こんにちは!ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
「シングル2台だと少し狭い、でもセミダブル2台だと部屋が窮屈に…」そんな、絶妙なサイズ感でお悩みではありませんか。
そのお悩みを解決する、とっておきの方法が「シングルとセミダブルの変則連結」です。
この組み合わせで生まれる幅220cmのワイドキングサイズは、特に親子3人で眠るのに最適な「黄金比率」とも言える空間。
この記事では、この変則連結ならではのメリットから、フレーム選び、そして注意点まで、専門店の店主として徹底的に解説します。
シングル+セミダブル連結のメリットと使い方
シングルサイズとセミダブルサイズ。
異なる大きさのベッドフレームを連結する。
この一見、変則的な組み合わせには、実は、計算され尽くした、多くのメリットと、賢い使い方が隠されています。
メリット1:「ちょうどいい」広さを実現する柔軟性
連結ベッドのサイズ選びで、よくあるお悩みが「シングル2台のワイドキング200(幅200cm)だと、3人で寝るには少し窮屈かも…でも、セミダブル2台のワイドキング240(幅240cm)だと、大きすぎて部屋に圧迫感が…」というものです。
この、絶妙な悩みに、完璧な答えをくれるのが、シングル(幅100cm)とセミダブル(幅120cm)を連結した、ワイドキング220(幅220cm)なのです。
WK200に比べて、プラス20cmのゆとり。
この「あと少し」のゆとりが、家族の眠りの質を、大きく向上させてくれます。
それでいて、WK240に比べれば、20cmスリムなので、お部屋のレイアウトにも、余裕が生まれます。
通路を確保しやすくなったり、サイドテーブルを置くスペースができたり。
まさに、家族の快適さと、お部屋の快適さの、両方を満たす「ちょうどいい」広さ。
ご家庭の状況に合わせて、10cm刻みでサイズを選べるかのような、この柔軟性こそが、シングル+セミダブル連結の、最大のメリットと言えるでしょう。
メリット2:将来の分割時も無駄がない
連結ベッドの大きな魅力である、将来の「分割使用」。
この点においても、シングルとセミダブルの組み合わせは、非常に合理的で、無駄がありません。
お子様が成長し、連結ベッドを卒業する時。
2台のベッドは、それぞれ「シングルベッド」と「セミダブルベッド」として、第二の人生を歩むことになります。
シングルベッドを、そのまま子供部屋へ。
そして、残ったセミダブルベッドは、ご夫婦のどちらか一人が、ゆったりと使う、あるいは、来客用のベッドとして、活用することができます。
もし、お子様が二人いらっしゃるなら、上の子には、ゆったりとしたセミダブルを、下の子には、コンパクトなシングルを、というように、年齢や体格に合わせて、割り振ることも可能です。
シングル2台、あるいはセミダブル2台の組み合わせでは、生まれない、この「選択肢の多様性」。
これも異なるサイズを組み合わせる、変則連結ならではの、賢いメリットなのです。
家族の、どんな未来にも、柔軟に、そして、無駄なく対応できる。
長期的な視点で見ても、非常に、コストパフォーマンスの高い選択と言えるでしょう。
こんな使い方!寝るポジションの自由度
シングルとセミダブルという、幅の違うベッドが、隣り合っている。
この、左右非対称な空間は、眠るポジションに、面白い「自由度」をもたらしてくれます。
親子3人で眠る場合。
体格の大きなパパは、ゆったりとしたセミダブル側で、手足を伸ばして眠る。
そして、ママと、まだ小さいお子様は、シングル側で、仲良く寄り添って眠る。
それぞれの体格や、寝るスタイルに合わせて、スペースを、柔軟に配分することができます。
ご夫婦二人で使う場合でも、この非対称性は、有効です。
寝返りが多く、広いスペースが必要な方が、セミダブル側を使い、比較的、寝相の良い方が、シングル側を使う。
あるいは、片側を、ペットと一緒に眠るための、専用スペースとして、活用する、というお客様もいらっしゃいます。
あるいは、シングル側には、硬めのマットレス、セミダブル側には、柔らかめのマットレスを置いて(※厚みは揃える必要があります)、その日の気分で、寝る場所を変える、なんていう、贅沢な使い方も、可能かもしれません。
決まりきった、左右対称の空間にはない、この、遊び心と、自由度の高さ。
これもシングル+セミダブル連結が持つ、ユニークで、楽しい魅力の一つなのです。
連結可能なシングルとセミダブルのベッドフレーム
異なるサイズのベッドフレームを連結する。
それを、成功させるためには、フレーム選びに、いくつかの、重要なルールがあります。
大前提:同じシリーズのフレームを選ぶ
シングルとセミダブルのフレームを連結する上で、最も重要で、絶対に守らなければならない、大前提。
それは「必ず、同じメーカーの、同じシリーズ(商品名)の、シングルサイズと、セミダブルサイズを、セットで購入する」ということです。
時々「デザインが似ているから、違うメーカーのフレームでも、連結できるのでは?」と考える方がいらっしゃいますが、ほぼ不可能です。
なぜなら、メーカーが異なると、フレームの「高さ」や、連結金具を取り付ける「ネジ穴の位置」が、全く違うからです。
たとえ、数ミリの高さの違いであっても、それは、寝心地を損なう、大きな段差となります。
ネジ穴の位置が合わなければ、そもそも、連結金具で固定することすらできません。
快適で、安全な連結を実現するための、唯一の方法は、初めから、連結することを想定して設計された、同じシリーズの、サイズ違いのフレームを、選ぶこと。
高さも、デザインも、そして、連結金具も、完璧に一致し、美しい、一体感のあるベッドが完成するのです。
高さとデザインが揃うことの重要性
同じシリーズのフレームを選ぶ、ということの重要性は、機能面だけでなく、デザイン面においても、同様です。
もし、高さやデザインの違うフレームを、無理やり並べたら、どうなるでしょう。
ヘッドボードの高さが、ちぐはぐだったり、フレームの木目の色合いが、微妙に違ったり。
それは、お世辞にも、美しいとは言えない、非常に、ちぐはぐで、落ち着きのない寝室になってしまいます。
ヘッドボードは、ベッドの「顔」とも言える、重要なパーツです。
ここが、左右で違うデザインだと、空間の統一感が、完全に失われてしまいます。
同じシリーズのフレームであれば、シングルサイズとセミダブルサイズで、ヘッドボードのデザインや高さ、そして、フレームの色合いや素材感は、全く同じになるように、設計されています。
2台を連結した時に、まるで、初めから、幅220cmの一枚のヘッドボードだったかのような、シームレスで、美しい見た目を、実現できるのです。
せっかく、家族のための、特別なベッドを作るのですから、寝心地だけでなく、見た目の美しさにも、こだわりたいですよね。
そのためにも、必ず、同じシリーズのフレームを、選ぶようにしてください。
異サイズ連結に対応したモデルの見分け方
では、どのベッドフレームが、シングルとセミダブルの、異サイズ連結に、対応しているのでしょうか。
その、簡単な見分け方を、お教えします。
インターネット通販の、商品ページを、よく見てみましょう。
連結可能なベッドフレームのページには、多くの場合「サイズ展開」として、シングル、セミダブル、ダブルといった、単体のサイズだけでなく、「連結セット」のサイズ表記があるはずです。
そこに「ワイドキング220(シングル+セミダブル)」という、表記があれば、そのフレームは、間違いなく、異サイズ連結に、対応しています。
商品説明の中に「2台のベッドを、連結金具で、しっかり固定」「ライフスタイルに合わせて、組み合わせ自由」といった、文言があるかどうかも、チェックポイントです。
確実なのは、商品写真を見ることです。
多くの、連結ベッドの商品ページには、シングル2台や、セミダブル2台の連結イメージ写真だけでなく、シングルとセミダブルを連結した際の、イメージ写真も、掲載されていることが、少なくありません。
これらの情報を、総合的に確認することで、そのフレームが、あなたの求める、変則連結に対応しているかどうかを、見分けることができます。
もし、不安な場合は、購入前に、必ず、販売店に問い合わせて、確認するようにしましょう。
親子3人川の字に最適 シングル+セミダブル連結
ワイドキング220という、絶妙なサイズは、パパ・ママ・お子様の、3人家族にとって、最高の眠りのステージとなります。
幅220cmは3人家族の黄金比率
親子3人で眠る「川の字」。
それは、子育ての中で、最も幸せな時間の一つです。
ベッドのサイズによっては、その幸せな時間が、誰かの、窮屈な我慢の上に、成り立っていることも、少なくありません。
ダブルベッド(幅140cm)に3人では、あまりにも狭すぎます。
シングル2台連結のワイドキング200(幅200cm)なら、眠ることはできますが、お子様が大きくなってくると、少し、手狭に感じ始めるかもしれません。
かと言って、セミダブル2台連結のワイドキング240(幅240cm)では、3人で眠るには、少し、広すぎるかもしれません。
登場するのが、シングル+セミダブル連結の「ワイドキング220(幅220cm)」です。
このサイズは、3人で眠るのに、まさに、過不足のない、完璧な広さを提供してくれます。
一人当たりのスペースは、約73cm。
一般的なシングルベッドには及ばないものの、窮屈さを感じることなく、それぞれが、パーソナルな空間を確保できる、十分な広さです。
広すぎず、狭すぎない。
この、絶妙な距離感が、家族の温もりを感じながらも、それぞれの、快適な眠りを妨げない、理想的な環境を生み出します。
まさに、3人家族のための「黄金比率」と呼ぶにふさわしい、サイズなのです。
パパゆったり・ママと子供は仲良く 寝方シミュレーション
ワイドキング220の、左右非対称な空間は、3人家族の、様々な寝方シミュレーションを、可能にします。
最も、おすすめなのが、体格の大きなパパが、ゆったりとしたセミダブル(幅120cm)側を、一人で使い、ママと、お子様が、シングル(幅100cm)側で、仲良く寄り添って眠る、というポジションです。
これなら、パパは、仕事の疲れを癒すために、誰にも気兼ねすることなく、手足を伸ばして、ぐっすりと眠ることができます。
そして、ママと、お子様は、お互いの温もりを感じながら、安心して眠りにつくことができます。
夜中の授乳などで、起きることの多いママにとっては、お子様との距離が近い方が、何かと便利ですよね。
あるいは、寝返りの多いお子様を、真ん中に寝かせる、というパターンも、考えられます。
この場合、シングル側で寝る親のスペースは、少し狭くなりますが、セミダブル側で寝る親のスペースには、十分な余裕があります。
家族の、それぞれの個性や、その時々の状況に合わせて、眠る場所を、柔軟に、スイッチできる。
この、自由度の高さが、家族みんなの、睡眠の質を、向上させてくれるのです。
子供の成長に合わせてポジション変更が可能
お子様の成長は、嬉しいものですが、同時に、寝床の悩みも、変化させていきます。
生まれたばかりの頃は、小さくて、場所を取らなかった赤ちゃんも、2歳、3歳と、大きくなるにつれて、その寝相は、どんどんダイナミックになっていきます。
ワイドキング220なら、そんな、お子様の成長にも、柔軟に対応できます。
お子様が、まだ小さい頃は、先ほどのように、ママと一緒のシングル側で、十分かもしれません。
お子様が、一人で、ゴロゴロと転がり回るようになったら、今度は、お子様一人に、広々としたセミダブル側を、贅沢に使わせてあげる、というのも、一つの手です。
そして、パパとママが、シングル側で、少しだけ、仲良く眠る。
あるいは、お子様が、一人で寝る練習として、シングル側を、お子様専用のスペースとし、パパとママが、セミダブル側で眠る、という、ステップに進むこともできます。
お子様の成長段階に合わせて、ベッド内の、テリトリーを、自由自在に、変更できる。
これもワイドキング220が持つ、大きなメリットです。
家族の、その時々の「今」に、常に、最適な形を、提供してくれる。
ワイドキング220は、そんな、家族の成長を、優しく見守ってくれる、頼もしいパートナーとなるでしょう。
フレームを連結する際の注意点とサイズの確認
シングルとセミダブルの、変則連結を、完璧に成功させるために。
いくつか、絶対に、押さえておきたい注意点と、確認事項を、お伝えします。
注意点1:マットレスの厚みを必ず揃える
ベッドフレームのサイズが、シングルとセミダブルで違っていても、その上に乗せる「マットレスの厚み」は、必ず、全く同じものに、揃えてください。
快適な連結ベッドを作る上での、絶対的なルールです。
もし、シングル側には、厚さ20cmのマットレスを、セミダブル側には、厚さ15cmのマットレスを、置いてしまったら、どうなるでしょう。
2枚のマットレスの間には、5cmもの、大きな段差が生まれてしまいます。
これでは、ベッドの真ん中で眠ることは、不可能ですし、見た目にも、非常に不格好です。
厚みだけでなく、できることなら、マットレスの「商品(シリーズ)」そのものも、同じもので揃えるのが、理想的です。
なぜなら、商品が異なると、硬さや、素材が違うため、寝た時の、体の沈み込み方が、変わってくるからです。
これも、連結部分での、不快な段差感の、原因となります。
フレームは、シングルとセミダブル。
マットレスは、同じシリーズの、同じ厚みのものを、それぞれのサイズで、2枚用意する。
これが、変則連結を、成功させるための、寝具選びの、基本です。
注意点2:寝具(シーツ類)の選び方と工夫
異なるサイズのベッドを連結する際に、少しだけ、頭を悩ませるのが「寝具(ボックスシーツ)」の選び方です。
幅220cmという、ワイドキング220に、ぴったり合うサイズの、一枚のボックスシーツは、既製品では、なかなか見つけるのが、難しいのが現状です。
では、どうすれば良いのでしょうか。
解決策は、いくつかあります。
最も、簡単な方法は、シーツを、一枚で覆うことを諦め、「シングルサイズ」と「セミダブルサイズ」のボックスシーツを、それぞれ、別々に掛けることです。
この方法なら、シーツの選択肢も豊富で、洗濯も楽、というメリットがあります。
その上で、マットレスの連結部分の、わずかな隙間や、段差を、より、滑らかにしたい場合は、幅220cmに対応した「ベッドパッド」や「敷きパッド」を、シーツの上から、一枚、敷くのがおすすめです。
寝心地の一体感は、格段に向上します。
あるいは、ボックスシーツではなく、一枚の大きな布で、ベッド全体を覆う「フラットシーツ」の、特大サイズを探してみる、というのも、一つの手です。
少し、ベッドメイキングに、手間は掛かりますが、見た目の美しさは、最も高くなります。
少しの工夫で、寝具の問題は、十分に解決できますので、安心してください。
注意点3:部屋のレイアウトと搬入経路の確認
全ての連結ベッドに共通する、基本的な、最も重要な注意点です。
それは「部屋のレイアウト」と「搬入経路」の、事前確認です。
ワイドキング220(幅220cm)というサイズが、あなたの寝室に、問題なく収まるかどうか。
メジャーを使って、実際に、床に、220cm×200cmのスペースを測り、ベッドを置いた後の、生活動線(通路や、クローゼットの扉の開閉スペースなど)が、十分に確保できるか、どうかを、必ず、シミュレーションしてください。
7畳から8畳程度の広さがあれば、快適に設置できることが多いです。
搬入経路の確認です。
連結ベッドは、パーツが分割されているため、搬入は、比較的、容易ですが、今回の場合、片方は「セミダブルサイズ」です。
セミダブルの、ヘッドボードや、マットレス(幅120cm)が、マンションの廊下や、家の階段などを、問題なく通過できるかどうかは、念のため、事前に、しっかりと、確認しておくことを、おすすめします。
古い建物や、回り階段のあるお家は、注意が必要です。
せっかく、理想の組み合わせを見つけたのに、家に入らない。
そんな、悲しい事態を避けるためにも、この、地道な事前確認を、決して、怠らないようにしてくださいね。
店主の解説
【購入前の絶対条件】幅220cmの大型ベッド!設置に必要な「部屋の広さ」と「搬入経路」
シングル(幅100cm)とセミダブル(幅120cm)を連結した、幅220cmのファミリーベッド。その夢を現実にするために、購入ボタンを押す前に、お客様自身で必ずクリアしていただきたい、最も重要なミッションがあります。それが「搬入経路の確保」と「設置スペースの正確な採寸」です。
■お部屋の広さ:理想は「8畳以上」
幅220cmという大型ベッドを快適に設置するために、私たちが推奨しているお部屋の広さは、最低でも8畳です。
- 8畳(約360cm×360cm)の場合:お部屋の壁にベッドの頭をつけたとして、ベッドの横幅が約220cm。残りの140cmを両サイドに分けると、それぞれに約70cmのスペースが生まれます。人がストレスなく通るために必要な通路幅は最低60cmと言われていますので、これなら、サイドテーブルを置いたり、クローゼットの扉を開け閉めしたりするのにも、十分なゆとりが生まれます。
- 6畳(約270cm×360cm)の場合:短い方の壁(270cm)にベッドの頭をつけると、両サイドの通路はそれぞれ25cm程度しか確保できず、非常に窮屈な印象になります。
私の見解では、
8畳以上のお部屋で、初めて、このベッドの真価が発揮されるとお考えください。
■最大の難関:「搬入経路」の確認
連結ベッドは、2台のベッドに分割されているため、搬入は比較的容易ですが、それでも、ヘッドボードやマットレスといった大きなパーツが、ご自宅の玄関から寝室まで無事に通過できるかを確認する必要があります。
【必ず採寸すべきチェックポイント】
- [ ] エレベーターの扉の高さと幅、奥行き
- [ ] 階段の幅と、踊り場の天井の高さ
- [ ] 廊下の幅と、曲がり角のスペース
- [ ] 寝室のドアの高さと幅
特に、マットレスは圧縮して丸められた「圧縮ロール梱包」のものを選ぶと、狭い通路でも比較的スムーズに搬入できるので、搬入経路に不安がある方には大変おすすめです。
大型ベッドとは、計画的な準備があって初めて、その真価を発揮する家具です。メジャー片手に、ご家族の夢の城をお迎えする道筋を、ぜひ一度ご確認ください。
マットレス中央の「すき間」問題を完全解決。家族みんなが快適に眠るためのプロの技
シングルとセミダブルを連結する、という賢い選択。その上で、お客様が最も心配されるのが「真ん中にできるマットレスのすき間や段差」の問題です。せっかくの広々としたベッドなのに、真ん中に溝があっては、お子様が間に挟まってしまったり、寝心地が悪かったりと、快適さが半減してしまいます。しかし、ご安心ください。これからご紹介する3つの簡単なステップで、この問題はほぼ完璧に解消し、まるで一枚の大きなマットレスのような、快適な寝心地を手に入れることができます。
■ステップ1:【埋める】すき間パッド
まず、2枚並べたマットレスの間に物理的にできてしまう「谷間」を、直接埋めてしまうためのアイテムが「すき間パッド」です。多くはT字の形をしたウレタン製の細長いパッドで、マットレス2枚の間の谷間にぴったりとフィットするように置きます。これだけで、体の落ち込みがかなり軽減され、段差が気になりにくくなります。これが、解決への第一歩です。
■ステップ2:【覆う】大きなベッドパッド
すき間パッドを置いた上から、次にベッドの総幅(ワイドキング220)に合った、大きな「ベッドパッド」を1枚、2台のマットレスをまとめて覆うように敷きます。ベッドパッドは、汗や皮脂からマットレスを守る本来の役割に加え、ここでは「2枚のマットレスを一体化させ、表面をフラットにする」という非常に重要な役割を果たします。すき間パッドによるわずかな盛り上がりも、この一枚のベッドパッドが上から優しくならしてくれます。
■ステップ3:【固定する】大きなボックスシーツ
最後の仕上げが、ベッドの総幅に合った「ボックスシーツ」です。ベッドパッドの上から、1枚の大きなボックスシーツで、2台のマットレスをまとめてぐっと包み込みます。大きな布の張力で2枚のマットレスが物理的にしっかりと固定され、寝ている間にズレるのを防ぎます。これにより、見た目も寝心地も、完全に「一枚の大きなベッド」が完成します。
【店主からのアドバイス】
この方法を成功させるための最大のコツは、連結する2枚のマットレスを、必ず「同じ商品、同じ高さ」で揃えることです。高さが違うマットレスを連結すると、大きな段差ができてしまい、これらの工夫をしても、快適な寝心地は得られません。ぜひ、マットレスも2枚同時に、同じものをご購入ください。
子供の成長と共に「分割」できる。10年先を見据えた、賢い投資としての選び方
シングルとセミダブルを連結した、幅220cmのファミリーベッド。それは、ご家族の「今」の快適さを叶えるだけでなく、10年、15年先の、未来の暮らしまでをも豊かにする、驚くべき「可変性」を秘めています。高価な買い物だからこそ、その長期的な価値について、私の見解を述べさせていただきます。
■ある家族の、ベッドの物語
少し、想像してみてください。
- 【第一章:家族の集合期(購入〜10年目頃)】
お子様がまだ小さい時期。シングルとセミダブルを連結した、広々とした幅220cmのベッドで、家族3人、あるいは4人がゆったりと眠ります。絵本を読んだり、くすぐり合ったり。ベッドは、家族団らんの中心となる、温かい思い出を育む場所です。
- 【第二章:子供の独立期(11年目〜)】
一番上のお子様が成長し、自分の部屋を欲しがる時期が来ました。ここで、連結ベッドは、その真価を発揮します。これまで一つだった巨大なベッドを、本来の姿である「セミダブルベッド」と「シングルベッド」に分割するのです。そして、そのゆったりとしたセミダブルベッドを、お子様の新しい部屋へと、プレゼントします。
■長期的な視点で見た、経済的なメリット
いかがでしょうか。この組み合わせのユニークな価値は、分割した時に、
ご夫婦の寝室には、使い慣れたシングルベッドが残り、お子様の部屋には、一人で使うには贅沢な、セミダブルベッドが生まれる、という点にあります。
もし、最初にダブルベッドを買い、お子様が大きくなるたびに、新しいベッドを買い与えていたら。その出費の合計は、計り知れません。
最初に少し大きな投資をして、高品質なシングルとセミダブルを組み合わせた連結ベッドを選ぶこと。それは、実質的に、お子様の将来の、そしてご夫婦の将来の、高品質なベッドを「前もって購入しておく」ことと同じなのです。長期的に見れば、これほど経済的で、合理的で、そして無駄のない選択はありません。
私の見解は、こうです。シングルとセミダブルの連結ベッドを選ぶということは、単に、今の快適さを手に入れるということだけではありません。それは、
これから成長していくお子様たちの未来の暮らしまでを考えた、親から子への、愛情にあふれた贈り物でもあるのです。
店主のつぶやき シングルとセミダブル連結フレームで変則ワイドキング220
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・クイーンとシングル連結で超大型ベッドを実現する裏技
・シングルすのこベッド連結で清潔・快適なファミリー空間
・シングルとダブル連結でワイドキング240 家族4人に最適
・連結ベッドのワイドキングサイズ入門 家族で眠る幸せ空間
・シングルベッド2つ連結でキングサイズ以上の寝心地を
・シングルベッド2台連結の完全マニュアル 失敗しない方法
・シングルベッド3つ連結で幅300cm 究極の広さを実現
・セミダブルとダブル連結で幅260cmを実現する贅沢