こんにちは!ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
お子様の成長は、本当にあっという間ですよね。
昨日までベビーベッドで眠っていたかと思えば、もう自分の足でベッドによじ登り、やがては「自分の部屋が欲しい」と言う日がやってきます。
その度に、ベッドを買い替えるべきか、今のままで良いのか…と、頭を悩ませるものです。
もし、そんな家族のライフステージの変化に、まるで生きているかのように寄り添い、姿を変えてくれるベッドがあるとしたら。
この記事では、そんな夢のような一台「高さ調整ファミリーベッド」が、どのようにご家族の物語と共にあり続けるのか、その感動的なまでのストーリーを、一緒に辿ってみたいと思います。
【乳幼児期】ローポジションで転落の不安を解消
家族の物語は、新しい命の誕生から始まります。
ベビーベッドを卒業し、いよいよパパとママとの添い寝が始まる、生後6ヶ月から2歳くらいまでの乳幼児期。
この時期、ベッド選びで最も優先すべきは、何をおいても「安全性」です。
高さ調整ベッドの「ローポジション」は、この時期の家族に、絶大な安心感をもたらしてくれます。
安全が最優先 ベビーベッド卒業後の「はじめての添い寝」
ベビーベッドを卒業したお子様と、初めて同じベッドで眠る夜。
その喜びと同時に、「ベッドから落ちてしまったらどうしよう」という、大きな不安を感じるのが親心です。
大人が思う以上に、赤ちゃんは眠っている間によく動きます。
寝返りを打った勢いで、ベッドの端まで転がってしまうことも少なくありません。
この時期のお子様にとって、高さのあるベッドからの転落は、大きな怪我につながりかねない、非常に危険な事故です。
高さ調整ベッドの「ローポジション」は、この不安を根本から解消してくれます。
床からの高さを極限まで低くすることで、万が一ベッドから転がり落ちてしまったとしても、その衝撃は最小限。
まるで、床に直接お布団を敷いて眠っているかのような安心感があります。
市販のベッドガードを取り付ける方法もありますが、製品によってはマットレスとの間に隙間ができて、かえって危険な場合もあります。
その点、ベッド自体の高さを低くするというアプローチは、より本質的で、確実な安全対策と言えるでしょう。
夜中に、お子様がベッドから落ちていないかと、何度も目を覚ます必要がなくなる。
保護者の方自身の、安眠を守ることにも繋がるのです。
この、何物にも代えがたい安心感こそ、ローポジションが持つ最大の価値です。
家族の川の字を実現する、広々とした安心空間
転落の不安が解消されることで、ファミリーベッドは、単に安全な寝床であるだけでなく、家族の温かいコミュニケーションを育む「広場」へと変わります。
パパとママの間に、お子様が安心して眠る「川の字」。
この、日本ならではの美しい光景を、心からリラックスして楽しむことができます。
ローポジションのベッドは、物理的な高さだけでなく、心理的な壁も取り払ってくれます。
床に近いことで、お子様が日中、ベッドに自分で上り下りして遊ぶことも容易になります。
ベッドの上で一緒に絵本を読んだり、おもちゃで遊んだり、ただじゃれ合って笑ったり。
そんな、家族団らんの時間が、ごく自然に生まれるのです。
ベッドが、家族みんなのお気に入りの居場所になる。
それは、お子様の情緒の安定や、自己肯定感を育む上で、非常に良い影響を与えると言われています。
この、乳幼児期という、二度と戻らない、かけがえのない時間。
その一日一日を、安全な環境で、家族の温もりを感じながら過ごさせてあげたい。
ローポジションのファミリーベッドは、そんな保護者の方々の深い愛情に、完璧に応えてくれる存在なのです。
【幼児?学童期】ハイポジションでベッド下を秘密基地&おもちゃ箱に
お子様が自分の足でしっかりと歩き、ベッドの上り下りも上手になる、3歳から小学校低学年くらいまでの時期。
転落のリスクが低減したこのステージで、高さ調整ベッドは、次の姿へと「変身」します。
脚を取り付け、ベッドを「ハイポジション」にすることで、子供たちの夢と、ご家庭の収納問題を一挙に解決する、魔法の空間が生まれるのです。
高さを変えるタイミングはいつ?子供の成長のサイン
ローポジションからハイポジションへ。
「モードチェンジ」する最適なタイミングはいつでしょうか。
その答えは、お子様の成長の中にあります。
お子様がベッドの高さを怖がらず、自力で安全に上り下りできるようになったこと。
これが、物理的な第一のサインです。
お子様のおもちゃや持ち物が、お部屋の収納から溢れ始めた時。
これも、重要なタイミングです。
「このおもちゃ、どこにしまおうか…」と、保護者の方が悩み始めたら、それはベッド下に新たな収納スペースを作る絶好の機会です。
高さの変更作業は、ご家族のイベントとして、お子様と一緒に行うのも良いでしょう。
「今日から、このベッドは2階建てになるよ!」「ベッドの下は、君だけの秘密基地だ!」そんな風に声をかければ、お子様はきっと大喜びするはずです。
ベッドが自分の成長に合わせて姿を変える、という体験は、お子様にとっても、物が変化し、工夫次第で多機能になるということを学ぶ、素晴らしい教育の機会となるかもしれません。
単なる作業としてではなく、家族の新しいステージへのステップアップとして、このモードチェンジを楽しんでいただきたいと、私は思います。
「自分でお片付け」を育む、魔法の収納スペース活用術
ハイポジションにすることで生まれる、ベッド下の広大な空間。
単なる収納スペースではありません。
お子様にとっては、想像力を掻き立てられる、最高の「遊び場」であり、「秘密基地」なのです。
市販の収納ボックスをいくつか用意し、それぞれに「ブロックの箱」「ぬいぐるみの箱」「電車の箱」と名前をつけてあげましょう。
そして、「遊び終わったら、おもちゃさんをベッドの下のおうちに帰してあげようね」と教えてあげるのです。
自分のテリトリーである「秘密基地」を片付ける、というゲーム感覚が、お子様の「自分でお片付けをする」という自立心を、楽しみながら育んでくれます。
このベッド下の空間は、お子様の創造性を刺激します。
布を垂らしてカーテンをつけたり、お気に入りの絵を飾ったりすれば、そこはもう立派な自分だけの城です。
時には、お友達を招いて、この秘密基地でこっそりおやつを食べる、なんてこともあるかもしれません。
保護者の方にとっては、散らかりがちなおもちゃが全てベッド下に収まり、お部屋がスッキリと片付く、という大きなメリットがあります。
掃除機やお掃除ロボットもベッドの下をスムーズに通れるため、衛生面でも安心です。
子供にとっては、夢と自立心を育む、最高の遊び場。
親にとっては、収納問題と片付けのストレスを解消してくれる、魔法のスペース。
ハイポジションのベッドは、家族みんなを笑顔にしてくれるのです。
【思春期】連結を解除!個室用のベッドとして第二の人生がスタート
あれほど小さかったお子様も、やがて思春期を迎えます。
「プライベートな空間が欲しい」「自分の部屋で、一人で眠りたい」。
そんな、自立への願いが芽生えるのは、健やかな成長の証です。
親として、少し寂しい気持ちを抱きながらも、その背中を押してあげたい。
そんな時、家族と共に過ごしてきたベッドは、最後の「変身」を遂げ、お子様の新しい門出を応援します。
子供の「自立」を応援する、思い出の詰まったベッド
ファミリーベッドの連結を解除する日。
それは、ご家族にとって、一つの時代の終わりと、新しい時代の始まりを象徴する、特別な日となるでしょう。
これまで一つの大きな塊であったベッドが、2台の独立したベッドへと分かれる。
それは、まさにお子様が親元から巣立ち、一人の人間として自立していく姿そのものです。
そして、お子様の新しい部屋に置かれるのは、全く新しいベッドではありません。
赤ちゃんの頃から、ずっと自分の身体を受け止め、家族の温もりの中で眠ってきた、あの思い出の詰まったベッドです。
フレームに付いた小さな傷は、おもちゃをぶつけてしまった日の記憶。
少し色褪せた部分は、いつも太陽の光が当たっていた場所。
その全てが、家族で過ごした、かけがえのない時間の証です。
新しい環境で、一人で眠る夜。
不安や寂しさを感じた時も、このベッドが、いつでも家族の温もりを感じさせ、優しく包み込んでくれるはずです。
それは、お子様の心の「安全基地」として、これからもずっと、その成長を見守り続けてくれるでしょう。
親から子へと、家具を受け継いでいく。
その行為の中には、言葉では伝えきれない、深い愛情と応援のメッセージが込められていると、私は思います。
分割しても高品質 長く使える経済性とサステナビリティ
情緒的な価値だけでなく、この「分割機能」は、非常に優れた「経済性」も持っています。
お子様が一人部屋になるたびに、新しいベッドを買い与えるとなると、その出費は決して馬鹿になりません。
連結式のファミリーベッドなら、一台分の投資で、最終的に二台分のベッドが手に入ることになります。
長期的に見れば、極めて合理的な選択です。
それは単なる節約にとどまりません。
一つのものを、修理したり、形を変えたりしながら、世代を超えて長く大切に使い続ける。
現代社会において非常に重要視されている、「サステナビリティ(持続可能性)」の考え方そのものです。
お子様は、自分が使ってきた家具を、これからも大切に使い続けるという経験を通じて、物を大切にする心や、環境への配慮を、自然と学ぶことができるでしょう。
購入時に、少しだけ質の良い、頑丈で、シンプルなデザインのベッドを選んでおくこと。
その少しのこだわりが、何年、何十年という未来において、経済的な余裕と、精神的な豊かさ、そして、お子様への大切なメッセージとなって、家族に返ってくるのです。
ベッド選びは、未来への投資。
そのことを、ぜひ心に留めておいていただければ幸いです。
2つの高さを使い分ける、我が家の活用アイデア集
高さ調整機能は、お子様の成長に合わせてモードチェンジする、という使い方が基本ですが、それ以外にも、日々の暮らしの中で便利に使い分ける、様々な活用アイデアがあります。
ここでは、お客様からいただいたお声などを元に、いくつかのアイデアをご紹介します。
【アイデア1】大掃除の時だけハイモード!普段は安全なローモードで
「子供がまだ小さいので、基本的には安全なローモードで使いたい。
でも、ベッド下のホコリが気になる…」。
そんなジレンマを抱えるお客様におすすめなのが、この使い方です。
普段は、お子様の安全を最優先して、低いローモードで使います。
そして、月に一度の「お掃除デー」や、季節の変わる目の大掃除の時だけ、ご夫婦で協力して、ベッドをハイモードに組み替えるのです。
ハイモードにすれば、ベッド下に掃除機が楽々入り、隅々までピカピカにすることができます。
普段は手の届かない場所のホコリを徹底的に除去することで、アレルギー対策にもなり、衛生的な環境を保つことができます。
掃除が終われば、またローモードに戻します。
少し手間はかかりますが、このメリハリのある使い方が、乳幼児期の「安全性」と「衛生面」を、高いレベルで両立させてくれます。
毎日の安心と、月一のスッキリ感。
両方を手に入れる、非常に賢い活用法と言えるでしょう。
【アイデア2】来客時はハイモードに お客様用の荷物置き場として
ご両親やご友人が、お泊まりで遊びに来てくれる。
そんな、楽しいイベントの際にも、高さ調整機能は活躍します。
お客様用の布団は、普段は押し入れの奥にしまってあるご家庭が多いと思いますが、いざ出すとなると、大変ですよね。
そんな時、あらかじめベッドをハイモードにしておけば、ベッド下の広大なスペースが、お客様の荷物置き場や、布団を一時的に置いておくスペースとして、大変重宝します。
お客様も、自分の荷物を床に直接置かずに済み、スマートです。
お客様用の布団を、ベッド下の収納ケースに入れておけば、来客のたびに押し入れの奥から引っ張り出す、という手間も省けます。
ハイモードにして高さを出すことで、ベッドがソファのような役割も果たし、お客様を寝室にお通しした際にも、腰掛けておしゃべりしやすい、といったメリットも生まれます。
普段の暮らしだけでなく、こうした「ハレの日」の特別なシーンでも、柔軟に姿を変えて対応してくれる。
そんな、おもてなしの心を持ったベッド、と考えることもできるかもしれません。
ヘッドレスなら分割時もスッキリ!将来を見据えたデザイン選び
将来、ベッドを分割して、それぞれ独立したベッドとして使うことを考えた時、意外と重要になってくるのが「ヘッドボードのデザイン」です。
ここでは、なぜ「ヘッドレス」タイプが、長期的な視点で見ると、非常に賢い選択となるのか、その理由について解説します。
なぜヘッドレスがおすすめ?分割後のレイアウト自由度
棚付きのヘッドボードには、利便性という大きな魅力がありますが、分割利用を考えた場合、一つデメリットが生まれる可能性があります。
それは、2台のベッドを連結して使うことを前提にデザインされたヘッドボードは、分割すると、片側だけ壁のようになってしまい、デザイン的なバランスが悪く見えたり、置き方によっては圧迫感が出てしまったりすることがある、という点です。
その点、ヘッドボード自体がない「ヘッドレス」タイプなら、その心配は一切ありません。
分割した後も、それぞれが単体で完結した、シンプルで美しいベッドとして、何の問題もなく使うことができます。
どちらの向きに置いても、壁際にぴったりとつけても、部屋の中央に置いても、デザイン的な違和感が全くないのです。
お子様の部屋のレイアウトの自由度が、格段に高まります。
机の配置や、本棚の置き方などを、ベッドのデザインに縛られることなく、自由に決めることができるのです。
お子様が成長し、好みのインテリアが変わった時も、シンプルなヘッドレスのベッドなら、どんなテイストにも柔軟に対応してくれます。
将来の、未知なる子供部屋の可能性を、最大限に広げてくれる。
それが、ヘッドレスデザインが持つ、見えないけれど、非常に大きな価値なのです。
シンプルだからこそできる、自分流のコーディネート術
「ヘッドレスだと、壁に頭が当たって落ち着かないのでは?」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。
シンプルだからこそ、自分流のコーディネートを無限に楽しめるのが、ヘッドレスの魅力でもあります。
市販の大きなクッションや、長方形のボルスタークッションなどを、ヘッドボード代わりに置いてみてください。
季節ごとにカバーの色を変えれば、手軽にお部屋のイメージチェンジが楽しめます。
ベッドの頭側の壁を、お気に入りの色のアクセントウォールにしたり、おしゃれなファブリックパネルやアートを飾ったりすれば、そこはもう、あなただけのオリジナルなヘッドボードです。
お子様の部屋なら、お子様が描いた絵を飾ってあげるのも、素敵ですね。
ヘッドボードという固定された機能を取り払うことで、逆に、住む人の個性や創造性を発揮する余地が生まれるのです。
将来、お子様が自分の部屋を持つようになった時、「この壁紙が好きだから、ベッドはシンプルなのが良いな」「このクッションをヘッドボード代わりにしたいな」と、自分で考えて、工夫するようになるかもしれません。
それは、お子様の自主性や、美的センスを育む、素晴らしい機会となるでしょう。
完成された便利さだけでなく、工夫する楽しさという「余白」を残しておく。
そんな、ヘッドレスのデザイン哲学も、魅力的だと思いませんか。
一つのベッドが、家族の物語と共にあり続けるということ
これまで、様々な機能やデザインについてお話ししてきましたが、私がこのベッドを通じて、お客様に最もお伝えしたい価値について、お話しさせてください。
それは、一つのベッドが、ご家族の歴史そのものになる、ということです。
傷や汚れも愛おしい記憶 天然木のフレームが刻む時間
高品質な天然木を使ったベッドフレームは、年月と共に、その表情を変えていきます。
最初は明るい色合いだった木肌も、太陽の光を浴び、家族の手が触れることで、少しずつ深みのある、美しい飴色へと変化していくでしょう。
それは、単なる経年劣化ではありません。
家族と共に、ベッドが「成長」している証なのです。
お子様が、ベッドの角におもちゃをぶつけて付けてしまった、小さな傷。
ハイハイを始めた頃に、歯固めの代わりに噛んでしまった、小さな歯型。
分割して、自分の部屋で使うようになってから、うっかりこぼしてしまったジュースのシミ。
一つ一つの傷や汚れは、その瞬間は、少し残念に思うかもしれません。
何年、何十年という時を経て振り返った時、その全てが、家族で笑い合った日々の、かけがえのない、愛おしい記憶として、思い出されるはずです。
工業製品のように、いつまでも新品同様なのではなく、家族の歴史と共に、傷つき、色を変え、味わいを深めていく。
天然木のベッドは、まさに家族の物語を、その身に静かに刻み込んでくれる、タイムカプセルのような存在なのです。
「ただの家具」から「家族の一員」へ 最高のベッド選びとは
私が考える「最高のベッド選び」とは、単にスペックや価格を比較して、最も合理的なものを選ぶ、ということではありません。
もちろん、それらも重要な要素です。
それ以上に大切なのは、「このベッドと共に、家族がどんな物語を紡いでいくだろう」と、未来を想像しながら選ぶことだと、私は思います。
このベッドで、初めての添い寝をする日の、ドキドキした気持ち。
このベッドの上で、絵本を読んであげた時の、子供の嬉しそうな顔。
このベッドを分割して、少し寂しそうに、でも誇らしげに、自分の部屋へ向かう子供の後ろ姿。
そんな、未来のワンシーンを思い浮かべながら、愛情を持って一台のベッドを選んだ時、そのベッドは、もはや「ただの家具」ではなく、家族の成長を見守り、時には支え、共に時を刻む、かけがえのない「家族の一員」となるはずです。
高さ調整ファミリーベッドは、その優れた可変性で、そんな家族の長い物語に、完璧に寄り添うことができます。
皆様のベッド選びが、ご家族にとって、最高の物語の始まりとなることを、心から願っております。
店主の解説
【購入前の絶対条件】設置に必要な「部屋の広さ」と「搬入経路」の確認
家族みんなで眠る、広々とした高さ調整機能付きのファミリーベッド。その夢を現実にするために、購入ボタンを押す前に、お客様自身で必ずクリアしていただきたい、最も重要なミッションがあります。それが「搬入経路の確保」と「設置スペースの正確な採寸」です。これを怠ると「買ったはいいけど、部屋に入らない…」「ベッドを置いたら、部屋がぎゅうぎゅうで歩けない…」という、悲しい事態を招きかねません。
■お部屋の広さ:理想は「8畳以上」
ファミリーベッド(ワイドキングサイズ)を快適に設置するために、私たちが推奨しているお部屋の広さは、シングル2台を連結した幅200cmのサイズ(WK200)で、最低でも8畳です。
- 8畳(約360cm×360cm)の場合:お部屋の壁にベッドの頭をつけたとして、ベッドの横幅が約200cm。残りの160cmを両サイドに分けると、それぞれに約80cmのスペースが生まれます。人がストレスなく通るために必要な通路幅は最低60cmと言われていますので、これなら、サイドテーブルを置いたり、クローゼットの扉を開け閉めしたりするのにも、十分なゆとりが生まれます。
- 6畳(約270cm×360cm)の場合:短い方の壁(270cm)にベッドの頭をつけると、両サイドの通路はそれぞれ35cm程度しか確保できず、非常に窮屈な印象になります。
幅240cmなどの、さらに大きなサイズを検討される場合は、10畳以上の広さがあるのが理想的です。
■最大の難関:「搬入経路」の確認
ファミリーベッドは、2台のベッドに分割されているため、搬入は比較的容易ですが、それでも、ヘッドボードやマットレスといった大きなパーツが、ご自宅の玄関から寝室まで無事に通過できるかを確認する必要があります。
【必ず採寸すべきチェックポイント】
- [ ] エレベーターの扉の高さと幅、奥行き
- [ ] 階段の幅と、踊り場の天井の高さ
- [ ] 廊下の幅と、曲がり角のスペース
- [ ] 寝室のドアの高さと幅
特に、マットレスは圧縮して丸められた「圧縮ロール梱包」のものを選ぶと、狭い通路でも比較的スムーズに搬入できるので、搬入経路に不安がある方には大変おすすめです。
ファミリーベッドとは、計画的な準備があって初めて、その真価を発揮する家具です。メジャー片手に、ご家族の夢の城をお迎えする道筋を、ぜひ一度ご確認ください。
マットレス中央の「すき間」問題を完全解決。家族みんなが快適に眠るためのプロの技
ファミリーベッド(連結ベッド)をご検討中のお客様が、誰もが心配される、そして最も多くご質問をいただくのが「真ん中にできるマットレスのすき間や段差」の問題です。せっかくの広々としたベッドなのに、真ん中に溝があっては、お子様が間に挟まってしまったり、寝心地が悪かったりと、快適さが半減してしまいます。しかし、ご安心ください。これからご紹介する3つの簡単なステップで、この問題はほぼ完璧に解消し、まるで一枚の大きなマットレスのような、快適な寝心地を手に入れることができます。
■ステップ1:【埋める】すき間パッド
まず、2枚並べたマットレスの間に物理的にできてしまう「谷間」を、直接埋めてしまうためのアイテムが「すき間パッド」です。多くはT字の形をしたウレタン製の細長いパッドで、マットレス2枚の間の谷間にぴったりとフィットするように置きます。これだけで、体の落ち込みがかなり軽減され、段差が気になりにくくなります。これが、解決への第一歩です。
■ステップ2:【覆う】大きなベッドパッド
すき間パッドを置いた上から、次にファミリーベッドの総幅に合った、大きな「ベッドパッド」を1枚、2台のマットレスをまとめて覆うように敷きます。ベッドパッドは、汗や皮脂からマットレスを守る本来の役割に加え、ここでは「2枚のマットレスを一体化させ、表面をフラットにする」という非常に重要な役割を果たします。すき間パッドによるわずかな盛り上がりも、この一枚のベッドパッドが上から優しくならしてくれます。
■ステップ3:【固定する】大きなボックスシーツ
最後の仕上げが、ファミリーベッドの総幅に合った「ボックスシーツ」です。ベッドパッドの上から、1枚の大きなボックスシーツで、2台のマットレスをまとめてぐっと包み込みます。大きな布の張力で2枚のマットレスが物理的にしっかりと固定され、寝ている間にズレるのを防ぎます。これにより、見た目も寝心地も、完全に「一枚の大きなベッド」が完成します。
【店主からのアドバイス】
この方法を成功させるための最大のコツは、連結する2枚のマットレスを、必ず「同じ商品、同じ高さ」で揃えることです。高さが違うマットレスを連結すると、大きな段差ができてしまい、これらの工夫をしても、快適な寝心地は得られません。ぜひ、マットレスも2枚同時に、同じものをご購入ください。
家族みんなが快適に。マットレスと掛け布団、最適な組み合わせの見解
高さ調整機能付きのファミリーベッドという、最高の「舞台」が決まったら、次はその上で主役を演じる「寝具」を選ぶ番です。特に、複数人で眠るファミリーベッドでは、ご家族一人ひとりが快適に眠れるよう、マットレスと掛け布団の組み合わせを、戦略的に考える必要があります。
■マットレス選び:揺れ、硬さ、高さに関する私の見解
- 揺れ対策は「ポケットコイル」が最適:3人、4人と、複数人で眠るファミリーベッドでは、誰かの寝返りが、他の家族の眠りを妨げないことが重要です。「ポケットコイル」は、コイルが一つ一つ独立しているため、揺れがほとんど伝わりません。家族みんなの安眠のため、ポケットコイルを選ぶことを強く推奨します。
- 硬さの好みは、別々でも良い:連結ベッドは、マットレスを2枚並べて使います。これは、「パパは硬めが好き」「ママは柔らかめが好き」といった、ご夫婦の寝心地の好みの違いを叶える、絶好のチャンスでもあります。
- 「高さ」は、絶対に揃える:硬さが違うモデルを選ぶ場合でも、必ず、最終的な製品の高さが同じになるかどうかを、ご確認ください。高さが違うと、連結した時に段差ができてしまいます。
- 「厚み」も重要:ローポジションで使う時は、厚すぎないマットレス(20cm前後)の方が、圧迫感がなく、デザインのバランスも美しく見えます。
■掛け布団選び:「布団の取り合い」問題に関する私の見解
広大なファミリーベッドの上で、家族みんなで、どのように掛け布団を使うか。これには、大きく分けて二つのスタイルがあります。
- 【一体感重視なら】大きな掛け布団を1枚
家族みんなで、一枚の大きなお布団に包まれて眠るスタイルです。家族の温もりを感じられる、一体感が魅力です。ただし、夜中に、無意識の「布団の取り合い」が発生しやすいというデメリットもあります。
- 【それぞれの快適さ重視なら】掛け布団を複数枚
私の見解では、多くの場合、こちらのスタイルの方が、家族一人ひとりの睡眠の質は高まります。例えば、ご両親はダブルサイズの掛け布団を使い、お子様は子供用の掛け布団を使う、といったように、それぞれが自分専用の布団を使います。これなら、布団の取り合いは絶対に起こりません。さらに、「パパは暑がり、ママは寒がり、子供は汗っかき」といった、家族それぞれの体感温度の違いにも、完璧に対応できます。
最高のフレームと、家族一人ひとりに合った寝具。その全てが揃って初めて、本当の意味での、最高のファミリーベッドは完成するのです。
店主のつぶやき もうベッド選びで迷わない!ライフステージで変化する高さ調整ファミリーベッド
・ファミリーベッド
・連結ベッド
・キングサイズより大きいベッド
・ベッドフレーム
・ベッドサイズ
・ベッド
・もうベッド選びで迷わない!ライフステージで変化する高さ調整ファミリーベッド
・暮らしに合わせて変化する 高さ調整機能付き連結ベッドの賢い選び方
・収納力も寝心地も 高さ調整可能な連結ベッドで自由な寝室作り
・高さ調整機能付きダブルベッドフレームで収納も掃除も楽々
・ライフスタイルで変えられる 高さ調整機能付きクイーンサイズベッド
・ショートベッドと相性抜群 高さ調整機能付きベッドの賢い使い方
・安いのに高品質 コスパ最強ファミリーベッドのお得な見つけ方
・高さが変えられるキングサイズベッド ライフスタイルに合わせる
もうベッド選びで迷わない!ライフステージで変化する高さ調整ファミリーベッド