こんにちは。
ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
17年以上にわたりお客様の眠りをサポートする中で、究極の寝心地と空間を求める方へ、最終的に行き着く選択肢の一つが「クイーンベッド」です。
二人で眠っても有り余るほどの広々とした空間は、日々の眠りをまるで高級ホテルのような、非日常的で優雅な時間へと変えてくれます。
この記事では、その中でも特に通気性に優れたすのこタイプのクイーンベッドに焦点を当て、魅力と注意点から、購入前に必ず確認すべき搬入の問題、そしてデザインやマットレスの選び方まで、専門家の視点から徹底的に解説します。
クイーンサイズすのこベッドの魅力と注意点
クイーンサイズベッドは、ただ大きいだけでなく、日々の暮らしに豊かさとゆとりをもたらしてくれる特別な存在です。
その魅力は計り知れませんが、購入を検討する際には知っておくべき注意点も存在します。
ここでは、その光と影、両側面からクイーンベッドの本質に迫ります。
魅力 広々とした優雅な寝心地
クイーンサイズすのこベッドがもたらす最大の魅力、それは何と言っても「広々とした優雅な寝心地」です。
一般的なクイーンサイズのマットレス幅は160cm。
二人用として主流のダブルベッド(幅140cm)よりも20cmも広い設計です。
このわずか20cmの差が、睡眠の質を劇的に向上させます。
お二人で寝ても、それぞれがシングルベッド(幅約100cm)に近い、約80cmのパーソナルスペースを確保できるため、腕を伸ばしたり、寝返りを打ったりする際に、お互いの動きを気にすることなく、朝までぐっすりと眠ることができます。
体格の良い方同士のカップルや、眠りが浅くパートナーの動きが気になってしまうという方にとって、この広さは絶大な効果を発揮します。
一人で使う場合でも、その広さは格別です。
ベッドの中央で手足を思いきり伸ばして眠る開放感は、日々のストレスを忘れさせてくれる、まさに王様・女王様のような気分を味わえます。
この身体的なゆとりが、精神的なリラックスにも繋がり、より深く、質の高い睡眠へと誘ってくれるのです。
魅力 ホテルライクな非日常空間の演出
クイーンベッドは、寝室のインテリアに圧倒的な存在感と高級感をもたらします。
寝室の主役であるベッドが大きいだけで、空間全体がゆったりとした、まるで高級ホテルのスイートルームのような雰囲気に変わるのです。
この「ホテルライク」な非日常感も、クイーンベッドが持つ大きな魅力の一つです。
普段の生活から解放され、心からリラックスできる特別な空間を、自宅の寝室に作り出すことができます。
すのこタイプのフレームであれば、天然木の温かみや、モダンで洗練されたデザインが、その上質な雰囲気をさらに高めてくれます。
デザイン性の高いヘッドボードを選べば、ベッドは単なる寝具ではなく、寝室を彩るアートピースのような存在にもなり得ます。
大きなベッドに合わせて、枕やクッションをたくさん並べたり、上質なベッドリネンでコーディネートしたりする楽しみも、クイーンベッドならでは。
お二人でインテリアを楽しみながら、理想の空間を創り上げていく。
クイーンベッドは、そんな暮らしの豊かさも提供してくれるのです。
毎晩、そんな特別な空間で眠りにつけることは、日々の生活の質そのものを向上させてくれることでしょう。
注意点 寝室の広さと予算の確認
魅力あふれるクイーンベッドですが、購入に踏み切る前に、必ず確認すべき注意点があります。
まず第一が「寝室の広さ」です。
クイーンベッドを快適に使うためには、最低でも8畳以上の広さがある寝室が理想とされています。
ベッドを置くだけでなく、両サイドに人がスムーズに通れる通路(最低50cm以上)や、クローゼットの扉を開閉するスペースを確保する必要があるからです。
6畳などコンパクトな寝室に無理に置くと、部屋がベッドで埋め尽くされてしまい、かえって圧迫感のある窮屈な空間になってしまいます。
購入前には、必ずお部屋の寸法を正確に測り、ベッドを置いた後の生活動線を具体的にシミュレーションしてください。
次に「予算」の問題です。
クイーンサイズは、ベッドフレーム本体だけでなく、マットレスもダブルサイズより高価になります。
シーツやベッドパッド、掛け布団といった寝具類も全てクイーンサイズで揃える必要があり、これらの寝具もダブルサイズに比べて価格が高く、デザインの選択肢も限られてくる傾向があります。
初期費用だけでなく、将来的な寝具の買い替えコストも考慮して、無理のない予算計画を立てることが重要です。
注意点 寝具選びの選択肢とコスト
クイーンベッドを選ぶ上で、意外と見落としがちなのが「寝具選び」の難しさです。
デザインにこだわりたい方にとっては、注意が必要です。
日本では、ベッドサイズはシングル、セミダブル、ダブルが主流であり、クイーンサイズ用の寝具(ボックスシーツ、掛け布団カバーなど)は、これらのサイズに比べて、圧倒的に品揃えが少なくなります。
一般的な寝具店や量販店では、好みのデザインや素材のものがなかなか見つからない、ということも珍しくありません。
海外ブランドや、品揃えの豊富な専門店、あるいは私たちのようなベッド専門の通販サイトなどを利用して探すことになります。
選択肢が少ないということは、価格競争も起きにくいため、寝具の価格も全体的に高くなる傾向があります。
同じデザインのシーツでも、ダブルサイズとクイーンサイズでは数千円の価格差があることも。
季節ごとに寝具を新調してインテリアを楽しみたい、という方にとっては、このコストと選択肢の少なさが、少しネックになるかもしれません。
ただし、最近ではクイーンサイズの需要の高まりとともに、品揃えも徐々に増えてきています。
じっくりと探せば、きっとお気に入りの一枚が見つかるはずです。
この点を事前に理解しておけば、購入後に「好みのシーツがない」と慌てることもなくなるでしょう。
二人でゆったり眠れる理想のベッドサイズ
お二人の睡眠の質を最大限に高めるために、ベッドの広さは妥協できないポイントです。
ダブルベッドでは少し窮屈に感じていたカップルも、クイーンサイズに変えることで、その悩みが嘘のように解消されることがよくあります。
ここでは、クイーンサイズがもたらす「ゆとり」が、具体的にどのような快適さを生み出すのかを解説します。
幅160cmがもたらす圧倒的なゆとり
クイーンサイズのマットレス幅は、標準で160cm。
一人当たりに換算すると80cmのスペースが確保できることを意味します。
この80cmという幅は、実はJIS規格における「大人一人がゆったりと眠れる」とされるシングルベッドの幅(約97cm)には及ばないものの、セミシングルベッド(幅約80cm)と全く同じ広さです。
つまり、クイーンベッドで眠るということは、お二人がそれぞれセミシングルベッドで、隣り合って眠っているのと同等の、非常に贅沢な空間を享受できるということなのです。
ダブルベッドの一人当たりスペース(約70cm)と比較すると、その差は片側で10cm、合計で20cm。
この20cmの差が、体感的な広さに劇的な変化をもたらします。
腕や足を自由に伸ばすことができ、窮屈さを全く感じません。
大柄な方同士でも、お互いの存在を気にすることなく、自分だけの快適な領域を保つことができます。
この圧倒的なゆとりこそが、クイーンサイズが「理想のベッドサイズ」と呼ばれる最大の理由です。
パートナーの眠りを妨げないパーソナルスペース
二人で眠る上で、睡眠の質を低下させる大きな原因となるのが、パートナーの「寝返り」です。
ダブルベッドのようなコンパクトなサイズだと、相手が寝返りを打った際に、体がぶつかったり、その振動で目が覚めてしまったりすることがあります。
これが毎晩続くと、知らず知らずのうちにストレスが溜まり、慢性的な睡眠不足に繋がることも。
クイーンベッドの広々としたスペースは、この問題を根本から解決してくれます。
お互いの間に十分な距離が保たれるため、相手が寝返りを打っても、その動きが直接体に伝わることがありません。
後述するポケットコイルマットレスと組み合わせることで、振動の伝達を最小限に抑え、お互いの眠りを妨げることなく、それぞれが独立した快適な睡眠を得ることができます。
暑い夏場には、お互いの体温が伝わりにくく、涼しく眠れるというメリットもあります。
逆に、寒い冬でも、それぞれのパーソナルスペースを保ちつつ、一つの大きな布団で温かさを共有することができます。
お互いの睡眠サイクルや、寝相の違いを尊重し、干渉しあうことなく、それでいて同じベッドで眠る安心感も得られる。
クイーンベッドは、二人の関係性にとっても、理想的な距離感を保ってくれるのです。
お子様と三人で眠ることも可能な広さ
クイーンベッドは、カップルだけでなく、小さなお子様がいるファミリーにも選ばれています。
その広さは、大人二人に加え、未就学児くらいのお子様が一人、真ん中で一緒に眠るのにも十分対応できます。
いわゆる「川の字」で眠るスタイルです。
お子様が小さいうちは、夜中に目を覚ましたり、親の存在を近くに感じていないと不安になったりすることがよくあります。
そんな時、同じベッドで眠ることができれば、お子様は安心して眠ることができ、親御さんもすぐに様子を見ることができるため、お互いにとって安心です。
ダブルベッドで三人で寝るのは、かなり窮屈で、誰かがベッドから落ちてしまうリスクもありますが、クイーンサイズであれば、比較的安全に、そして快適に眠ることができます。
すのこタイプのフレームであれば、三人分の汗による湿気もしっかりと逃がしてくれるため、衛生面でも安心です。
そして、お子様が成長して一人で寝るようになった後も、クイーンベッドは再びご夫婦二人のための、ゆったりとした贅沢なベッドとして活躍します。
将来の家族構成の変化まで見据えることができる、ライフステージ対応型のサイズであることも、クイーンベッドが持つ大きな魅力の一つと言えるでしょう。
搬入経路は大丈夫? 購入前の確認事項
憧れのクイーンベッド。
デザインも決まり、購入ボタンを押す、その前に。
絶対に越えなければならない最大の難関、それが「搬入」です。
大型家具であるクイーンベッドは、通常の家具以上に、搬入経路の確認が重要になります。
これを怠ると、最悪の場合、家の中にベッドが入らないという悲劇に見舞われます。
ここでは、そんな失敗をしないための、具体的な確認事項を解説します。
なぜクイーンベッドは搬入が難しいのか
クイーンベッドの搬入がなぜ難しいのか。
その理由は、パーツ一つ一つの「大きさ」にあります。
組み立て式のベッドフレームであっても、ヘッドボードやフットボードは、基本的に分割できず、一枚の大きな板のまま運び込む必要があります。
クイーンサイズのヘッドボードは、幅が160cm以上、高さも100cm近くになるものが多く、これが想像以上に大きいのです。
この大きな板が、マンションの狭い廊下や、直角に曲がる階段などを通過できるかどうかが、最大の難関となります。
マットレスも同様です。
一枚もののクイーンマットレスは、当然ながら幅160cm、長さ195cmの巨大な塊です。
柔らかいとはいえ、内部にスプリングが入っているため、無理に折り曲げることはできません。
この巨大なマットレスが、エレベーターに乗るか、階段を通過できるかが、第二の関門です。
ダブルベッドまでは何とかなっても、クイーンベッドになると途端に搬入のハードルが上がる。
この事実を、まずは認識しておくことが重要です。
玄関から寝室までのチェックポイント
購入を決める前に、必ずメジャーを片手に、玄関から寝室までの全ての経路の寸法を測ってください。
お客様ご自身でやっていただく、最も重要な作業です。
チェックすべきポイントは以下の通りです。
マンションの場合は「エレベーター」。
入口のドアの高さと幅、そして内部の奥行きと高さを確認します。
次に「階段」。
階段の幅はもちろん、踊り場の広さや、天井までの高さ(特に折り返し地点)も重要です。
そして「玄関ドア」「廊下の幅」「廊下の曲がり角」「寝室のドア」の、それぞれの幅と高さを測ります。
この際、ドアノブや手すりなどの突起物も考慮に入れる必要があります。
測った寸法と、購入したいベッドフレームの「梱包サイズ」(商品ページに記載されています)を照らし合わせ、最も狭い場所(最小有効間口)を、梱包が通過できるかを確認します。
梱包サイズは、商品本体のサイズよりも一回り大きくなるため、注意が必要です。
少しでも不安な点があれば、購入前に、私たち販売店に相談してください。
お部屋の間取り図などをお送りいただければ、搬入可能かどうかを判断するお手伝いをいたします。
マットレスの搬入方法も確認を
ベッドフレームだけでなく、マットレスの搬入方法も、事前に必ず確認しましょう。
クイーンサイズのマットレスには、主に二つのタイプがあります。
一つは、工場で完成された状態のまま運ばれてくる「完成品マットレス」。
もう一つは、工場で圧縮し、丸めて(ロール状にして)コンパクトに梱包された「圧縮ロール梱包マットレス」です。
言うまでもなく、搬入が圧倒的に楽なのは、後者の「圧縮ロール梱包」です。
細長いダンボールに収まっているため、クイーンサイズでも、通常の宅配便と同じように、狭い通路や階段でも問題なく運び込むことができます。
お部屋で開封すると、数時間から数日で本来の大きさと硬さに復元します。
近年、このタイプのマットレスが非常に増えており、搬入のハードルを大きく下げてくれています。
高級なマットレスの中には、品質を維持するために圧縮できない「完成品マットレス」も多くあります。
この場合は、前述の通り、マットレス本体のサイズ(幅160cm×長さ195cm×厚み)が、搬入経路を通過できるかを、フレーム以上にシビアに確認する必要があります。
もし搬入が困難な場合は、クレーンによる吊り上げ作業が必要となり、高額な追加料金が発生します。
マットレスの梱包形態は、商品ページに必ず記載されていますので、必ずチェックしてください。
分割タイプのフレームという解決策
どうしても搬入経路が狭く、一枚ものの大きなヘッドボードが通らない。
そんな場合の有効な解決策が、「分割タイプ」のフレームやマットレスを選ぶことです。
フレームに関しては、ヘッドボードが中央で二つに分割でき、寝室で連結して組み立てるタイプのものが存在します。
搬入時のパーツの大きさが半分になり、搬入の難易度が大幅に下がります。
フレーム自体が、セミシングルサイズ(幅80cm)のベッド二台を連結して、クイーンサイズとして使う「連結ベッド」タイプも人気です。
このタイプなら、搬入はセミシングルベッドを二つ運ぶだけなので、全く問題ありません。
将来的に、寝室を分けたり、子供部屋で使ったりする際には、分割して二台のベッドとして使えるというメリットもあります。
マットレスも同様に、クイーンサイズ一枚ものではなく、セミシングルサイズのマットレスを二枚並べて使うという方法があります。
この方法なら、搬入が楽なだけでなく、お互いが好みの硬さのマットレスを選べるという利点もあります。
ただし、中央に継ぎ目ができるというデメリットもあるため、専用のすきまパッドなどを使って対策すると良いでしょう。
搬入に不安がある方は、こうした分割タイプの製品を積極的に検討してみてください。
高級感あふれるクイーンベッドフレームのデザイン
寝室の主役となるクイーンベッド。
その大きなサイズ感を活かして、非日常的で高級感のある空間を演出したいものです。
ここでは、クイーンサイズならではの存在感が映える、人気のデザインフレームを3つのタイプに分けてご紹介します。
お二人の理想のホテルライクな寝室をイメージしてみてください。
重厚感のあるステージタイプフレーム
クイーンベッドのデザインとして、特に高級感を演出できるのが「ステージタイプ」のフレームです。
マットレスを置く床板部分よりも、フレーム自体が一回り大きく設計されているデザインで、マットレスの周りにステージのような余白が生まれるのが特徴です。
この余白が、ベッド全体に安定感と重厚感をもたらし、まるで高級リゾートホテルのような、どっしりとした佇まいを醸し出します。
床に近いロースタイルのステージフレームは、圧迫感を抑えつつも、圧倒的な存在感を放ち、寝室をモダンで洗練された空間へと格上げしてくれます。
このステージ部分は、デザイン的なアクセントになるだけでなく、実用的な役割も果たします。
サイドテーブルのように、スマートフォンや読みかけの本、アロマディフューザーなどを置くスペースとして活用できるのです。
フレームがマットレスをぐるりと囲む「落とし込み式」になっているものが多く、マットレスがずれにくいというメリットもあります。
素材は、美しい木目が映えるウォールナット材や、アジアンテイストを感じさせるダークブラウンの木材などが人気。
この重厚なフレームに、上質なリネンを合わせることで、最高のくつろぎ空間が完成します。
上質なくつろぎを生むレザー調ファブリックフレーム
寝室に、硬質なデザインよりも、柔らかく、温かみのあるくつろぎの雰囲気を求めたい。
そんなお二人には、「レザー調」や「ファブリック」で覆われた、張り込みタイプのフレームがおすすめです。
これらの素材は、クイーンサイズの大きな面積で使われることで、その質感がより一層際立ち、寝室全体を上質で落ち着いた空間へと包み込みます。
レザー調(合成皮革)のフレームは、空間にラグジュアリーでモダンな印象を与えます。
色は、シックなブラックや、落ち着いたアイボリー、モダンなグレーなどが人気。
ヘッドボードにボタン留めなどのデザインが施されたものは、クラシカルでエレガントな雰囲気を演出します。
ファブリック(布地)のフレームは、その柔らかな触り心地と見た目が、寝室に優しい温かみと安心感をもたらします。
色は、どんなインテリアにも合わせやすい、グレーやベージュ、ネイビーなどが主流です。
これらのフレームの多くは、ヘッドボードに厚いクッションが入っており、ソファの背もたれのように、もたれかかって寛ぐのに最適です。
寝る前の時間に、お二人で映画を観たり、読書をしたりと、ベッドの上で過ごす時間を大切にしたいカップルに、最高のくつろぎを提供してくれます。
空間を引き締めるモダンなデザイン
クイーンベッドの存在感を活かしつつ、甘さを抑えた、クールで都会的な寝室を作りたい。
そんなニーズに応えるのが、直線的でシャープな「モダンデザイン」のフレームです。
無駄な装飾を削ぎ落としたミニマルなデザインは、クイーンベッドが持つボリューム感を、むしろ洗練されたアートピースのような佇まいに見せてくれます。
素材は、木目が美しい天然木であっても、エッジの効いた直線的なフォルムのものや、スチールなどの異素材を組み合わせたものを選ぶと、モダンな印象が強まります。
ヘッドボードがない「ヘッドレスタイプ」のクイーンベッドは、究極のシンプルさを体現し、空間の広がりを最大限に感じさせてくれます。
壁面に大きなアートを飾ったり、デザイン性の高い照明を組み合わせたりすることで、ベッドそのものと空間全体で、一つの完成されたモダンなインテリアを創り上げることができます。
ヘッドボードに、スリムな棚と間接照明が組み込まれた、機能的かつデザイン性の高いフレームも人気です。
柔らかな光が、ベッド周りに立体感と奥行きを生み出し、ムードのある空間を演出します。
生活感を感じさせない、モデルルームのようなスタイリッシュな寝室。
モダンデザインのクイーンベッドは、そんな理想を叶えてくれます。
クイーンベッドにおすすめのマットレスとは
最高のクイーンベッドフレームを選んだら、次はその寝心地を決定づける、最も重要なパートナー「マットレス」選びです。
お二人が同時に、そして毎日使うものだからこそ、その選択は慎重に行わなければなりません。
ここでは、クイーンベッドに最適なマットレスを選ぶための、3つの重要なポイントを解説します。
揺れが伝わりにくいポケットコイル一択の理由
お二人で眠るベッドのマットレスを選ぶ際、私たちが「これ一択です」と断言できるほど強くおすすめするのが、「ポケットコイルマットレス」です。
その理由は、ポケットコイルが持つ「揺れの伝わりにくさ(独立性)」にあります。
ポケットコイルは、一つ一つのスプリングが独立した不織布の袋に包まれており、それがマットレス全体に敷き詰められています。
片側にかかった重みや振動が、隣に伝わりにくいという、画期的な構造を実現しています。
先に寝たパートナーが後からベッドに入ってきたり、夜中にトイレに起きたり、あるいは寝返りを打ったり。
こうした動きが原因で、隣で寝ている方が目を覚ましてしまう、という経験は多くのカップルが持っています。
クイーンサイズという広いベッドであっても、スプリングが連結されたボンネルコイルマットレスでは、この揺れは避けられません。
ポケットコイルマットレスであれば、その振動をコイルが個別に吸収するため、隣への影響を最小限に抑えることができるのです。
お互いの睡眠を妨げることなく、それぞれが朝までぐっすりと眠るために。
ポケットコイルは、お二人の安眠を守るための、最も賢明で、もはや必須とも言える選択なのです。
一枚ものか二枚分割か マットレスの選び方
クイーンサイズのマットレスには、幅160cmの「一枚もの」タイプと、幅80cmのセミシングルサイズを二枚並べて使う「二枚分割」タイプがあります。
「一枚もの」の最大のメリットは、中央に継ぎ目がないため、ベッドのどこに寝ても寝心地が変わらない、シームレスな快適さです。
ベッドの真ん中でお子様と川の字で寝る場合などにも最適です。
ただし、最大のデメリットは、その大きさと重さによる「搬入の難しさ」と「メンテナンスの大変さ」です。
搬入経路が狭い場合は、そもそも運び込むことができません。
定期的に上下や裏表を入れ替える「ローテーション」作業も、一人で行うのは非常に困難です。
「二枚分割」タイプは、この搬入とメンテナンスの問題を完全に解決してくれます。
セミシングルサイズなので、どんな搬入経路でも問題なく、ローテーションも一人で楽に行えます。
お互いが「硬め」「柔らかめ」など、好みの寝心地のマットレスをそれぞれ選べるという、大きなメリットもあります。
最大のデメリットは、中央にできるマットレスの継ぎ目(谷間)です。
この谷間が気になるという方もいますが、二枚のマットレスを固定する連結バンドや、谷間を埋めるための「すきまパッド」といった便利なアイテムを使うことで、その違和感はかなり軽減できます。
ライフスタイルや搬入経路、そして寝心地の好みを考慮して、最適なタイプを選んでください。
フレームのデザインを活かすマットレスの厚み
寝心地だけでなく、寝室全体の美観も、マットレス選びの重要な要素です。
クイーンベッドのような大きな家具は、ベッドフレームとマットレスの「厚みのバランス」が、その印象を大きく左右します。
圧迫感をなくし、スタイリッシュに見せるために、床に近い「ロースタイル」のフレームを選んだとします。
そこに、厚さが30cm以上もあるような、分厚いラグジュアリーなマットレスを乗せてしまうと、どうなるでしょうか。
せっかくのフレームの低さが完全に失われ、ただの背の低いベッドになってしまい、非常にアンバランスな印象を与えます。
ロースタイルのフレームの魅力を最大限に活かすためには、厚さ20cm前後の、比較的薄型でスタイリッシュなマットレスを合わせるのがセオリーです。
逆に、ヘッドボードに高さと重厚感がある、クラシックなデザインのフレームに、薄すぎるマットレスを合わせると、フレームの存在感にマットレスが負けてしまい、どこか貧相な印象になってしまいます。
この場合は、フレームのボリューム感に合わせて、厚さ25cm以上の、しっかりとした厚みのあるマットレスを選ぶと、全体のバランスが取れ、高級感が生まれます。
購入前には、ベッドフレームの高さを確認し、どのくらいの厚みのマットレスを乗せると、床から寝面までの高さがどのくらいになるのかを計算し、立ち座りのしやすさも考慮に入れると良いでしょう。
店主のつぶやき クイーンベッドすのこタイプで広々快眠 ホテルライクな寝室の作り方
・すのこベッド
・クイーンサイズベッド
・ベッドフレーム
・ベッドサイズ
・ベッド
・クイーンベッドすのこタイプで広々快眠 ホテルライクな寝室の作り方
・高めのすのこベッドで収納力アップ ベッド下を有効活用するアイデア
クイーンベッドすのこタイプで広々快眠 ホテルライクな寝室の作り方