連結できるベッドフレームで理想の寝室へ 選び方の完全ガイド


こんにちは!ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
ベッド販売に携わり17年以上、多くのお客様の眠りのお悩みに寄り添ってまいりました。
「家族みんなで一緒に眠りたい」「子供が大きくなっても使えるベッドが欲しい」そんな想いを叶えるのが今回ご紹介する「連結できるベッドフレーム」です。
この一台があれば、家族構成やライフスタイルの変化にも柔軟に対応でき、理想の寝室空間を長く維持できます。
この記事では、連結ベッドフレームの基本から、プロの視点で見た種類別の特徴、後悔しないための選び方のコツ、そして国産と海外製の違いまで、どこよりも詳しく解説します。
あなたのベッド選びが最高の体験になるよう、全力でサポートさせていただきますね。

連結できるベッドフレームで理想の寝室へ 選び方の完全ガイド

連結できるベッドフレームで理想の寝室へ 選び方の完全ガイド 目次

連結ベッドフレームとは 家族で眠る新しいスタイル
  そもそも連結ベッドフレームって何?基本を解説
  家族の成長に寄り添う ライフステージ別活用法
  ワイドキングやファミリーベッドとの名称の違い

連結ベッドフレームの種類解説 収納タイプとフロアタイプ
  【収納タイプ】引き出し チェスト 跳ね上げを徹底比較
  【脚付きタイプ】お掃除ロボットも使える通気性の良い選択
  【フロアタイプ】子供も安心 開放感あふれるロースタイルの魅力

失敗しないベッドフレーム連結のコツと注意点
  隙間とズレ問題を解決する連結金具とマットレス選び
  搬入経路は大丈夫?購入前に確認すべき重要ポイント
  マットレスの厚みと硬さ 組み合わせの基本ルール
  長く使うためのメンテナンスとお手入れ方法

おすすめの連結ベッドフレーム 国産と海外製の違い
  品質と安心感で選ぶ国産連結フレームのメリット
  デザインと価格で選ぶ海外製連結フレームの特徴
  低ホルムアルデヒドF☆☆☆☆とは?家族の健康を守る知識
  店主佐藤が本音で語る おすすめ連結フレーム厳選モデル

連結ベッドフレームとは 家族で眠る新しいスタイル

まずは連結ベッドフレームの基本からお話ししますね。
これを読めば、なぜ今多くのご家庭で選ばれているのか、その理由がきっとお分かりいただけるはずです。

そもそも連結ベッドフレームって何?基本を解説

「連結ベッドフレーム」と聞くと、何か特殊なベッドを想像されるかもしれませんが、実はとてもシンプルなんですよ。
簡単に言うと「シングルサイズやセミダブルサイズといった一般的な大きさのベッドフレームを、2台以上くっつけて大きな一つのベッドとして使えるように設計されたフレーム」のことです。
シングルベッド(幅約100cm)を2台連結すれば、幅約200cmの「ワイドキング200」という広々としたベッドになります。
これが連結ベッドフレームの基本的な仕組みです。
最大の特徴は、専用の連結金具が付属している点。
2台のベッドフレームを物理的にしっかりと固定できるため、使用中にベッド同士がズレて間に隙間ができてしまうというストレスを大幅に軽減できます。
普通のベッドを2台並べただけだと、どうしても夜中に少しずつ離れていってしまい、真ん中に寝ているお子様が落ちてしまったり、隙間に手足が挟まったりする危険がありますよね。
連結ベッドフレームは、そうしたご家族の不安を解消するために開発された、まさに家族のためのベッドフレームなんです。
見た目も重要です。
連結することを前提にデザインされているため、2台並べた時にヘッドボードのデザインが途切れることなく、一体感のある美しい見た目になるのも嬉しいポイント。
まるで初めから一つの大きなベッドだったかのように、寝室のインテリアにすっきりと馴染みます。
ベッドフレームの構造自体も、連結した際の強度や安定性を考慮して作られています。
きしみ音が出にくいように工夫されていたり、マットレスを置く床板の構造がしっかりしていたりと、長期間にわたって安心してご家族皆様の眠りを支えられるよう、細部にまでこだわりが詰まっています。
つまり、連結ベッドフレームとは、ただ単にベッドを並べるのとは一線を画す、「家族で安全かつ快適に眠る」ことを追求した、賢い選択肢と言えるでしょう。

家族の成長に寄り添う ライフステージ別活用法

連結ベッドフレームが持つ最大の魅力、それは「家族の成長に合わせて形を変えられる柔軟性」にあります。
これは他のベッドにはない、非常に大きなメリットなんですよ。
具体的な活用法をライフステージごとに見ていきましょう。
まずは【新婚・カップル時代】です。
この時期は、将来の家族計画を見据えつつ、今は二人でゆったり眠りたいというニーズがあります。
例えばセミダブルを2台連結すれば、幅240cmの広大なスペースが生まれます。
寝返りを打っても相手に気を使う必要がなく、一日の疲れを癒す極上のリラックス空間になりますね。
次に【お子様の誕生・添い寝期】です。
お子様が生まれると、家族みんなで「川の字」で眠るのが夢、という方も多いでしょう。
シングルとセミダブルを連結した幅220cmのベッドなら、パパ・ママ・赤ちゃんの3人で寝ても十分な広さを確保できます。
フロアタイプの連結ベッドフレームを選べば、ベッドの高さを低く抑えられるため、万が一お子様がベッドから落ちてしまっても怪我のリスクを最小限にでき、安心して添い寝ができます。
そして【お子様の成長・個室への移行期】が訪れます。
お子様が大きくなり、「自分の部屋で一人で寝たい」と言うようになったら、連結ベッドフレームはその真価を最大限に発揮します。
あれだけ大きかった連結ベッドを、連結金具を外すだけで、いとも簡単に2台の独立したベッドに分割できるのです。
ワイドキング200(シングル2台)で購入した場合、1台をお子様用のシングルベッドとして子供部屋に設置し、もう1台はご夫婦の寝室で引き続き使用する、といったことができます。
新たにベッドを買い足す必要がないため、非常に経済的ですよね。
連結ベッドフレームは一度購入すれば、お子様が巣立つまでの長い期間、家族の形が変わるたびに最適な使い方へと変化させられる、まさに「一生モノ」の家具となり得るのです。
初期投資は少し大きく感じるかもしれませんが、10年、20年という長いスパンで見れば、これほどコストパフォーマンスに優れたベッドフレームは他にない、と私は断言できます。

ワイドキングやファミリーベッドとの名称の違い

連結ベッドを探し始めると、「ワイドキングベッド」や「ファミリーベッド」といった言葉も目にする機会が増えると思います。
「一体何が違うの?」と混乱されるお客様も多いのですが、ご安心ください。
実はこれら、基本的にはすべて「同じ種類のベッド」を指す言葉なんです。
ただ、それぞれの言葉が持つニュアンスや、何に基準を置いているかが少しだけ異なります。
まず【連結ベッド】という名称。
これまで説明してきた通り「ベッドフレームの構造」に焦点を当てた呼び方です。
「複数のベッドを連結できる構造を持っていますよ」という意味合いが強い言葉ですね。
次に【ワイドキング(WK)ベッド】です。
これは「サイズ」を基準とした呼び方になります。
キングサイズ(約180cm幅)よりもさらにワイド(広い)ですよ、という意味で、シングル2台連結の幅200cmなら「ワイドキング200」、セミダブル2台連結の幅240cmなら「ワイドキング240」といったように、具体的なサイズとセットで呼ばれることがほとんどです。
いわば、連結ベッドのサイズの総称と考えると分かりやすいでしょう。
そして【ファミリーベッド】。
これはその名の通り「使う人(=ファミリー)」を基準にした、最も分かりやすい愛称のようなものです。
「家族みんなで仲良く眠るためのベッドですよ」という、利用シーンを想起させる呼び方ですね。
ですので、例えば「シングルベッドを2台連結した、幅200cmの家族向けベッド」は、「連結ベッド」でもあり、「ワイドキング200ベッド」でもあり、「ファミリーベッド」でもある、ということになります。
通販サイトや家具店によって、どの名称をメインに使っているかは異なりますが、指し示している商品は同じだと理解していただければ大丈夫です。
当店「眠り姫」では、お客様に機能が伝わりやすいように「連結ベッド」という名称を主に使用していますが、お客様の「家族で使いたい」という想いに寄り添い「ファミリーベッド」という言葉でご案内することもあります。
これらの名称の違いに惑わされず、ご自身が求める機能(連結できるか)、サイズ(幅はどのくらいか)、そして用途(誰と使うか)を明確にして探すことが、理想のベッドフレームを見つける近道ですよ。

連結ベッドフレームの種類解説 収納タイプとフロアタイプ

連結ベッドフレームと一言で言っても、実は様々な種類があります。
ここでは代表的な3つのタイプ「収納タイプ」「脚付きタイプ」「フロアタイプ」の特徴を、プロの視点から詳しく解説していきますね。
ご自身のライフスタイルや寝室の環境に合ったものを選びましょう。

【収納タイプ】引き出し チェスト 跳ね上げを徹底比較

お部屋の収納スペースにお悩みの方に、真っ先におすすめしたいのがこの「収納タイプ」の連結ベッドフレームです。
ベッド下のデッドスペースを有効活用できるため、手狭になりがちな寝室をすっきりと片付けることができます。
収納タイプは、さらに大きく分けて3つの種類に分類できます。
まずは【引き出し収納タイプ】。
これはベッド下の片側あるいは両側に、衣類や小物をしまえる引き出しが2杯から4杯程度付いている、最もスタンダードなタイプです。
普段よく使うパジャマや下着、リネン類などを入れておくのに非常に便利ですね。
引き出しを開けるためのスペースがベッドの横に必要になる点には注意が必要です。
次に【チェストタイプ】。
これは引き出し収納をさらに強力にした、まさに「収納の王様」です。
ベッド下の空間全体が、まるで整理タンス(チェスト)のような構造になっており、深さや大きさの異なる複数の引き出しと、反対側にはラグやスーツケースといった長尺物もしまえるフリースペースが備わっています。
圧倒的な収納力を誇り、これ一台で寝室の荷物がほとんど片付いてしまうほど。
その分、フレーム自体の価格は高めになり、構造も複雑になります。
そして最後に【跳ね上げタイプ】。
これはベッドの床板部分が、車のトランクのようにガス圧の力でマットレスごと持ち上がる仕組みになっています。
ベッド下の空間をまるごと収納スペースとして使えるため、収納容量は最大級。
季節外の布団や家電、思い出の品など、普段あまり使わないけれど場所を取るものの収納に最適です。
引き出しのように開閉スペースが不要なので、壁際にぴったりつけて設置できるのも大きなメリットです。
ただし、構造が複雑なため価格帯は最も高価になり、ガス圧シリンダーの品質が非常に重要になります。
信頼できる国産メーカーのものを選ぶと安心でしょう。
どの収納タイプが最適かは、何をどれだけ収納したいか、そして寝室のレイアウトによって決まります。
ご自身の生活をイメージしながら、じっくり比較検討してみてください。

【脚付きタイプ】お掃除ロボットも使える通気性の良い選択

「ベッド下はすっきりさせておきたい」「湿気対策を重視したい」という方には、「脚付きタイプ(レッグタイプ)」の連結ベッドフレームがおすすめです。
その名の通り、ベッドフレームに4本(連結部分も合わせるとそれ以上)の脚が付いており、床との間に空間ができるのが特徴です。
このタイプ最大のメリットは、何と言っても「通気性の良さ」です。
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われており、マットレスの裏側には湿気が溜まりがち。
特に日本の気候では、湿気対策を怠るとカビの原因になってしまいます。
脚付きタイプはベッド下に空気が常に流れるため、湿気がこもりにくく、マットレスを清潔に保つ上で非常に効果的です。
特に床板が「すのこ仕様」になっているものを選べば、通気性はさらに向上し、一年中快適な睡眠環境を維持できます。
実用的なメリットとして「お掃除のしやすさ」も挙げられます。
ベッド下に十分な高さがあれば、掃除機はもちろん、今や家庭の必需品となったお掃除ロボットもスムーズに入り込むことができます。
ホコリは人の動きや空気の流れで部屋の隅や家具の下に溜まりやすいもの。
ベッド下を常に清潔に保てることは、アレルギー対策の観点からも非常に重要ですよね。
デザイン面では、脚があることでベッドフレーム全体が軽やかな印象になり、寝室に圧迫感を与えにくいという利点もあります。
ナチュラルな北欧風のインテリアや、ミニマルでシンプルな空間によく似合います。
収納力という点では他のタイプに劣りますが、ベッド下用の収納ボックスなどを活用すれば、ある程度の収納スペースは確保できます。
見た目の美しさと、衛生的で快適な睡眠環境を両立させたい方に、自信を持っておすすめできるベッドフレームです。
連結タイプでも、この脚付きのデザインは多数ラインナップされていますよ。

【フロアタイプ】子供も安心 開放感あふれるロースタイルの魅力

小さなお子様がいらっしゃるご家庭から、絶大な支持を得ているのがこの「フロアタイプ(ロータイプ)」の連結ベッドフレームです。
床に直接フレームを置いて使用するため、マットレス上面までの高さが非常に低く抑えられるのが最大の特徴。
この「低さ」が、ご家族にたくさんのメリットをもたらしてくれます。
まず第一に、言うまでもなく「安全性」です。
元気いっぱいのお子様は、寝ている間もよく動きます。
万が一ベッドから落ちてしまった場合でも、高さが低いフロアタイプなら怪我をするリスクを大幅に減らすことができます。
「子供がベッドから落ちないか心配で、夜中に何度も目が覚めてしまう」というパパやママの不安を和らげ、ご家族みんなが安心して朝までぐっすり眠れるようになります。
これは何にも代えがたい大きなメリットですよね。
「空間の開放感」が挙げられます。
寝室の主役であるベッドの高さが低くなることで、天井までの空間が広がり、お部屋全体が広く感じられる効果があります。
天井が低いお部屋や、あまり広くない寝室に大きな連結ベッドを置きたい場合には、このフロアタイプを選ぶことで圧迫感を軽減し、すっきりとした印象を保つことができます。
デザイン的にも、モダンでスタイリッシュな雰囲気を演出しやすいのが魅力です。
床に近い生活は、日本人にとってどこか落ち着くもの。
お子様だけでなく、大人にとっても心からリラックスできる空間を作り出してくれます。
注意点としては、床との距離が近いため、床のホコリを吸い込みやすいと感じる方もいらっしゃることや、ベッド下には収納スペースが全くない点が挙げられます。
湿気対策として、定期的にマットレスを立てかけて換気するなどの工夫をすると、より長く快適にお使いいただけます。
安全性を最優先に考えたい子育て世代のご家庭に、まさにうってつけの連結ベッドフレームと言えるでしょう。

失敗しないベッドフレーム連結のコツと注意点

理想の連結ベッドフレームを見つけたら、次はその魅力を最大限に引き出すためのコツと、購入前に知っておきたい注意点です。
ここをしっかり押さえておけば、「こんなはずじゃなかった」という後悔を防げますよ。

隙間とズレ問題を解決する連結金具とマットレス選び

連結ベッドで最もお客様が心配されるのが、「ベッドとベッドの間の隙間」と「使っているうちにズレてくる」という問題です。
これを解決する鍵は、主に2つあります。
一つ目は「連結金具」です。
当店で扱っているような本格的な連結ベッドフレームには、フレーム同士を物理的に固定するための専用金具が必ず付属しています。
フレームの側面や底面をプレートやボルトでがっちりと連結することで、ベッドが離れていくのを防ぎます。
これは普通のベッドを2台並べるだけでは実現できない、連結ベッドならではの大きな利点です。
購入時には、どのような金具でどのように固定するのか、商品説明をよく確認しましょう。
そして二つ目の鍵が、「マットレス選び」です。
フレームを固定しても、マットレス同士の間にどうしてもわずかな段差や隙間ができてしまうことがあります。
この問題を解決するには、まず「同じ商品・同じ厚みのマットレス」を2枚用意するのが大原則です。
メーカーや商品が異なると、同じシングルサイズでも微妙に寸法が違ったり、硬さが異なったりして段差の原因になります。
マットレスの側面(サイド)が垂直に近い、角張ったデザインのものを選ぶのがおすすめです。
側面が丸みを帯びていると、どうしても中央に谷のような隙間ができやすくなります。
もしそれでも隙間が気になる場合は、「隙間パッド(すきまスペーサー)」という便利なアイテムがあります。
これはT字型のウレタンパッドで、マットレスの隙間に埋め込むことで段差をなくし、フラットな寝心地を実現するものです。
さらにその上から、「ボックスシーツ」や「パッド一体型ボックスシーツ」で2枚のマットレスをまとめて覆ってしまうのが最終手段です。
全周にゴムが入ったボックスシーツで全体をくるむと、マットレスのズレ防止にもなり、一石二鳥の効果があります。
これらの対策を組み合わせることで、隙間とズレの問題はほぼ完璧に解消でき、まるで一枚の大きなマットレスのような快適な寝心地を手に入れることができますよ。

搬入経路は大丈夫?購入前に確認すべき重要ポイント

これは連結ベッドフレームに限った話ではありませんが、大型家具であるベッドの購入で最も見落としがちで、かつ致命的な失敗につながるのが「搬入経路の確認」です。
せっかく理想のベッドフレームを見つけても、お部屋まで運べなければ元も子もありません。
特に連結ベッドは、最終的に大きなサイズになるため油断しがちですが、商品は分割されたパーツの状態で梱包されて届きます。
確認すべきは「最も大きな梱包サイズ(通常はヘッドボードやサイドフレーム)」が、お家の玄関から寝室までの経路を問題なく通過できるか、という点です。
商品の梱包サイズを必ず販売ページで確認してください。
そして、メジャーを片手に、以下のポイントを実際に計測してみましょう。
【1. 玄関のドア】ドアの幅と高さを測ります。
ドアノブや郵便受けなどの突起物も考慮に入れる必要があります。
【2. 廊下】廊下の最も狭い部分の幅を測ります。
途中で曲がる「クランク」がある場合は要注意です。
荷物を回転させられるだけのスペースがあるか、対角線の長さを考慮して慎重に判断する必要があります。
【3. 階段】階段の幅はもちろん、踊り場のスペースが重要です。
直線階段か、L字やU字に曲がる回り階段かによって難易度が大きく変わります。
特に回り階段の場合は、天井の高さ(梁や照明など)も障害になることがあります。
【4. エレベーター(マンションの場合)】エレベーターの入口の幅と高さ、そして内部の奥行きと高さを確認します。
【5. 寝室のドア】最後の関門です。
ドアの幅と高さ、そしてドアを開けた先に十分なスペースがあるかを確認します。
これらの計測結果と、商品の梱包サイズを照らし合わせて、少しでも不安な点があれば、必ず購入前に販売店に問い合わせるようにしてください。
当店「眠り姫」でも、お客様からのご相談を随時受け付けております。
有料のオプションで、プロの配送員が搬入から組立、設置まで全て行ってくれる「組立設置サービス」を用意している商品も多数あります。
搬入に自信がない方や、組み立ての手間を省きたい方は、ぜひこちらのサービスの利用も検討してみてください。

マットレスの厚みと硬さ 組み合わせの基本ルール

連結ベッドフレームを快適に使うためには、上に乗せるマットレスの組み合わせが非常に重要になります。
フレーム選びと同じくらい、マットレス選びにも時間をかけていただきたいポイントです。
守っていただきたい大原則は「2枚のマットレスは、同じブランドの同じ商品で、厚みを揃える」ということです。
先ほどの隙間の話でも触れましたが、これができていないと、寝心地に大きな違和感が生まれてしまいます。
片方は硬めのポケットコイル、もう片方は柔らかめのボンネルコイル、といった組み合わせは絶対に避けるべきです。
寝たときに体の沈み込み方が左右で変わってしまい、不自然な姿勢になって体を痛める原因にもなりかねません。
厚みが違うと、連結した中央部分に明らかな段差ができてしまいます。
これではせっかくの連結ベッドの良さが半減してしまいますよね。
必ず、同じ商品を2つ購入するようにしてください。
次に考えるべきは「硬さ」です。
これはご夫婦やカップルで好みが分かれる場合があり、悩ましい問題かと思います。
理想を言えば、お二人にとって「ちょうど良い」と感じる硬さのマットレスを選ぶのが一番です。
もし体重差が大きいカップルの場合、同じマットレスだと体重が重い方の沈み込みが大きくなってしまうことがあります。
このような場合は、独立したコイルがそれぞれ体を支える「ポケットコイルマットレス」を選ぶのがおすすめです。
隣の人の振動が伝わりにくいため、寝返りを打っても相手の眠りを妨げにくいという大きなメリットがあります。
どうしても硬さの好みが合わない場合は、マットレスの硬さはどちらかに合わせるか中間的なものを選び、その上で硬さを調整できる「マットレスパッド」や「トッパー」を片側だけ、あるいは全体に敷くという方法もあります。
ベースの寝心地は統一しつつ、表面の感触を個人の好みに近づけることが可能です。
連結ベッドの快適さは、フレームとマットレスが一体となって初めて完成します。
この基本ルールをしっかりと守って、ご家族全員が満足できる最高の寝心地を追求してください。

長く使うためのメンテナンスとお手入れ方法

お気に入りの連結ベッドフレームを購入したら、ぜひ愛情を込めてメンテナンスをして、できるだけ長く快適に使っていただきたいものです。
適切なメンテナンスは、ベッドの寿命を延ばすだけでなく、衛生的な睡眠環境を保つためにも不可欠です。
日常的なお手入れとしては、ベッドフレームのホコリをこまめに取り除くことが基本です。
木製フレームの場合は乾いた柔らかい布で拭き、汚れが気になる場合は固く絞った布で水拭きした後、必ず乾拭きで水分を残さないようにしてください。
レザー(合成皮革)フレームの場合は、専用のクリーナーを使うと美しさを長持ちさせられます。
とても重要なのが「マットレスのお手入れ」です。
マットレスは湿気が大敵。
最低でも2〜3ヶ月に一度は、マットレスを壁などに立てかけて、両面に風を通す「陰干し」を行ってください。
内部に溜まった湿気を放出し、カビやダニの発生を抑制します。
フロアタイプのベッドフレームをお使いの場合は、特にこの作業を習慣づけることを強くおすすめします。
マットレスは同じ場所ばかりに体重がかかると、その部分だけが凹んでしまいがちです。
これを防ぐために「ローテーション」を行いましょう。
3ヶ月に一度を目安に、マットレスの上下をひっくり返し(頭側と足側を入れ替える)、さらにその次の3ヶ月後には裏表をひっくり返す、という作業を繰り返します。
マットレス全体に均等に負荷がかかり、へたりにくくなって寿命が延びます。
ただし、片面仕様のマットレスの場合は裏返しはできませんので、上下のローテーションのみを行ってください。
ベッドフレームの「ネジの増し締め」も忘れてはならないポイントです。
ベッドを使っていると、日々のわずかな振動で連結金具やフレーム各所のネジが少しずつ緩んでくることがあります。
きしみ音の原因にもなりますので、半年に一度くらいを目安に、付属の工具などで緩んでいるネジがないかチェックし、軽く締め直してあげましょう。
少しの手間をかけるだけで、連結ベッドフレームは購入時に近い快適な状態を長く保ってくれますよ。

おすすめの連結ベッドフレーム 国産と海外製の違い

さて、最後にベッド選びの大きな分かれ道となる「国産」と「海外製」の違いについてお話しします。
どちらにも良さがありますので、ご自身が何を重視するかで選ぶべきフレームは変わってきます。

品質と安心感で選ぶ国産連結フレームのメリット

「やはり寝具は安心できるものが一番」とお考えの方には、迷わず「国産」の連結ベッドフレームをおすすめします。
国産フレームの最大のメリットは、その「品質の高さ」と「信頼性」にあります。
日本の職人たちは、古くから木工技術に長けており、その丁寧な仕事ぶりはベッドフレームの細部にまで表れます。
フレームの角の処理。
海外製の安価なものだと角が尖ったままになっていることもありますが、国産品はきちんと面取りが施され、手触りが滑らかで安全です。
連結部分や引き出しの作りなど、見えない部分まで頑丈に、そして精密に作られていることが多いのも特徴です。
長年使用してもガタつきやきしみが出にくく、安定した寝心地を長く保つことができます。
チェストタイプや跳ね上げタイプといった複雑な構造を持つ収納ベッドは、国産メーカーの技術力が光る分野です。
引き出しの開閉がスムーズだったり、跳ね上げをサポートするガス圧シリンダーの耐久性が高かったりと、日々の使い心地に直結する部分でその品質の高さを実感できるでしょう。
そして、もう一つ非常に重要なメリットが「安全性」です。
小さなお子様と一緒に眠るご家庭では、建材に含まれる化学物質が気になりますよね。
日本の製品安全基準は世界的に見ても非常に厳しく、特にシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドの放散量については、厳しい等級表示が義務付けられています。
多くの国産ベッドフレームは、その中でも最も安全性が高いとされる「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」の基準をクリアした木材や接着剤を使用しています。
健康への配慮を最優先に考える方にとって、何にも代えがたい安心材料と言えるでしょう。
価格は海外製に比べて高くなる傾向にありますが、その価格差は、長期間にわたる快適さ、耐久性、そして何より家族の健康を守るという「安心」への投資だと考えれば、十分に価値のある選択だと私は思います。

デザインと価格で選ぶ海外製連結フレームの特徴

「デザイン性の高さ」や「価格の手頃さ」を重視するなら、「海外製」の連結ベッドフレームにも魅力的な選択肢がたくさんあります。
海外、特にヨーロッパのメーカーなどは、インテリアとしてのベッドデザインに対する意識が非常に高く、日本の製品にはないような斬新なデザインや、洗練されたカラーリングのフレームを見つけることができます。
ヘッドボードにファブリックやレザーを大胆にあしらったホテルライクなデザインや、アイアン素材を使ったインダストリアルな雰囲気のものなど、寝室のインテリアに強いこだわりがある方なら、海外製のフレームを探してみることで、理想の一台に出会える可能性が広がります。
最大の魅力はやはり「価格」でしょう。
人件費や材料費の違いから、同程度の機能を持つベッドフレームでも、国産品に比べてかなりリーズナCブルな価格設定になっていることが多く、初期費用を抑えたい方にとっては非常に大きなメリットです。
シンプルな構造のフロアタイプや脚付きタイプであれば、品質的にも十分満足できるものが多く見つかります。
ただし、海外製のフレームを選ぶ際には、いくつか注意点もあります。
一つは、品質にばらつきがあることです。
もちろん高品質な製品もたくさんありますが、中には仕上げが粗かったり、説明書が不親切だったりするケースも散見されます。
購入者のレビューをよく読んだり、信頼できる販売店から購入したりすることが重要です。
もう一つは、日本の住環境に合わないサイズ感の場合があること。
海外の寝室は比較的広いことが多いため、デザインによっては思った以上に圧迫感が出てしまうこともあります。
必ず設置するお部屋のサイズと、フレームの外寸をしっかりと確認しましょう。
デザインとコストパフォーマンスを天秤にかけ、メリット・デメリットを理解した上で選ぶなら、海外製の連結ベッドフレームも非常に賢い選択肢の一つです。

低ホルムアルデヒドF☆☆☆☆とは?家族の健康を守る知識

先ほど国産フレームのメリットの部分で少し触れましたが、「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」というマークについて、もう少し詳しくご説明させてください。
お客様ご自身と、大切なご家族の健康を守るために、ぜひ知っておいていただきたい非常に重要な知識です。
F☆☆☆☆とは、日本のJIS(日本産業規格)およびJAS(日本農林規格)が定める、ホルムアルデヒドの放散量に関する等級の中で、最も放散量が少ない(=安全性が高い)ことを示す最上位のランクです。
ホルムアルデヒドは、家具に使われる合板や接着剤、塗料などに含まれる化学物質で、シックハウス症候群の原因の一つとされています。
濃度が高いと、目や鼻、喉に刺激を感じたり、アレルギー反応を引き起こしたりすることがあり、特に体の小さいお子様や化学物質に敏感な方は影響を受けやすいと言われています。
このホルムアルデヒドの放散量に応じて、F☆からF☆☆☆☆までの4段階の等級が定められており、F☆☆☆☆の付いた建材は、建築基準法において使用面積の制限なく使うことが認められています。
つまり、国が「居室の内装仕上げ材として、最も安全である」とお墨付きを与えているレベルなのです。
ベッドは一日のうちで最も長く、しかも無防備な状態で体を預ける場所です。
そのベッドフレームから、健康に影響を及ぼす可能性のある化学物質が放散されているとしたら、安心して眠ることはできませんよね。
連結ベッドはサイズが大きいため、お部屋に占める建材の面積も大きくなります。
だからこそ、このF☆☆☆☆という基準がとても大切になってくるのです。
国産ベッドフレームの多くは、この基準をクリアしていることをセールスポイントにしています。
商品説明欄に「低ホルムアルデヒド」「F☆☆☆☆相当」といった表記があるか、ぜひチェックしてみてください。
価格だけで選ぶのではなく、こうした安全基準にも目を向けることが、本当の意味で質の高い睡眠と、健康な暮らしを手に入れるための鍵となります。

店主佐藤が本音で語る おすすめ連結フレーム厳選モデル

ここまで連結ベッドフレームについて詳しく解説してきましたが、最後にこの道17年の私、佐藤が「これは自信を持っておすすめできる!」というモデルのタイプをいくつかご紹介させてください。
小さなお子様がいるご家庭で、安全性を最優先に考えるなら、やはり「国産・F☆☆☆☆・フロアタイプ」の連結ベッドフレームが鉄板です。
高さが低いので落下の心配が少なく、万が一頭をぶつけても安心なように角が丸く加工されているものが多いです。
そして何より、有害物質の心配がないF☆☆☆☆なので、お子様がフレームを舐めてしまっても安心です。
家族みんなが心からリラックスして眠るには、この「安心感」が何より大切だと思います。
収納力と使い勝手を両立させたい、という欲張りな方におすすめなのが、「国産・跳ね上げ式」の連結ベッドフレームです。
左右で別々に開閉できるタイプが便利です。
2台連結した状態で、片側だけ開けて荷物を取り出すことができるので、隣で寝ているパートナーを起こす心配がありません。
ガス圧シリンダーの品質が非常に重要なので、ここはケチらずに信頼性の高い国産モデルを選ぶのが正解です。
寝室が劇的に片付き、その変化に驚かれるお客様が本当に多いですよ。
そして、デザインにこだわりたい、将来的に分割して使うことを強く意識している、という方には、「ヘッドレス・脚付きタイプ」の連結ベッドフレームはいかがでしょうか。
ヘッドボードがない分、非常にシンプルですっきりとした印象になり、どんなインテリアにも合わせやすいのが魅力です。
分割した際にも、それぞれが独立したおしゃれなベッドとして全く違和感なく使えます。
お好きなファブリックパネルを壁にかけてヘッドボード代わりにしたりと、自分流のアレンジを楽しめるのも良い点ですね。
床板はもちろん通気性の良いすのこ仕様を選んでください。
これらはあくまで一例ですが、私が長年お客様と接する中で、特に満足度が高いと感じる組み合わせです。
もちろん、最終的にお客様のライフスタイルに合うものが一番です。
このコラムで得た知識を元に、ぜひご自身の目で、理想の一台を見つけ出してくださいね。
何か迷うことがあれば、いつでも当店「眠り姫」にご相談ください!

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