こんにちは!ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
ベッドに携わって17年以上、数多くのお客様の眠りのお悩みに寄り添ってまいりました。
お子様と一緒に眠るご家庭からよく伺うのが「ベッドの湿気とカビ」に関するお悩みです。
大人が思う以上に、家族みんなで眠るベッドは湿気がこもりやすく、デリケートなお子様の健康を考えると心配になりますよね。
この記事では、なぜ「すのこファミリーベッド」が日本の気候とご家庭にとって最高の選択なのか、その理由と後悔しない選び方を徹底的に解説します。
カビの悩みから解放され、家族全員で毎日安心して眠れる。
そんな理想の寝室作りを、この記事がお手伝いできれば嬉しいです。
家族で寝るとベッドの湿気は想像以上?カビが潜む危険性とは
家族みんなでひとつのベッドで眠る「川の字」。
それは、何にも代えがたい幸せな時間ですよね。
その幸せな空間には、見過ごされがちな「湿気」という問題が潜んでいます。
特に高温多湿な日本では、ベッドの湿気対策は家族の健康を守る上で非常に重要なポイントになります。
まずは、なぜファミリーベッドに湿気が溜まりやすいのか、そしてその湿気が引き起こすカビの危険性について、詳しくご説明いたします。
この事実を知ることが、最適なベッド選びの第一歩となるはずです。
人は寝ている間にコップ1杯の汗をかく、という事実
「人は寝ている間にコップ1杯(約200ml)の汗をかく」という話は、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
これは決して大げさな話ではなく、健康な成人であれば、体温調節のために一晩でそれくらいの量の汗をかいています。
これを家族の人数で考えてみると、どうなるでしょうか。
大人2人と汗っかきなお子様1人で眠る場合を想像してみてください。
単純計算でも、大人2人で400ml、お子様は大人より新陳代謝が活発で汗をかきやすいため300ml以上かくことも珍しくありません。
合計すると、一晩で700ml、多い日には1リットル近い水分が、たった一晩で敷布団やマットレスに吸収されていることになるのです。
これは500mlのペットボトル1本半以上の水分量に相当します。
この大量の湿気は、敷寝具の内部に溜まり、下へ下へと移動していきます。
そして、マットレスや敷布団の底面と、ベッドの床板との間で逃げ場を失い、滞留してしまうのです。
通気性の悪い板状の床板を使っている場合、この湿気は密閉された空間に閉じ込められ、カビが繁殖するための絶好の環境を作り出してしまいます。
人は汗をかくことで体温を下げ、快適な睡眠を維持していますが、その汗が適切に放出されないと、寝具がジメジメして不快なだけでなく、睡眠の質を低下させる原因にもなります。
さらに深刻なのは、この湿気がカビの温床となる点です。
快適なはずの寝室が、実は家族の健康を脅かす場所になっているかもしれない。
この事実をまずはっきりと認識することが、大切なお子様とご家族の健康を守るための第一歩なのです。
見えないカビが引き起こす健康被害とアレルギーのリスク
ベッドに発生したカビは、見た目の不快感や臭いだけでなく、私たちの健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
まだ免疫機能が十分に発達していない小さなお子様にとっては、大きなリスクとなり得ます。
カビは、その胞子を空気中に飛散させます。
私たちは眠っている間、無意識のうちにその胞子を吸い込んでしまうのです。
このカビの胞子が体内に入ると、アレルギー反応を引き起こすアレルゲン(抗原)となり、様々な健康被害の原因となります。
代表的なものとしては、咳やくしゃみ、鼻水が止まらなくなるアレルギー性鼻炎、気道が炎症を起こして呼吸が苦しくなる気管支喘息、皮膚のかゆみや湿疹を伴うアトピー性皮膚炎の悪化などが挙げられます。
なかなか治らないお子様の咳や鼻炎が、実は毎晩眠っているベッドのカビが原因だった、というケースは決して少なくありません。
さらに問題なのは、カビはマットレスの裏側やベッドフレームの見えない部分など、私たちの目が届きにくい場所で繁殖することです。
表面上はきれいに見えても、マットレスをめくってみたら黒い点々がびっしり…という光景は、想像するだけでも恐ろしいですよね。
一度マットレスの内部深くまで根を張ってしまったカビを、家庭で完全に取り除くことは極めて困難です。
市販のカビ取り剤を使っても表面上はきれいになったように見えますが、内部の菌糸は残っており、またすぐに再発してしまいます。
結局、高価なマットレスを買い替えるしかなくなることも多いのです。
大切な家族が、一日の疲れを癒すためのベッドで、知らず知らずのうちに健康を害されているとしたら、これほど悲しいことはありません。
だからこそ、カビを「発生させない」ための予防的なアプローチ、つまりベッドの湿気を根本から断つ対策が何よりも重要になるのです。
なぜ日本の家庭に「すのこベッド」が最適な3つの理由
家族をカビの危険から守るために、ベッドの湿気対策が不可欠であることはご理解いただけたかと思います。
では、具体的にどうすれば良いのでしょうか。
その最も効果的でシンプルな答えが「すのこベッド」を選ぶことです。
私たちベッドのプロが、高温多湿な日本の家庭にこそ、すのこベッドを強くおすすめするのには、明確な理由があります。
ここでは、すのこベッドが持つ3つの大きなメリットについて、詳しく解説していきます。
圧倒的な通気性!マットレスと床の間に空気の通り道を作る
すのこベッドが持つ最大のメリット、それは何と言っても「圧倒的な通気性」です。
ベッドの床板が、板を等間隔に並べた「すのこ」状になっていることで、マットレスや敷布団と床板の間に常に空気の層が生まれます。
これが非常に重要なポイントです。
寝ている間にかいた汗は、敷寝具を通して下へと抜けていきます。
一般的な板状の床板(ボードタイプ)の場合、この湿気は床板に遮られて逃げ場がなくなり、マットレスの底面に滞留してしまいます。
これがカビの直接的な原因となります。
すのこベッドであれば、板と板の隙間が「空気の通り道」となり、こもった湿気を効率的にベッドの外へ逃がしてくれるのです。
窓を開けて部屋の換気をするのと同じ原理です。
常に空気が流れる状態をベッドの下に作り出すことで、湿度が上がりにくくなり、カビが繁殖するために必要な「水分」という条件を根本から断つことができます。
この効果は、特に家族みんなで寝るファミリーベッドにおいて絶大な効果を発揮します。
先ほどご説明した通り、家族で眠るとにかく大量の汗(湿気)を、すのこの隙間が効率よく分散・放出してくれます。
まるでベッド自体が呼吸しているかのようです。
この「呼吸する床板」こそが、マットレスを常にドライな状態に保ち、カビの発生を強力に防ぐ秘訣なのです。
毎日布団を干したり、頻繁にマットレスを立てかけたりといった重労働から解放されるだけでも、日々の家事の負担は大きく軽減されます。
すのこベッドは、ただ寝るだけの家具ではなく、家族の健康と快適な暮らしを支える、非常に機能的なアイテムと言えるのです。
掃除のしやすさでハウスダスト対策も万全に
すのこベッドのメリットは、湿気対策だけではありません。
実は「掃除のしやすさ」という点でも、家族の健康を守る上で大きな利点があります。
ベッドの下は、私たちが思う以上にホコリや髪の毛、皮膚のフケ、そしてそれらをエサにするダニの死骸やフンといったハウスダストが溜まりやすい場所です。
床にぴったりと接しているタイプのベッドは、掃除機をかけることができず、ホコリの温床となりがちです。
これらのハウスダストも、カビと同様にアレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎などを引き起こす原因となります。
すのこベッドの中でも、特に床から高さのある「脚付きタイプ」を選べば、ベッド下に十分なスペースが確保されます。
このスペースがあれば、掃除機を奥までしっかりかけることができますし、最近主流のロボット掃除機もスムーズに入っていくことができます。
ベッド周りを常に清潔に保つことができるため、ホコリやダニが溜まるのを防ぎ、ハウスダスト対策も万全です。
ベッド下がすっきりしていることで、空気の循環もさらに良くなり、通気性の向上にも繋がります。
小さなお子様のために床からの高さが低い「ロータイプ」のすのこベッドを選ぶ場合でも、多くの製品はすのこ板を取り外せるようになっています。
定期的にすのこ板を上げて、ベッドフレームの内側や床を直接掃除することができるため、清潔さを維持することが可能です。
カビ対策としての「湿気」のコントロールと、アレルギー対策としての「ホコリ」のコントロール。
この両方を実現できるのが、すのこベッドの大きな強みです。
家族が毎日安心して深呼吸できる、クリーンな寝室環境づくりに、すのこベッドは大きく貢献してくれるのです。
マットレスが長持ち!経済的なメリットも見逃せない
家族の健康を守るという最も重要なメリットに加え、すのこベッドには「経済的」という見逃せないメリットもあります。
それは、ベッドの”相棒”であるマットレスを長持ちさせてくれる、という点です。
皆さんは、マットレスの寿命を縮める最大の敵が何かご存知でしょうか?それは、寝心地を左右するスプリングやウレタンフォームのへたりもさることながら、実は「湿気」なのです。
マットレスの内部に湿気がこもると、金属製のスプリングは錆びてしまい、本来の弾力性を失ってギシギシという異音の原因にもなります。
ウレタンフォームなどの素材は、湿気を含むことで加水分解という化学反応を起こし、ボロボロになってしまうことがあります。
これが、マットレスの「へたり」の大きな原因の一つです。
せっかく寝心地を重視して選んだ高価なマットレスも、通気性の悪い環境で使い続ければ、本来の性能を発揮できないまま、わずか数年で寿命を迎えてしまうことになりかねません。
これは非常にもったいない話です。
そこで活躍するのが、すのこベッドです。
すのこベッドの優れた通気性は、マットレスの内部に湿気がこもるのを防ぎ、常に乾燥に近い状態を保ってくれます。
スプリングの錆びやウレタンの劣化を抑制し、マットレスを本来の寿命まで、あるいはそれ以上に長持ちさせることが可能になるのです。
初期投資としてベッドフレームを選ぶ際に、少し価格が高くても質の良いすのこベッドを選ぶことは、結果的に高価なマットレスの買い替えサイクルを延ばし、トータルコストを抑えることに繋がります。
つまり、すのこベッドは「未来への投資」とも言えるのです。
家族の健康を守り、日々の家事の負担を減らし、さらには家計にも優しい。
これらすべてのメリットを兼ね備えているからこそ、私たちは自信を持って、日本のすべてのご家庭にすのこベッドをおすすめしたいのです。
すのこにも種類が?通気性をさらに高める「布団が干せる」タイプもご紹介
一口に「すのこベッド」と言っても、実はその機能は様々です。
基本的な通気性の良さは共通していますが、中にはその通気性をさらに極め、お手入れの手間を劇的に減らしてくれる画期的な機能を備えたモデルも存在します。
それが、すのこを山形に持ち上げて、ベッドの上でそのまま布団やマットレスを干すことができる「布団干し機能付きすのこベッド」です。
ここでは、その驚きの機能と、どのようなご家庭に特におすすめなのかを詳しくご紹介します。
毎日手軽に湿気対策!「スタンドアップすのこ」の画期的な機能
「布団は天日干しが一番」と分かってはいても、重たい敷布団やマットレスを毎日ベランダまで運ぶのは大変な重労働ですよね。
特にお仕事や育児で忙しい毎日の中では、ついついお手入れを怠りがちになってしまうものです。
そんな悩みを解決してくれるのが、「スタンドアップすのこ」や「布団干し機能」と呼ばれるタイプのすのこベッドです。
このベッドの最大の特徴は、中央から二つ折りにできるすのこを、軽い力で持ち上げて山形に固定できる点にあります。
ベッドフレームに備え付けられたストッパーやベルトで固定することで、すのこが自立し、その上に敷布団や薄手のマットレスを掛けられるようになります。
わざわざ屋外に持ち出さなくても、室内で手軽に寝具を乾燥させることができるのです。
朝、起きたらすぐにすのこを持ち上げて布団を掛けておくだけ。
あとは空気清浄機を回したり、窓を開けて換気したりすれば、寝ている間にこもった湿気を効率的に飛ばすことができます。
すのこの隙間から空気が通り抜けるため、まるで物干し竿に干しているかのような高い乾燥効果が期待できます。
この機能があれば、「今日は天気が悪いから干せない」「花粉やPM2.5が気になって外に干したくない」といった悩みからも解放されます。
毎日のお手入れが「布団を運ぶ」という重労働から、「すのこを持ち上げる」という簡単なアクションに変わるだけで、気持ちの面でも身体の面でも、負担は大きく軽減されます。
この手軽さこそが、清潔な睡眠環境を「継続」するための最も重要な鍵となるのです。
まさに、忙しい現代日本のライフスタイルにぴったりの、画期的な機能と言えるでしょう。
どんな家庭におすすめ?布団干し機能が活躍するシーン
この便利な「布団干し機能」は、具体的にどのようなご家庭で特にその真価を発揮するのでしょうか。
まず挙げられるのが、マンションやアパートにお住まいで、ベランダがなかったり、あっても規約で布団を干すことが禁止されていたりするご家庭です。
屋外に干す場所がない場合、寝具の湿気対策は死活問題となりますが、この機能があれば室内で完結するため、住環境を問わず清潔さを保てます。
共働きのご家庭や、日中はお仕事で家を空けることが多い方にも最適です。
日中に布団を干したくても時間がなく、週末にまとめて…と思っても雨が降ってしまう、という経験は誰にでもあるはずです。
このベッドなら、朝の数分でセットしておけば、日中留守にしている間も効率的に湿気を飛ばすことができます。
帰宅した時には、ふかふかの寝具が待っているというわけです。
花粉症や黄砂、PM2.5などのアレルギーが気になる方にとっても、室内干しできるメリットは計り知れません。
外気の汚れを気にすることなく、安心して寝具を乾燥させることができます。
梅雨の時期や冬場の結露しやすい季節など、年間を通して湿気が気になる時期には、この機能があるのとないのとでは快適さが全く違います。
特にファミリーベッドはサイズが大きいため、マットレスを動かすのは一苦労です。
布団干し機能付きの連結ファミリーベッドなら、それぞれのベッドを分割して個別に干すことができるモデルもあり、女性の力でも楽にお手入れが可能です。
布団干し機能付きすのこベッドは、様々なライフスタイルや住環境の悩みに応える、非常に汎用性の高い選択肢です。
日々の面倒な布団干しから解放されたい、と少しでも思う方であれば、検討する価値は十分にあると言えるでしょう。
【タイプ別】あなたに合うのはどれ?すのこファミリーベッド徹底比較
すのこファミリーベッドの良さをご理解いただいたところで、次に考えたいのが「どのタイプを選ぶか」という点です。
すのこベッドには、大きく分けて床からの高さがある「脚付きタイプ」と、床に近い「ロータイプ」の2種類があります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、ご家族のライフスタイルやお部屋の環境によって最適な選択は異なります。
ここでは、それぞれのタイプの特徴を詳しく比較し、あなたのご家庭にぴったりの一台を見つけるお手伝いをします。
お掃除ロボも入れる「脚付きタイプ」の魅力と注意点
「脚付きタイプ」のすのこベッドは、その名の通り、ベッドフレームに脚が付いており、床との間に空間があるのが特徴です。
このタイプの最大の魅力は、先にも述べた通り「掃除のしやすさ」です。
ベッド下に十分な高さがあるため、掃除機が奥まで届くのはもちろん、近年急速に普及しているロボット掃除機がスムーズに通り抜けることができます。
ホコリが溜まりやすいベッド下を常に清潔に保てることは、ハウスダスト対策の観点から非常に大きなメリットです。
このベッド下の空間は、収納スペースとしても活用できます。
市販の収納ボックスやケースを置けば、季節外れの衣類やリネン類などをすっきりと片付けることができ、手狭になりがちな寝室の収納問題を解決してくれます。
床面から寝床までの高さがあるため、床からの冷気やホコリの影響を受けにくいという利点もあります。
立ち上がったり座ったりといった動作が楽に行えるため、腰への負担が気になる方にもおすすめです。
注意点もいくつかあります。
ベッドに高さがあるため、小さなお子様がベッドから落下した場合の怪我が心配されます。
寝相の悪いお子様がいらっしゃるご家庭では、ベッドガードを設置するなどの安全対策が必須となります。
ロータイプに比べてフレーム全体に高さが出るため、お部屋に圧迫感を与えてしまう可能性もあります。
天井が低いお部屋や、空間を広く見せたい場合には、慎重に検討する必要があるでしょう。
これらのメリットと注意点を踏まえ、お掃除のしやすさや収納力を重視し、お子様の安全対策をしっかりと行えるご家庭に、脚付きタイプはおすすめの選択肢となります。
小さなお子様も安心な「ロータイプ」のメリット・デメリット
「ロータイプ」のすのこベッドは、脚が付いていないか、非常に低い脚で設計されており、床に近い高さで眠ることができるのが特徴です。
このタイプの最大のメリットは、何と言っても「安全性」です。
寝床の高さが低いため、万が一お子様がベッドから転がり落ちてしまっても、怪我のリスクを最小限に抑えることができます。
寝返りを始めたばかりの赤ちゃんや、寝相が活発なお子様と添い寝をするご家庭にとっては、この安心感は何物にも代えがたい魅力でしょう。
ベッドガードがなくても安心して眠れるため、親子がより密着して眠れるという声も多く聞かれます。
ベッド全体の高さが低いため、天井までの空間が広くなり、お部屋に圧迫感を与えません。
寝室を視覚的に広く、開放的に見せる効果があるため、お部屋の広さに限りがある場合や、スッキリとしたインテリアを好む方に非常に人気があります。
デメリットとしては、ベッド下の掃除がしにくい点が挙げられます。
床との隙間がほとんどないため、掃除機やロボット掃除機が入らず、ホコリが溜まりやすくなります。
これを解消するためには、定期的にマットレスを上げて、すのこ板を外して掃除するといった手間が必要になります。
床に近いため、冬場は床からの冷気を感じやすかったり、ハウスダストを吸い込みやすくなったりする可能性も指摘されます。
立ち上がりの際に膝や腰に負担がかかりやすいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
これらの特徴から、ロータイプは、何よりもお子様の安全性を最優先したいご家庭や、お部屋を広く見せたいというニーズを持つご家庭に最適な選択肢と言えます。
定期的なお掃除の手間を惜しまないことが、快適に使い続けるためのポイントです。
収納付きでも安心!すのこならベッド下の荷物もカビから守ります
ファミリーベッドを置きたいけれど、寝室の収納スペースが減ってしまうのが悩み…という方は非常に多いです。
そんな悩みを解決してくれるのが、ベッド下に大容量の収納スペースを備えた「収納付きベッド」です。
ここで心配になるのが「収納部分の湿気」です。
実は、従来の収納ベッドは通気性が悪く、収納した衣類や布団がカビてしまうという問題がありました。
ご安心ください。
「すのこ床板」を採用した収納ベッドなら、その問題をスマートに解決してくれます。
収納ベッドの常識を変える「すのこ床板」の重要性
従来の収納付きベッドの多くは、床板が化粧板などの一枚板でできていました。
この構造では、マットレスから抜けた湿気の逃げ場がなく、マットレスと床板の間で結露し、カビが発生しやすくなります。
さらに深刻なのは、その湿気が密閉された収納スペースの内部にまで影響を及ぼすことです。
収納庫内の空気は滞留しやすく、一度湿気がこもると、大切に保管していたはずの衣類やお客様用の布団、思い出のアルバムなどが、湿気を含んでジメジメしたり、カビ臭くなってしまったりする危険性がありました。
これでは、せっかくの収納スペースも安心して使うことができません。
「すのこ床板」を採用した収納ベッドは、この常識を覆します。
すのこの隙間がマットレスの湿気を適切に外部へ逃がしてくれるのはもちろんのこと、その通気性は収納庫内部の環境改善にも繋がります。
すのこの隙間を通して収納庫内の空気もわずかながら循環するため、湿気が完全に滞留するのを防いでくれるのです。
収納している荷物がカビてしまうリスクを大幅に軽減することができます。
もちろん、収納庫内に除湿剤を置くなどの工夫をすれば、さらに効果的です。
マットレスの快適性だけでなく、収納している大切な荷物の健康まで守ってくれる。
これが、現代の収納ベッドにおいて「すのこ床板」がいかに重要であるかの理由です。
収納力を求めるなら、床板が「すのこ」であることは、絶対に譲れない必須条件だと断言できます。
大容量の「跳ね上げ式」と整理しやすい「チェストタイプ」
すのこ仕様の収納ベッドには、大きく分けて2つのタイプがあります。
一つは、床板をガス圧の力でマットレスごと持ち上げる「跳ね上げ式」です。
このタイプの最大のメリットは、ベッド下のスペースをまるごと無駄なく収納として使える、圧倒的な収納力です。
収納部分に仕切りがない一つの大きな空間になっているため、スーツケースやゴルフバッグ、季節物の家電(扇風機やヒーター)、お客様用の布団セットなど、大きくてかさばる物をそのまま収納するのに最適です。
開閉もガス圧ダンパーのアシストによって女性の力でもスムーズに行えるため、荷物の出し入れも苦になりません。
もう一つは、ベッド下に複数の引き出しが付いた「チェストタイプ(タンスベッド)」です。
こちらのメリットは、引き出しごとに衣類や小物類を分類して整理整頓しやすい点です。
まるでタンスがまるごとベッドの下に収まったかのような構造で、Tシャツ、靴下、タオルなどを種類別に分けて収納できます。
引き出しの開閉スペースさえ確保できれば、壁にぴったりつけて設置できるのも魅力です。
どちらのタイプを選ぶかは、何を収納したいかによって決まります。
スキー板や季節家電など「大きなもの」を収納したいなら跳ね上げ式、普段使いの衣類などを「細かく分けて」収納したいならチェストタイプがおすすめです。
ファミリーベッドの場合、連結した片側を跳ね上げ式、もう片側をチェストタイプといった組み合わせができるモデルもあります。
ご自身のライフスタイルと収納したいものを具体的にイメージして、最適なタイプをお選びください。
ベッド専門店の店主が語る、本当に長く使えるすのこベッドの選び方
さて、ここまで様々な角度からすのこファミリーベッドの魅力をお伝えしてきましたが、ベッド販売歴17年のプロとして、「本当に良いすのこベッド」を見極めるための最終チェックポイントをお伝えします。
デザインや価格だけでなく、これからお話しするポイントを押さえることで、家族の成長と共に何年も、何十年も安心して使い続けられる、後悔のない一台を選ぶことができます。
素材で変わる快適性!桐・檜・パイン材の特徴
すのこベッドの快適性や機能性は、その素材によって大きく左右されます。
主に使われる木材には、それぞれ特徴があります。
最もおすすめしたいのが「桐(きり)」です。
桐は、古くから日本のタンスにも使われてきたように、非常に優れた調湿効果を持つことで知られています。
湿度が高い時には水分を吸収し、乾燥している時には水分を放出することで、自ら湿度をコントロールしようとします。
この性質が、すのこの通気性をさらに高め、カビの発生を強力に防いでくれます。
木材の中でも非常に軽量であるため、布団干し機能付きのモデルなど、すのこを持ち上げる際にも扱いやすいというメリットがあります。
次に人気なのが「檜(ひのき)」です。
檜の魅力は、何と言ってもその豊かな香りです。
フィトンチッドと呼ばれる香りの成分には、リラックス効果や自律神経を安定させる効果があると言われており、寝室を癒しの空間に変えてくれます。
檜にはヒノキチオールという成分が含まれており、これには優れた抗菌・防虫効果があります。
カビだけでなく、ダニを寄せ付けにくいという点も、家族の健康を考えると非常に嬉しいポイントです。
そして、比較的安価なモデルでよく使われるのが「パイン材(松)」です。
パイン材は、柔らかく加工がしやすいためデザインの自由度が高く、木のぬくもりを感じられる節のデザインが特徴です。
他の木材に比べて安価なため、コストを抑えたい場合には良い選択肢となりますが、桐や檜に比べると調湿性や防虫効果は劣ります。
ご予算と、何を重視するか(調湿性、香り、価格など)を考慮して、最適な素材を選んでみてください。
「耐荷重」と「きしみ音」に注目して後悔を防ぐ
長く快適に使うために、見落としがちですが非常に重要なのが「頑丈さ」です。
特にファミリーベッドは、大人2人とお子様、というように複数の人が同時に使用するため、ベッドフレーム全体にかかる重さは相当なものになります。
そこで必ずチェックしていただきたいのが「耐荷重」です。
耐荷重とは、そのベッドがどれくらいの重さまで耐えられるかを示す数値です。
この数値が、家族全員の体重とマットレスの重さを合計したものを十分に上回っているかを確認してください。
耐荷重が低いベッドは、使用しているうちにすのこが割れたり、フレームが歪んだりする危険性があり、非常に危険です。
耐荷重が高いベッドは、それだけ頑丈な木材を使用し、しっかりとした構造で作られている証拠でもあります。
快適な睡眠を妨げる大敵「きしみ音」にも注意が必要です。
ベッドがきしむ原因は様々ですが、フレームの接合部の甘さや、すのこ板とフレームが擦れることなどが挙げられます。
特にファミリーベッドは、2台のベッドを連結して使用するため、この連結部分がしっかりしていないと、寝返りを打つたびにギシギシと音が鳴り、眠りを妨げてしまいます。
購入前には、レビューなどを参考にきしみ音に関する評価を確認したり、連結方法が頑丈な金具でしっかりと固定されるタイプであるかを確認したりすることをおすすめします。
当店で扱うベッドは、こういった耐荷重や静音性にもこだわった、品質の高い製品を厳選しております。
目先の価格だけでなく、こうした「見えない品質」にまで目を向けることが、10年後も「このベッドを選んで良かった」と思える、最高の選択に繋がるのです。
店主のつぶやき カビ対策の決定版!すのこファミリーベッドで家族の健康と快眠を守る方法
・ファミリーベッド
・連結ベッド
・キングサイズより大きいベッド
・すのこベッド
・ベッドフレーム
・ベッドサイズ
・ベッド
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・すのこベッドのきしみ音の原因と対策 寝返りを気にせず快眠する
カビ対策の決定版!すのこファミリーベッドで家族の健康と快眠を守る方法