こんにちは。
ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
ベッド選びの際、デザインや価格に目が行きがちですが、毎日体を預け、人生の三分の一を過ごす場所だからこそ、本当に大切にしたいのが「安心」と「品質」です。
海外製の安価なベッドも魅力的ですが、長く使うキングサイズベッドだからこそ、私は自信を持って「日本製」のフレームをおすすめします。
そこには、日本の職人たちの実直な仕事と、使う人への細やかな配慮が息づいています。
この記事では、なぜ国産フレームが選ばれ続けるのか、その具体的な理由を、プロの視点から徹底的に解き明かしていきます。
日本製フレームならではのメリットとは
「日本製」という言葉には、単なる生産地を示す以上の、特別な意味が込められています。
それは、この国で暮らす私たちのことを第一に考えて作られているという、作り手の想いの証でもあります。
海外製品にはない、日本ならではのメリットをご紹介します。
日本の気候風土に合わせた設計思想
日本は、世界的に見ても非常に湿度が高い国です。
春の長雨に始まり、夏の高温多湿、秋の台風、そして冬は窓の結露と、一年を通して湿気との戦いが続きます。
この特殊な気候は、家具、特にベッドフレームにとって非常に過酷な環境です。
湿気は木材を歪ませ、金属を錆びさせ、そして何よりカビやダニの温床となります。
国産のベッドフレームは、この日本の気候風土を熟知した上で、長く快適に使えるように設計されています。
その最も代表的な例が「すのこ」の活用です。
国産ベッドの多くが、床板に通気性に優れたすのこ仕様を採用しています。
ただ隙間を空けているだけでなく、すのこ板に使われる木材にもこだわっています。
調湿効果に優れた桐材を積極的に採用したり、すのこの板一枚一枚の角を丸く面取りして、マットレスを傷つけないように配慮したりと、細部にわたる工夫が凝らされています。
収納付きベッドにおいても、引き出しの素材に防湿・防虫効果のある桐材を使用したり、収納部の底板に通気孔を設けたりと、見えない部分で湿気対策が徹底されています。
これらの設計は、 ???海外のデザインを模倣した製品には見られない、日本の暮らしに根差した知恵の結晶です。
一年を通して快適な睡眠環境を保ち、大切なベッドをカビやダニから守る。
そのための工夫が、国産フレームには標準装備されているのです。
日本人の体格と生活様式への配慮
ベッドのデザインやサイズは、その国の人々の平均的な体格や、生活様式に大きく影響されます。
海外、特に欧米のベッドは、大柄な体格の人々を基準に設計されているため、日本人にとってはヘッドボードが高すぎたり、全体のサイズ感が日本の住宅には大きすぎたりすることがあります。
その点、国産ベッドは、もちろん日本人の平均的な体格を基準に設計されています。
ベッドの高さ。
立ち上がったり座ったりする際に体に負担の少ない、絶妙な高さに設定されています。
ヘッドボードの棚の奥行きやコンセントの位置なども、日本で一般的に使われている小物のサイズや、スマートフォンの充電といった現代のライフスタイルに合わせて、使いやすいように考え抜かれています。
日本の住宅事情への配慮も国産ならではのメリットです。
限られた寝室スペースを有効に活用するため、無駄なスペースを生まないコンパクトな設計でありながら、収納力は最大限に確保する、といった工夫が随所に見られます。
ヘッドボードの厚みを抑えたスリムなデザインや、壁にぴったりと付けて設置できる設計などは、日本の住環境を知り尽くしたメーカーだからこそできる芸当です。
毎日使うものだからこそ、こうした「ちょっとした使いやすさ」の積み重ねが、日々の満足度に大きく繋がります。
私たちの暮らしに、ごく自然に馴染む。
それが国産ベッドフレームの持つ、大きな魅力の一つです。
細やかな要望に応える品質管理とサポート体制
国産ベッドフレームがもたらす安心感は、製品そのものの品質だけではありません。
製造から販売、そしてアフターサポートに至るまで、一貫して「日本の基準」で管理されていることが、大きな信頼に繋がっています。
日本の工場では、厳しい品質管理基準に基づき、熟練の作業員が一つひとつの部材を丁寧に検品しながら製造を行っています。
もし、製造過程で僅かな傷や不具合が見つかれば、それは決して市場に出ることはありません。
この厳格な品質管理が、製品のばらつきをなくし、高いレベルでの品質の安定を実現しています。
私たち販売店にとっても、国内のメーカーと直接やり取りができることは、お客様へのサービス向上に直結します。
お客様から製品に関する少しマニアックな質問をいただいた際にも、すぐにメーカーに確認し、正確な情報をお伝えすることができます。
そして、何より心強いのが、万が一の時のサポート体制です。
配送された商品に初期不良があった場合や、長年使っていく中で補修用の部品が必要になった場合などでも、国内に拠点があるため、迅速かつ的確な対応が期待できます。
海外メーカーの場合、問い合わせへの返答に時間がかかったり、そもそも日本語でのサポートが受けられなかったり、交換部品が手に入らなかったりといったトラブルも少なくありません。
購入から何年も経った後でも、安心して相談できる窓口がある。
この「顔の見える関係」と、いざという時に頼りになるサポート体制こそが、国産ベッドフレームが提供する、目には見えないけれど最も価値のある「品質」なのかもしれません。
職人の技術が光る頑丈な作りと細部
国産ベッドフレームの品質を語る上で欠かせないのが、日本の職人たちが受け継いできた「ものづくり」の精神です。
目先の利益や効率だけを追求するのではなく、使う人のことを想い、見えない部分にまで手間と技術を注ぎ込む。
その実直な仕事ぶりが、製品の隅々にまで表れています。
見えない部分へのこだわり 床板や内部構造
ベッドの頑丈さや耐久性は、マットレスを置いてしまえば見えなくなる「床板」や「内部構造」によって、そのほとんどが決まります。
国産ベッドフレームは、この見えない部分にこそ、最大のこだわりと技術が注ぎ込まれています。
すのこ仕様のベッドの「すのこ板」。
安価な海外製品では、薄くて節の多い板が使われ、数年で割れたり反ったりしてしまうケースも少なくありません。
国産の高品質なベッドでは、厚みが2cm近くもある、しっかりと乾燥させられた丈夫な木材が使われます。
そのすのこ板を支える「すのこ受け桟」も、極太の木材を使用し、フレーム本体にがっちりと固定されています。
重いマットレスと大人が寝る荷重を、長期間にわたって安定して支え続けることができるのです。
収納付きベッドの引き出しも同様です。
国産の多くは、工場であらかじめ組み上げられた箱が届く「BOX構造」を採用しています。
自分で組み立てるタイプに比べてはるかに強度が高く、歪みにくいのが特徴です。
引き出しの四方を板で囲むことで、ホコリの侵入を防ぐ効果もあります。
引き出しの底板も、安価なものでは薄いベニヤ板一枚で、重いものを入れると底が抜けてしまうことがありますが、国産の丁寧な作りのものでは、厚い板を使い、さらに補強桟を入れるといった工夫がされています。
普段は見えない部分、しかしベッドの寿命と寝心地を左右する重要な部分に、一切の妥協をしない。
それが、国産ベッドフレームの信頼の証です。
長年の使用に耐える精密な接合技術
ベッドフレームは、ヘッドボード、フットボード、サイドフレームといった複数のパーツを組み合わせて作られます。
パーツ同士を繋ぎ合わせる「接合部分」の強度が、ベッド全体の頑丈さを決める上で極めて重要になります。
国産のベッドフレームは、この接合技術においても、非常に高い精度を誇ります。
木材の加工精度が高いため、パーツ同士の間に隙間やズレがなく、ぴったりと組み合わさります。
荷重が一点に集中することなく、フレーム全体に効率よく分散され、高い強度を生み出します。
接合に使う金具にも、こだわりが見られます。
ただネジで留めるだけでなく、より強力に固定できる特殊な連結金具や、緩み防止機能が付いたボルトを使用するなど、長年の使用で緩みや歪みが生じないような工夫が凝らされています。
ベッドの縦方向の揺れを防ぎ、安定感を高めるために、サイドフレームとヘッドボード・フットボードを「面」で支えるような、大きな金具が使われていることが多いのも特徴です。
これらの精密な加工と、考え抜かれた金具の採用により、国産ベッドフレームは、海外の安価な組み立て家具とは一線を画す、圧倒的な安定感と剛性を実現しています。
毎日の寝返りや、ベッドの上での様々な動きを、何年にもわたって静かに、そして力強く受け止めてくれる。
その安心感は、日本の職人たちの精密な手仕事の賜物なのです。
きしみ音が出にくい静音設計への工夫
睡眠中の静寂を妨げる、ベッドの「きしみ音」。
一度気になりだすと、大きなストレスになります。
この不快なきしみ音は、フレームのパーツ同士が擦れ合うことで発生します。
つまり、フレームの精度が低く、パーツ間に隙間や歪みがあると、きしみ音は発生しやすくなるのです。
国産のベッドフレームは、前述した通り、非常に高い加工精度で作られているため、パーツ同士が隙間なくぴったりと組み合わさります。
そもそも摩擦が起きる原因を根本から断ち、きしみ音が発生しにくい構造になっています。
日本の職人たちの工夫はそれだけにとどまりません。
さらに一歩進んで、積極的に音の発生を防ぐための「静音設計」が施されています。
すのこ板と、それを受けるフレームの間に、クッション材となるフェルトを貼り付ける、という工夫。
木材同士が直接触れ合うのを防ぎ、寝返りを打った際のわずかな動きから生じる摩擦音を吸収します。
サイドフレームとヘッドボードの接合部分など、特に大きな力がかかる場所の金具にも、緩みや音の発生を抑えるための工夫が凝らされています。
キングサイズのような大きなベッドでは、二人分の体重と動きを支えるため、きしみ音のリスクも高まりますが、国産の頑丈なモデルでは、中央にサポート用の脚を設けるなどして、フレーム全体の安定性を高め、音の発生を未然に防いでいます。
静かで快適な睡眠環境を守るための、こうした細やかで地道な工夫の積み重ね。
これも国産ベッドフレームならではの、おもてなしの心と言えるでしょう。
低ホルムアルデヒドで家族に優しい睡眠環境
ベッドは、一日の疲れを癒し、明日への活力を養うための場所。
だからこそ、その安全性には最大限の配慮が必要です。
目には見えない化学物質による健康への影響は、近年ますます重視されています。
国産ベッドフレームは、この点においても世界最高水準の安全性を誇ります。
ホルムアルデヒドとは何か その健康への影響
近年、シックハウス症候群という言葉を耳にする機会が増えました。
建材や家具などから放散される化学物質によって、室内の空気が汚染され、そこに住む人に様々な健康被害が引き起こされる問題のことです。
その原因物質として、最も代表的なものが「ホルムアルデヒド」です。
ホルムアルデヒドは、家具に使われる合板やパーティクルボード、MDFといった木質材料を製造する際に使われる、接着剤や塗料に多く含まれています。
このホルムアルデヒドは、常温でも気化して空気中に放散されやすい性質を持っており、その濃度が高くなると、目や鼻、喉への刺激(チカチカする、涙が出る、咳き込むなど)や、頭痛、めまい、吐き気といった症状を引き起こすことがあります。
アレルギー体質の方にとっては、皮膚炎や喘息を悪化させる原因となることも指摘されています。
国際がん研究機関(IARC)では、発がん性も認められています。
私たちは、人生の約三分の一という非常に長い時間を、寝室で、ベッドの上で過ごします。
その空間の空気が、もし高濃度のホルムアルデヒドで汚染されていたとしたら。
それは、知らず知らずのうちに、健康を蝕んでいるのと同じことです。
だからこそ、ベッドフレームを選ぶ際には、このホルムアルデヒドの放散量が、どのくらい少ない製品なのかを確認することが、極めて重要なのです。
最上位規格Fフォースターの安心感
日本では、建築基準法により、建材や家具に含まれるホルムアルデヒドの放散量に応じて、等級分けが定められています。
その中で、最も放散量が少ない、最高ランクの安全基準を示しているのが「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」という規格です。
このF☆☆☆☆の認証を受けた建材や家具は、ホルムアルデヒドの放散量が極めて少ないため、建築基準法において使用面積の制限がなく、室内で無制限に使用することが認められています。
国が「この製品は、健康への影響を心配することなく、安心して室内で使えますよ」とお墨付きを与えているのと同じことです。
多くの国産ベッドフレームは、このF☆☆☆☆の基準をクリアした木材、接着剤、塗料のみを使用して製造されています。
メーカーのウェブサイトや、商品ページの商品仕様欄に、このF☆☆☆☆のマークが記載されているかどうかが、その製品の安全性を判断するための、非常に分かりやすく、そして信頼できる指標となります。
海外製の安価な家具の中には、このホルムアルデヒドに関する規制が緩い国で製造され、日本の安全基準を満たしていないものが紛れ込んでいる可能性も否定できません。
価格の安さには、こうした目に見えない安全性のコストが削られている場合があるのです。
確かな安全基準に基づいて作られているという安心感。
それが、F☆☆☆☆のマークがもたらす、大きな価値です。
特に小さなお子様やアレルギー体質の方へ
ホルムアルデヒドの健康への影響は、全ての人に同じように現れるわけではありません。
その影響を受けやすいとされるのが、体の小さな乳幼児や、アレルギー体質(アトピー性皮膚炎や喘息など)の方、そして化学物質に過敏な方々です。
大人の体では問題にならないような、ごく微量のホルムアルデヒドであっても、体の抵抗力が弱いお子様にとっては、シックハウス症候群の症状を引き起こす原因となることがあります。
これから赤ちゃんを迎えるご家庭や、すでにお子様と一緒に寝ているご家庭では、ベッドフレーム選びにおいて、このホルムアルデヒド対策を最優先事項として考えるべきです。
お子様は、一日の大半を家の中で過ごし、睡眠時間も大人より長いため、室内の空気質の影響をより大きく受けます。
大切な家族の健康を守るために、ベッドフレームがF☆☆☆☆の基準をクリアしているかどうかを、必ず確認してください。
国産ベッドフレームの多くが、この安全基準を非常に重視しているのは、作り手が、実際にそのベッドを使う日本の家族のことを、真剣に考えているからに他なりません。
家族みんなが、毎晩安心して体を休め、健やかな朝を迎えられる。
その当たり前の日常を守るために、国産のF☆☆☆☆認定ベッドフレームは、最も賢明で、愛情にあふれた選択であると、私たちは確信しています。
長く使える耐久性の高さと保証
キングサイズベッドは、一度購入すれば10年以上、場合によってはそれ以上使い続ける、人生を共にするパートナーのような存在です。
だからこそ、その場限りの安さではなく、長期的な視点で「耐久性」と、万が一の時の「保証」を重視して選ぶことが、結果的に最も賢い買い物に繋がります。
厳しい品質基準をクリアした部材の選定
ベッドフレームの耐久性は、その製品に使われている一つひとつの「部材」の品質によって決まります。
国産のベッドメーカーは、長年の使用に耐えうる製品を作るため、フレームの原材料となる木材や金具の選定において、非常に厳しい独自の品質基準を設けています。
フレームに使われる木材は、十分に乾燥させられ、反りや割れが少ない、安定した品質のものだけを厳選して使用します。
すのこ板には、強度と調湿性に優れた桐材や檜材を、引き出しの内部には、防虫・防湿効果のある桐材を、といったように、適材適所で最もふさわしい木材が選ばれます。
ベッドの強度を左右する金具類も、JIS規格(日本産業規格)をクリアした、強度の高いものが使われます。
海外製の安価なベッドでは、コストを抑えるために、品質のばらつきが大きい木材や、強度の低い金具が使われていることも少なくありません。
見た目は同じように見えても、数年使っただけで、フレームが歪んだり、金具が破損したりといったトラブルが発生するリスクがあります。
目には見えない部分の、実直な部材選び。
この地道な積み重ねが、国産ベッドフレームの圧倒的な耐久性の土台となっているのです。
JIS規格に基づいた強度試験の実施
信頼できる国産ベッドメーカーの多くは、製品の安全性を客観的に証明するため、公的な第三者機関による強度試験を実施しています。
その基準となるのが、JIS規格(日本産業規格)です。
ベッドフレームの強度試験では、実際の使用状況を想定し、様々な方向から繰り返し荷重をかけるなど、非常に厳しいテストが行われます。
ヘッドボードにもたれかかる力を想定した強度試験や、ベッドの端に腰掛けた際の強度試験、フレーム全体への垂直荷重試験など、多岐にわたる項目で、長年の使用に耐えうる十分な強度があるかどうかが厳しくチェックされます。
このJIS規格の試験に合格した製品は、その安全性が客観的に保証されていることを意味します。
商品ページに「JIS基準準拠」「第三者機関による強度試験合格」といった表記があるかどうかは、その製品の信頼性を測る上での、一つの大きな判断材料となります。
こうした厳しい試験をクリアしているという事実は、メーカーが自社製品の品質と安全性に、絶対的な自信を持っていることの表れでもあります。
感覚的な「頑丈そう」というイメージだけでなく、公的な基準に基づいた「証明された頑丈さ」で選ぶ。
それが、安心して長く使えるベッドを見極めるための、賢い方法です。
万が一の時も安心の国内メーカー保証
どんなに高品質な製品であっても、絶対に故障しないという保証はありません。
長く使っていれば、万が一のトラブルが発生する可能性はゼロではありません。
そんな時に、頼りになるのが「メーカー保証」です。
多くの国産ベッドメーカーは、製品に対して1年から3年程度のメーカー保証を付けています。
保証期間内に、通常の使用範囲で製品に不具合が生じた場合、無償での修理や部品交換といったサポートを受けることができます。
このメーカー保証において、国産であることのメリットは絶大です。
なぜなら、メーカーの拠点や工場が国内にあるため、問い合わせから修理・交換に至るまでの対応が、非常にスムーズで迅速だからです。
日本語で、製品を熟知したスタッフに直接相談でき、必要な部品も国内からすぐに取り寄せることができます。
海外メーカーの製品の場合、保証が付いていたとしても、その窓口が海外にしかなかったり、問い合わせへの返答が非常に遅かったり、交換部品の取り寄せに数ヶ月かかったりと、いざという時に十分なサポートが受けられないケースも少なくありません。
保証期間が過ぎた後でも、有償での修理や部品の購入について、柔軟に相談に乗ってもらえることが多いのも、国内メーカーならではの強みです.購入時だけでなく、購入後の数年間、そして十数年先まで見据えた安心感。
それが、国産メーカー保証が提供してくれる、大きな価値なのです。
キングサイズベッドフレームに関して店主の見解
「一枚もの」への憧れは危険?日本の住宅事情でキングサイズを成功させる唯一の解「連結タイプ」の真価
キングサイズベッド(幅約180cm)という、家庭用ベッドとしては最大級のサイズを選ぶ際、多くのお客様が最初にイメージするのは、ホテルにあるような継ぎ目のない一枚の大きなフレームではないでしょうか。
17年間ベッドの販売と配送の現場を見てきた私、店主佐藤の見解として、日本の住宅事情において一枚もののキングサイズフレームを選ぶことは、非常にリスクが高いと言わざるを得ません。
私が強く推奨するのは、「シングルサイズ(幅約90cm〜100cm)を2台連結してキングサイズとして使う」、あるいは「完全に2分割できる構造のフレーム」を選ぶことです。
最大の理由は、やはり「搬入」です。
幅180cm、長さ200cm近い巨大なフレーム部材は、たとえ分解されていたとしても、ヘッドボードや床板が大きな一枚パネルになっていることが多く、一般的なマンションのエレベーター、戸建ての階段(特に折り返し部分)、狭い廊下のクランクを通すことが物理的に不可能なケースが多々あります。
「部屋には置けるスペースがあるのに、部屋まで運べない」という理由で、泣く泣く返品・キャンセルとなり、高額な往復送料をご負担いただくという悲劇を、私は何度も目にしてきました。
シングル2台連結タイプや分割構造であれば、搬入のハードルは劇的に下がります。
それぞれの部材がシングルサイズ以下になるため、一人暮らし向けのコンパクトな物件の通路でも問題なく通ります。
将来的な「引越し」や「模様替え」の際にも絶大なメリットとなります。
ライフスタイルが変わり、寝室を別の部屋に移したいと思った時、巨大な一枚フレームでは移動すらままなりませんが、分割タイプなら女性一人でも少しずつ動かすことが可能です。
さらに重要なのが、「将来の可変性」です。
キングサイズを検討される方の多くは、ご夫婦やお子様と一緒に寝ることを想定されています。
子供は成長し、夫婦の生活リズムも変化します。
10年後、もし「寝室を分けたい」あるいは「子供部屋にベッドが必要になった」となった時、一枚もののキングサイズフレームは処分するしかありません。
連結タイプであれば、連結金具を外すだけで「独立した2台のシングルベッド」として使い続けることができます。
「真ん中の継ぎ目が気になるのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、最近の国産フレームなどは連結精度が高く、専用の固定金具でガッチリと留めるため、使用中にズレたり隙間が開いたりすることはほとんどありません。
フレームは分割(連結)を選び、その上に一枚もののキングサイズマットレス(あるいは連結バンドで固定したマットレス)を乗せる。
これが、リスクを回避しつつ、キングサイズの豪華さを享受するための、プロが教える最も賢い選択肢です。
「圧迫感」を制する者がキングサイズを制す。
部屋の広さに応じた「高さ」と「機能」の選び分け術
幅180cmのキングサイズベッドは、6畳や8畳の寝室に置くと、想像以上の存在感を放ちます。
何も考えずに背の高いベッドを選んでしまうと、部屋に入った瞬間に「壁」が立ちはだかるような圧迫感を感じ、せっかくのリラックス空間が台無しになってしまうことがあります。
キングサイズフレーム選びの成否は、この「巨大な物体の圧迫感をどうコントロールするか」にかかっています。
私が提案する選び方の基準は、「収納が必要か否か」で明確に分かれます。
クローゼットが十分にあり、ベッドに収納機能を求めない場合。
この場合は迷わず「ロータイプ(フロアベッド)」を選んでください。
重心を低くし、床に近い位置にベッドを配置することで、天井までの空間(余白)が広がり、視線が奥へと抜けるようになります。
キングサイズという巨大な面積を占有していても、部屋を広く、開放的に見せることができます。
マットレスよりもフレームの幅が一回り広い「ステージタイプ」のローベッドは、床との繋がりが自然で、まるでリゾートホテルのような洗練された雰囲気を演出できるため、キングサイズとの相性は抜群です。
部屋の収納が少なく、ベッド下を有効活用したい場合。
この場合は「収納付きベッド」や「チェストベッド」を選ぶことになりますが、覚悟が必要です。
収納力を確保するために床面高が高くなるため、どうしても圧迫感が出ます。
これを緩和するためのテクニックとして、以下の3点を意識してください。
1. 色は壁紙と同化させる: 白い壁ならホワイト系のフレームを選ぶことで、視覚的な存在感を消すことができます。
逆に濃い色を選ぶと、重厚感が出る反面、部屋が狭く感じられます。
2. ヘッドレスを選ぶ: ヘッドボード(棚)をなくすことで、全長を約15cm〜20cm短くし、高さを抑えることができます。
これだけでも圧迫感はかなり軽減されます。
3. 照明を活用する: 足元にフットライトを入れたり、間接照明を使ったりして、床面を照らすことで、浮遊感を出し、重さを軽減する視覚効果があります。
キングサイズを選ぶお客様の中には「ワイドキング(幅200cm〜280cm)」と混同されている方もいらっしゃいます。
キング(180cm)は、大人二人がゆったり寝られるサイズですが、子供と一緒に三人で寝るには少し手狭です。
もし「親子三人で川の字」をご希望なら、キングサイズフレームではなく、シングル+セミダブル(幅220cm)などの連結ベッドを選ぶべきです。
「何のためにキングサイズにするのか(広さか、家族か)」と「部屋の余白はどれくらいあるか」。
このバランスを冷静に見極め、最適な「高さ」のフレームを選ぶこと。
それが、後悔しないキングサイズ選びの鉄則です。
フレームは「マットレスの寿命」をも左右する。
国産の頑丈すのこが、キングサイズの投資対効果を最大化する理由
キングサイズベッドの導入は、フレームとマットレスを合わせると数十万円単位の投資になることも珍しくありません。
この高額な投資を無駄にせず、10年、20年と長く快適に使い続けるために、私が最もこだわっていただきたいのが「フレームの床板(構造)」です。
キングサイズのマットレスは非常に重く、面積も広いため、湿気が逃げにくいという特性があります。
大人二人の寝汗(一晩でコップ2杯分以上)を毎日受け止めるわけですから、マットレスの底面は常にカビのリスクに晒されています。
もし、デザイン重視で通気性の悪い「張り床(板状の床)」のフレームを選んでしまったらどうなるでしょうか? 湿気の逃げ場がなくなり、高級マットレスがあっという間にカビだらけになり、早期に買い替えを余儀なくされる可能性があります。
だからこそ、私はキングサイズフレームにおいて「国産の頑丈すのこ仕様」を強く推奨します。
日本の気候を知り尽くした国産メーカーのすのこベッドは、通気性が抜群なのはもちろん、強度が段違いです。
キングサイズは横幅が広いため、中央部分に荷重が集中しやすく、安価な海外製フレームでは中央がたわんで「きしみ音」が発生しやすい傾向があります。
夫婦のどちらかが寝返りを打つたびに「ギシッ」と音がしては、安眠どころではありません。
国産の頑丈フレームは、太い補強桟(さん)を使い、耐荷重も高く設計されています。
きしみ音がしない静寂な環境は、睡眠の質を担保する上で最低限かつ最高の条件です。
頑丈なフレームはマットレスを歪みなくフラットに支え続けるため、マットレス自体のヘタリ(型崩れ)を防ぎ、寿命を延ばすことにも繋がります。
「フレームはただの台だから安物でいい、予算は全てマットレスにかける」という考え方は、キングサイズにおいては危険です。
巨大なマットレスを支え、湿気から守る土台(フレーム)がしっかりしていてこそ、マットレスの性能が発揮されます。
初期投資としては少し高くなるかもしれませんが、国産の高品質なフレームを選ぶことは、結果としてマットレスを長持ちさせ、買い替えサイクルを遅らせることに繋がります。
長い目で見れば、これこそが最もコストパフォーマンスの高い選択であると、私は確信しています。
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