こんにちは!ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
家族で使う連結ベッドを選ぶ際、フレームのデザインや収納の有無に目が行きがちですが、本当に快適な睡眠を追求するなら、最も注目すべきは床板です。
そして、その答えは一択。
「すのこ仕様」こそが、連結ベッドの正解だと私は断言します。
なぜなら、すのこは日本の気候に最も適しており、家族の健康とマットレスの寿命、その両方を守る最高のパートナーだからです。
この記事では、なぜすのこが選ばれるのか、そのメリット・デメリット、そしておしゃれな選び方まで、専門店の店主として、その理由を余すところなくお伝えします。
なぜ連結ベッドにすのこ床板が選ばれるのか
数ある床板の種類の中で、なぜ連結ベッドに「すのこ」がこれほどまでに推奨されるのでしょうか。
それには、日本の気候と家族の眠りに深く関わる、明確な理由が存在します。
湿気大国ニッポンの宿命 カビ・ダニ対策の決定版
日本は世界的に見ても非常に湿度の高い国です。
特に梅雨から夏にかけてのジメジメとした空気は、多くの人を悩ませます。
この湿気は、寝具にとって最大の敵。
快適な睡眠を妨げるだけでなく、恐ろしいカビやダニの温床となるからです。
カビやダニは、アレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を悪化させる原因になることが知られています。
体の抵抗力が未熟な小さなお子様にとっては、深刻な健康問題に繋がりかねません。
ここで、日本の伝統的な知恵である「すのこ」がその真価を発揮します。
すのこの床板は、板と板の間に設けられた隙間が空気の通り道となり、マットレスの下に湿気がこもるのを防ぎます。
まるで呼吸をするように、寝具に溜まった湿気を効率的に外部へ逃がしてくれるのです。
床板が1枚の板で塞がれている「板状床板」では得られない、圧倒的なメリットです。
家族の健康を守るためには、寝室の環境を清潔に保つことが何よりも重要です。
その根本的な対策として、寝具の湿気を制すること。
そのための最も効果的で、かつシンプルな解決策が、すのこ仕様の床板を選ぶことなのです。
連結ベッドという、家族みんなの健康を預かる大切な場所だからこそ、このカビ・ダニ対策の決定版である、すのこを選ぶべきだと私は考えます。
家族全員の汗を受け止める 連結ベッド特有の事情
連結ベッドが、一般的なベッドと大きく異なる点。
それは「眠る人数の多さ」です。
大人一人が一晩にかく汗の量は、約200mlと言われています。
では、夫婦と子供二人の4人家族が一緒に眠る連結ベッドではどうでしょう。
単純計算で、毎晩800ml、つまり1リットル近い水分がマットレスに吸収されていくことになります。
これは驚くべき量ですよね。
これだけの量の湿気を、もし通気性の悪い床板の上で受け止め続けたら、マットレスの内部はあっという間に湿気で飽和状態になってしまいます。
湿った寝具は寝苦しいだけでなく、カビの繁殖に最適な環境を提供してしまいます。
連結ベッドは、その面積の大きさ、そして眠る人数の多さゆえに、一般的なベッドよりもはるかに多くの湿気を処理しなければならない、という特有の事情を抱えているのです。
この厳しい条件下で、マットレスの内部をドライで快適な状態に保つためには、床板の通気性が絶対的に重要になります。
すのこの無数の隙間は、まさにこの大量の湿気を効率よく排出するために設計された、理想的な構造と言えます。
家族が増えれば増えるほど、ベッドが大きくなればなるほど、すのこ床板の重要性は増していく。
連結ベッドを選ぶ上で、絶対に忘れてはならない鉄則です。
家族みんなの快適な眠りと健康は、このすのこの隙間によって支えられている、と言っても過言ではありません。
連結ベッドを選ぶなら、すのこ。
これはもう、必須の選択なのです。
マットレスの寿命を延ばす 賢い経済的選択
すのこ仕様の連結ベッドを選ぶことは、実は、家族の健康を守るだけでなく、お財布を守る「賢い経済的選択」にも繋がります。
その理由は、すのこが「マットレスの寿命を延ばしてくれる」からです。
寝心地を左右するマットレスは、ベッドの中でも特に高価なパーツの一つです。
できることなら、一度購入したら長く快適に使いたいものですよね。
マットレスの最大の敵である「湿気」と「カビ」は、その寿命を著しく縮めてしまいます。
湿気は、マットレス内部のウレタンフォームやコイルスプリングといった素材を劣化させる原因となります。
ウレタンは加水分解という化学反応を起こしてボロボロになり、金属製のスプリングは錆びて耐久性が落ち、きしみ音の原因にもなります。
そして、一度カビが生えてしまったら、そのマットレスを使い続けるのは衛生的におすすめできません。
最悪の場合、まだ数年しか使っていないのに、買い替えを余儀なくされるケースも少なくないのです。
すのこベッドは、その優れた通気性によって、常にマットレスが乾燥しやすい環境を保ちます。
素材の劣化やカビの発生リスクを大幅に低減させることができるのです。
つまり、すのこベッドを選ぶことは、高価なマットレスを本来の寿命まで、あるいはそれ以上に長持ちさせるための、最も効果的な保険となるわけです。
初期投資として、しっかりとしたすのこベッドを選ぶことは、将来的に発生するかもしれない「マットレスの買い替え費用」という大きな出費を防ぐことに繋がります。
快適な睡眠環境を手に入れつつ、長期的な視点で見れば経済的でもある。
すのこ仕様の連結ベッドは、家族の暮らしを豊かにする、非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢なのです。
すのこ仕様の連結ベッド メリットとデメリット
「正解」とまで言い切るすのこ仕様ですが、もちろん完璧ではありません。
メリットだけでなく、知っておくべきデメリットも正直にお話しします。
その上で、なぜ私がすのこをおすすめするのか、きっとご納得いただけるはずです。
【メリット】圧倒的な通気性で一年中快適
すのこ仕様の最大のメリットは、これまで繰り返しお伝えしてきた通り「圧倒的な通気性」です。
他のどんなタイプの床板も敵わない、すのこだけの特権です。
この通気性の高さが、一年を通して私たちの眠りに快適さをもたらしてくれます。
ジメジメとした梅雨の時期や、汗をたくさんかく夏場には、マットレスにこもった湿気を効率的に逃がし、サラッとした爽やかな寝心地を保ってくれます。
寝苦しい夜の不快感を軽減し、深い眠りへと誘ってくれるでしょう。
逆に、冬場はどうでしょうか。
意外に思われるかもしれませんが、冬もすのこは活躍します。
冬は外気と室内の温度差で、窓ガラスに結露が発生しますよね。
実は、同じ現象がベッドの床板とマットレスの間でも起こりやすいのです。
人の体温で温められたマットレスと、冷たい床との温度差で、マットレスの裏側に結露が発生し、それがカビの原因になることがあります。
すのこ仕様なら、床板の下にも空気が流れるため、こうした結露の発生を抑制する効果が期待できます。
つまり、すのこベッドは、夏は湿気を逃がし、冬は結露を防ぐ。
一年中、季節を問わずに、寝具を最適な湿度環境に保ってくれる、非常に優れたシステムなのです。
この「一年中快適」という普遍的なメリットこそが、すのこが多くの人に選ばれ、長く愛され続けている理由です。
連結ベッドという、家族みんなの眠りを預かる場所だからこそ、この季節を選ばない快適さは、何にも代えがたい大きな価値を持ちます。
【メリット】軽量でメンテナンスがしやすい
すのこ仕様の連結ベッドが持つ、見逃せないもう一つのメリット。
それは「軽量でメンテナンスがしやすい」という点です。
すのこの床板は、一枚の板ではなく、複数の板を組み合わせた構造になっています。
同じ面積の板状の床板と比較して、構造的に軽く作ることができます。
この「軽さ」は、ベッドの組み立てや、お部屋の模様替えでベッドを移動させる際に、大きなアドバンテージとなります。
連結ベッドはサイズが大きいので、パーツ一つ一つが少しでも軽い方が、作業の負担は格段に少なくなります。
日々のメンテナンスのしやすさにも繋がります。
ベッドのお手入れで最も重要なのが、マットレスを上げて、床板やベッドの下を掃除することです。
この時、すのこの床板は、モデルによっては二つ折りや四つ折りにできたり、くるくると丸めて収納できる「ロール式」になっていたりするものもあります。
こうしたタイプなら、女性一人でも簡単にマットレスを上げて、床板をコンパクトにまとめることができるので、掃除が非常にはかどります。
床板をどかせば、ベッド下の掃除も隅々まで簡単に行えますね。
定期的なお手入れのハードルが下がることで、寝室を常に清潔な状態に保ちやすくなります。
衛生的な睡眠環境を維持する上で、非常に大切なことです。
ただ頑丈なだけでなく、日々の使い勝手まで考慮されている。
この軽量性とメンテナンス性の高さも、すのこ仕様の連結ベッドが、忙しい毎日を送る現代の家族にとって、非常におすすめできる理由の一つなのです。
【デメリット】きしみ音の可能性と対策
すのこベッドを検討するお客様から、時々ご相談されるのが「きしみ音」に関する心配です。
確かに、構造上、きしみ音が発生する可能性はゼロではありません。
すのこは、複数の木のパーツを組み合わせて作られているため、その接合部がこすれたり、フレームとの間にわずかな隙間が生まれたりすると、寝返りの際に「ギシギシ」「ミシミシ」といった音が出ることがあります。
湿度の変化によって木がわずかに伸縮することも、音の原因の一つと考えられます。
ご安心ください。
この問題は、いくつかの対策で大幅に改善、または解消することが可能です。
最も多い原因は「ネジの緩み」です。
ベッドは毎日使うものですから、わずかな振動の蓄積で、組み立て時に締めたネジが少しずつ緩んでくることがあります。
半年に一度で構いませんので、ベッドフレーム全体のネジを増し締めする習慣をつけましょう。
これだけで、多くのきしみ音は解消されます。
すのこの床板と、それを支えるフレームの受け部分が直接こすれて音が出ている場合。
この場合は、接合部にフェルトのシールや薄い布を一枚挟むことで、緩衝材となり、音が鳴りにくくなります。
すのこ自体の品質も重要です。
安価な製品の中には、すのこ板の厚みが足りなかったり、作りが粗雑だったりして、きしみやすいものも確かに存在します。
耐荷重がしっかり明記された、頑丈な作りの国産品などを選ぶことで、このリスクはかなり低減できます。
きしみ音は「すのこだから必ず鳴る」というものではなく、その多くはメンテナンスやちょっとした工夫で対策できる問題です。
デメリットを正しく理解し、適切に対処することで、すのこベッドの快適さを存分に享受することができますよ。
【デメリット】すのこの種類による強度と寝心地の違い
「すのこ」と一言で言っても、実はその種類によって、強度や寝心地が大きく変わってくる、という点も知っておくべきデメリット(というより注意点)です。
すのこの強度に大きく関わるのが「すのこの厚み」と「桟(さん)の数」です。
すのこ板が薄かったり、すのこを裏で支える桟の本数が少なかったりすると、当然強度は低くなります。
大柄な方や、お子様がベッドの上で遊ぶことなどを想定すると、ある程度の厚みと、しっかりとした桟のある、頑丈なすのこを選ぶ必要があります。
寝心地に影響するのが「すのこの板と板の間隔」です。
この間隔が広すぎると、上に置いたマットレスがすのこの隙間に落ち込んでしまい、本来の性能を発揮できず、寝心地が悪くなることがあります。
コイルの入っていないノンコイルマットレスや、柔らかめのマットレスを使う場合は、すのこの間隔が狭いタイプを選ぶのがおすすめです。
すのこの素材そのものも重要です。
安価なベッドによく使われる「合板(ベニヤ)」のすのこは、湿気に弱く、強度の面でも無垢材に劣る場合があります。
丈夫な積層合板である「LVL(Laminated Veneer Lumber)」や、「桐」や「ひのき」といった無垢材を使ったすのこは、強度も耐久性も高くなります。
すのこの品質には幅があり、価格の安さだけで選んでしまうと「強度が足りない」「寝心地が悪い」といった失敗に繋がる可能性があるのです。
これを避けるためには、商品の耐荷重を必ず確認すること。
そして、可能であれば、すのこ板の厚みや素材、板の間隔といった、詳細な仕様までチェックすることをおすすめします。
品質の良いすのこを選ぶこと。
それが、デメリットを回避し、すのこベッドのメリットを最大限に引き出すための鍵となります。
デザインで選ぶ おしゃれなすのこ連結ベッド
すのこベッドは機能性だけでなく、デザインのバリエーションが豊富なのも魅力です。
寝室の主役になる家具だからこそ、見た目にもこだわって選びたいですよね。
天然木の風合いを活かすナチュラル&北欧スタイル
すのこベッドのデザインとして、最も人気が高いのが、やはり「天然木の風合いを活かしたナチュラルスタイル」です。
パイン材やアッシュ材、ひのきといった、明るい色味の木材を使ったベッドフレームは、お部屋全体を温かく、優しい雰囲気で包み込んでくれます。
美しい木目がそのままデザインとなり、見ているだけで心が和みます。
白やベージュを基調とした、シンプルなインテリアの「北欧スタイル」との相性は抜群です。
観葉植物のグリーンや、麻やコットンといった自然素材のファブリックと組み合わせることで、まるで北欧の森の中にあるコテージのような、心地よいリラックス空間を演出できます。
ヘッドボードのデザインも、シンプルな板状のものから、縦格子や横格子で軽やかさを出したもの、小物が置ける棚付きのものまで様々。
ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
天然木のすのこベッドは、流行に左右されない、普遍的な魅力を持っています。
使い込むほどに味わいが増し、家族の歴史と共に、その色合いを深めていく。
そんな、家具を「育てる」楽しみも、天然木ならではの醍醐味と言えるでしょう。
2台連結しても、そのナチュラルな雰囲気は損なわれず、むしろ、広々とした木のステージがお部屋の主役となり、より一層、居心地の良い空間を作り出してくれます。
心からリラックスできる、温かみのある寝室を作りたい。
そう考える方に、まずおすすめしたい王道のデザインです。
お部屋を広く見せるロースタイル&ヘッドレス
「寝室があまり広くない」「圧迫感のない、すっきりとした空間にしたい」。
そんな方におすすめなのが、「ロースタイル(フロアタイプ)」や「ヘッドレスタイプ」のすのこ連結ベッドです。
ロースタイルのベッドは、床からの高さが低く設計されているため、天井までの空間が広くなり、お部屋全体に開放感が生まれます。
大きな面積を占める連結ベッドの場合、この高さの違いが、お部屋の印象を大きく左右します。
床に近い生活は、日本人にとってどこか落ち着くもの。
見た目の広さだけでなく、心理的な安らぎももたらしてくれます。
すのこ仕様であれば、フロアタイプの弱点である湿気の問題もクリアできるので、まさに良いとこ取りのデザインと言えますね。
お部屋をミニマルに見せたいなら、「ヘッドレスタイプ」が最適です。
頭部分のヘッドボードをなくした、究極のシンプルデザイン。
全長が短くなるため、限られたスペースを最大限に有効活用できます。
壁際にぴったりとつければ、壁そのものがヘッドボードの代わりになりますし、大きなクッションを並べて、自分好みのバックスタイルを作るのもおしゃれです。
ロースタイルとヘッドレス、この二つの要素を組み合わせた連結ベッドなら、たとえワイドキングサイズであっても、驚くほどお部屋がすっきりと見えます。
シンプルだからこそ、合わせる寝具や照明、小物などで、自分らしい個性を存分に発揮できるのも魅力です。
機能性はしっかりと確保しつつ、デザインはできる限り削ぎ落とす。
そんな、現代的な美意識を持つ方に、ぴったりの選択肢です。
個性を演出するステーションタイプ&デザイン脚
他の人とはちょっと違う、個性的でおしゃれな寝室を作りたい。
そんなこだわり派の方に注目していただきたいのが、「ステーションタイプ」や「デザイン性の高い脚」を持つすのこ連結ベッドです。
まず「ステーションタイプ」とは、脚付きタイプの中でも、特に脚のデザインが洗練されており、まるでステージ(駅=ステーション)の上にマットレスが置かれているかのように見える、軽快でスタイリッシュなデザインの総称です。
フレームの枠がマットレスよりも少しだけ大きい「ステージタイプ」や、脚が細く、フレームが浮いているように見える「フロートタイプ」などがあります。
これらのデザインは、ベッド下に空間が生まれることで、お部屋に奥行きと抜け感を与え、非常にモダンな印象を演出します。
脚そのもののデザインにこだわったモデルも増えています。
一般的な四角い脚だけでなく、先細りになったテーパードレッグや、丸みを帯びた円錐形の脚、さらには、異素材であるスチールを使ったインダストリアルな雰囲気の脚など、脚のデザイン一つで、ベッド全体の印象は大きく変わります。
こうしたデザイン性の高いすのこベッドは、もはや単なる寝具ではなく、寝室の主役を張れる「アート作品」のような存在感を放ちます。
2台連結することで、そのデザインはさらに強調され、ホテルのスイートルームのような、非日常的でラグジュアリーな空間を作り出すことも可能です。
通気性という、すのこの機能的なメリットはそのままに、自分だけのこだわりを表現できる。
機能性とデザイン性、その両方を妥協したくない、おしゃれな方にこそ選んでいただきたい、ワンランク上のすのこ連結ベッドです。
高さ調整可能なすのこ連結ベッドで利便性アップ
すのこ連結ベッドの中には、さらに便利な「高さ調整機能」が付いたモデルがあります。
この機能一つで、ベッドの使い方がぐっと広がり、より快適な暮らしを実現できます。
高さ調整機能とは?その仕組みとメリット
「高さ調整機能」とは、その名の通り、ベッドの床板(すのこ)の高さを、ライフスタイルや好みに合わせて、何段階かに変更できる機能のことです。
多くのモデルでは、ベッドフレームの内側に取り付けられた「受け桟」の位置を変えることで、高さを調整する仕組みになっています。
低い位置、中間の位置、高い位置、といったように、3段階から4段階程度で設定できるのが一般的です。
この機能がもたらす最大のメリットは、一つのベッドで、異なるタイプのベッドの良さを享受できる「柔軟性」にあります。
一番低い位置に設定すれば、小さなお子様がいるご家庭でも安心な「ロースタイルベッド」として使えます。
床からの高さが低いため、万が一の落下の際にも怪我のリスクを低減できます。
そして、お子様が成長したら、中間の高さや高い位置に設定を変更。
すると、ベッド下に十分なスペースが生まれ、立ち上がったり座ったりするのが楽な、一般的な高さのベッドとして使うことができます。
使うマットレスの厚みに合わせて、床板の高さを調整できるというメリットもあります。
厚いマットレスを使うなら床板は低めに、薄いマットレスや敷布団を使うなら床板は高めに設定することで、常に自分にとってベストな高さの寝床を作ることが可能です。
家族の成長や、使う寝具の変化に合わせて、ベッドそのものが姿を変えてくれる。
高さ調整機能は、連結ベッドが持つ「可変性」を、さらに一段階上のレベルへと引き上げてくれる、非常に賢い機能なのです。
ライフスタイルに合わせた活用術 お掃除ロボから収納まで
高さ調整機能の真価は、日々の暮らしの中での具体的な「活用術」にあります。
床板の高さを一番高く設定した場合、ベッド下には20cmから30cm以上の、広々とした空間が生まれます。
この空間は、様々な用途に活用できます。
現代の家庭で欠かせない存在となった「お掃除ロボット」。
高さ調整機能付きのベッドなら、お掃除ロボットがスムーズに通れる高さを確保できるため、ホコリが溜まりやすいベッド下を、いつでも自動で清潔に保つことができます。
衛生面を重視する方にとって、非常に大きなメリットです。
この空間を「収納スペース」として活用する方法です。
市販の収納ケースや、デザインの良いカゴなどを利用すれば、季節外れの衣類や、普段あまり使わない小物などを、すっきりと収納しておくことが可能です。
ベッド下は、お部屋の中でも大きな面積を占めるデッドスペース。
ここを有効活用できるかどうかで、お部屋の収納力は大きく変わります。
わざわざ収納付きのベッドフレームを選ばなくても、高さ調整機能があれば、ある程度の収納力は後からプラスすることができるのです。
逆に、一番低いロースタイルで使っている時は、お子様がベッド下に入り込んで遊んだり、おもちゃが入り込んで取れなくなったりする心配がありません。
その時々のライフスタイルや、家族のニーズに合わせて、ベッド下の使い方を自由自在に変えられること。
これが、高さ調整機能付きすのこ連結ベッドがもたらす、最大の利便性と言えるでしょう。
高さ調整ベッドを選ぶ際の注意点と確認ポイント
非常に便利な高さ調整機能ですが、購入前にいくつか確認しておきたい注意点もあります。
最も重要なのが「調整方法の確認」です。
高さの変更は、どのくらい簡単に行えるのでしょうか。
多くの場合は、一度マットレスを全て下ろし、フレームのネジを緩めて、すのこを支える桟を付け替える、という作業が必要になります。
頻繁に高さを変えるものではありませんが、いざ変更しようと思った時に、あまりにも複雑で手間がかかるようだと、せっかくの機能も使わなくなってしまうかもしれません。
購入前に、商品説明や説明書をよく読んで、作業の工程をイメージしておくことが大切です。
「調整できる高さの段階と、それぞれの具体的な高さ」を確認しましょう。
一番高く設定した時に、自分が使いたい収納ケースやお掃除ロボットが、問題なく入る高さがあるか。
一番低く設定した時に、自分がイメージする「ローベッド」の低さになるか。
具体的な数値をメジャーで測りながら、自分の使い方と照らし合わせて確認することが、購入後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐポイントです。
構造上、高さ調整機能付きのベッドは、脚が長くなる傾向にあります。
ベッド全体の安定性や、脚の強度、そしてフレーム全体の耐荷重は、特にしっかりとチェックする必要があります。
信頼できるメーカーの、頑丈な作りの製品を選ぶようにしましょう。
これらの注意点をクリアした上で選べば、高さ調整機能は、あなたの連結ベッドライフを、より豊かで便利なものにしてくれる、最高の機能となるはずです。
店主のつぶやき 連結ベッドはすのこ仕様が正解 快適さと清潔さを両立
・ファミリーベッド
・連結ベッド
・キングサイズより大きいベッド
・すのこベッド
・ベッドフレーム
・ベッドサイズ
・ベッド
・連結ベッドはすのこ仕様が正解 快適さと清潔さを両立
・連結可能なベッドフレームで家族の成長に合わせる賢い選択
・おすすめの連結すのこベッド5選 快適な眠りを約束