すのこベッド購入で失敗しないためのチェックポイント7選


こんにちは。
ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
ベッドは決して安い買い物ではありません。
だからこそ「買ってから後悔した」ということだけは絶対に避けたいものです。
17年以上お客様のベッド選びをお手伝いしてきた中で、失敗にはいくつかの共通したパターンがあることに気づきました。
この記事では、そんな失敗を未然に防ぎ、心から満足できる一台を見つけていただくための「7つのチェックポイント」を私の経験の集大成としてご紹介します。
サイズ選びから搬入経路の確認まで、この順番でチェックしていけば、あなたにとって最高のすのこベッドが必ず見つかります。

すのこベッド購入で失敗しないためのチェックポイント7選

すのこベッド購入で失敗しないためのチェックポイント7選 目次

部屋のサイズとベッドの大きさは合っているか
  まずは設置スペースを正確に計測する
  生活動線を確保できるかシミュレーションする
  フレームを含めた全体のサイズに注意
ライフスタイルに合ったフレームタイプを選ぼう
  収納力を重視するなら収納付きベッド
  開放感を求めるならロータイプベッド
  家族構成の変化に対応する連結ベッド
すのこの種類と強度を確認する
  桐パイン檜など素材による違い
  布団で寝るなら頑丈なすのこが必須
  耐荷重の数値は必ずチェック
マットレスとの相性を考える
  マットレスの厚みとベッドの高さのバランス
  底付き感のない組み合わせを選ぶ
ヘッドボードの機能は必要か
  宮棚コンセント付きの利便性
  省スペースならヘッドレスという選択肢
搬入経路の確認を忘れずに
  玄関廊下階段エレベーターの寸法を測る
  梱包サイズを事前に確認することが重要
保証やアフターサービスも重要
  メーカー保証の期間と内容を確認する
  信頼できる販売店から購入する安心感

部屋のサイズとベッドの大きさは合っているか

ベッド選びの第一歩であり、最も失敗が多いのがサイズの問題です。
「部屋に入らなかった」「置けたけど狭すぎる」といった事態を避けるため、まずは現状を正確に把握することから始めましょう。

まずは設置スペースを正確に計測する

感覚や目分量で判断するのは絶対にやめましょう。
必ずメジャーを使い、ベッドを設置したい場所の「幅」と「奥行き」を1cm単位で正確に計測してください。
壁にコンセントやスイッチ、エアコンなどがある場合は、それらを塞いでしまわないかも確認が必要です。
窓やクローゼットの扉がある場合は、ベッドを置いたときに扉が問題なく開閉できるか、その可動域も考慮に入れる必要があります。
計測した数値を間取り図などに書き込み、設置可能なベッドの最大サイズを把握する。
これが全ての基本です。
この最初の計測を怠ることが、後々の大きな後悔に繋がります。
面倒でも、この一手間を惜しまないでください。

生活動線を確保できるかシミュレーションする

ベッドを置くこと自体はできても、部屋の中をスムーズに移動できなくなっては快適な生活は送れません。
ベッドの周りには、人がストレスなく通れる通路(生活動線)を確保する必要があります。
人が一人通るのに最低限必要な幅は約60cmと言われています。
ベッドの横や足元に、この通路を確保できるかをシミュレーションしてみましょう。
新聞紙などをベッドの大きさに広げて床に置いてみると、実際のサイズ感が掴みやすく、おすすめです。
通路だけでなく、ベランダへの出入りや、部屋にある他の家具(机、タンスなど)との位置関係も考慮し、椅子を引くスペースや引き出しを開けるスペースが十分にあるかを確認してください。
快適な寝室とは、快適なベッドがあるだけでなく、部屋全体の機能性が保たれている空間のことです。

フレームを含めた全体のサイズに注意

ベッドのサイズを考える際、多くの方がマットレスのサイズ(シングル、セミダブルなど)だけを気にしますが、実際に部屋に置くのはベッドフレームです。
特にヘッドボードのデザインによっては、マットレスの長さよりも10cm以上長くなることも珍しくありません。
ベッドを選ぶ際には、マットレスのサイズ表記だけでなく、必ずベッドフレームの「外寸(幅×長さ×高さ)」を確認してください。
この外寸が、先ほど計測した設置スペースに収まるかどうかが最終的な判断基準となります。
宮棚付きのヘッドボードや、フレームにデザイン性のある縁取りがあるものは、表示サイズよりも大きくなる傾向があるので注意が必要です。
商品ページのスペック表を隅々までチェックし、全体の大きさを正確に把握しましょう。

ライフスタイルに合ったフレームタイプを選ぼう

ベッドは単に眠るだけの場所ではありません。
あなたのライフスタイルによって、最適なベッドフレームのタイプは異なります。
収納、開放感、家族構成といったキーワードから、自分にぴったりの一台を見つけましょう。

収納力を重視するなら収納付きベッド

ワンルームや収納の少ないお部屋にお住まいの方にとって、ベッド下のデッドスペースは貴重な収納場所です。
衣類やオフシーズンの寝具などをすっきりと片付けたいなら、「収納付きベッド」が最適です。
手軽な「引き出し収納タイプ」から、タンス並みの収納力を誇る「チェストベッド」、スーツケースなども丸ごとしまえる「跳ね上げ式ベッド」まで、収納したいものの量や種類に合わせて選べます。
収納家具を別に買う必要がなくなるため、結果的に部屋を広く使えるという大きなメリットがあります。
あなたの持ち物の量を一度見直し、どれくらいの収納力が必要かを考えてみてください。

開放感を求めるならロータイプベッド

「部屋を少しでも広く見せたい」「ベッドの圧迫感をなくしたい」という方には、ベッド全体の高さを抑えた「ロータイプ」や「フロアタイプ」のベッドがおすすめです。
視線が低くなることで天井が高く感じられ、部屋に開放感が生まれます。
床に近いロースタイルは、布団で寝ているような安心感があり、リラックス効果も高まります。
小さなお子様がいるご家庭では、ベッドからの転落時のリスクを軽減できるという安全面のメリットもあります。
収納力よりも空間の広がりを優先したい方は、ぜひロータイプのベッドを検討してみてください。

家族構成の変化に対応する連結ベッド

新婚のご夫婦や、これからお子様が生まれるご家庭におすすめなのが、「連結ベッド」です。
シングルやセミダブルのベッドを2台連結して、大きなワイドキングサイズのベッドとして使えるものです。
子供が小さいうちは家族みんなで川の字で眠り、将来子供が成長したら、ベッドを分割して子供部屋で使う、といったように、家族のライフステージの変化に合わせて使い方を変えることができます。
一台のベッドを長く大切に使えるため、非常に経済的です。
将来の家族計画も見据えて、長期的な視点でベッドを選ぶなら、この連結タイプが最も賢い選択と言えるでしょう。

すのこの種類と強度を確認する

すのこベッドの心臓部とも言えるのが「すのこ」です。
このすのこの品質が、寝心地や耐久性、カビ対策の効果を大きく左右します。
デザインだけでなく、見えない部分の品質にもしっかりと目を向けましょう。

桐パイン檜など素材による違い

すのこに使われる木材には、それぞれ特徴があります。
最もおすすめなのが「桐」です。
軽量で扱いやすく、優れた調湿効果で湿気をコントロールし、カビの発生を防ぎます。
価格と品質のバランスが良いのが「パイン材」です。
ナチュラルな風合いが人気で、多くのすのこベッドで使われています。
そして、高級なすのこベッドに使われるのが「檜」です。
高い耐久性に加え、特有の香りにはリラックス効果や防虫効果があり、最高の睡眠環境を提供します。
それぞれの素材のメリットを理解し、予算や求める機能に合わせて選びましょう。

布団で寝るなら頑丈なすのこが必須

すのこベッドの上にマットレスではなく、直接敷布団を敷いて使いたいという方は、特にすのこの強度に注意が必要です。
すのこの板と板の間隔が広いものや、板が薄いものの上に布団を敷くと、体が沈み込んで底付き感を感じたり、すのこが破損したりする原因になります。
布団で寝る場合は、必ず「布団使用可能」と明記されている頑丈なすのこベッドを選んでください。
具体的には、すのこの板が厚く、板の間隔が狭く、裏側からもしっかりと桟で補強されているものが理想です。

耐荷重の数値は必ずチェック

ベッドの頑丈さを示す客観的な指標が「耐荷重」です。
そのベッドが静止した状態でどれくらいの重さまで耐えられるかを示した数値で、安全性に直結します。
ご自身の体重だけでなく、マットレスや布団の重さも考慮して、余裕のある耐荷重のベッドを選びましょう。
目安としては、「(使用者と寝具の合計重量)×1.5倍以上」の耐荷重があると安心です。
体格の良い方や二人以上で使う場合は、最低でも耐荷重200kg以上の頑丈なモデルを選ぶことを強くおすすめします。

マットレスとの相性を考える

最高の寝心地は、ベッドフレームとマットレスの相性によって決まります。
どんなに良いフレーム、どんなに良いマットレスを選んでも、その組み合わせが悪ければ台無しです。
両者の関係性をしっかりと理解しましょう。

マットレスの厚みとベッドの高さのバランス

ベッド全体の高さは、「フレームの高さ+マットレスの厚み」で決まります。
ロータイプのフレームを選んでも、厚すぎるマットレスを乗せれば、結果的に高さが出てしまい、開放感が損なわれることもあります。
逆に、背の高いフレームに薄いマットレスを合わせると、見栄えのバランスが悪くなることも。
立ち上がりやすい理想のベッドの高さ(腰掛けた時に膝が90度になる高さ)も、この合計の高さで考えます。
お部屋の雰囲気やご自身の身長を考慮し、マットレスの厚みとフレームの高さをトータルで考えましょう。

底付き感のない組み合わせを選ぶ

すのこベッドで柔らかすぎるマットレスや薄い敷布団を使うと、体が沈み込み、すのこの硬さを背中で感じてしまう「底付き感」が出ることがあります。
これを防ぐためには、マットレスにある程度の厚みと硬さが必要です。
一般的には、厚さ15cm以上のマットレスを選ぶと安心です。
すのこの間隔が広いフレームの場合は、より厚みのあるマットレスを選ぶか、コイルが独立して体を支えるポケットコイルマットレスなどがおすすめです。

ヘッドボードの機能は必要か

ベッドの顔とも言えるヘッドボード。
デザイン性だけでなく、機能性も様々です。
自分のベッドでの過ごし方を想像し、本当に必要な機能を見極めることが、満足度の高い選択に繋がります。

宮棚コンセント付きの利便性

ベッドの上でスマートフォンを操作したり、本を読んだりして過ごす時間が多い方には、「宮棚・コンセント付き」のヘッドボードが非常に便利です。
スマホやメガネ、時計などを置く場所が確保でき、枕元で充電も完了します。
サイドテーブルを置くスペースがないワンルームなどでは、この宮棚がその役割を果たしてくれます。
自分のライフスタイルにこうした機能が必要かどうかを考えてみましょう。

省スペースならヘッドレスという選択肢

部屋を少しでも広く使いたい、できるだけシンプルにしたいという方には、ヘッドボードのない「ヘッドレスタイプ」が最適です。
ヘッドボードがない分、ベッドの全長が短くなるため、コンパクトな部屋でもレイアウトの自由度が高まります。
壁にぴったりつけて配置すれば、圧迫感も最小限に抑えられます。
デザインもミニマルで、どんなインテリアにも合わせやすいのが魅力です。

搬入経路の確認を忘れずに

デザインや機能を完璧に選んでも、最後の最後で「部屋に入らない」という悲劇が起こることがあります。
搬入経路の確認は、ベッド購入における最終かつ最重要のチェックポイントです。

玄関廊下階段エレベーターの寸法を測る

商品が玄関から寝室まで、問題なく運べるかを確認します。
チェックすべきは、玄関ドア、廊下、階段、エレベーターの「幅」と「高さ」です。
廊下の曲がり角や、階段の踊り場は、最も幅が狭くなる場所なので、注意深く計測してください。
ドアノブや手すりなどの突起物も考慮に入れる必要があります。
メジャーを持って、実際に商品が通るルートをシミュレーションしてみましょう。

梱包サイズを事前に確認することが重要

搬入経路を確認する際に基準となるのが、商品の「梱包サイズ」です。
ベッドフレーム本体のサイズではなく、段ボールに入った状態の最も大きい箱のサイズ(幅・奥行き・高さ)が、搬入経路を通れるかどうかを確認します。
梱包サイズは、通常、商品ページに記載されています。
もし記載がない場合は、購入前に必ず販売店に問い合わせてください。
この確認を怠ると、当日になって搬入できないという最悪の事態になりかねません。

保証やアフターサービスも重要

ベッドは長く使う大切な家具です。
購入して終わり、ではなく、その後のサポート体制もお店選びの重要なポイントになります。
万が一の時に、安心して相談できるかどうかを見極めましょう。

メーカー保証の期間と内容を確認する

品質に自信のある製品には、通常1年以上の「メーカー保証」が付いています。
この保証期間の長さは、品質の信頼性の一つの目安になります。
どのようなケースが保証の対象となるのか、その内容も確認しておきましょう。
「通常の使用範囲内でのフレームの破損」は対象でも、「お客様の過失による傷」は対象外、といった具体的な条件が定められています。

信頼できる販売店から購入する安心感

ベッドに関する専門知識が豊富で、お客様からの問い合わせに丁寧に対応してくれる販売店から購入することも、広い意味でのアフターサービスです。
万が一、部品が足りなかったり、組立で分からないことがあったりした場合に、気軽に相談できる相手がいるかどうかは、大きな安心感に繋がります。
私たち「眠り姫」のように、長年の販売実績があり、商品のことを熟知している専門店を選ぶことをおすすめします。
購入前の相談から、購入後のサポートまで、責任を持ってお付き合いさせていただきます。

店主のつぶやき すのこベッド購入で失敗しないためのチェックポイント7選

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