ワイドキング280ってどのくらい?ファミリーベッドのサイズ感を徹底シミュレーション

「ワイドキング280cmと言われても、正直どのくらいの広さかピンとこない…」「うちの家族4人だと、どのサイズが快適なんだろう?」
そんな、カタログの数字だけでは分からない「サイズ感」に関するお悩み、非常によく分かります。
こんにちは!ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
ご安心ください。
この記事では、ファミリーベッドの各サイズが、具体的にどのくらいの広さなのか、身近なものに例えたり、ご家族で寝た場合を想定したシミュレーションを交えたりしながら、徹底的に「見える化」していきます。
正しいサイズ感を掴んで、理想の寝室を実現させましょう!

ワイドキング280ってどのくらい?ファミリーベッドのサイズ感を徹底シミュレーション

ワイドキング280ってどのくらい?ファミリーベッドのサイズ感を徹底シミュレーション 目次

ファミリーベッドの「ワイドキング」という名称の由来
  「キング」を超える王様 ワイドキング(WK)という言葉の誕生
  サイズが名前になる、わかりやすさ WK200は「横幅200cm」という意味
WK200からWK300まで!各サイズを身近なもので例えてみた
  【WK200〜220】3人家族のスタンダード イメージは「卓球台」よりも広い!
  【WK240〜260】4人家族の黄金サイズ イメージは「自家用車の駐車スペース」
  【WK280〜300】贅沢の極み イメージは「軽自動車2台分」の圧倒的空間
【図解】家族4人で寝てみたら…サイズ別ゆったり度チェック
  【WK220の場合】「川の字」は可能 でも、パパは少し窮屈かも…
  【WK240の場合】これが黄金バランス!全員が寝返りを打てる快適空間
  【WK280の場合】まるでプライベートビーチ?隣を気にせず大の字で眠れる解放感
搬入はできる?購入前に確認すべきお部屋のサイズ
  大は小を兼ねない!ベッドと「生活動線」の最適なバランスとは
  最低でも「通路幅50cm」の確保を お部屋の広さ別・限界サイズ早見表
まとめ:正しいサイズ感を知って、理想の寝室を実現
  あなたの家族に最適なサイズは?最終決定のための3ステップ
  「数字」だけでなく「感覚」で選ぶ 最高の家族のステージ作り

ファミリーベッドの「ワイドキング」という名称の由来

ファミリーベッドのサイズ表記で必ず目にする「ワイドキング」という言葉。
この言葉の意味と由来を知ることは、サイズ感を理解するための第一歩です。
まずは、この基本のキからご説明しましょう。

「キング」を超える王様 ワイドキング(WK)という言葉の誕生

皆さまもご存知の通り、ベッドのサイズには、シングル、セミダブル、ダブルなどがあります。
そして、その中でも特に大きなサイズとして「クイーンサイズ(横幅約160cm)」や「キングサイズ(横幅約180cm)」が存在します。
これらは、まさにベッド界の女王様、王様(キング)と呼ぶにふさわしい、ゆったりとしたサイズです。
家族みんなで寝る、という新しいライフスタイルが生まれる中で、このキングサイズでさえも手狭に感じられるケースが増えてきました。
そこで登場したのが、キングサイズを超える、さらに広大なベッドです。
その名も「ワイドキング(Wide King)」。
文字通り、王様よりも「広い(Wide)」という意味を持つ、いわばベッド界の「大王様」や「皇帝」のような存在です。
特定のベッドメーカーが作った造語というよりは、市場に広大なサイズのベッドが求められる中で、自然発生的に生まれた共通言語のようなものです。
この言葉の誕生自体が、家族のあり方の変化を象徴しているようで、私はとても興味深いと感じています。

サイズが名前になる、わかりやすさ WK200は「横幅200cm」という意味

ワイドキングという名称の、もう一つの素晴らしい点は、その「分かりやすさ」にあります。
ワイドキングサイズは、多くの場合、「WK」というアルファベットと、数字を組み合わせて表記されます。
「WK200」「WK240」「WK280」といった具合です。
この後ろについている数字、実は、そのままベッドの「横幅(cm)」を表しているのです。
つまり、「WK200」であれば、そのファミリーベッドの合計の横幅が「200cm」であることを意味します。
シングルベッド(横幅約100cm)を2台連結したサイズですね。
「WK240」なら横幅240cm、「WK280」なら横幅280cm、というわけです。
非常にシンプルで、直感的だと思いませんか?このルールさえ知っていれば、カタログや商品ページに記載されたサイズ表記を見ただけで、そのベッドがどのくらいの横幅を持っているのかを、瞬時に把握することができます。
まずは、この「WKの後ろの数字=ベッドの横幅」という基本公式を、しっかりと覚えておいてください。
これが、サイズ感をシミュレーションしていく上での、すべての基礎となります。

WK200からWK300まで!各サイズを身近なもので例えてみた

「横幅280cm」と言葉で聞いても、なかなかその大きさをリアルに想像するのは難しいものです。
ここでは各ワイドキングサイズを、皆さまの身近にあるものの大きさに例えて、そのスケール感を体感していただきたいと思います。

【WK200〜220】3人家族のスタンダード イメージは「卓球台」よりも広い!

まずは、3人家族(大人2人、子ども1人)に最も人気のサイズ帯、WK200とWK220です。

●WK200(横幅200cm):シングルベッド(100cm)を2台連結したサイズです。
この200cmという幅、何に例えられるでしょうか。
一般的な家庭用の「ダイニングテーブル(4人掛け)」の長い方の辺が、大体140cm〜180cmくらいです。
WK200は、それよりもさらに一回り大きいことになります。
温泉旅館などにある「卓球台」。
あの横幅は、国際規格で152.5cmと決まっています。
WK200は、あの卓球台よりも50cm近くも広いのです。
卓球台の上で大の字になっても、まだ余裕がある。
そう考えると、3人で寝るには十分すぎるほどの広さであることが、ご想像いただけるのではないでしょうか。

●WK220(横幅220cm):シングル(100cm)とセミダブル(120cm)を連結したサイズです。
この220cmという幅は、一般的なお家の「ドアの高さ(約200cm)」よりも長く、多くのご家庭の「お風呂のドア(折れ戸など)」の幅(約70cm〜80cm)の、ちょうど3倍くらいに相当します。
お子様が2人に増えても、少しの間なら対応できる、安心のサイズ感です。

【WK240〜260】4人家族の黄金サイズ イメージは「自家用車の駐車スペース」

4人家族(大人2人、子ども2人)に最もおすすめしたい「黄金サイズ」、WK240とWK260です。

●WK240(横幅240cm):セミダブル(120cm)を2台連結したサイズです。
この240cmという幅は、実は、皆さまがよく利用される、商業施設などの「駐車場の白線一台分の幅」と、ほぼ同じくらいなのです。
一般的な駐車スペースの幅は、2.5m(250cm)と定められていることが多いので、WK240は、まさに車一台がすっぽり収まるほどの広さ、ということになります。
あなたの愛車を思い浮かべてみてください。
あのスペースに、家族4人で寝るのです。
そう考えると、お子様たちがどんなに転がりまわっても、パパやママのスペースが脅かされることはない、ということがリアルに感じられるはずです。

●WK260(横幅260cm):セミダブル(120cm)とダブル(140cm)を連結したサイズ。
いよいよ駐車スペースを超えてきました。
この広さは、もはや「空間」です。
一般的なヨガマットの幅が約60cmなので、4人家族がそれぞれ自分のヨガマットを敷いて、さらにその横にスペースが余る、というくらいの広さになります。

【WK280〜300】贅沢の極み イメージは「軽自動車2台分」の圧倒的空間

さて、いよいよこの記事のタイトルにもなっている、WK280の世界です。
贅沢の極みとも言える、広大な空間です。

●WK280(横幅280cm):ダブルベッド(140cm)を2台連結したサイズです。
日本の「軽自動車」の規格上の横幅は、1.48m(148cm)以下と定められています。
つまり、WK280の片側(ダブルベッド一台分)が、ほぼ軽自動車一台分の幅に相当します。
WK280は、その軽自動車が「2台、ぴったりと横に並んでいる」のと同じくらいの幅なのです。
この圧倒的な空間を想像できますでしょうか。
5人家族でも、大型犬のペットも一緒に、全員でゆったりと眠ることができます。

●WK300(横幅300cm):シングルベッド(100cm)を3台連結した、ファミリーベッドにおける最大級のサイズです。
横幅3メートル。
一般的なお部屋の壁の一辺に相当する長さです。
成人男性が両手をいっぱいに広げた長さが、大体その人の身長と同じくらい(約170cm)と言われています。
WK300は、その成人男性が二人、横に並んで手を広げても、まだぶつからないほどの広さなのです。
ここまでくると、もはやサイズ感を心配する必要は一切ありません。
あるのはただ、至福の解放感だけです。

【図解】家族4人で寝てみたら…サイズ別ゆったり度チェック

ここでは、言葉や例えだけでなく、より具体的に「家族4人(大人2人、子ども2人)で寝た場合」を想定して、サイズごとの「ゆったり度」を、私、佐藤が頭の中でシミュレーション(図解)してみます。
ぜひ、ご自身の家族の姿を重ね合わせてみてください。

【WK220の場合】「川の字」は可能 でも、パパは少し窮屈かも…

4人家族が寝る場合の、現実的な最小サイズであるWK220(S+SD)です。
中央に、お子様二人(それぞれ50cm幅と仮定)が寝ます。
残りのスペースは120cm。
これを両脇のパパとママで分けると、一人あたりのスペースは60cmとなります。
一般的なシングルベッド(100cm)よりもかなり狭く、介護用のベッドなどに近い幅です。
寝ることはできますが、寝返りを打つと、隣の子どもにぶつかってしまうでしょう。
体格の大きいパパは、ベッドの端で、体を少し斜めにしないと眠れないかもしれません。
夜中に、パパの腕や足がベッドから落ちている…なんて光景が目に浮かびます。
お子様が二人ともまだ3歳以下の未就学児で、体が小さい期間に限定する、という割り切りがあれば選択肢になりますが、正直なところ、4人家族には、やや窮屈と言わざるを得ません。
ゆったり度は【★★☆☆☆】星2つ、といったところでしょうか。

【WK240の場合】これが黄金バランス!全員が寝返りを打てる快適空間

4人家族の「黄金サイズ」であるWK240(SD+SD)です。
中央にお子様二人(それぞれ60cm幅と仮定)が寝たとしましょう。
残りのスペースは120cm。
これをパパとママで分けると、一人あたり60cm…おや、計算が合いませんね。
失礼しました。
正しくは、お子様二人が中央で合計120cmのスペースを使い、両脇のパパとママが、それぞれ60cmずつ使う、というのが一つの考え方です。
これでも少し窮屈に感じますね。
では、発想を変えましょう。
WK240は、セミダブル(120cm)が2台です。
つまり、「パパと子ども一人」「ママともう一人の子ども」というペアで、それぞれがセミダブルベッドで寝る、と考えるのです。
これなら、それぞれのベッドで、大人一人と子ども一人がゆったりと眠れます。
間に隙間はもちろんありませんから、家族の一体感も保てます。
全員が、隣を気にすることなく、自由に寝返りを打つことができる。
夜中に、誰かの手足が顔に当たって目が覚める、という不幸な事故も起こりません。
まさに、家族4人のプライバシーと、一体感を両立できる、完璧なバランスです。
ゆったり度は【★★★★☆】星4つ。
自信を持っておすすめできます。

【WK280の場合】まるでプライベートビーチ?隣を気にせず大の字で眠れる解放感

究極の贅沢サイズ、WK280(D+D)です。
もはやシミュレーションするまでもありませんが、あえてやってみましょう。
横幅280cm。
これを4人で均等に割ると、一人あたりのスペースは、なんと70cmです。
ビジネスホテルのシングルベッドに匹敵する幅です。
家族4人が、それぞれシングルベッドで寝ているようなもの、と言えば、その贅沢さが伝わるでしょうか。
中央にお子様二人がどんなにダイナミックな寝相で寝ていても、両脇のパパとママは、全く影響を受けません。
それどころか、全員が「大の字」になって眠ることさえ可能です。
隣に人がいることを忘れてしまうほどの、圧倒的な解放感。
それはまるで、広大な砂浜が広がるプライベートビーチで、それぞれが好きな場所に寝そべっているかのようです。
お互いの寝息は聞こえるけれど、物理的な干渉は一切ない。
この距離感は、お子様が少し大きくなって、パーソナルスペースを欲しがる時期になっても、非常に有効です。
予算とスペースが許すのであれば、これ以上の快適さは存在しないでしょう。
ゆったり度は、文句なしの【★★★★★】星5つです。

搬入はできる?購入前に確認すべきお部屋のサイズ

理想のベッドサイズが決まったら、そして最も重要な確認作業が待っています。
それは「そのベッド、本当に部屋に置けますか?」そして「そこまで、無事に運べますか?」という、設置と搬入の問題です。
夢の広々ベッドも、お部屋に入らなければ、ただの大きな置物になってしまいます。

大は小を兼ねない!ベッドと「生活動線」の最適なバランスとは

ベッド選びにおいて、「大は小を兼ねる」という言葉は、必ずしも当てはまりません。
ベッドは、ただ置ければ良い、というものではないからです。
重要なのは、ベッドを置いた後の「生活動線」が、きちんと確保されているか、という点です。
生活動線とは、人が部屋の中を移動したり、家具を使ったりするための通り道のこと。
WK280のベッドを6畳の部屋に無理やり置いたとします。
ベッドは置けても、クローゼットの扉が半分しか開かなくなったり、ベランダに出るための通路がカニ歩きでないと通れなくなったりしたら、それは快適な寝室とは言えません。
朝起きて、ベッドから下りるためのスペース。
寝室のドアを開けて、入ってくるためのスペース。
これらが確保されていなければ、日々の生活が大きなストレスになってしまいます。
人がスムーズに通るためには、最低でも50cm〜60cmの通路幅が必要とされています。
ベッドを置くことを計画する際には、ベッドの寸法だけでなく、残される空間の寸法を測ることが、何よりも大切なのです。

最低でも「通路幅50cm」の確保を お部屋の広さ別・限界サイズ早見表

では、具体的に、お部屋の広さごとに、どのくらいのサイズが現実的なのでしょうか。
もちろん、お部屋の形や、ドア、窓、クローゼットの位置によって変わりますが、一般的な目安として、私、佐藤が考える「限界サイズ早見表」をご紹介します。
最低限の通路(50cm程度)を確保した場合の、現実的な上限サイズとお考えください。

【6畳(約270cm×360cm)の場合】
・限界サイズ:WK220(横幅220cm)
・推奨サイズ:WK200(横幅200cm)
※WK240以上は、生活動線を著しく損なう可能性が高いです。
ヘッドレスタイプを選ぶなどの工夫が必須となります。

【8畳(約360cm×360cm)の場合】
・限界サイズ:WK260(横幅260cm)
・推奨サイズ:WK240(横幅240cm)
※WK240を置いても、十分な通路を確保でき、快適なレイアウトが可能です。
4人家族には、まさに最適な広さと言えます。

【10畳(約360cm×450cm)の場合】
・限界サイズ:WK300(横幅300cm)
・推奨サイズ:WK280(横幅280cm)
※この広さがあれば、サイズの制約はほぼありません。
ベッド以外の家具を置くスペースも十分に確保できます。

この早見表を参考に、ご自身の寝室に最適なサイズを、冷静に判断してみてください。

まとめ:正しいサイズ感を知って、理想の寝室を実現

さて、ワイドキングサイズの具体的な「サイズ感」について、様々な角度からシミュレーションしてまいりました。
頭の中に、ぼんやりとだった理想の寝室のイメージが、かなりクリアになってきたのではないでしょうか。
最高の選択をするための考え方をまとめます。

あなたの家族に最適なサイズは?最終決定のための3ステップ

最高のサイズを最終決定するための思考プロセスは、以下の3ステップです。

ステップ1:【必要サイズの算出】家族の人数から、理想的なベッドの横幅を計算します。
「大人70cm、子ども50〜60cm」として、家族全員分の合計値を出しましょう。
これが、あなたの家族が快適に眠るための「理想サイズ」です。

ステップ2:【設置サイズの確認】寝室の広さを測り、生活動線を確保した上で、物理的に設置できる「限界サイズ」を把握します。
この時、理想サイズが限界サイズを上回っていないかを確認します。

ステップ3:【未来を想像して微調整】将来の分割プランを考えます。
理想サイズがWK230で、限界サイズがWK240だった場合。
WK220(S+SD)とWK240(SD+SD)のどちらを選ぶか。
将来、子ども二人に同じサイズのベッドを与えたいなら、少し大きくてもWK240を選ぶ、というような「未来からの逆算」で、最終的な組み合わせを微調整します。

この3ステップを踏めば、誰にとっても、論理的で後悔のない、最適なサイズ選びができるはずです。

「数字」だけでなく「感覚」で選ぶ 最高の家族のステージ作り

ここまで、cm(センチメートル)という「数字」を基に、たくさんのお話をしてきました。
私が最後にお伝えしたいのは、「数字」と同じくらい「感覚」も大切にしてほしい、ということです。
そのベッドの上で、あなたの家族がどんな風に笑い、どんな風に眠るのか。
休日の朝、ベッドの上でゴロゴロしながら、どんな会話をするのか。
そんな、温かくて幸せな「感覚」を、ぜひ想像してみてください。
サイズ選びは、単なる計算ではありません。
それは、これから先、何年にもわたって続く、最高の「家族のステージ」を創り上げる、とてもクリエイティブな作業なのです。
この記事で得た「数字」という客観的な知識と、あなたが思い描く「感覚」という主観的なイメージ。
その二つがぴったりと重なった時、あなたの家族にとって、本当に最高のファミリーベッドが見つかるはずです。
あなたの寝室が、家族の笑顔で満たされる、最高のステージになることを、心から願っております。

ワイドキング280ってどのくらい?ファミリーベッドのサイズ感を徹底シミュレーション   

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