こんにちは。ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
ベッドの販売に携わり17年以上、多くのお客様の眠りに関するお悩みをお伺いしてまいりました。
その中でも、特に日本の皆様に共通するお悩みが「湿気」です。
高温多湿な日本の気候は、寝具にとって非常に過酷な環境。
寝苦しさの原因になるだけでなく、気づかぬうちにマットレスや布団の裏側がカビだらけになっていた、
という悲しいご相談も後を絶ちません。
なぜ、すのこベッドが日本の寝室における「最適解」とまで言われるのか。
今回は、その湿度に対する圧倒的な優位性について、徹底的に解説いたします。
湿度に関して「すのこベッド」の優位点
湿度が高い日が続いています。
気温も高くなってきました。
スカッと晴れて気持ちの良い日差しが恋しくなります。
そんな梅雨時期、ベッドの湿気対策はお済でしょうか?
というか、湿気対策は何をどうすれば良いのでしょうか?
逆に湿気対策をしないとどうなるのでしょうか?
基本的な事からお話したいと思います。
ベッドの湿気対策は、基本的にマットレスの湿気対策となります。
ベッド本体は、金属だったり、木材だったりしますが、
マットレスは布が主体で、寝ている時の汗などがしみ込んでいます。
そのしみ込んでいる湿気を飛ばすことが対策となります。
では、湿気を飛ばすためには、どうすれば良いでしょうか?
答えは単純です。
風通しを良くすることです。
空気を動かすとも言います。
空気を動かすことで、マットレスに入っている湿気を飛ばすのです。
ローベッドで空気を動かす事を考えてください。
マットレスと空気が接する部分が上面しかありません。
これでは、マットレスを空気が通過しませんね。
すのこベッドはどうでしょうか?
マットレスの下面から上面に空気が抜ける様子が想像できると思います。
サイドから上面に抜けることも考えられます。
ここで重要なのが、すのこベッドのベッド下の空間です。
ベッド下に物を置くと空気がよどみやすくなります。
空間を開け、空気を動かすスペースを作る事が湿気対策になるのです。
このベッド下の空間が、すのこベッドの優位点となります。
すのこベッドの通気性の利点
すのこベッドの通気性の良さは、湿気対策において非常に重要です。
すのこベッドは、その名の通り、ベッドの下にすのこ状の板が設置されており、
これによってマットレス下の空気がしっかりと流れる仕組みになっています。
湿気がこもらず、マットレスや敷布団が常に清潔に保たれます。
マットレスの通気性が確保されることで、毎晩の湿気が素早く発散され、カビやダニの発生を防ぐことができます。
マットレスが乾燥しやすくなるため、より快適な睡眠環境を提供することができます。
特に湿気が多い日本の気候では、この通気性の良さが大きなメリットとなります。
毎日の快適な睡眠をサポートするために、すのこベッドは非常に有効な選択肢となるでしょう。
すのこベッドの耐久性と強度の改善
すのこベッドは通気性が良い反面、強度の問題が指摘されることもあります。
最近ではこの問題を解決するための様々な改良が行われています。
例えば、極太の桟(すのこ)を使用することで、強度を大幅に向上させた製品も増えています。
すのこベッドのフレームや支えを工夫することで、耐荷重を高める設計も進化しています。
従来のすのこベッドに比べて、より頑丈で長期間使用できる製品が登場しています。
「国産頑丈すのこ跳ね上げ式大容量収納ベッド Long force ロングフォルス」や
「耐荷重600kg 6段階高さ調節 コンセント付超頑丈天然木すのこベッド Walzza ウォルツァ」など、
強度が大幅に向上した製品もあります。
すのこベッドの強度の問題は、過去の常識となりつつあります。
選ぶ際には、強度や耐荷重についても確認することが重要です。
すのこベッドのコストパフォーマンス
すのこベッドは、その優れた機能性に加えて、コストパフォーマンスが高い点も魅力です。
比較的リーズナブルな価格で購入できるため、コストを抑えつつ快適な睡眠環境を提供することができます。
通気性や湿気対策の面でも効果的でありながら、価格帯が幅広く設定されているため、予算に応じた選択が可能です。
高品質な素材や優れたデザインのものでも、リーズナブルな価格で手に入れることができるため、非常にお得な選択肢となります。
特に日本の湿気の多い気候に適したすのこベッドは、長期的に見ても非常にコストパフォーマンスの良いアイテムです。
適切なメンテナンスを行うことで、長期間使用することができるでしょう。
なぜ寝具に湿気がたまるのか?
まず、根本的な原因からお話しします。
人は、季節を問わず、一晩の睡眠中にコップ一杯分(約200ml)もの汗をかくと言われています。
この汗から出る水分は、熱とともにマットレスや布団に吸収され、内部に溜まっていきます。
もし、ベッドの床板が通気性のない一枚板だった場合、この湿気の逃げ場がありません。
マットレスの底面は、人の体温で温められ、汗の湿気が充満した状態になります。
これは、カビやダニが繁殖するための「温度」「湿度」「栄養(人の皮脂など)」という全ての条件が揃った、
まさに絶好の環境なのです。
すのこベッドの構造が生み出す「空気の通り道」
すのこベッドが湿気に強い理由は、その極めてシンプルな構造にあります。
床板が、板と板の間に隙間を設けた「すのこ状」になっている。ただそれだけです。
しかし、この「隙間」こそが、寝具の運命を分ける重要な「空気の通り道」となります。
ベッドの下から取り込まれた新鮮な空気が、この隙間を通ってマットレスの底面へと流れ込みます。
そして、マットレス内部にこもった湿気を含んだ空気を、外へと押し出してくれるのです。
つまり、すのこベッドは、マットレスが常に「呼吸」できる状態を作り出します。
この絶え間ない空気の循環こそが、湿気が一箇所に留まるのを防ぎ、カビやダニの発生を根本から抑制するメカニズムなのです。
すのこベッドがもたらす具体的なメリット
すのこベッドの優れた通気性は、私たちの睡眠環境に多くのメリットをもたらします。
1.カビ・ダニの抑制による衛生的環境
湿度を常に低く保つことで、カビやダニが繁殖しにくい環境を作り出します。
これは、アレルギー性鼻炎や喘息にお悩みの方、そして免疫力の弱い小さなお子様の健康を守る上で、
非常に重要なポイントです。
2.一年中快適な睡眠
夏は、体から発散される熱や湿気を効率よく逃がし、蒸れにくく、爽やかな寝心地を提供します。
一方で冬は、床からの冷たい空気が直接マットレスに伝わるのを和らげ、また、室内外の温度差による結露を防ぐ効果もあります。
季節を問わず、安定した快適さを保ってくれるのです。
3.寝具の寿命を延ばし経済的
マットレスの最大の敵は湿気です。湿気は、内部のウレタンを劣化させたり、スプリングを錆びさせたりする原因となります。
すのこベッドでマットレスを湿気から守ることは、高価なマットレスを長持ちさせることに繋がり、
長期的に見て非常に経済的と言えます。
素材にこだわればさらに効果アップ
さらに、すのこの素材にこだわることで、その効果はさらに高まります。
特に「桐(きり)」や「檜(ひのき)」といった木材には、それ自体が湿気を吸ったり吐いたりする「調湿効果」があります。
すのこ構造の物理的な通気性に加え、木材自体の自然の力が、より高度な湿度コントロールを実現してくれるのです。
日本の気候と、快適な眠りは、切っても切れない関係です。
その鍵を握る「湿度」を制するために、すのこベッドは最もシンプルで、最も効果的な選択肢であると、私は17年以上の経験から確信しております。
皆様の毎日の眠りが、より清潔で、健やかなものになることを、心から願っております。
店主のつぶやき 湿度に関して「すのこベッド」の優位点 編
・すのこベッド
・ベッドフレーム
・ベッドサイズ
・ベッド
・湿度に関して「すのこベッド」の優位点
・キングサイズのベッドって? 収納付きの場合のメリットデメリットや湿気対策を解説
・畳ベッドにすのこタイプは存在するのか?店主が解説。
・チェストベッドすのこタイプは店主の一押し
・ダブルベッドすのこ【夏の湿気対策にはすのこベッド】
・ローベッドすのこタイプ について
・大容量収納ベッド すのこタイプ
・すのこ 棚付きキングサイズベッド で理想の眠り空間を
・ベッドフレームの問題となる湿気には「すのこ」
・ローベッドのメンテナンスと湿気の関係
・ローベッド 掃除のコツとは?
・大容量収納すのこベッドの種類と選び方 跳ね上げ式からチェストまで
・組立設置サービス付きすのこベッド 届いたその日から快適な睡眠を
・180cmのショート丈すのこベッド 小柄な方や子供部屋に最適
・おすすめのすのこベッド3選
・2段のすのこベッド
・すのこベッドヘッドレスタイプ
・すのこベッド宮付き
・すのこベッドフロアタイプ