えるようなことがあれば、その時に初めて買い替えを検討すれば良いのです。
多くの場合その必要がないまま長く使い続けられるはずです。
年齢という曖昧な基準ではなく身長という明確な基準で判断すること。
これが賢いベッド選びの秘訣です。

高校生そして一人暮らしのスタートまで

ショートベッドの活躍の場は子供部屋だけにとどまりません。
高校を卒業し大学進学や就職で一人暮らしを始める。
その時にもショートベッドは大きなメリットを発揮します。
一人暮らしのアパートやマンションはワンルームや1Kなど、コンパクトな間取りがほとんどです。
そこでは省スペース性が何よりも重要になります。
子供部屋で使い慣れたショートベッドをそのまま新居に持っていけば、新たにベッドを購入する費用もかからず経済的です。
そしてそのコンパクトさのおかげで、勉強机やソファなど他の家具を置くスペースを生み出すことができます。
高校生まで使えれば購入から約10年間。
もし一人暮らしまで使えればそれ以上の期間にわたって活躍してくれることになります。
一台のベッドをこれだけ長く使えるというのは驚異的なコストパフォーマンスと言えるでしょう。
幼い頃のベッドデビューから思春期を過ごし、そして新しい生活の門出までを見守ってくれる。
ショートベッドはお子様の成長の歴史と共に歩む、まさに「一生モノ」になり得る存在なのです。
最初にキャラクターもののベッドに数万円を費やすのであれば、少しだけ質の良いショートベッドに投資する方が、どれほど賢い選択かお分かりいただけると思います。

大人になっても使える シンプルデザインの選び方

ショートベッドを本当に長く使うためには、機能性だけでなく「デザインの普遍性」が重要になります。
お子様が成長して好みが変わっても、飽きずに愛し続けられるデザイン選びのポイントをお教えします。

キャラクター物や子供っぽい色は避ける

長く使うためのデザイン選びで最も重要な鉄則。
それは「キャラクター物や子供っぽい原色を避けること」です。
小学校低学年のお子様はアニメのヒーローや可愛いキャラクターが大好きです。
そのキャラクターがデザインされたベッドを見たら大喜びするでしょう。
しかしそのブームは長くは続きません。
数年後には全く違うものに夢中になっているはずです。
高学年や中学生になった時、そのキャラクターベッドで寝るのを恥ずかしいと感じるようになるのは目に見えています。
ピンクや水色といったいかにも子供向けという色も同様です。
趣味が多様化し大人びてくる思春期には、そうした子供っぽいデザインが自分の部屋にあること自体が苦痛になる可能性があります。
その結果まだ使えるのに新しいベッドに買い替えることになってしまう。
これでは本末転倒です。
ベッドを選ぶ主導権は親御様がしっかりと握り、将来を見越した選択をしてあげることが大切です。
選ぶべきは白やベージュナチュラルな木目調や落ち着いたグレーなど。
どんな年齢にもどんなインテリアにも馴染む普遍的なベーシックカラーです。
お子様の「好き」はベッド本体ではなく、後からいくらでも交換できる寝具カバーやクッションで叶えてあげましょう。

シンプルな木製やファブリックフレームが正解

では具体的にどのようなデザインのフレームを選べば良いのでしょうか。
私のおすすめは大きく分けて二つです。
一つは「シンプルな木製フレーム」。
天然木ならではの温かみのある風合いは、子供部屋に安心感と落ち着きを与えてくれます。
木目の美しさはそれ自体が優れたデザインであり、何年経っても飽きることがありません。
傷や色の変化さえも「味」として楽しめるのが天然木の魅力です。
シンプルなデザインの木製ベッドは、ナチュラルスタイルや北欧スタイルなど人気のインテリアとの相性も抜群です。
お子様が成長して部屋のテイストを変えたくなった時も柔軟に対応できます。
もう一つのおすすめは「ファブリックフレーム」です。
フレーム全体が布地で覆われているタイプのベッドで、角が丸くなっているため小さなお子様がいるご家庭でも安心感があります。
選ぶべきカラーはやはりグレーやベージュアイボリーといったニュートラルな色。
柔らかく優しい印象でありながら子供っぽくなりすぎず、中学生や高校生になっても違和感なく使えます。
洗練されたモダンな雰囲気も演出できるため、おしゃれに目覚めたお子様もきっと満足してくれるはずです。
過度な装飾のない木製かファブリック製。
このどちらかを選べばまず失敗することはないでしょう。

ヘッドレスデザインという万能性

シンプルさを究極まで突き詰めるなら「ヘッドレスデザイン」が最強の選択肢です。
ヘッドボードがないベッドはあらゆるデザインの中で最もシンプルで普遍的です。
流行に左右される要素が一切ないため、何十年使っても古臭く見えることはありません。
そしてヘッドレスの最大の魅力は、お子様の成長や好みの変化に合わせて、ベッド周りの印象を自由自在に変えられることです。
ヘッドボードがない分ベッドの頭側の壁がキャンバスになります。
小さいうちは好きなキャラクターのポスターを貼ってあげれば良いでしょう。
小学生になったら世界地図や昆虫の図鑑を貼るかもしれません。
中高生になったら好きなアーティストの写真やおしゃれなアートに変わるでしょう。
その時々の「好き」を壁面で表現できるのです。
ベッド本体はあくまでもシンプルなまま。
だからお子様は自分の部屋を自分の城として、自由にコーディネートする楽しみを見出すことができます。
親が選んだデザインを押し付けるのではなく、子供の自主性を育むきっかけにもなり得ます。
またヘッドレスベッドは物理的にも最もコンパクトです。
限られた子供部屋のスペースを最大限に有効活用できるという機能的なメリットも兼ね備えています。
飽きがこないデザインと無限のコーディネートの可能性。
ヘッドレスショートベッドはまさにお子様の成長を見守るための、万能ベッドと言えるのです。

子供部屋がすっきり片付く収納付きショートベッド

子供部屋の永遠の課題。
それは「収納」です。
おもちゃ絵本学用品と子供の成長と共に物は増え続けます。
収納付きのショートベッドを選べば、ベッドスペースと収納スペースを両立でき部屋はいつもすっきり片付きます。

増え続けるおもちゃや絵本の収納場所に

小さなお子様のいるご家庭では、リビングや子供部屋がおもちゃで溢れかえっている光景は日常茶飯事です。
この悩みを解決してくれるのが引き出し収納付きのショートベッドです。
ベッド下の引き出しは大きなおもちゃ箱として大活躍します。
ぬいぐるみやブロック電車のおもちゃなど、かさばるおもちゃをポイポイと投げ込むだけで部屋はあっという間に片付きます。
お子様に「寝る前にはおもちゃをベッドの引き出しにお片付けしようね」と教えれば、自然と整理整頓の習慣が身につくという教育的な効果も期待できます。
また絵本や図鑑の収納場所としても最適です。
平積みでたくさん収納できるので、本棚を別に用意する必要がなくなるかもしれません。
お子様が自分で好きな本を取り出したりしまったりするのも簡単です。
引き出しを開けるというワンアクションが、子供にとっては宝箱を開けるような楽しい体験になることもあります。
遊びの延長でお片付けができる。
収納付きショートベッドは散らかりがちな子供部屋の救世主であり、お子様の自立心を育むための優れたツールでもあるのです。

学用品や部活動の道具の隠し場所に

お子様が成長し小学生中学生になると、今度はおもちゃに代わって学用品や趣味のものが増えてきます。
教科書やノート習字道具や絵の具セット。
さらには部活動で使うユニフォームや道具など。
これらの収納にもベッド下の引き出しは引き続き活躍します。
勉強机の周りはできるだけすっきりとさせておきたいものです。
使用頻度の低い教科書や参考書などをベッド下に収納すれば、机の上のスペースが広がり勉強に集中しやすくなります。
またチェストタイプのショートベッドを選べば、大小様々な引き出しに種類ごとに物を分類して収納できます。
例えば一番大きな引き出しには柔道着やユニフォーム。
中くらいの引き出しには画材や習字道具。
小さな引き出しには文房具のストックといった具合です。
物の定位置が決まることで「あれはどこにしまったかな」と探す時間がなくなり、お子様自身が持ち物を管理する能力も養われます。
友達が部屋に遊びに来た時に、雑多なものをさっと隠せる場所があるというのも、思春期のお子様にとっては意外と重要なポイントかもしれません。
子供の成長段階に合わせて収納するものを変えていける。
それが収納付きベッドの大きな強みです。

最終手段は跳ね上げ式でまるごと収納

もしお子様の荷物が非常に多い場合や、クローゼットがなくて収納に本当に困っているという場合には、最強の収納力を誇る「跳ね上げ式ショートベッド」という選択肢があります。
これはベッドの床板が車のドアのように持ち上がり、ベッド下が巨大な一つの収納庫になるというものです。
その収納力はチェストベッドの比ではありません。
普段は使わないけれど捨てられない思い出の品々。
例えば小さくなった服や昔の作品集、あるいは卒業アルバムなど。
またスキーウェアや楽器のケースなど、年に数回しか使わないけれど非常にかさばる物。
こうした物の保管場所に跳ね上げ式ベッドは最適です。
クローゼットや押し入れがこれらの物で占領されずに済むため、日常的に使う衣類の収納スペースに大きなゆとりが生まれます。
ガス圧ダンパーの力で開閉はとてもスムーズなので、お子様自身の力でも安全に操作が可能です。
ベッド下というデッドスペースを、部屋一つ分にも匹敵する巨大な収納空間に変えてしまう。
跳ね上げ式ショートベッドは、物が多いお子様の部屋をすっきりと保つための究極の解決策と言えるでしょう。

店主のつぶやき 子供の成長を見越したベッド選び ショート丈なら長く使える

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