すのこベッドとは?その種類


「すのこベッド」と言うのは、よく聞くベッドの名前です。
では、そのすのこベッドととは、どのようなベッドなのかご存知でしょうか。
何となく、すのこ、のベッド。という感覚だと思います。
すのこベッドについて、ベッドを販売し17年以上となる店主が解説します。




すのこベッドとは?

すのこベッドとは、どういったベッドの事でしょうか?
良く耳にする言葉ですが、すのこベッドにはどんな特徴があるのでしょうか?
一つづつ紐解いていきましょう。

すのこベッドの定義

まずは、すのこベッドの定義を明確にしていきましょう。
すのこベッドとは、マットレスを乗せる床板が「すのこ」になっているベッドのことです。
マットレスを置く床板が、すのこ状になっているベッドがすのこベッドなのです。
通気性の優れた床板が、布団やマットレスからの余計な熱気を逃がし、風通しの良い眠りを得られるのがすのこベッドです。
おしゃれに無関係なマットレス下の床板のすのこが、健康にとても密接な関係があるのです。
人気のすのこベッドを一度、ご検討くださいませ。

すのこベッドの特徴

すのこベッドの特徴はどんな点でしょうか。
床板に使用している「すのこ」とは、木材などを一定の間隔で、横板に打ち付けたもの。
空気が通る様にすきまを空けて、板を敷いているので、通気性が良いのです。おすすめです。
すのこは、木材を使っているので、木の香りもよく癒されます。
すのこは日本の伝統文化。湿気のたまりやすい押し入れなどに敷いて通気性を保ち、湿気を逃す工夫です。
すのこをベッドの床板に応用したのがすのこベッドです。
日本生まれのベッドスタイルがすのこベッドなんです。
人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われています。
マットレスや布団に湿気がたまるとジメジメして、ダニやカビの原因になることも。
すのこベッドは、日本の気候に合っています。
通気性が高いという点も人気で見逃せません。
すのこベッドは夏でも心地よい寝心地です。
板と板の間から、風が通り抜けるので、いつもすっきり爽快。衛生的ですね。
カビや雑菌の繁殖になる原因をできるだけ減らしたい方々へ。
折りたたみのすのこタイプもあります。
床に折りたたみのすのこを敷き、その上に布団を敷いて使います。
すのこベッドはサイズが豊富です。セミシングル、シングル、セミダブル、ダブル、更に大きなクイーン、キングもあります。
有名なメーカーのikeaやニトリでもすのこベッドを販売しています。


すのこベッドの種類

すのこベッドは良く聞く名称です。
何となく、すのこベッドのイメージもあります。
こんな感じがすのこベッドだな、というフレームのイメージです。
では、一体どんな種類のすのこベッドがあるのでしょうか?

ローベッド

すのこベッドのローベッドは、ベッド全体の低さが魅力!
すのこベッドのローベッドは、部屋全体が広く見えるのでおすすめ!
マットレス面が、天井から遠いので、視覚効果として広い感覚となり人気です。
ローベッドのマットレスの水分は、下へ下へ向かいます。人の体から、マットレス、ローベッドの床板へ。
すのこベッドのローベッドで、通気性を良くし空気を動かすことが、湿気対策になります。
布団がしっとりしないように、マットレスの湿気を逃がしましょう。
すのこベッドのローベッドなら、マットレスからすのこの床板を通り、湿気を逃がします。
マットレスや布団に湿気がたまると、寝心地を損ないます。
湿度の多い環境では、ダニやカビの発生原因になるのですよ。
すのこベッドのローベッド構造は、寝ている間にかく汗を上手に発散するのでおすすめです。
ロータイプのベッドは、ベッドのサイズの種類が豊富で、セミシングル、シングル、セミダブル、ダブルはもちろん、
それよりも大きなクイーン、キング、連結サイズ、ファミリーサイズ、ワイドキングサイズと揃っています。
ローベッドでのすのこベッドは種類が少ないです。
ニトリや無印、ikea等インテリアを販売しているお店でもロータイプのすのこベッドは販売していますね。
折りたたみのすのこベッドもローベッドの一種です。
床に布団を敷くのではなく、折りたたみを敷いてその上に布団を敷きます。
使わない時には、すのこを折りたたみ、小さくしておきます。

脚付きベッド

すのこベッドの脚付きベッドは、洋室でも和室でも、おしゃれに使ってほしい!
すのこベッドの脚付きベッドは、マットレスをのせている床板がすのこ状になっているベッド。
プラス、脚がついているからこそ、空気の通り道が大きい!からおすすめのベッドです。
すのこベッドの脚付きベッドなら確実に、こもりがちな熱気を逃すのです!
すのこベッドの真骨頂!人気があるフレームです。
すのこベッドの脚付きベッドは、フレーム下の空間とすのこでマットレスに対しての通気性が抜群です。
床に直接お布団を敷くよりも、通気性が良いので、すのこベッドの脚付きベッドは、カビ対策にもなります。
脚付きで、マットレスが床から離れるから、より通気性が良くなます。
すのこベッドの脚付きベッドで空気の流れを起こして、カビにもダニにも出て行ってもらいましょ!
小さなお子様、アレルギーのある方々、ペットがお部屋にいる皆様、
高さのないすのこベッドや、下部分が突き抜けている
すのこベッドの脚付きベッドは、部屋の空間を有効活用したい人におすすめです。
脚付きタイプのベッドは、ベッドサイズがシングル、セミダブル、ダブルとあり、クイーン、キングもあります。
インテリアや家具を販売するニトリや無印、ikea、ベルメゾンでは、脚付きタイプのすのこベッドは販売していますね。

収納ベッド マットレス付き

チェストベッドは、収納ベッドの分類に入ります。
すのこベッドの収納ベッドなら、お部屋に物がたくさん置かれている皆様や、片づけやすい部屋を実現したい方におすすめです。
すのこベッドの収納ベッドは、新しく収納家具を買ったかのように活用できるおしゃれなベッドフレームです。
すのこベッドの収納ベッドの様に、ベッドの下に収納用の引き出しがあれば、
お部屋の整理が苦手な大人の皆さん、片付けが苦手なファミリーの方々、自由気ままなお一人暮らしの方でも収納がしやすくなります。
収納が苦手な方にもおすすめしたい、すのこベッドの収納ベッドです。
収納家具のように収納ができるすのこタイプの収納ベッドがチェストベッドです。
すのこベッドの収納ベッドなら部屋の空間を最大限に活用できるインテリアとなります。
すのこ構造の床板が、木材やパイン材、スチール製など素材が様々なもので作られています。
収納物に、余計な湿度の負担をかけないつくりの「すのこベッドの収納ベッド」です。
収納ベッドのベッドサイズは、セミシングル、シングル、セミダブルとあり、ダブル、クイーン、キングもあります。
すのこタイプのチェストベッドは、家具やインテリアも販売しているikeaやニトリ、無印も販売しているでしょうか?
収納付きすのこタイプは、収納力がある商品が少なく、チェストタイプが人気です。
収納ベッドには、マットレス付きの商品が多いです。
フレームと一緒にマットレスを購入するとフレームのサイズにマッチしたマットレスとなります。
違うメーカーのマットレスではサイズ的に問題となる場合があります。
マットレスの種類は、ポケットコイルマットレス、ボンネルコイルマットレス、フランスベッド製マルチラススーパースプリングマットレス等があります。


店主の解説

すのこベッド最大のメリット!日本の気候に最適な理由

こんにちは!「眠り姫」店主です。
ベッド一筋17年、数えきれないほどのお客様の眠りのお手伝いをしてまいりました。
その中でも、特に日本の皆様におすすめしたいのが、この「すのこベッド」なんです。

なぜ、すのこベッドがこれほどまでにおすすめなのか。
その最大の理由は、圧倒的な「通気性」にあります。
日本の夏は、ご存知の通り高温多湿。
寝苦しい夜が続きますよね。
実は、私たちは一晩にコップ1杯分(約200ml)もの汗をかくと言われています。
冬場でも、暖房や厚着で意外と汗はかいているんですよ。
この汗、つまり湿気がマットレスや敷布団の底に溜まってしまうと、どうなるでしょうか?
答えは、「カビ」と「ダニ」の温床になってしまうんです。
想像しただけでも、ちょっと嫌ですよね。
カビはアレルギーの原因にもなりますし、何より大切な寝具を傷めてしまいます。
ベッドの裏側を見てみたら、黒い点々が…なんて経験をされたお客様も、これまで何人もいらっしゃいました。

すのこベッドの出番です。
すのこベッドは、床板が板を並べた「すのこ状」になっています。
この板と板の隙間が、マットレスや敷布団の下に空気の通り道を作ってくれるんです。
まるで、寝具のために風が通る道を確保してあげるようなものですね。
寝ている間にかいた汗による湿気がこもることなく、常に新鮮な空気が循環し、効率よく湿気を放出してくれるのです。

フローリングに直接敷布団を敷いている場合と比べると、その差は歴然です。
万年床がカビやすいのは、床との間に空気の層がなく、湿気の逃げ場がないからなんですね。
すのこベッドは、まさにその問題を根本から解決してくれる、日本の気候に最適なベッドと言えるでしょう。

通気性が良いということは、寝具を清潔に保ちやすいということ。
結果的に、マットレスや敷布団自体の寿命を延ばすことにも繋がります。
高価なマットレスをご購入されたお客様には、ぜひともすのこベッドを合わせてお使いいただきたい、といつもお伝えしています。
大切な寝具を長く、気持ちよく使い続けるためにも、すのこベッドが持つ「通気性」という最大のメリットは、計り知れない価値があるんですよ。
健康的な睡眠環境と、大切な寝具の維持。
この二つを両立させてくれるのが、すのこベッドの素晴らしいところなのです。

知っておきたいデメリットと後悔しないための対策

長年すのこベッドをおすすめしてきた私ですが、どんなものにも長所があれば短所もあります。
お客様に後悔していただきたくないからこそ、正直にデメリットとその対策もお話しさせてください。
これを読んでいただければ、きっと安心してすのこベッドを選べるようになるはずです。

1.きしみ音が出ることがある
すのこベッドのデメリットとして最もよく耳にするのが「きしみ音」です。
主に木材という自然素材を使っているがゆえに起こる現象です。
空気中の水分を吸ったり吐いたりすることで木が僅かに膨張・収縮したり、寝返りによる荷重でパーツ同士がこすれたりすることで音が発生します。
乾燥する冬場や、組み立て式のベッドでネジの締め付けが甘い場合に起こりやすいですね。

【対策】ご安心ください、対策はあります。
組み立て時に各ネジをしっかりと、均等に締めることが基本です。
それでも音が気になる場合は、音が鳴る接合部にフェルトのシールを貼ったり、ロウを薄く塗ったりすると、驚くほど軽減されます。
定期的にネジの増し締めを行うことも非常に効果的なメンテナンスです。

2.冬場は少し寒く感じることがある
通気性が良いという最大のメリットは、冬場には「空気が通り抜けて少し寒い」と感じる原因にもなり得ます。
薄手のマットレスをお使いの方や、床からの冷気が気になる方からご相談をいただくことがあります。

【対策】これも簡単な工夫で解決できます。
おすすめは、冬の間だけ厚手のベッドパッドや敷きパッドを使うことです。
一枚加えるだけで、背中からの冷えをかなり防ぐことができます。
ウールやマイクロファイバーといった保温性の高い素材のシーツを選ぶのも良いでしょう。
すのこの通気性を完全に殺してしまうわけではないので、湿気対策と防寒の両立は十分に可能です。

3.すのこの上で直接寝ると痛い(敷布団の場合)
時々、「すのこベッドに直接シーツを敷いて寝ても良いですか?」とご質問をいただきますが、これはおすすめできません。
すのこの板と板の間には隙間がありますので、体がゴツゴツと当たってしまい、快適な眠りは得られません。
敷布団をお使いの場合、薄すぎるものだとすのこの感触が背中に伝わってしまい、寝心地が悪くなることがあります。

【対策】すのこベッドには、必ずマットレスか、ある程度の厚み(最低でも7cm以上を推奨)がある敷布団を敷いてお使いください。
特に敷布団派の方は、底付き感のないボリュームタイプの製品を選ぶのがポイントです。
そうすれば、すのこのメリットである通気性を享受しつつ、快適な寝心地を確保できますよ。

これらのデメリットも、その原因と対策を知っておけば、決して怖いものではありません。
むしろ、少し手をかけてあげることで、より長く快適に使える相棒になってくれるのが、すのこベッドの魅力でもあるのです。

ベッド販売17年の店主が教える!失敗しないすのこベッドの選び方

さて、すのこベッドの良さをご理解いただけたところで、次はいよいよ「選び方」です。
お店には様々なすのこベッドが並んでいて、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
大丈夫です。
この道17年の私が、失敗しないためのポイントをしっかりお教えします!
1.素材で選ぶ(桐・檜・杉・パイン)
すのこベッドの寝心地や機能は、使われている木材によって大きく変わります。
代表的な4つの素材の特徴を知っておきましょう。

  • 桐(きり):私が最もおすすめする素材の一つです。
    非常に軽く、持ち運びや組み立てが楽なのが特徴。
    そして何より「調湿性」に優れています。
    湿気が多い時は水分を吸い、乾燥すると水分を放出する性質があり、カビ対策には最適です。
    まさに日本の気候のための木材ですね。
  • 檜(ひのき):高級な建材としても知られる檜は、耐久性が高く、非常に丈夫です。
    特有の良い香りはリラックス効果も期待でき、寝室を癒しの空間にしてくれます。
    防虫・抗菌作用があるのも嬉しいポイント。
    少し高価になりますが、長く使うことを考えれば素晴らしい選択です。
  • 杉(すぎ):檜と同様に日本で古くから使われてきた木材です。
    木目が美しく、木のぬくもりを感じられるのが魅力。
    比較的安価な製品が多いので、コストを抑えたい方におすすめです。
    香りは好みが分かれるかもしれませんが、それもまた天然木ならではの良さですね。
  • パイン材(松):北欧家具などによく使われる、明るい色合いと節が特徴の木材です。
    加工がしやすくデザイン性が高いベッドが多いので、お部屋のインテリアにこだわりたい方に人気があります。
    比較的安価ですが、他の木材に比べて柔らかいので、傷がつきやすい点は考慮しておきましょう。
2.「耐荷重」を必ずチェック!
意外と見落としがちなのが「耐荷重」です。
これは「ベッドが何kgまで耐えられるか」を示す数値で、安全性に直結する非常に重要なポイント。
ご自身の体重はもちろん、マットレスの重さも考慮して選ぶ必要があります。
体重70kgの方が20kgのマットレスを使うなら、合計90kg。
耐荷重100kgのベッドならギリギリです。
寝返りをうつ時など、瞬間的には体重以上の負荷がかかるため、「ご自身の体重+マットレスの重さ」の1.5倍〜2倍程度の耐荷重があると、きしみも少なく、安心して長く使えます。
体格の良い方や、お子様と一緒に寝る可能性がある方は、耐荷重200kg以上の頑丈なタイプを選ぶと良いでしょう。

3.すのこの形状と間隔
床板の「すのこ」にも種類があります。
一般的なのは、一枚板を並べた「床板すのこ」。
木の質感を楽しめますが、板の強度がそのままベッドの強度になります。
薄い板を何層にも重ねて圧縮した「積層合板(LVL)」のすのこは、非常に強度が高く、しなりもあるのが特徴です。
頑丈さを求めるならLVLすのこがおすすめです。

すのこの間隔も寝心地に影響します。
ポケットコイルマットレスなど、コイルが独立しているタイプのマットレスをお使いの場合は、すのこの間隔が広すぎるとコイルが落ち込んでしまい、性能を十分に発揮できません。
お使いのマットレスのメーカーが推奨するすのこの間隔を確認するか、なるべく間隔が狭いものを選ぶと間違いないでしょう。
これらのポイントを押さえて、あなたにぴったりの一台を見つけてくださいね!


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