こんにちは!ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
17年以上にわたり、本当にたくさんのお客様のベッド選びをお手伝いしてまいりました。
その中でも「家族みんなで眠れる大きなベッドが欲しいけど、どれを選べばいいか分からない」というご相談は後を絶ちません。
大切なお子様と眠るベッドだからこそ、デザインや価格だけでなく、健康面や将来性まで考えて、絶対に後悔したくないですよね。
このページでは、そんなお客様のために、ベッドのプロである私が「すのこファミリーベッド」の全てを徹底解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたのご家庭に最適な一台がきっと見つかっているはずです。
そもそもファミリーベッドとは?ワイドキング・連結ベッドとの違い
「ファミリーベッド」という言葉、最近よく耳にするようになりましたが、具体的にどんなベッドを指すのかご存知でしょうか。
実はこの言葉、使う人や目的によって少しずつ意味合いが変わります。
ここでは、後悔しないベッド選びの第一歩として、ファミリーベッドの基本的な定義と、よく似た言葉である「ワイドキング」「連結ベッド」との違いを分かりやすく解説します。
この違いを知るだけで、商品を探す際の視野がぐっと広がりますよ。
「ファミリーベッド」とは?使う人基準の優しい名前
「ファミリーベッド」とは、その名の通り「家族(ファミリー)で一緒に眠るための大きなベッド」を指す、とても優しい総称です。
実は、ベッドの業界において「ファミリーベッド」という厳密な定義や規格があるわけではありません。
キングサイズよりも大きなベッドを指すこともあれば、ベッドを2台並べた状態を指すこともあります。
この言葉の最も大切なポイントは、「誰が」「どのように」使うかに焦点を当てた、使用者目線のネーミングであるという点です。
パパ、ママ、そして小さなお子様が「川の字」で安心して眠れる。
そんな温かい光景を思い浮かべてみてください。
その光景を実現してくれるベッドこそが、ファミリーベッドなのです。
シングルベッドやセミダブルベッドなどを2台以上並べて、家族みんながゆったりと眠れる広さを確保したものを指すのが一般的です。
この言葉が広まった背景には、家族のコミュニケーションを大切にし、特に幼少期のお子様との添い寝を通じて親子の絆を深めたいという、現代のライフスタイルの変化があります。
ですから、「ファミリーベッド」という言葉で商品を探すときは、「家族みんなで使う」という温かいコンセプトを念頭に置くと、ご自身の理想に近いベッドが見つけやすくなります。
それは単なる家具ではなく、家族の幸せな時間を育むための大切な場所、と考えると、ベッド選びがもっと楽しくなりますね。
サイズ基準の「ワイドキング」と構造基準の「連結ベッド」
「ファミリーベッド」という優しいコンセプトを理解した上で、次にもう少し専門的な言葉を知っておくと、商品選びが格段にスムーズになります。
それが「ワイドキング」と「連結ベッド」です。
「ワイドキング(WK)」とは、ベッドのサイズ(幅)を表す規格名です。
一般的なベッドサイズは、シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングと大きくなりますが、ワイドキングはそれよりもさらに大きいサイズを指します。
具体的には、シングルベッド(幅約100cm)を2台並べた「ワイドキング200(WK200)」、シングルとセミダブル(幅約120cm)を並べた「ワイドキング220(WK220)」、セミダブル2台を並べた「ワイドキング240(WK240)」といった具合に、組み合わせるベッドの合計幅で表記されます。
最大でダブルベッド(幅約140cm)を2台並べた「ワイドキング280(WK280)」など、非常に大きなサイズまであります。
「連結ベッド」とは、ベッドの構造そのものを指す言葉です。
2台以上のベッドフレームを専用の金具などで隙間なくぴったりと固定(連結)できる機能を持ったベッドのことです。
ただ2台のベッドを並べただけだと、寝ている間にベッドがずれて隙間ができてしまい、お子様が挟まったり、マットレスがずれたりして危険です。
連結ベッドならフレーム同士ががっちりと固定されるため、まるで一枚の大きなベッドのように、安全で快適に使うことができます。
つまり、まとめるとこうなります。
「連結ベッド」という構造を使って、「ワイドキング」という大きなサイズを実現したものが、一般的に「ファミリーベッド」と呼ばれている、ということです。
この3つの言葉の関係性を理解しておけば、通販サイトなどで商品を絞り込む際に非常に役立ちます。
すのこベッドを選ぶべき本当の理由|メリット・デメリットを正直解説
ファミリーベッドの基本がわかったところで、次はその「床板」に注目してみましょう。
ファミリーベッドには様々なタイプがありますが、私が17年間ベッドをおすすめしてきた経験から、特に日本の家庭に最適だと断言できるのが「すのこ」タイプの床板です。
なぜそこまで強くおすすめするのか。
ここでは、すのこベッドが持つ圧倒的なメリットと、正直にお伝えすべきデメリットの両方を、プロの視点から詳しく解説します。
【メリット】日本の気候に最適な「通気性」と「衛生面」
すのこベッドを選ぶべき最大の理由、それは「圧倒的な通気性」です。
ご存知の通り、日本は世界的に見ても非常に湿度の高い国です。
そして、人は寝ている間にコップ一杯分(約200ml)の汗をかくと言われています。
これが家族3人なら600ml、4人なら800mlもの水分が一晩でマットレスに吸収される計算になります。
この湿気の逃げ場がないと、マットレスの裏側やベッドフレームにカビが発生する原因となります。
カビは見た目が不快なだけでなく、胞子を吸い込むことでアレルギー性鼻炎や喘息を引き起こすなど、特に免疫力の低いお子様の健康に深刻な影響を及ぼしかねません。
すのこベッドは、床板に隙間があることで、この湿気を効率的に下へ逃がす「空気の通り道」を作ってくれます。
マットレスを常に乾燥した状態に保ち、カビやダニが繁殖しにくい衛生的な環境を維持できるのです。
汗をかきやすいお子様と一緒に眠るファミリーベッドにとって、この通気性の良さは何にも代えがたいメリットと言えるでしょう。
毎日マットレスを干すのは大変ですが、すのこベッドなら置いているだけで湿気対策ができるのです。
家族の健康を守るという観点から、ベッド選びにおける最重要項目の一つだと私は考えています。
高価なマットレスも、湿気でダメにしてしまっては元も子もありません。
すのこベッドは、家族の健康と大切なマットレスの両方を守ってくれる、賢い選択なのです。
【デメリット】マットレス選びと冬場の対策を正直に解説
これほどまでにメリットの大きいすのこベッドですが、もちろん完璧というわけではありません。
良い面だけでなく、考えられるデメリットも正直にお伝えするのがプロの責任だと思っています。
まず一つ目の注意点は、「マットレスとの相性」です。
すのこは板と板の間に隙間があるため、極端に薄い敷布団や、柔らかすぎるマットレスを使用すると、すのこの凹凸を感じてしまう「底付き感」が出てしまうことがあります。
快適な寝心地を得るためには、ある程度の厚み(最低でも10cm以上を推奨)があり、しっかりと体を支えてくれるポケットコイルマットレスや高反発ウレタンマットレスなどを選ぶことが重要です。
二つ目は、「冬場の底冷え」の可能性です。
通気性が良いということは、夏場は涼しくて快適な反面、冬場は床からの冷たい空気が伝わりやすい、と感じる方もいらっしゃいます。
フローリングの床に直接すのこベッドを置く場合は注意が必要です。
ただし、これは十分に対策が可能です。
ベッドパッドを保温性の高いウール素材のものに変えたり、マットレスとすのこの間に一枚除湿シートや薄手のブランケットを敷いたりするだけで、冷気はかなり和らぎます。
最近の住宅は気密性が高く、昔ほど床からの底冷えが深刻な問題になることは少なくなっています。
これらのデメリットは、マットレス選びや少しの工夫で十分にカバーできるものです。
メリットの大きさを考えれば、これらは知っておくべき「注意点」というレベルだとご理解いただければと思います。
ライフスタイルで選ぶ!すのこファミリーベッドの全種類を徹底解説
「すのこ」の良さをご理解いただけたところで、いよいよ具体的なベッド選びに進んでいきましょう。
すのこファミリーベッドには、デザインや機能によっていくつかの種類があります。
どのタイプが最適かは、お客様のライフスタイル、お部屋の広さ、そして何を最も重視するかによって変わってきます。
ここでは、代表的な3つのタイプ「脚付き」「ロー」「収納付き」について、それぞれの特徴を徹底的に解説します。
ご自身の暮らしを想像しながら、読み進めてみてください。
開放感とお掃除のしやすさで選ぶ「脚付きタイプ」
「脚付きタイプ」は、ベッドフレームに脚が付いており、床とベッドの間に空間があるデザインです。
このタイプの最大の魅力は、お部屋に圧迫感を与えず、すっきりとした「開放感」を演出できる点です。
ベッド下に空間があることで視線が抜け、同じサイズのベッドでもロータイプに比べて軽やかな印象になります。
この空間は実用面でも大きなメリットがあります。
ベッド下はホコリが溜まりやすい場所ですが、脚付きタイプなら掃除機が奥までしっかり届き、お掃除ロボットもスムーズに通り抜けることができるモデルがほとんどです。
ハウスダスト対策の観点からも、常に清潔な環境を保ちやすいのは嬉しいポイントですね。
このベッド下のスペースを収納として活用することも可能です。
市販の収納ケースなどを利用すれば、普段あまり使わない季節物やリネン類をすっきりと片付けることができます。
ただし、注意点としては、ベッドに高さがあるため、小さなお子様が落下するリスクがロータイプに比べて高まることが挙げられます。
寝相が心配な場合は、オプションのベッドガードを設置するなど、安全対策をしっかりと行うようにしましょう。
デザイン性と実用性を両立させたい、ベッド下も有効活用したい、という方には、この脚付きタイプが非常におすすめです。
安全性と価格で選ぶなら「ロータイプ」
「ロータイプ」は、その名の通り、床からの高さが低いデザインのベッドです。
このタイプの最大のメリットは、何と言っても「安全性」の高さです。
床面からの高さがほとんどないため、万が一お子様がベッドから転がり落ちてしまっても、大きな怪我につながる心配がありません。
寝返りを始めたばかりの赤ちゃんや、眠っている間によく動くお子様と添い寝をするご家庭にとっては、この安心感は何物にも代えがたいものでしょう。
ベッド全体の高さが低いため、天井までの空間が広くなり、お部屋に圧迫感を与えません。
寝室を視覚的に広く、開放的に見せる効果があるため、お部屋の広さが限られている場合や、モダンでスッキリとしたインテリアを好む方に大変人気があります。
価格面でも、使用する部材が少ない分、脚付きタイプや収納付きタイプに比べて比較的リーズナブルな傾向があるのも魅力の一つです。
デメリットとしては、床との隙間がほとんどないため、ベッド下の掃除がしにくい点が挙げられます。
ホコリが気になる場合は、定期的にマットレスを上げて掃除するなどの手間が必要になります。
床に近いため、ハウスダストを吸い込みやすいと感じる方や、冬場に床からの冷気を感じやすい方もいらっしゃるかもしれません。
何よりもお子様の安全を最優先したい、お部屋を少しでも広く見せたい、というご家庭には、このロータイプが最適な選択となるはずです。
寝室が片付く!大容量「収納付き(跳ね上げ式・チェスト)」
「寝室が狭くて、ファミリーベッドを置いたらクローゼットが使いにくくなる…」そんなお悩みを解決するのが、ベッド下に巨大な収納スペースを備えた「収納付きタイプ」です。
収納付きには、主に「跳ね上げ式」と「チェストタイプ」の2種類があります。
「跳ね上げ式」は、床板をマットレスごとガス圧の力で持ち上げるタイプで、ベッド下がまるごと一つの大きな収納庫になります。
スーツケースや来客用の布団セット、季節家電など、大きくてかさばる物の収納に最適です。
「チェストタイプ」は、ベッド下に引き出しが複数付いているタイプで、まるでタンスがベッドと一体化したかのようなデザインです。
衣類やタオル、小物などを細かく分類して整理整頓したい方に向いています。
この収納付きベッドを選ぶ際に絶対に忘れてはならないのが、床板が「すのこ」であることです。
従来の収納ベッドは床板が板張りだったため、収納庫内に湿気がこもり、収納した物がカビてしまうという最悪のケースがありました。
すのこ仕様であれば、通気性が確保されるため、収納庫内のカビのリスクも大幅に軽減できます。
まさに、収納力と衛生面を両立した、理想的なベッドと言えるでしょう。
物が多くて寝室が片付かない、というお悩みをお持ちの方には、この収納付きすのこファミリーベッドが救世主になるかもしれません。
意外と見落としがち?棚・コンセント・照明の便利な使い方
ベッドフレームのタイプが決まったら、次に見るべきは「ヘッドボード」の機能性です。
棚、コンセント、照明は、あるとないとでは快適さが全く違ってきます。
これらは単なるおまけの機能ではなく、家族の眠りをより豊かで便利なものにしてくれる重要な要素です。
ここでは、意外と見落としがちなこれらの機能の、賢い使い方と選び方のポイントをご紹介します。
スマホ充電だけじゃない!棚・コンセントの安全で賢い使い方
今や、ヘッドボードの「棚とコンセント」は必須機能と言っても過言ではありません。
多くの方がスマートフォンやタブレットの充電に使うことを想定されると思いますが、その使い道はもっとたくさんあります。
棚にはメガネや読みかけの本、目覚まし時計などを置く定位置として活躍します。
物が散らかりがちなベッド周りをすっきりと保つことができます。
コンセントの使い道も様々です。
乾燥する季節には、コンパクトな加湿器を枕元で使うことができますし、リラックスしたい夜にはアロマディフューザーを置くのも良いでしょう。
間接照明を置いて、寝室をホテルライクな落ち着いた雰囲気に演出することも可能です。
ただし、ファミリーベッドで使う上で、一つだけ絶対に注意していただきたいのが「お子様の安全」です。
小さなお子様は、コンセントの差込口に指や物を入れてしまう危険があります。
使わない差込口には、必ず市販のコンセントキャップを取り付けて、いたずらを防止しましょう。
充電ケーブルなどの配線も、お子様の首に絡まったりしないよう、すっきりとまとめたり、ベッドの裏側に隠したりする工夫が必要です。
安全に配慮しさえすれば、棚とコンセントは、家族の眠りの時間をより快適で便利なものにしてくれる、頼もしい味方になるのです。
眠る前の読書タイムが変わる「照明」の重要性
ヘッドボードに付いている「照明」も、あると非常に便利な機能です。
眠る前に少しだけ本を読んだり、日記をつけたりする時間は、心穏やかな一日を締めくくる大切なひとときです。
そんな時、部屋全体の天井照明を煌々とつけるのは、少し明るすぎて目が冴えてしまいますよね。
ヘッドボードに内蔵された柔らかな光の照明なら、手元だけを優しく照らしてくれるので、眠りへと向かう脳を興奮させることなく、リラックスした状態で読書などを楽しむことができます。
この機能は、お子様が小さいご家庭でこそ真価を発揮します。
夜中に赤ちゃんがおむつ替えでぐずったり、お子様が喉が渇いたと起きたりした際に、この手元灯が非常に役立ちます。
部屋全体の電気をつけると、他の家族まで起こしてしまいますが、ヘッドボードの照明なら、必要な場所だけを最低限の明るさで照らすことができるため、他の家族の眠りを妨げることがありません。
夜間の授乳や看病の際にも、心強い味方となってくれるでしょう。
最近では、省エネで長寿命なLED照明が主流になっているため、電気代や電球交換の手間を心配する必要もほとんどありません。
一日の終わりに、そして夜中のもしもの時に、この小さな光があるだけで、安心感と快適さは格段に向上します。
ベッド選びの際には、ぜひこの照明の有無もチェックしてみてください。
子供の成長に合わせて変化!将来分割して使えるベッドの魅力
ファミリーベッドの購入を検討されるお客様が、最も気にされる点の一つが「子供が大きくなったら、この大きなベッドはどうなるの?」ということです。
ご安心ください。
多くの連結式ファミリーベッドは、その名の通り「分割」して使うことができます。
ファミリーベッドが持つ最大のメリットの一つであり、長期的な視点で見ると非常に経済的で賢い選択と言えます。
ここでは、その具体的な魅力と、選ぶ際のポイントを解説します。
「今は一緒に、将来は別々に」1台で2度おいしい経済性
お子様が小さいうちは、家族みんなで「川の字」で眠る幸せな時間。
お子様が成長し、小学校高学年や中学生くらいになると、「自分の部屋で一人で眠りたい」と言い出す日がやってきます。
それは、お子様の健やかな自立の証であり、喜ばしいことですよね。
そんな時、一般的な大きなベッドであれば、使い道がなくなり、買い替えや処分に頭を悩ませることになります。
連結式のファミリーベッドなら、その心配は無用です。
ワイドキング200(シングル2台)のベッドを使っていた場合、連結を解除すれば、全く同じシングルベッドが2台生まれます。
これを、ご夫婦の寝室とお子様の部屋にそれぞれ設置すれば、新たにベッドを買い足す必要がありません。
ワイドキング240(セミダブル2台)なら、お子様に広々としたセミダブルベッドを譲り、ご夫婦はもう一台のセミダブルを使い続ける、といったことも可能です。
一台のベッドで二度、あるいは三度おいしい、非常に優れた経済性と言えるでしょう。
お子様の成長という、家族にとって避けられないライフステージの変化に、無駄なく柔軟に対応できる。
これが連結式ファミリーベッドの最大の強みです。
初めから将来の分割利用を前提に選ぶことで、結果的に大きな出費を抑えることができ、家計にとっても非常にスマートな選択となるのです。
連結・分割が簡単なベッドを選ぶためのチェックポイント
将来的に分割して使うことを考えるなら、購入時に「連結と分割のしやすさ」をチェックしておくことが重要です。
いざ分割しようと思った時に、作業が非常に複雑で大変だったり、特別な工具が必要だったりすると、せっかくの機能も宝の持ち腐れになってしまいます。
まず確認したいのは「連結金具の種類と構造」です。
多くの連結ベッドは、ベッドのサイドフレーム同士をプレート状の金具とボルトで固定する方式を採用しています。
この金具が、誰でも簡単に取り付け・取り外しができるシンプルな構造であるかを確認しましょう。
商品ページの説明写真や、購入者のレビューなどが参考になります。
「分割した時のデザイン性」も大切なポイントです。
連結して使うことだけを考えて設計されたベッドの中には、分割するとヘッドボードのデザインが不自然になったり、連結用の金具の穴が目立ってしまったりするものもあります。
将来、それぞれ独立したベッドとして使う際に、デザイン的に見劣りしないか、という視点も持っておくと良いでしょう。
高品質なベッドは、分割して使うことまで計算され、単体のベッドとしても美しいデザインを保てるように作られています。
連結部分に隙間ができにくいか、マットレスを置いた時に中央部分が沈み込んだりしないか、といった連結時の快適性ももちろん重要です。
これらのポイントを事前にしっかりと確認しておくことで、何年先も満足して使い続けられる、本当の意味で「長く使える」ファミリーベッドを選ぶことができるのです。
届いたその日に使える「組立設置サービス」は利用すべき?
さて、いよいよ理想のベッドが決まったら、最後に考えるのが「配送と組立」の問題です。
特にファミリーベッドはサイズが大きく、パーツも多いため、ご自身で組み立てるのが大変そう…と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな時に頼りになるのが、有料の「組立設置サービス」です。
ここでは、このサービスを利用するメリットと、どんな方に特におすすめなのかを解説します。
これも、後悔しないベッド選びの最後の重要なステップです。
時間と労力を買う!「組立設置サービス」のメリット
「組立設置サービス」とは、その名の通り、配送業者がお部屋の中の希望の場所まで商品を運び入れ、その場でベッドの組立作業を行い、最終的に出た段ボールなどの梱包材も全て回収してくれる、という有料サービスです。
このサービスを利用する最大のメリットは、お客様の「時間と労力を節約できる」という点に尽きます。
ファミリーベッドは、シングルサイズやセミダブルサイズを2台分組み立てることになるため、パーツの数が非常に多く、重量もかなりのものです。
慣れない作業に戸惑い、説明書と格闘しているうちに、あっという間に数時間が過ぎてしまった…という話はよく聞きます。
お仕事や育児で忙しい毎日を送る中で、休日の貴重な時間を組立作業に費やすのは、大きな負担ですよね。
その点、プロの作業員は、同じ商品を何度も組み立てているため、構造を熟知しており、驚くほどスピーディーかつ正確に作業を進めてくれます。
わずか30分から1時間程度で、完璧に組み立てられたベッドが目の前に現れるのです。
自分で組み立てた際の「ちゃんとできているか不安」「ネジの締め忘れがないか心配」といった精神的なストレスからも解放されます。
意外と大変なのが、組立後に出る大量の段ボールや発泡スチロールなどの梱包材の処理です。
これらを全て持ち帰ってくれるのも、非常に大きなメリットと言えるでしょう。
まさに、時間と労力、そして安心感をお金で買う、賢い選択なのです。
どんな人が利用すべき?費用対効果を考える
では、この組立設置サービスは、具体的にどのような方が利用すべきなのでしょうか。
もちろん、ご予算に余裕があれば全ての方におすすめしたいサービスですが、特に以下のような方には、費用対効果が非常に高いと言えます。
まずは、「DIYや家具の組立に自信がない、苦手だ」という方です。
無理にご自身で作業して、パーツを傷つけたり、最悪の場合ケガをしてしまったりするリスクを考えれば、プロに任せるのが賢明です。
「お仕事や育jyでとにかく時間がない」という方。
休日の貴重な時間を、組立作業ではなく、ご家族と過ごす時間やご自身の休息のために使いたい、と考えるのは当然のことです。
「妊婦さんや、小さなお子様から目が離せないご家庭」にも強くおすすめします。
重いパーツを運んだり、床に工具を広げたりする作業は、安全面から見ても避けるべきです。
マンションの上層階にお住まいの方や、玄関から寝室までの通路が狭い場合など、搬入経路に不安がある方も、プロに任せた方が安心です。
サービスの料金は、ベッドのサイズやお住まいの地域によって異なりますが、1万円から3万円程度が一般的です。
この費用を、あなたの貴重な時間や労力、そして何より安心感と天秤にかけてみてください。
多くの方にとって、それは「支払う価値のある費用」だと感じていただけるはずです。
大切な家族のための大きな買い物だからこそ、最後の仕上げまでプロに任せて、届いたその日から完璧な状態で快適なベッドライフをスタートさせてみてはいかがでしょうか。
店主のつぶやき 【プロが解説】後悔しない「すのこファミリーベッド」の選び方 完全ガイド
・ファミリーベッド
・連結ベッド
・キングサイズより大きいベッド
・すのこベッド
・ベッドフレーム
・ベッドサイズ
・ベッド
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