ローベッドの特徴とフロアベッドとの違い


ローベッド、フロアベッド、とても似た言葉です。
実際のベッドとして、どのような違いがあるのでしょうか。
違いについて、店主が説明していきます。



ローベッド おすすめ商品

ローベッドの特徴

ローベッドの特徴は、日本の寝具文化に合わせた設計やシンプルでミニマルなデザイン、セミダブルやダブルサイズをはじめとする大きなサイズのラインアップ、そしてマットレスがずれにくいことです。
日本の寝具文化に合わせた設計とは、ローベッドが床に近い低い高さであることで布団に似せている事や、フラットな床板でマットレスが落ちないように設計されていることなどが挙げられます。
シンプルでミニマルなデザインは、モダンな日本の住宅やインテリアにマッチし、おしゃれな空間を演出することができます。
さらに、ローベッドには多彩なサイズ展開があります。
セミダブルやダブルサイズをはじめ、クイーンサイズ、キングサイズやワイドキングやファミリーサイズの大きなサイズまであります。
マットレスがずれにくいのもローベッドの特徴の一つです。
マットレスの周囲をフレームに囲った形をしているのでフラットでマットレスがずれにくく、寝心地の良さを保ってくれます。
床板部分にすのこを使用し、通気性を確保した商品もあります。

日本の寝具文化に合わせた設計

ローベッドは、日本の寝具文化に合わせた設計がされています。
日本では、古くから畳の上に布団を敷いて寝る習慣があり、そのために低い高さの寝具が好まれてきました。
ローベッドもそのような文化に合わせ、床と同じような低い高さに設計されています。
日本人の平均身長に合わせたサイズ展開もされており、快適な寝心地を提供してくれます。
シンプルでミニマルなデザインも日本の美意識に合わせたものであり、多くの人々から支持されています。
ロースタイルですのこの床板の組み合わせもあります。
棚、コンセントが付いていると、美しさと機能性が加わります。
ベッドサイズも、シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングと一通りそろっています。

シンプルでミニマルなデザイン

ローベッドは、日本の寝具文化に合わせたシンプルでミニマルなデザインが特徴のベッドです。
一般的に、ローベッドは高さが低く、脚部が短いデザインですのこの床板もあり、それによってお部屋の空間を広く見せることができます。
シンプルなデザインであるため、様々なインテリアに合わせることができ、おしゃれな雰囲気を作り出すことができます。
ローベッドは、日本人にとってなじみ深い寝具の一つであり、現代のライフスタイルに合った便利な寝具として人気があります。
ベッドサイズもシングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングのサイズがあり、選びやすくなっています。

セミダブルやダブルサイズ更に大きなサイズ

ローベッドは、一般的なベッドよりも低く設計されているため、部屋の天井高が低くても圧迫感を感じさせません。
シングル、セミダブルやダブルサイズに加え、更に大きなクイーンサイズ、キングサイズ、ファミリーサイズのものもありますので、お部屋のサイズに合わせて選ぶことができます。
また、大きなサイズでも、床面積を圧迫せずに収納することができるため、コンパクトにお部屋を使いたい方にもおすすめです。
床板をすのこにした短い脚付きスタイルも良いですね。

マットレスがずれにくい

ローベッドの特徴の1つに、マットレスがずれにくいという点があります。
通常のベッドは、マットレスがずれてしまうと、寝心地が悪くなるだけでなく、体に負担がかかります。
しかし、ローベッドはマットレスの周囲をフレームで囲っているため、マットレスがズレることがありません。
寝心地を重視する方にとっては、ローベッドはおすすめのベッドの1つです。
箱型ローベッドでは床板をすのこにした商品もあります。


ローベッドとフロアベッドの違い

ローベッドとフロアベッドは、両方とも床に近い低い高さのベッドですが、違いがあります。
ローベッドは通常、脚があって、床から数センチ程度浮いています。
フロアベッドは、床に直接置かれるため、脚がありません。
ローベッドは通常、マットレスが床から浮かび上がっているため、空気が通りやすく、通気性がよいです。
フロアベッドはマットレスが床に直接接しているため、通気性が悪く、湿気がこもりやすいです。
ローベッドとフロアベッドには、デザインや構造、使い勝手に違いがあります。
適したベッドは、個人の好みや環境によって異なりますので、よく比較して選ぶことをおすすめします。

フロアベッドとは

フロアベッドは、一般的なベッドよりも低い高さであり、マットレスを床に直接敷いて使用するタイプのベッドです。
一般的にはローベッドの中でもより低く、日本の住宅事情に合わせて設計されています。
フロアベッドは一般的にシンプルなデザインであり、ローベッドと同様にミニマリストや和モダンなインテリアに合わせて使用されることが多いです。

フロアベッドとの違い

ローベッドとフロアベッドの違いについてご説明いたします。
ローベッドとは、ベッドの高さが低く、地面に近いデザインのベッドのことを指します。
フロアベッドは、マットレスを直接床に敷いた状態で使用するタイプのベッドです。
ローベッドは低いベッドの総称であり、フロアベッドを含んでいます。
フロアベッドは床板を床の上に直接置き、その上にマットレス置いて使用するので、ローベッドの中でも、より低くシンプルなデザインとなっています。
ローベッドは、床からの高さが低く、お年寄りや身体が不自由な方にも優しいデザインとなっています。
フロアベッドも、マットレスを直接床に敷くため、床からの高さが非常に低くなります。


店主の解説

ローベッドとフロアベッド、あなたに合うのはどっち?【選び方徹底ガイド】

こんにちは、「眠り姫」店主の佐藤です。
ベッド一筋17年、多くのお客様の眠りに関するお悩みをお伺いしてまいりました。
その中でも「ローベッドとフロアベッド、結局どちらがいいの?」というご質問は、本当によくいただきます。
どちらもお部屋に開放感を与えてくれる人気のタイプですが、実は似ているようで、おすすめしたいお客様のタイプが異なります。
この章では、あなたのライフスタイルやお悩みに合わせて、どちらのベッドが最適なのか、長年の経験から徹底的にガイドさせていただきます。

「ローベッド」がおすすめなのは、お部屋の開放感とインテリアとしてのデザイン性の両方を重視したい方です。
ローベッドは、ベッドフレーム自体に高さがあり、そのフレームの中にマットレスを落とし込む構造が一般的です。
この「フレーム」があることで、木材の質感やレザーの重厚感など、素材そのものの魅力を楽しむことができ、お部屋に高級感や洗練された雰囲気をもたらします。
ホテルのような上質な空間を目指すなら、間違いなくローベッドが最適でしょう。
床板と床面の間には少し空間ができるため、フロアベッドに比べて通気性が確保されやすいのも大きなメリットです。
湿気が気になる日本の気候において、この差は意外と大きいんですよ。
お掃除ロボットが通れる高さのモデルを選べば、ベッド下のホコリ対策も万全です。
寝心地だけでなく、お部屋全体のコーディネートを楽しみたい、そんな美意識の高いあなたにこそ、ローちゃんベッドをおすすめいたします。

「フロアベッド」がおすすめなのは、何よりもお部屋の広さと安全性を最優先したい方です。
フロアベッドは、フレームがなく、床に直接、あるいは非常に薄いステージの上にマットレスを置くタイプです。
その最大の魅力は、圧倒的な低さ
視線を遮るものがほとんどないため、天井が非常に高く感じられ、同じ部屋でも驚くほどの開放感が得られます。
ワンルームにお住まいの方や、お部屋を少しでも広く見せたい方には、この効果は絶大です。
そして、もう一つの大きなメリットが安全性です。
ベッドからの落下によるケガの心配がほとんどないため、小さなお子様やペットと一緒に眠るご家庭から絶大な支持を得ています。
「子供がベッドから落ちてヒヤッとした」という経験をお持ちのパパ・ママには、まさに救世主のような存在と言えるでしょう。
構造がシンプルな分、比較的リーズナブルな価格帯のモデルが多いのも嬉しいポイントです。
コストを抑えつつ、広々とした安全な寝室環境を手に入れたい、そんな堅実でご家族思いのあなたには、フロアベッドがぴったりです。

メリット・デメリットを比較!後悔しないベッド選びのポイント

さて、ご自身がどちらのタイプに惹かれるか、少し見えてきたでしょうか。
ここではさらに一歩踏み込んで、ローベッドとフロアベッド、それぞれのメリット・デメリットを具体的に比較しながら、後悔しないためのベッド選びのポイントを解説してまいります。
見た目の好みだけで選んでしまうと、「こんなはずじゃなかった…」ということにもなりかねません。
それぞれの長所と短所をしっかり理解することが、最高の眠りを手に入れるための近道です。

まずは「ローベッド」から見ていきましょう。

【ローベッドのメリット】

  • デザイン性が高い: フレームの素材や形で、高級感、ヴィンテージ感など様々なテイストを演出できます。
  • 通気性が良い: 床との間に隙間があるため、湿気がこもりにくく、カビ対策の面で有利です。
  • 掃除がしやすい: ベッド下に空間があるため、掃除機やフローリングワイパーが入りやすく、お掃除ロボット対応モデルも豊富です。
  • マットレスが安定する: フレームの枠内にマットレスをはめ込むタイプが多く、寝返りを打ってもズレにくいのが特徴です。
【ローベッドのデメリット】
  • 価格がやや高め: フレームの構造がしっかりしている分、フロアベッドに比べると価格は上昇する傾向にあります。
  • ベッド下の収納は期待できない: 空間があるといっても高さは限られるため、収納スペースとしての活用は難しいでしょう。

次に「フロアベッド」です。
最大のメリットは、デメリットと表裏一体な部分もあります。

【フロアベッドのメリット】
  • 究極の開放感: 最も床に近い寝床は、天井を高く見せ、お部屋を最大限に広く感じさせます。
  • 安全性が高い: 高さがないため、小さなお子様やペットのいるご家庭でも落下の心配がなく安心です。
  • 価格がリーズナブル: 部材が少なくシンプルな構造のため、比較的お求めやすい価格帯から選べます。
  • 組み立てが比較的簡単: パーツが少ないため、DIYが苦手な方でも組み立てやすいモデルが多いです。
【フロアベッドのデメリット】
  • 湿気がこもりやすい: 床とマットレスが密着しているため、湿気が逃げにくく、定期的な換気や除湿シートの活用など、カビ対策が必須です。
  • ホコリを吸いやすい: 床に近い分、舞い上がったハウスダストなどを吸い込みやすい可能性があります。
    アレルギーが気になる方は注意が必要です。
  • 掃除がしにくい: ベッド下は完全に塞がれているため、一度設置すると移動させない限り掃除はできません。
  • 起き上がりにくい場合がある: 特に腰や膝に不安のある方は、低い位置からの起き上がりが負担に感じることがあります。
いかがでしょうか。
「掃除の手間は惜しまないから、とにかく子供と安全に眠りたい」ならフロアベッド、「多少価格が高くても、高級感と日々のメンテナンスのしやすさを両立したい」ならローベッド、というように、ご自身が「何を優先し、何を妥協できるか」を明確にすることが、後悔しないベッド選びの最大のポイントです。

購入前に要チェック!設置場所とマットレス選びの最終確認

さあ、いよいよ最後のステップです。
理想のベッドタイプが決まったら、購入ボタンを押す前に、必ず確認していただきたい最終チェックポイントがあります。
17年間、数々のお客様から「やってしまった!」というお声をお聞きしてきた私だからこそお伝えしたい、プロの視点からのアドバイスです。
これをクリアすれば、あなたのベッド選びは完璧です。

まず一つ目のチェックポイントは「設置場所の徹底的な採寸」です。
特にローベッドは、フレームがマットレスよりも一回り、あるいは二回り大きく設計されているデザインが少なくありません。
商品ページに記載されている「ベッドフレームの外寸」を必ず確認し、メジャーを片手に実際にお部屋に置けるかシミュレーションしてみてください。
見落としがちなのが、クローゼットの扉や室内ドアの開閉です。
「ベッドを置いたら扉が開かなくなった…」というのは、本当によくある失敗談です。
ヘッドボードにコンセントが付いている便利なタイプを選ぶ際は、お部屋のコンセントの位置との関係も重要です。
ベッドの配置によってコンセントが隠れてしまわないか、延長コードが必要になりそうか、といった点も事前に確認しておくと、設置後のストレスがありません。
そして忘れてはならないのが「搬入経路」です。
玄関のドア、廊下、階段、そして寝室の入り口。
梱包された状態で、これらの場所を無事に通過できるか、幅と高さをしっかりと測っておきましょう。

二つ目のチェックポイントは「マットレスとの相性」です。
特に湿気対策が重要になるフロアベッドを選ぶ場合は、マットレス選びが寝心地と衛生面を大きく左右します。
当店「眠り姫」としては、通気性に優れた「すのこ仕様」の床板になっているフロアベッドを強くおすすめします。
その上で、マットレス自体も通気性の良いポケットコイルマットレスなどを選んでいただくと、カビのリスクを大幅に減らすことができます。
ローベッド・フロアベッドの魅力である「低さ」を活かすためには、マットレスの厚みも重要です。
デザインに一目惚れして買ったはいいものの、分厚いマットレスを置いたら、せっかくの低いヘッドボードが隠れてしまい、思ったような見た目にならなかった、ということも。
推奨されるマットレスの厚さが商品ページに記載されていることも多いので、ぜひ参考にしてください。
一般的には、15cm〜22cm程度の厚みのマットレスが、デザインのバランスを崩さず、かつ底付き感もなく快適にお使いいただけるかと思います。
あなたの理想の寝室作り、最後の最後まで気を抜かずに、最高のベッドを見つけてくださいね。
何かご不安な点があれば、いつでも私、佐藤にご相談ください。

ローベッドとフロアベッドの違いに関して店主の見解

わずかな「すき間」が生む、決定的な差。「通気性」と「掃除のしやすさ」という見解

「ローベッド」と「フロアベッド」。どちらもお部屋を広く見せてくれる、背の低いベッドですが、その二つを分ける決定的な違いは、ベッドフレームの底面と、床との間に、わずかでも「すき間」があるかないか、という点にあります。店主としての私の見解は、この、わずか数センチの「すき間」が、日々の暮らしの快適性において、非常に大きな差を生み出す、というものです。

■フロアベッド:究極の低さと、一体感

  • 構造:ベッドフレームの底面が、床に直接接地しているタイプです。床との間に、一切隙間がありません。
  • メリット:最も床に近い、究極の低さを実現します。お部屋との一体感が高く、作り付けの家具のような、洗練された印象を与えます。小さなお子様が万が一ベッドから落ちても、怪我のリスクは限りなくゼロに近くなります。
  • デメリット:ベッド下の空気の流れが完全に遮断されるため、湿気がこもりやすく、また、ベッドの周りにホコリが溜まりやすい、という弱点があります。

■ローベッド(脚付き):デザイン性と、機能性の両立
  • 構造:高さ数センチから15cm程度の、ごく短い脚が付いているタイプです。床とベッドフレームの間に、わずかな空間が生まれます。
  • メリット:この、わずか数センチの隙間が、通気性において、決定的な違いを生み出します。すのこの隙間から下に抜けた湿気は、このベッド下の空間を通り、部屋の空気と循環することができるのです。また、この隙間には、薄型のフロアワイパーなどが入るため、ベッドを動かすことなく、ベッド下のホコリを掃除することが可能です。

【店主の最終的な見解】
私の見解は、明確です。究極の低さと、お部屋との一体感を何よりも優先するなら「フロアベッド」も素晴らしい選択です。しかし、高温多湿な日本の気候と、日々の掃除の手間までを考慮するならば、わずかな脚が付いていることで「通気性」と「メンテナンス性」を格段に向上させた「ローベッド(脚付き)」の方が、より多くのお客様にとって、長期的には満足度の高い、賢明な選択である、と私は考えています。

デザインの成否を決める「マットレスの厚み」。低いベッドに共通する、黄金バランスの見解

せっかくお部屋を広く見せるために、スタイリッシュなローベッドやフロアベッドを選んだのに「マットレスを乗せたら、思ったより高くなってしまった…」。これは、低いベッド選びで最も多くのお客様が陥ってしまう、非常にもったいない失敗例です。店主としての私の見解は、低いベッドのデザインの成否は、その上に乗せる「マットレスの厚み」で、ほぼ決まってしまう、というものです。

■なぜ「厚み」がそれほど重要なのか?
ローベッドやフロアベッドのデザインは、フレームとマットレスが一体となって初めて完成します。

  • 厚すぎるマットレスの弊害:例えば、フレームの床板の高さが10cmのローベッドに、厚さ30cmのラグジュアリーなマットレスを乗せたとします。すると、床からマットレス上面までの高さは40cmとなり、一般的な脚付きベッドと大差なくなってしまいます。これでは「低さ」という最大のメリットが失われ、ヘッドボードもマットレスに埋もれてしまい、アンバランスな印象になってしまいます。
  • - 薄すぎるマットレスの懸念:逆に、デザイン性を優先して敷布団や数センチの薄型マットレスを選ぶと、床板の硬さをダイレクトに感じてしまう「底付き感」が生じ、寝心地が損なわれる可能性があります。

■店主が推奨する「黄金の厚み」とは?
では、低いベッドのデザイン性を損なわず、かつ、快適な寝心地も確保できる、最適なマットレスの厚みとはどれくらいなのでしょうか。

17年以上の経験から、私、店主佐藤が推奨するのは、ズバリ「厚さ15cm〜20cm」の範囲です。厚くても25cm以内には抑えたいところです。

この厚みであれば、ローベッドの低さを十分に活かしつつ、ポケットコイルなどのスプリングの性能をしっかりと発揮させることができます。体圧分散性にも優れ、快適な睡眠を十分に得られる、まさに「デザイン」と「寝心地」を両立する“ゴールデンバランス”と言えるでしょう。


私の見解は、こうです。ローベッドやフロアベッドを選ぶ際は、フレームのデザインだけでなく、必ず「乗せるマットレスの厚み」までをセットで考え、最終的なベッドの高さをシミュレーションすること。それが、カタログの写真で見た、あの憧れのスタイリッシュな寝室を、ご自身の部屋で完璧に再現するための、最も重要な秘訣なのです。

低いベッドの宿命「湿気」との戦い方。私が「すのこ」と「日々の換気」を強く勧める理由

ローベッドやフロアベッドが持つ、デザイン上の最大の魅力、それは「床に近いこと」です。しかし、皮肉なことに、その最大の魅力は、実用面における最大の弱点、すなわち「湿気・カビのリスク」と、表裏一体の関係にあります。店主としての私の見解は、この弱点を正しく理解し、賢く対策することこそが、低いベッドと長く、快適に付き合っていくための、最も重要な知恵である、というものです。

■なぜ、低いベッドは湿気に弱いのか
理由はシンプルで、ベッドの底面が床に直接、あるいは、ごく近い距離で接しているため、空気の通り道が、ほとんどないからです。私たちは、寝ている間にたくさんの汗をかきます。その湿気はマットレスの底面に溜まりますが、その逃げ場がないと、マットレスの裏側は、カビやダニが繁殖するための、まさに理想的な温床となってしまいます。

■対策1:【絶対条件】床板は必ず「すのこ仕様」を選ぶ
この問題を解決するための、最も重要で、そして最低限の条件。それが、床板が「すのこ」仕様になっているベッドを選ぶことです。

私の見解では、高温多湿な日本の気候において、すのこ仕様でないローベッドを選ぶことは、お客様の健康と、高価なマットレスを、大きなリスクに晒す行為に等しいと考えます。すのこの隙間が、わずかながらも空気の通り道を確保し、湿気を外に逃がす助けとなります。


■対策2:【最高の習慣】定期的にマットレスを立て掛けて換気する
すのこ仕様を選んだ上で、さらに、最強のカビ予防策となるのが、この習慣です。最低でも2週間に一度、できれば週に一度は、マットレスを壁などに立て掛け、ベッドとの接地面に風を通してあげてください。これにより、マットレス内部に溜まった湿気を、完全にリセットすることができます。

■対策3:【保険の一手】除湿シートを活用する
特に湿気が気になる梅雨の時期や、お部屋の風通しが悪い場合には、マットレスとすのこの間に、市販の「除湿シート」を一枚敷くのも大変効果的です。

私の見解は、こうです。低いベッドの湿気リスクは、欠陥ではありません。それは、そのベッドが持つ、特別なデザインと付き合っていくための「個性」のようなものです。その個性を理解し、ほんの少しの手間を愛情としてかけてあげること。それが、人気のローベッドと、長く美しく付き合っていくための、何よりの秘訣なのです。



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