こんにちは。
ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
17年以上にわたり、お客様に快適な眠りをお届けしてまいりました。
数あるベッドの中でも、私たちが「睡眠を、最高の癒しの時間に変える」と確信しているのが、日本の宝とも言える「国産ひのき」を使用したすのこベッドです。
寝室の扉を開けた瞬間に広がる、清々しい森の香り。
それは、単なる心地よさだけでなく、科学的にも心身をリラックスさせる効果が証明されています。
この記事では、ひのきが持つ驚きの効果から、品質と安全性の見極め方、そして長く愛用するためのお手入れ方法まで、徹底的にガイドします。
ひのきの香りがもたらすリラックス効果とは
国産ひのきすのこベッドが持つ最大の魅力、それは寝室を満たす、清々しく、どこか神聖ささえ感じさせる独特の香りにあります。
この香りは、単に「良い匂い」というだけでなく、私たちの心と体に深く作用し、最高の癒しをもたらしてくれる、自然が生んだ妙薬なのです。
まるで森林浴 癒しの成分フィトンチッド
ひのきのベッドを置いた寝室で深呼吸をすると、まるで緑豊かな森の奥深くにいるかのような、澄み切った空気に包まれます。
この感覚の正体は、ひのきが発散する「フィトンチッド」と呼ばれる揮発性の香り成分です。
フィトンチッドは、樹木が自らの身を細菌や害虫から守るために放出する、天然のバリアのようなもの。
私たちが森林浴をすると、リフレッシュできたり、心が落ち着いたりするのは、このフィトンチッドを全身で浴びているからです。
ひのきのすのこベッドで眠るということは、この森林浴効果を、毎晩、自宅の寝室で享受できるということ。
わざわざ森に出かけなくても、ベッドに入るだけで、心身が浄化されていくような、贅沢な時間を過ごすことができるのです。
この香りの成分は、ひのきが伐採され、家具として加工された後も、長年にわたってゆっくりと放出され続けます。
ひのきのベッドは、寝室の中に、あなただけの小さな森を作り出し、日々の疲れやストレスを、その清浄な香りで優しく包み込み、癒してくれる存在となるでしょう。
自律神経を整え深い眠りへ誘う
ひのきの香りがもたらすリラックス効果は、科学的にも証明されています。
香りの主成分である「α-ピネン」などの物質には、人間の自律神経に働きかけ、そのバランスを整える作用があることが、多くの研究で明らかになっています。
現代社会を生きる私たちは、仕事や人間関係のストレス、あるいはスマートフォンなどから受ける情報過多によって、体を興奮・緊張させる「交感神経」が優位になりがちです。
この状態が夜まで続くと、心身が休まらず、「なかなか寝付けない」「眠りが浅い」「夜中に何度も目が覚める」といった、睡眠の質の低下に繋がります。
ひのきの香りは、この高ぶった交感神経の活動を鎮め、逆に、体をリラックス・休息させる「副交感神経」の働きを活発にしてくれます。
ある実験では、ひのきの香りを嗅いだ後の脳波を測定したところ、リラックス状態を示すα波が増加したという結果も報告されています。
ベッドに入り、ひのきの香りに包まれることで、自然と心拍数が落ち着き、血圧が安定し、筋肉の緊張がほぐれていく。
心と体が、スムーズに「おやすみモード」へと切り替わるのを、実感できるはずです。
薬のように強制的に眠らせるのではなく、人間が本来持っている、自然な眠りへと、体を優しく導いてくれるプロセスなのです。
寝室を満たす香りでストレスを軽減
ひのきの香りは、ストレスホルモンとして知られる「コルチゾール」の濃度を低下させる効果も報告されています。
ストレスを感じると、私たちの体内ではコルチゾールが分泌され、これが過剰になると、免疫力の低下や、不眠、精神的な不安定さを引き起こす原因となります。
ひのきのベッドを置いた寝室は、その香りの成分で満たされるため、その空間にいるだけで、ストレスレベルが自然と下がっていく効果が期待できます。
一日の終わりに、外で溜め込んだストレスや緊張を、寝室のドアを開けた瞬間にリセットできる。
そんな、心安らぐサンクチュアリが、自宅にあることの価値は計り知れません。
お客様からは、「寝室の空気がきれいになった気がする」「ベッドに入ると、一日の嫌なことを忘れられる」といったお声をよくいただきます。
単なる気分の問題ではなく、ひのきの香りが、私たちのホルモンバランスにまで、良い影響を与えていることの証拠と言えるでしょう。
睡眠の質を高めるだけでなく、日々の精神的な健康を保つ上でも、ひのきの香りは、非常に有効なパートナーとなってくれるのです。
優れた調湿性と防虫効果 ひのきの力
ひのきの魅力は、その香りだけにとどまりません。
日本の気候風土の中で、建材として、また家具として、長年愛され続けてきたのには、その卓越した機能性に理由があります。
高温多湿な日本において、快適な睡眠環境を維持するために、ひのきは驚くべき力を発揮します。
天然の除湿機 日本の気候に最適な調湿性
ひのきは「呼吸する木材」とも呼ばれ、非常に優れた「調湿効果」を持っています。
木材の細胞が、空気中の湿度に応じて、水分を吸収したり、放出したりする性質のこと。
ジメジメとした梅雨の時期や、汗をかきやすい夏場には、ひのきのすのこが、寝具や空気中の余分な湿気を吸収し、寝床内をサラリと快適な状態に保ってくれます。
逆に、冬場の乾燥した時期には、木材内部に蓄えていた水分を、適度に空気中に放出し、過度な乾燥を和らげてくれるのです。
この働きは、まるで電気を使わない、天然の除湿・加湿器のよう。
この調湿機能と、すのこベッド本来の「通気性」が組み合わさることで、日本の四季を通じて、常に理想的な湿度環境を生み出します。
カビは湿度60%以上で活発に繁殖を始めると言われています。
ひのきのベッドは、このカビが繁殖しにくい湿度環境を、自然の力で作り出してくれるのです。
ダニを寄せ付けない防虫効果
アレルギーの大きな原因となる、寝具のダニ。
このダニ対策においても、ひのきは絶大な効果を発揮します。
ひのきが発散する香り成分(フィトンチッド)には、ダニが嫌う物質が含まれており、ダニを寄せ付けない「忌避効果(きひこうか)」があることが知られています。
昔から、大切な衣類をしまうのに桐のタンスが使われたように、ひのきにも、天然の防虫剤としての働きがあるのです。
殺虫剤や、化学的な防ダニ剤を使うことに抵抗がある方や、小さなお子様がいるご家庭でも、ひのきのベッドなら、安心してダニ対策を行うことができます。
ゴキブリなどの害虫も、ひのきの香りを嫌う傾向があると言われています。
寝室という、最も無防備になる空間を、不快な害虫から守ってくれる。
これも、ひのきが持つ、頼もしい力の一つです。
カビや細菌の繁殖を抑える抗菌作用
ひのきの香り成分には、リラックス効果や防虫効果だけでなく、カビや細菌類の増殖を抑制する、強力な「抗菌・殺菌作用」もあります。
ひのきで作られたお風呂の浴槽や、まな板が、カビにくく、腐りにくいのは、この天然の抗菌作用のおかげです。
寝具は、汗や皮脂を栄養源として、雑菌が繁殖しやすい場所。
これが、嫌な臭いの原因になることもあります。
ひのきのすのこベッドは、その抗菌作用によって、雑菌の繁殖を抑え、寝室を常に清潔で衛生的な状態に保つ手助けをしてくれます。
すのこの通気性、木材の調湿性、そして、素材自体の抗菌性。
この三つの力が合わさることで、カビや細菌、ダニといった、睡眠環境を脅かす様々な外的要因に対して、極めて強力な防御壁を築き上げてくれるのです。
無垢材と集成材の違い ひのきベッドの選び方
「ひのきベッド」と一言で言っても、実は、使われている木材の種類によって、いくつかのタイプに分かれます。
その代表が「無垢材」と「集成材」です。
どちらも本物のひのきですが、その特徴と価格は異なります。
それぞれの違いを理解することが、あなたにとって最適な一台を選ぶための、重要な鍵となります。
ひのきの魅力を100%味わうなら無垢材
「無垢材(むくざい)」とは、丸太から切り出した、一枚板の木材のことを指します。
接着剤などを一切使わず、ひのきそのものの塊で作られているため、ひのきが持つ香りや、美しい木目、そして、優れた調湿効果といった魅力を、100%余すところなく味わうことができるのが、最大のメリットです。
使い込むほどに、美しい飴色へと変化していく経年変化も、無垢材ならではの楽しみ。
まさに「育てる家具」として、長く愛着を持って使い続けることができます。
耐久性も非常に高く、本物の質感を何よりも重視する、こだわり派の方には、無垢材のベッドが最もおすすめです。
ただし、一本の木から取れる量が限られるため、後述する集成材に比べて、価格は高価になります。
天然素材であるため、木目や色合いが、製品一つ一つで微妙に異なるのも特徴。
それを「個性」として楽しめる方に向いています。
安定した品質と価格が魅力の集成材
「集成材(しゅうせいざい)」とは、小さめの木材(ひき板や小角材)を、強力な接着剤で圧着し、一枚の大きな板に再構成した木材のことです。
無垢材のように、一本の大きな木材を必要としないため、資源を有効活用でき、無垢材に比べて、価格をリーズナブルに抑えることができるのが、最大のメリットです。
木材の繊維の方向を、互い違いになるように組み合わせて作られるため、無垢材に比べて、反りや割れ、ねじれといった、木の変形が起こりにくい、という特徴もあります。
品質が均一で、安定しているため、工業製品として、非常に扱いやすい素材です。
ひのきの香りや、質感も、十分に楽しむことができます。
接着剤の使用が気になる方もいるかもしれませんが、現在の国産家具で使われている接着剤は、ホルムアルデヒドの放散量が、最も少ない安全基準(F☆☆☆☆)をクリアしているものがほとんどなので、健康面での心配はまずありません。
ひのきベッドの魅力を、できるだけ価格を抑えて、そして、品質の安定したもので手に入れたい、という堅実な方には、集成材のベッドが、非常にバランスの取れた、賢い選択となるでしょう。
節の有無で変わる見た目と価格
ひのきベッドを選ぶ際、無垢材、集成材、どちらの場合にも関わってくるのが、「節(ふし)」の有無です。
節とは、木の枝があった部分の跡のことで、これが木材の表面に、丸い模様として現れます。
「節あり」の木材は、その模様が、ナチュラルで、カントリーな、温かみのある雰囲気を醸し出します。
木の自然な表情を、そのまま楽しみたい、という方に人気です。
「節なし」の木材は、節の部分を避けて切り出されているため、木目がすっきりと通り、非常に上品で、高級感のある印象になります。
神社仏閣などで使われるような、凜とした和の空間や、モダンで洗練されたインテリアによく合います。
一本の丸太から取れる量が少ない「節なし」材の方が、「節あり」材よりも、希少価値が高く、価格も高価になります。
どちらが良い悪いというわけではなく、これは完全にデザインの好みの問題です。
あなたが、どのような雰囲気の寝室を作りたいか、というイメージに合わせて、節の有無を選んでみてください。
国産ひのきすのこベッドの品質と安全性
高価な買い物である、ひのきベッド。
だからこそ、その品質と安全性には、徹底的にこだわりたいものです。
私たちが「国産」のひのきベッドをおすすめするのには、単なるイメージだけでなく、確かな理由があります。
日本の職人技と、厳しい安全基準がもたらす、絶対的な安心感について解説します。
日本の職人による丁寧な作り
国産ひのきベッドの品質を支えているのは、世界に誇る、日本の職人たちの、丁寧な手仕事と、高い技術力です。
海外の工場で大量生産されるベッドとは一線を画す、細部にまでこだわった作り込みが、国産ベッドの最大の魅力です。
フレームの角の部分。
触れた時に、肌を傷つけることがないように、一つ一つの角が、手作業で滑らかに丸く削られている「面取り加工」。
あるいは、パーツ同士を組み合わせる接合部の、寸分の狂いもない加工精度。
きしみ音が出にくく、長年の使用にも耐えうる、頑丈な構造が生まれます。
日本の高温多湿な気候を知り尽くしているからこそ、湿気による木の変形を、最小限に抑えるための木材の乾燥技術や、通気性を最大限に高めるための設計にも、独自のノウハウが凝縮されています。
一台のベッドに込められた、職人の知恵と、誇り。
それが、国産ひのきベッドが持つ、揺るぎない品質の源泉なのです。
安心の低ホルムアルデヒドF☆☆☆☆
人生の約三分の一という、長い時間を過ごすベッド。
その空間の空気は、何よりも安全でなければなりません。
家具の接着剤や塗料に含まれる化学物質「ホルムアルデヒド」は、シックハウス症候群やアレルギーの原因となる可能性が指摘されています。
国産のひのきベッドを選ぶ、もう一つの大きなメリットが、この安全性に対する配慮です。
日本の家具製造における安全基準は、世界的に見ても非常に厳格です。
国産のひのきベッドのほとんどは、ホルムアルデヒドの放散量が、最も少ないことを証明する、JIS・JASの最高等級「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」認定を受けた木材や接着剤、塗料を使用して作られています。
建築基準法においても、使用面積の制限なく、室内で使える、最も安全なレベルであることを意味します。
無塗装のひのき無垢材ベッドであれば、化学物質の心配は、ほぼゼロと言えるでしょう。
体の小さな赤ちゃんや、アレルギー体質の方でも、本当に安心して、毎晩、深く呼吸できる。
この安全性の高さも、国産ひのきベッドが持つ、かけがえのない価値なのです。
法隆寺が証明する驚異的な耐久性
ひのきという木材が、どれほど優れた耐久性を持っているか。
その最も雄弁な証明が、奈良県にある世界最古の木造建築「法隆寺」です。
1300年以上もの風雪に耐え、今なお、その荘厳な姿を保ち続けている法隆寺の心柱には、ひのきが使われています。
驚くべきことに、伐採から1300年が経過した法隆寺のひのきは、現在でも、伐採直後と変わらないほどの強度を維持していると言われています。
ひのきが、伐採されてから約200年間は、逆に強度を増し続け、その後、非常に長い年月をかけて、ゆっくりと元の強度に戻っていく、という、他の木材にはない、驚異的な性質を持っているためです。
もちろん、ベッドフレームが1000年以上もつわけではありませんが、この事実は、ひのきがいかに、耐久性、保存性に優れた、信頼できる木材であるかを示しています。
適切な使い方とお手入れをすれば、何十年にもわたって、あなたの体を支え続けてくれる。
親子二代、三代と受け継いでいくことさえ、夢ではないかもしれません。
その圧倒的な耐久性も、国産ひのきベッドが、長く愛され続ける理由なのです。
長く愛用するためのお手入れ方法
最高品質の国産ひのきすのこベッド。
せっかく手に入れたのなら、その美しさと香りを、一日でも長く楽しみたいものです。
ひのきは、非常に耐久性の高い木材ですが、少しだけ愛情をかけてお手入れしてあげることで、その輝きは、さらに増していきます。
ここでは、ご家庭で簡単にできる、お手入れのコツをご紹介します。
普段のお手入れは乾拭きだけで十分
ひのきベッドの、普段のお手入れは、驚くほど簡単です。
基本は「乾いた、柔らかい布で、優しく拭く」こと。
ただ、これだけで十分です。
ひのきは、静電気を帯びにくい性質があるため、ホコリが付着しにくいのですが、定期的にお掃除することで、美しい木肌の光沢を保つことができます。
化学雑巾や、ウェットティッシュ、あるいは、濡れた雑巾での水拭きは、避けてください。
水分や化学物質が、シミや変色の原因になったり、ひのきの呼吸を妨げてしまったりする可能性があります。
もし、何かをこぼして、どうしても汚れが気になる場合は、固く、固く絞った布で、素早く拭き取り、その後、すぐに乾いた布で、水分を完全に拭き取るようにしてください。
マットレスや布団は、時々、上げて風を通し、すのこ板の上も、一緒に乾拭きしてあげると、湿気対策として、より万全です。
香りが弱くなったら紙やすりで復活
ひのきベッドを、何年か使っていると、「最初の頃より、香りが弱くなってきたな」と感じることがあるかもしれません。
表面の木の導管(どうかん)が、空気中のホコリや、手の皮脂などで、少しずつ詰まってくるために起こる、自然な現象です。
がっかりする必要はありません。
簡単な方法で、いつでも、あの清々しい香りを、復活させることができます。
その方法とは、「目の細かいサンドペーパー(紙やすり)で、表面を、木目に沿って、ごくごく優しく、撫でるように擦る」ことです。
400番以上の、できるだけ目の細かいサンドペーパーがおすすめです。
表面のごく薄い層だけが削られ、新しいひのきの木肌が、顔を出します。
すると、再び、内部から香りの成分が、豊かに発散されるようになるのです。
強く擦りすぎると、傷の原因になるので、あくまで「優しく、撫でる」のがコツです。
作業の後は、削りカスを、乾いた布で、きれいに拭き取ってください。
この魔法のようなメンテナンスで、あなたのひのきベッドは、何度でも、新品の時のような、新鮮な香りを、取り戻すことができます。
ひのきのヤニについて知っておくべきこと
ひのきのベッドを使っていると、時々、フレームの表面に、透明な、あるいは、少し黄色がかった、ベタベタとした樹液のようなものが、染み出てくることがあります。
これを「ヤニ(樹脂)」と呼びます。
「汚れかな?」と、心配される方もいますが、汚れではありません。
むしろ、そのひのきが、健康で、生命力に溢れていることの証拠なのです。
このヤニには、ひのきの香りや、抗菌作用の元となる、有益な成分が、たっぷりと凝縮されています。
ヤニが出てくること自体は、全く問題ありませんが、ベタつきが気になる場合は、お手入れをしてあげましょう。
お手入れの方法は、薬局などで手に入る「エタノール(消毒用アルコール)」を、乾いた布に少量含ませて、ヤニの部分を、優しく拭き取ってください。
そうすると、ヤニが溶けて、きれいに取り除くことができます。
ヤニは、ひのきが生きている証拠。
その性質を、愛おしく感じられるようになれば、あなたも、ひのきベッドの上級者です。
店主のつぶやき 国産ひのきすのこベッドで癒しの睡眠を 香りと効果を徹底ガイド
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