こんにちは!ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
17年以上にわたり、お客様の眠りのお悩みに寄り添ってまいりました。
「家族でゆったり眠れる大きなベッドは理想だけど、ただでさえ手狭な寝室に置いたら、もっと部屋が狭くなってしまう…」そんな風に、ファミリーベッドを諦めかけてはいませんか?
もしそうなら、この記事はきっとあなたのお役に立てるはずです。
発想を転換し、ベッドを「寝るだけの家具」から「寝室を片付けるための超大型収納家具」として捉え直す。
今回は、収納問題を一気に解決し、寝室を驚くほど広く使うための「大容量収納すのこファミリーベッド」の魅力と選び方を、徹底的にご紹介します。
ファミリーベッドを置くと部屋が狭くなる…は間違いだった?
家族みんなでゆったり眠れる大きなファミリーベッド。
憧れはあっても、そのサイズ感から「これを置いたら、ただでさえ狭い寝室がベッドだけで埋まってしまう…」と、二の足を踏んでしまう方は少なくありません。
その考え方は、実は大きな間違いかもしれません。
ここでは、ファミリーベッドが寝室を狭くするどころか、むしろ広くしてくれる、魔法のような発想の転換についてお話しします。
発想の転換!「ベッド=寝るだけの家具」から「ベッド=多機能収納家具」へ
私たちは、無意識のうちに「ベッドは寝るためだけの家具」と思い込んでいます。
だからこそ、ベッドを置くことで、他の家具を置くスペースが奪われる、と考えてしまうのです。
ここで一度、その固定観念を取り払ってみましょう。
もし、ベッドそのものが、寝室にある他の家具、例えばタンスやチェスト、衣装ケースなどの役割を全て兼ね備えていたらどうでしょうか?ベッドは、部屋の中で最も大きな面積を占める家具です。
その広大なベッド下のデッドスペースを、ただの空間ではなく、家の中で最大級の「収納スペース」として活用するのです。
この発想の転換こそが、収納付きファミリーベッドの神髄です。
ベッドは単に睡眠をとる場所ではなく、寝室の収納問題を一手に引き受ける「超大型の多機能収納家具」へと進化します。
この考え方を持てば、ベッドを置くことは、スペースを「失う」行為ではなく、むしろこれまで活用できていなかった空間に、新たな収納スペースを「生み出す」行為に変わります。
家族が増えれば物も増えるファミリー世帯にとって、この「生み出された収納スペース」は計り知れない価値を持ちます。
子供のおもちゃ、増え続ける衣類、季節物の寝具や家電。
これら全てをベッド下に収めることができれば、寝室は劇的に変わるはずです。
まずは、「ベッド=収納」という新しい視点を持つこと。
それが、広々とした快適な寝室を実現するための第一歩となるのです。
家具を減らして部屋を広く 収納付きベッドがもたらすミニマリズム
「ベッド=収納」という発想の転換は、具体的にどのような変化を寝室にもたらすのでしょうか。
それは、「部屋に置く家具の数を減らせる」という、非常にシンプルかつ効果絶大な変化です。
これまで寝室に置いていたタンスやチェスト、いくつも積み重ねた衣装ケースを想像してみてください。
これらが占めていた床面積は、決して小さくはなかったはずです。
もし、これらの収納家具の中身を全て、新しく迎えるファミリーベッドのベッド下収納に収めることができたとしたら、どうでしょう。
これまでタンスやチェストが置かれていた場所は、ぽっかりと何もない空間に変わります。
この空間が生まれることで、部屋全体の動線がスムーズになり、お子様が遊ぶためのフリースペースが生まれます。
部屋の隅に追いやられていた観葉植物を窓際に置くこともできるかもしれません。
壁が見える面積が増えることで、部屋全体が視覚的に広々と感じられ、圧迫感がなくなり、精神的なゆとりにも繋がります。
まさに収納付きベッドがもたらす「ミニマリズム(最小限主義)」の効果です。
生活に必要な物はしっかりと収納しつつ、部屋の表面には余計な物を出さない。
ホテルのようにスッキリと整頓された、生活感のない美しい空間が実現します。
掃除がしやすくなるという副次的なメリットも見逃せません。
家具を一つ一つ動かしながら掃除機をかける手間がなくなり、日々の家事負担も軽減されます。
ファミリーベッドという「大きな家具」を一つ置くことで、結果的に他の「複数の家具」を減らすことができる。
この足し算ではなく引き算の考え方こそが、寝室を物理的にも心理的にも広く、快適にしてくれる秘訣なのです。
ベッド下が巨大なクローゼットに!「跳ね上げ式」すのこベッドとは
収納付きベッドの中でも、特にその圧倒的な収納力で人気を集めているのが「跳ね上げ式」と呼ばれるタイプです。
その名の通り、床板を「跳ね上げる」ことで、ベッド下がまるごと一つの巨大な収納スペースに変わります。
ここでは、その驚きの仕組みと魅力、そして選ぶ際のポイントについて詳しく解説していきます。
圧倒的な収納力!スーツケースも布団も丸ごと収まる仕組みと魅力
「跳ね上げ式」ベッドの最大の魅力は、なんといってもその「圧倒的な収納力」です。
ベッド下のスペースを最大限に活用するため、内部に仕切りが一切なく、まさに一つの巨大な箱(収納庫)になっています。
この構造により、引き出し式のチェストベッドでは収納が難しい、大きくてかさばる物をそのままの形で仕舞うことが可能です。
年に数回しか使わない海外旅行用の大きなスーツケース、お客様用の来客布団一式、冬場にしか使わない羽毛布団や毛布、扇風機やヒーターといった季節家電、お子様の思い出の品々が詰まった段ボール箱、ゴルフバッグやスノーボード用品などの趣味の道具。
これらを全て、ベッドの下にすっきりと隠すことができます。
その収納容量は、一般的なサイズのベッドでもクローゼット一つ分に匹敵し、ファミリーベッドサイズともなれば、もはやウォークインクローゼット並みと言っても過言ではありません。
これまで部屋の隅や押し入れの奥で場所を取っていたこれらの荷物が全てベッド下に収まることで、居住スペースを圧迫することなく、スッキリとした空間を保つことができます。
床板が蓋の役割を果たすため、収納した物にホコリが被る心配もありません。
普段使わない物をまとめて収納する「オフシーズンのクローゼット」として、跳ね上げ式ベッドはまさに理想的な解決策と言えるでしょう。
女性でも軽々!ガス圧ダンパーの安全性と選び方のポイント
「マットレスを乗せたまま、そんな重い床板を持ち上げるなんて大変そう…」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。
現在の跳ね上げ式ベッドのほとんどは、自動車のハッチバックドアなどにも使われている「ガス圧ダンパー」という部品を使用しています。
このガス圧ダンパーが強力なアシストをしてくれるため、女性の方でも驚くほど軽い力で、スムーズに床板の開閉を行うことができます。
指一本で開けられる、と表現されるモデルもあるほどです。
安全性にも配慮されており、最大まで開くとしっかりと固定され、勝手に閉じてくることのないように設計されています。
閉める際も、ダンパーがブレーキの役割を果たし、ゆっくりと静かに閉まるため、手を挟んでしまうといった事故を防ぎます。
この跳ね上げ式ベッドを選ぶ際のポイントは、この「ガス圧ダンパーの品質」です。
信頼性の高い日本製のダンパーを使用しているモデルは、耐久性が高く、長年にわたってスムーズな開閉性能を維持してくれます。
開閉の方向にも「縦開き」と「横開き」の2種類があります。
縦開きは、ベッドの足元側に開閉スペースが必要で、奥の物も取り出しやすいのが特徴です。
横開きは、ベッドのサイド側にスペースが必要で、壁にぴったりとヘッドボードをつけたまま開閉できるのがメリットです。
お部屋のレイアウトや、ベッドのどちら側に壁があるかを考慮して、最適な開閉方向を選ぶようにしましょう。
衣類や小物の整理に最適!「チェストタイプ」の賢い使い方
跳ね上げ式が「大きな物」の収納を得意とするのに対し、「細かな物」の整理整頓を得意とするのが「チェストタイプ」の収納ベッドです。
ベッド下に複数の引き出しを備え、まるでタンス(チェスト)とベッドが一体化したかのようなデザインが特徴です。
ここでは、チェストベッドのメリットと、その収納力を最大限に引き出す賢い使い方についてご紹介します。
まるで作り付けのタンス!引き出し収納のメリットと整理術
チェストタイプの最大のメリットは、その「整理のしやすさ」にあります。
複数の引き出しに分かれているため、「この引き出しにはTシャツ」「ここには靴下と下着」「あちらにはタオル類」といったように、アイテムの種類ごとに分類して収納することができます。
どこに何があるかが一目瞭然なので、忙しい朝の身支度の際にも、あちこち探すことなく、目的の衣類をサッと取り出すことができます。
全ての荷物を一つの空間にまとめて収納する跳ね上げ式にはない利点です。
まさにお部屋に作り付けのタンスが備わったかのような利便性と言えるでしょう。
この整理しやすさを活かすためのコツは、引き出しのサイズに合わせて、市販の仕切りケースやボックスを活用することです。
靴下やハンカチ、下着などの細かな物は、そのまま入れると中でごちゃごちゃになってしまいがちです。
仕切りを使うことで、それぞれの定位置が決まり、見た目も美しく、さらに使いやすさが向上します。
衣替えの際も非常に便利です。
引き出しごとに季節を分ければ、例えば夏物の引き出しと冬物の引き出しを、ケースごと入れ替えるだけで衣替えが完了します。
全ての衣類を一度出す必要がないため、時間も手間も大幅に節約できます。
日々の使いやすさと整理整頓のしやすさを重視する方には、このチェストタイプが最適な選択となるはずです。
深型・浅型を使い分け!収納物から考える最適な引き出しの選び方
チェストベッドを選ぶ際には、引き出しの「種類」と「構造」にも注目してみましょう。
多くのチェストベッドは、大きさの異なる「深型」の引き出しと「浅型」の引き出しを組み合わせて設計されています。
それぞれの特徴を理解し、ご自身が収納したい物に合わせて使い分けることが、賢い使い方への第一歩です。
「深型」の引き出しは、その名の通り深さがあるため、厚手のセーターやかさばるスウェット、ジーンズなどを収納するのに適しています。
バッグや帽子といった、ある程度の高さがあるファッション小物を収納するのにも便利です。
「浅型」の引き出しは、Tシャツやカットソー、下着、靴下といった、薄手の衣類を畳んで収納するのに最適です。
浅いことで、重ねる枚数が少なくなり、下の物も取り出しやすいというメリットがあります。
DVDやCD、本などのコレクションを背表紙が見えるように並べて収納するのにも向いています。
引き出しの構造にも注目です。
安価なベッドでは、ただ箱が置いてあるだけのものもありますが、品質の良いチェストベッドは、引き出しに「スライドレール」が付いています。
スライドレールが付いていると、衣類をたくさん入れて重たくなった引き出しも、驚くほどスムーズに、軽い力で開閉することができます。
奥まで完全に引き出せる「フルスライドレール」なら、引き出しの奥にしまった物も楽に取り出せます。
収納したい物を具体的にイメージし、それに合った引き出しの組み合わせと、快適な使い心地を実現するスライドレールの有無を確認することが、満足度の高いチェストベッド選びの重要なポイントです。
すのこ構造だから、収納庫内の湿気対策も万全で安心!
収納付きベッドを検討する上で、多くの方が懸念されるのが「収納庫内部の湿気」です。
高温多湿な日本では、密閉された空間はカビの温床になりがちです。
ご安心ください。
私たちが強くおすすめする「すのこ」構造の収納ベッドなら、その心配は無用です。
ここでは、なぜ「すのこ」が重要なのか、その理由とさらなる湿気対策について解説します。
収納ベッド最大の敵「カビ」を防ぐ、すのこ床板の重要性
従来の収納付きベッドの多くは、床板部分が化粧板などの通気性のない一枚板でできていました。
この構造には、大きな問題が潜んでいます。
人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われており、その湿気はマットレスを通して下へと抜けていきます。
通気性のない床板では、この湿気の逃げ場がなく、マットレスの底面と床板の間で結露し、カビが発生する原因となります。
さらに深刻なのは、その湿気が密閉された収納スペースの内部にまで侵入し、滞留してしまうことです。
大切に保管していたはずの衣類や布団、革製品、思い出のアルバムなどが、湿気を含んでジメジメしたり、嫌なカビ臭が付いてしまったり、最悪の場合はカビそのものが生えてしまったりするのです。
これでは、せっかくの収納スペースも安心して使うことができません。
「すのこ」構造の床板であれば、この問題を根本から解決できます。
すのこの板と板の隙間が、マットレスから発散される湿気を効率的に外部へ逃がす「空気の通り道」となります。
マットレスを常に衛生的に保つことができるのはもちろん、収納庫内部の空気もわずかながら循環し、湿気が完全に滞留するのを防いでくれるのです。
収納ベッドを選ぶ際には、収納力やデザインだけでなく、この床板が「すのこ」であるか否か。
これが、大切な荷物をカビから守り、安心してベッドを使い続けるための、絶対に譲れない最重要チェックポイントであると断言します。
さらに万全を期すために プロが教える収納庫内の湿気対策テクニック
すのこ構造であることで、収納庫内のカビのリスクは大幅に軽減されますが、さらに万全を期すためのいくつかのテクニックを、ベッドのプロとしてご紹介します。
ほんの少しの手間を加えるだけで、安心感は格段に向上します。
最も手軽で効果的なのが、収納庫の底面に「除湿シート」や「新聞紙」を敷くことです。
押し入れ用の大判の除湿シートは、湿気を吸収するだけでなく、防臭・防カビ効果を謳った製品も多く、非常に有効です。
新聞紙も、そのインクの成分が防虫効果を持つと言われており、湿気を吸い取る力も侮れません。
定期的に交換することで、常にドライな環境を保つことができます。
市販の「置き型除湿剤」を収納庫の四隅に置くのも良いでしょう。
湿気が溜まりやすい梅雨の時期や、結露しやすい冬場には大きな効果を発揮します。
荷物を収納する際には、壁面や床面にぴったりとくっつけるのではなく、わずかに隙間を空けて置くことを意識すると、空気の通り道が確保され、より湿気がこもりにくくなります。
そして、これは非常に基本的なことですが、月に一度でも良いので、収納庫の扉や引き出し、跳ね上げ式の床板を全開にして、中の空気を入れ替えてあげる習慣をつけることを強くおすすめします。
お部屋の換気をする際に、一緒にベッドの収納部分も「換気」してあげるのです。
これらの対策は、どれも難しいものではありません。
すのこ構造という優れた基本性能を活かしつつ、これらの小さな工夫をプラスすることで、あなたの大切な荷物を湿気やカビの脅威から完璧に守ることができるでしょう。
棚とコンセントがあれば、ベッド周りがさらにスッキリ片付く
大容量のベッド下収納で寝室の主だった荷物が片付いたら、次にこだわりたいのが「ベッド周り」の整理整頓です。
スマートフォンやメガネ、読みかけの本など、枕元に置いておきたい物は意外と多いもの。
これらが散らかっていると、せっかく片付いたお部屋も雑然とした印象になってしまいます。
そこで活躍するのが、ヘッドボードに備え付けられた「棚」と「コンセント」です。
サイドテーブル不要!ヘッドボード収納で実現するミニマルな寝室
枕元にスマートフォンや目覚まし時計を置くために、ベッドの横にサイドテーブルを置いている方は多いのではないでしょうか。
ただでさえベッドでスペースが限られる寝室に、さらに家具を一つ追加するのは、あまり得策とは言えません。
サイドテーブルを置くことで、動線が狭くなったり、掃除がしにくくなったり、見た目にもごちゃごちゃとした印象を与えがちです。
ここで活躍するのが、ヘッドボードに付いている「棚(宮棚)」です。
この棚があれば、サイドテーブルの役割を全て担ってくれます。
スマートフォン、メガネ、目覚まし時計、ティッシュボックス、読みかけの本、ハンドクリームなど、就寝前に必要な小物を全てこの棚の上に置くことができるのです。
物が床やベッドの上に散らかることがなくなり、ベッド周りは常にスッキリ。
必要な時にはサッと手を伸ばすだけで取れるので、利便性も抜群です。
サイドテーブルという家具を一つ減らすことができるため、ベッド周りに空間的なゆとりが生まれ、よりミニマルで洗練された寝室を実現できます。
ファミリーベッドの場合は、ご夫婦それぞれが枕元に置いておきたい物があるはずです。
ワイドキングサイズのベッドなら、広々とした一枚の棚が付いているモデルや、左右で独立した棚が付いているモデルなど、様々なタイプがあります。
ご自身のライフスタイルに合わせて、最適な棚付きのヘッドボードを選ぶことで、快適で整頓されたベッド周りが手に入ります。
散らかる充電ケーブル問題も解決!生活感を隠す配線の工夫
現代の寝室で切っても切れない問題が、「充電ケーブル」の配線です。
スマートフォンやタブレット、スマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンなど、私たちの周りには充電が必要なデバイスが溢れています。
これらのケーブルが、ヘッドボード周りでとぐろを巻いていると、それだけで一気に生活感が出てしまい、見た目にも美しくありません。
ホコリが溜まる原因にもなります。
この問題をスマートに解決してくれるのが、ヘッドボードに備え付けられた「コンセント」です。
棚付きのヘッドボードにコンセントがあれば、充電器のアダプター部分や、ごちゃごち
ゃしがちなケーブルの根元部分を、棚の裏側やヘッドボードの構造内に隠すことができます。
ケーブルだけを必要な長さだけ表に出すことで、見た目が非常にスッキリします。
中には、ケーブルをきれいに通すための「配線孔」や、スマートフォンを立てかけておける「スリット(溝)」が設けられている、気の利いたデザインのヘッドボードもあります。
最近では、コンセントだけでなく「USBポート」が直接付いているモデルも増えてきました。
これなら、かさばるACアダプターは不要で、USBケーブルを直接差し込むだけで充電が可能です。
さらにスッキリとした配線が実現できるでしょう。
お子様のいるご家庭では、コンセントの安全面も気になるところですが、スライド式のカバーが付いている「ほこり防止シャッター付きコンセント」なら、お子様のいたずら防止にもなり、トラッキング火災の予防にも繋がります。
コンセント付きのヘッドボードは、ただ便利なだけでなく、生活感を隠し、安全で美しい寝室を実現するための重要な機能なのです。
収納力だけじゃない!家族みんなで快適に眠れる理由
ここまで、収納付きファミリーベッドの「収納力」という側面に焦点を当てて解説してきましたが、もちろんベッドで最も重要なのは「快適な眠り」です。
収納がたくさんできても、寝心地が悪かったり、きしみ音が気になったりしては本末転倒です。
ここでは、優れた収納付きベッドが、いかにして家族みんなの快適な睡眠を実現しているのか、その理由についてプロの視点から解説します。
頑丈な設計が基本!耐荷重と静音性で選ぶ安心感
収納付きベッドは、その構造上、通常のベッドよりも多くの部材を使い、複雑な作りになっています。
だからこそ、その「頑丈さ」は何よりも重視されるべきポイントです。
特にファミリーベッドは、大人2人とお子様、というように複数の人が同時に使用するため、フレーム全体には相当な重さがかかります。
質の高い収納付きベッドは、この荷重をしっかりと支えるために、非常に頑丈に設計されています。
購入を検討する際に、まずチェックしていただきたいのが「耐荷重」です。
そのベッドが何kgの重さまで耐えられるかを示す数値で、頑丈さの客観的な指標となります。
家族全員の体重とマットレスの重さを合計したものを、十分に上回る耐荷重があるかを確認しましょう。
耐荷重が高いベッドは、それだけ厚く、密度の高い木材を使用し、見えない部分の補強もしっかりと行われている証拠です。
快適な睡眠を妨げる大敵「きしみ音」にも注意が必要です。
ベッドがきしむと、ご自身の寝返りはもちろん、隣で眠る家族の寝返りでも目が覚めてしまい、睡眠の質が低下します。
優れたベッドは、パーツ同士の接合部を頑丈な金具で固定したり、すのことフレームが接する部分に緩衝材を設けたりするなど、きしみ音を発生させないための工夫が随所に凝らされています。
収納力という付加価値に目を奪われがちですが、こうしたベッドとしての基本性能である「頑丈さ」と「静音性」をしっかりと確認することが、家族全員の毎日の安心で快適な眠りに繋がるのです。
連結部の隙間問題は?マットレスの選び方で実現するフラットな寝心地
ファミリーベッドは、シングルやセミダブルなどのベッドを2台連結して作ります。
そこで多くの方が心配されるのが、「ベッドとベッドの間に隙間ができて、寝心地が悪いのではないか?」という点です。
ご安心ください。
現在の連結式ベッドは、この問題を解決するための工夫が凝らされています。
ベッドフレーム自体を、専用の連結金具で隙間なくぴったりと固定することができます。
寝ている間にフレームがずれて、中央に危険な隙間ができるのを防ぎます。
フレームが固定されても、マットレスを2枚並べると、その境界線がどうしても気になってしまうことがあります。
この問題を解決する鍵は、「マットレスの選び方」にあります。
最もおすすめなのは、側面の縁(エッジ)が硬く作られていない、ノンエッジタイプのポケットコイルマットレスや、高品質なウレタンマットレスです。
これらのマットレスは、2枚並べた時に縁の硬さが気にならず、境目が一体化しやすいという特徴があります。
逆に、海外製の硬いエッジを持つマットレスは、境目がはっきりと出てしまうため、連結利用にはあまり向きません。
さらに万全を期すなら、「すきまパッド(すきまスペーサー)」という便利なアイテムを使うのも良いでしょう。
マットレスの隙間に埋め込むためのT字型のパッドで、隙間をフラットにしてくれます。
その上から、ベッド2台を覆う大きなサイズの「ボックスシーツ」や「ベッドパッド」を掛ければ、もはやそこは境目のない一枚の広大なベッドと変わりません。
正しいベッドフレームとマットレス、そして便利なアイテムを組み合わせることで、中央の隙間問題は完全に解決でき、家族の誰もが広々としたフラットな寝心地を享受できるのです。
【実例紹介】収納付きベッドで寝室がこんなに広くなりました
これまでの説明で、収納付きファミリーベッドの理論的なメリットはご理解いただけたかと思います。
「本当にそんなに変わるの?」と、まだ半信半疑の方もいらっしゃるかもしれません。
そこで当店のお客様からいただいたお声を元に、収納付きベッドを導入したことで、実際に寝室がどのように変わったのか、具体的な実例を2つご紹介します。
【ケース1】6畳の寝室からタンスが消えた!夫婦+子供1人の場合
東京都にお住まいのA様(ご夫婦と4歳のお子様の3人家族)は、6畳の寝室のレイアウトに悩んでいらっしゃいました。
寝室には、ダブルベッドと、お子様が生まれる前から使っていた3段のタンスが置かれていましたが、ダブルベッドでは3人で眠るには手狭で、タンスのせいでクローゼットの扉が半分しか開かない、という状況でした。
当店でワイドキング200サイズ(シングル2台連結)のチェストタイプの収納付きベッドをご提案しました。
結果は、劇的でした。
ベッド下に備えられた5杯の引き出しに、これまでタンスに収納していたご夫婦とお子様の衣類が全て収まりました。
寝室の主だったタンスを、思い切って処分することができたのです。
タンスがなくなったことで、クローゼットの扉は全開できるようになり、奥の物も楽に取り出せるようになりました。
何より、部屋の角に大きなスペースが生まれ、これまで置けなかった小さめの空気清浄機を置くことができるようになり、お子様の健康面でも安心感が増したとのことです。
ベッドサイズはダブルからワイドキングへと大きくなったにもかかわらず、部屋全体としては、家具が一つ減ったことで、以前よりもずっと広く、スッキリとした印象になったと、大変喜んでいただけました。
ベッドの占有面積という「マイナス」よりも、収納力によって家具を減らせるという「プラス」の効果が大きく上回った、典型的な成功例と言えるでしょう。
【ケース2】物で溢れた子供部屋がスッキリ!分割利用を見越した選択
大阪府にお住まいのB様は、小学生の男の子2人(8歳と10歳)の子供部屋の収納に頭を悩ませていました。
8畳の部屋に2段ベッドを置いていましたが、お子様たちの成長と共に、おもちゃ、本、スポーツ用品、衣類などがどんどん増え、部屋は常に物で溢れかえっている状態でした。
そこでご提案したのが、将来的な分割利用を見越した、ワイドキング200サイズの跳ね上げ式収納ベッドでした。
2段ベッドをやめ、この大きなベッドを部屋の壁一面に設置。
そして、ベッド下の巨大な収納スペースを、お子様2人の「秘密基地」兼「宝箱」として活用することにしたのです。
右側は長男、左側は次男のスペースと決め、それぞれの思い出のおもちゃや、もうあまり使わないけれど捨てられない物、シーズオフの衣類などを、それぞれのテリトリーに収納するようにしました。
すると、これまで床に散乱していた物が全てベッド下に収まり、部屋には勉強机と本棚だけが残る、驚くほどスッキリとした空間が生まれました。
床が広くなったことで、お友達が遊びに来ても、のびのびと過ごせるようになったそうです。
そしてB様が何より喜んでいらっしゃったのが、「将来性」です。
数年後、お子様たちがそれぞれ個室を欲しがるようになったら、このベッドを分割して、それぞれの部屋にシングルサイズの収納付きベッドとして持たせることができる。
一度の投資で、子供たちの成長に合わせて長く使い続けられる、そのコストパフォーマンスの高さに、大変ご満足いただけました。
店主のつぶやき 収納問題を一気に解決!寝室を広く使う、大容量収納すのこファミリーベッド
・ファミリーベッド
・連結ベッド
・キングサイズより大きいベッド
・すのこベッド
・ベッドフレーム
・ベッドサイズ
・ベッド
・収納問題を一気に解決!寝室を広く使う、大容量収納すのこファミリーベッド
・【2025年最新】店主が本音で語る、おすすめのすのこファミリーベッド特集
・すのこ?畳?ヘッドレス?選べる楽しさ満載!高さ調整ファミリーベッド特集
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