ショートベッド購入前にチェック 搬入経路と設置スペースの測り方


こんにちは、ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
お気に入りのショートベッドを見つけて、購入ボタンを押す。
その前に、どうか一度だけ立ち止まってください。
ベッド選びで最も悲しい失敗。
それは「欲しかったベッドが、お部屋まで入らない」という搬入トラブルです。
どんなに素敵なベッドも、お部屋に設置できなければ意味がありません。
今回は、そんな悲劇を未然に防ぐための、絶対に必要な「搬入経路の測り方」を、私が徹底的に解説いたします。
正しい計測方法さえ知っておけば、何も心配ありません。
安心して、新しいベッドを迎える準備をしましょう。

買ってから後悔しないために 玄関から寝室までを計測

搬入経路の計測は、メジャー一つあれば誰でもできます。
大切なのは、どこを測るべきかを知っておくことです。
ベッドが通る全ての道を、一つずつ丁寧に確認していきましょう。

まずはベッドの梱包サイズを確認する

計測を始める前に、まず確認すべき情報があります。
それは、購入したいベッドの「梱包サイズ」です。
ベッドは、完成した状態ではなく、部品ごとに分解され、段ボールに梱包された状態で届きます。
搬入経路を通れるかどうかは、ベッド本体のサイズではなく、この梱包サイズで判断します。
商品ページに記載されている、最も大きな段ボールの「縦・横・厚み」を、必ずメモしてください。
この3つの数字が、これから行う計測の基準となります。
一番長い辺の長さが、搬入できるかどうかを左右する、最も重要な数字になります。
この数字を把握せずに計測を始めても、意味がありません。
まずは、敵の大きさを知ること。
それが、搬入計画の第一歩です。

エレベーターの入口と内部の寸法

マンションやアパートにお住まいの場合、最初の関門はエレベーターです。
エレベーターのドアの「幅」と「高さ」を測ります。
梱包された段ボールが、このドアを通過できるかを確認します。
エレベーター内部の「幅」「奥行き」「高さ」を測ります。
一番長い辺を持つ段ボールが、エレベーターの中に収まるかを確認する必要があります。
まっすぐ入らない場合は、斜めにすれば入ることがあります。
エレベーターの対角線の長さを把握しておくことも有効です。
エレベーターが一番の難関になるケースは、非常に多いです。
ここを通過できなければ、階段で運ぶことになります。
その場合は、管理会社や大家さんに、階段の使用許可を確認する必要があるかもしれません。
エレベーターの計測は、絶対に忘れないでください。

玄関ドアの幅と高さを測る

エレベーターをクリアしたら、次はお部屋の入り口である玄関ドアです。
ここでも、ドアの開口部の「幅」と「高さ」を正確に測ります。
注意点は、ドア自体の幅ではなく、実際に物を通せる有効な幅を測ることです。
ドア枠の内側から内側までを測ってください。
ドアを開けた時に、ドアノブや郵便受けなどが、通路を狭めていないかも確認します。
ドアが90度までしか開かないのか、180度開くのかによっても、搬入のしやすさは大きく変わります。
ドアストッパーなど、一時的に取り外せるものがあれば、外した状態での幅を測っておくと良いでしょう。
玄関は、全ての家具を運び入れるための入り口です。
ここが通らなければ、何も始まりません。
慎重に、そして正確に計測してください。

見落としがちなドアノブや階段の幅

玄関から寝室までの道のりには、他にも見落としがちな障害物が潜んでいます。
直線部分だけでなく、曲がり角や、突起物にも注意を払うことが、失敗を防ぐための鍵です。

廊下の最も狭い部分を測る

廊下は、まっすぐで、同じ幅だと思いがちです。
実際には、柱の出っ張りなどで、部分的に狭くなっていることがあります。
必ず、廊下全体の、最も狭くなっている部分の幅を測ってください。
廊下を曲がる角も、重要なチェックポイントです。
ベッドの最も長い辺を持つ段ボールが、この角を曲がりきれるかを、イメージする必要があります。
「切り返し」ができる十分なスペースがあるかを確認します。
天井の高さも、念のため測っておくと安心です。
段ボールを、縦にしたり斜めにしたりして運ぶ際に、天井が低いと、ぶつかってしまう可能性があるからです。
廊下は、ただの通路ではありません。
搬入における、重要な障害物コースなのです。

階段の形状と手すりの位置

戸建て住宅や、メゾネットタイプのアパートなど、階段があるお住まいは、特に注意が必要です。
階段は、搬入経路の中で、最も難易度の高い場所と言えます。
階段の幅を測ります。
この時、壁から壁までではなく、手すりの内側からの幅を測ることを忘れないでください。
手すりが、通路をかなり狭めている場合があります。
階段の形状を確認します。
まっすぐな「直線階段」か、途中で曲がる「L字階段」や「U字階段」か。
曲がり角がある階段は、踊り場のスペースが、搬入できるかどうかを決定づけます。
踊り場の「幅」と「奥行き」を正確に測り、大きな段ボールを回転させるスペースがあるかを確認します。
階段の天井の高さも重要です。
階段の始まりや、踊り場の上の天井が低い場合、長い荷物がぶつかってしまい、通れないことがあります。
階段の計測は、最も慎重に行うべきです。

部屋のドアノブや照明器具に注意

最後の関門は、寝室のドアです。
玄関ドアと同様に、ドアの開口部の「幅」と「高さ」を測ります。
ここでも、ドアノブの位置に注意してください。
ドアを開けた時に、ドアノブが壁に当たり、完全に開ききらない場合があります。
その場合は、ドアノブを考慮に入れた、実際の有効幅を測る必要があります。
廊下や部屋の天井から、照明器具が突き出ている場合も、注意が必要です。
大きな荷物を運ぶ際に、照明器具にぶつけて壊してしまう危険性があります。
床から照明器具までの高さを測り、荷物が安全に通過できるかを確認しましょう。
こうした、ミリ単位の障害物が、搬入の成否を分けることがあります。
「これくらい大丈夫だろう」と楽観視せず、少しでも不安な箇所は、全て測っておくこと。
それが、後悔しないための鉄則です。

最小サイズのセミシングルなら搬入も楽々

計測してみたけれど、どうしても搬入経路が狭くて、ベッドを諦めかけている。
そんな方に、ぜひ知っていただきたい選択肢があります。
それが、ショートベッドの中でも、最もコンパクトなモデルを選ぶという方法です。

ショート丈セミシングルのコンパクトな梱包

ショートベッドの中でも、最小サイズである「セミシングルショート」。
その幅は、約80cmから85cm。
長さは、180cmです。
このコンパクトさは、もちろん、梱包サイズにも反映されます。
通常のシングルベッドに比べて、梱包された段ボールは、一回りも二回りも小さいです。
ヘッドボードやフットボードといった、最も大きな部品の幅が小さい。
これが、搬入において、非常に大きなアドバンテージになります。
これまで、あと数センチの差で通れなかった、狭い廊下や階段の曲がり角。
そこを、セミシングルショートの梱包なら、クリアできる可能性がぐっと高まります。
搬入経路が狭い日本の住宅事情にとって、このサイズは、まさに救世主とも言える存在なのです。

搬入が難しいお部屋への最終手段

どうしても、大きなサイズのベッドの搬入が難しい。
でも、布団ではなく、ベッドで眠りたい。
そんな時、ショート丈セミシングルは、あなたの願いを叶えるための、最終手段となります。
コンパクトなサイズなので、ほとんどのお部屋で、搬入の問題は発生しません。
これまでベッドを置くことを諦めていたお部屋にも、快適な寝床を作ることが可能になります。
屋根裏部屋や、ロフトスペース、あるいは、入り口が狭い奥まった部屋など。
ショート丈セミシングルなら、そんな特殊な環境にも、柔軟に対応できます。
スペースや搬入の問題で、ベッドを諦める必要はもうありません。
最小サイズのベッドを選ぶという賢い選択が、あなたの睡眠環境を、大きく改善してくれるはずです。

圧縮ロールマットレスとの組み合わせ

ベッドフレームの搬入はクリアできても、もう一つ、大きな問題があります。
それは、マットレスの搬入です。
マットレスは、大きくて、柔らかくて、非常に運びにくいため、フレーム以上に、搬入の難易度が高い場合があります。
私が強くお勧めするのが「圧縮ロールマットレス」です。
工場で、マットレスを圧縮し、丸めて、コンパクトな筒状に梱包したものです。
ダブルサイズでも、一人で抱えられるほどの大きさになります。
どんなに狭い階段も、どんなに窮屈な廊下も、この状態なら、楽々と運ぶことができます。
そして、お部屋で梱包を解けば、数時間から一日程度で、本来のマットレスの大きさに復元します。
ショート丈セミシングルのフレームと、この圧縮ロールマットレスを組み合わせる。
これが、搬入の心配を完全になくすための、最強のコンビネーションです。
当店「眠り姫」では、もちろん、ショート丈セミシングルサイズの、圧縮ロールマットレスも豊富にご用意しております。
この組み合わせで、搬入のストレスから、完全に解放されてください。

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