ローベッドのサイズについて
ローベッドにはたくさんのサイズがあります。
ローベッドは、サイズのバリエーションとしては、その他のスタイルのベッドフレームよりも多いかもしれません。
バリエーションが多いという事は、選び方も多いという事。これはおすすめです。
フレームの構造がシンプルな分、大きいサイズも小さいサイズも作りやすいからです。
ちなみに、サイズというのはベッドフレームではなく、マットレスの幅によって呼び方が変わります。
ローベッドのフレームを小さいサイズから順に並べると、
セミシングル、シングル、セミダブルは、ダブル、クイーン、キング、ワイドキングとなります。
人気なのは、シングル、セミダブルは、ダブルです。
この中で、ワイドキングは呼び方が各社様々で一般的な統一名称はありません。
違う呼び方として、ファミリーベッドとか、連結ベッドなどがあります。
また、ワイドキングを「WK」、サイズを数字で表し、
WK200とか、WK220と表記する場合もあります。
WK240、WK260、WK280、WK300まであります。(2023年時点)
つまり、2023年時点では、横幅が300cmのマットレスのベッドフレームが最大となります。
WK300はシングルサイズ3つ分で、実際にシングル3つの連結ベッドでもあります。
WK220はシングルとセミダブル、WK240はセミダブルとセミダブル、もしくはシングルとダブル。
WK260はセミダブルとダブル、WK280はダブルとダブルの組み合わせです。
シングル、セミダブル、ダブルを組み合わせて連結する事でワイドキングを実現しています。
一般的には、連結ベッドはシンプルにフレームを並べるだけなのですが、
ローベッドは並べるだけではありません。
マットレス同士がくっつき、隙間が出ないように中間のフレームを取り払って連結します。
連結ベッドなら、低いローベッドで木製すのこがおすすめです。
シングル
シングルサイズは、マットレスの幅が97cm程です。
一人用のフレームで人気のある商品です。
シングルより小さなフレームとしてセミシングルがあります。
セミダブル
セミダブルサイズは、マットレスの幅が120cmです。
一人でゆったりと眠るフレームとしておすすめです。
簡易的にはお二人で使う事も出来るフレームです。
ダブル
ダブルサイズは、マットレスの幅が140cmです。
セミダブルより20cm大きく、二人で眠る事が出来るフレームです。
ダブルサイズのフレームは、クイーンより20cm幅が狭いサイズです。
クイーン
クイーンサイズは、マットレスの幅が160cmです。
二人でゆったり眠る事が出来る大型フレームです。
クイーンサイズは大型で、ダブルより20cm幅広のフレームとなります。
キング
キングサイズは、マットレスの幅が180cmです。
小さなお子様と三人で眠る事が出来る大きなベッドフレームです。
キングサイズは、クイーンサイズよりも20cm幅が広いフレームです。
更に大きなサイズのフレームもあります。ファミリーサイズとも呼ばれています。
大きくなるとフレームも多くなり、複数のフレームを繋ぎ合わせて使うことになります。
連結タイプは、ベッドととして一番大きなサイズの名称です。
ワイドキング・連結・ファミリーサイズ
ワイドキングサイズとは、マットレスの幅が200cm以上のベッドです。
最大サイズは、横幅が300cmとシングル三台分です。
ファミリーサイズと呼ばれるように、ご家族で眠れるサイズです。
また、ベッドを2台、もしくは3台連結する為、連結ベッドとも呼ばれています。
ワイドキングサイズは、200cm、220cm、240cm、260cm、280cm、300cmと20cm刻みでサイズがあります。
ロータイプベッドシングルサイズ【一人暮らしワンルームでの最初のベッド】
ローベッドシングルサイズ【一人暮らし最初のベッド】
一人暮らしで最初に通販にて購入する生活に必要な大きな物は、冷蔵庫、洗濯機、シングルベッドでしょう。
そんな一人暮らし最初のシングルサイズのベッドには、ローベッドシングルサイズがお似合いです。
最初に買ったシングルベッドフレームは、一生記憶に残るベッドになるはずです。
ローベッドシングルサイズの選び方はじっくり見て決めてください。
一人暮らしの最初のベッドフレームとして、ローベッドシングルサイズを選ぶ理由は何でしょうか?
頻繁な風通しが出来ない一人暮らしのワンルームでは、木製すのこタイプのシングルも必要かもしれません。
ロータイプベッドシングルサイズとは
ローベッドシングルサイズとは、マットレスの横幅が、約97cm程度のローベッドの事を指します。
シングルの横幅は、大人一人が寝るのに、程よい幅で、
床に近いデザインのローベッドシングルフレームです。
ローベッドシングルサイズは、一人暮らしを始める方の最初の1台としても最適です。
なんと言ってもローベッドシングルサイズは、通販なら安い価格ですから。
床板が木製すのこのローベッドシングルサイズなら、通気性も安心。
ロータイプベッドシングルサイズのメリット
ローベッドシングルサイズは、一般的なベッドフレームの大きさなので
シングルは一人で使うには、とても扱いやすいサイズのフレームというのが魅力であり、メリットです。
また、メンテナンスを少なくするため、床板を木製すのこにすることも考えてください。
シングルサイズは、一人暮らしのワンルームや初めてベッドフレームを通販で購入される方には、ちょうど良いでしょう。
ローベッドシングルサイズは使いやすいメリットがあります。
シングルは、シーツや布団カバーなどのカバーリングも難しくなく、一人での作業が可能です。
カバー類のお洗濯もこまめにできますね。
ローベッドシングルサイズなら、通販で市販品が多く取り扱われていて購入しやすいので、
可愛い柄物も、シンプルなモノトーンなどデザインも豊富なこともメリットです。
ローベッドシングルサイズには、継続して使っていく上で、多くのメリットが隠されているようです。
ロータイプのシングルベッドにあるデメリットととして、収納が無い事があります。
一人暮らしのベッドとして、致命的ともいえるデメリットです。
ロータイプベッドシングルサイズの特徴
ローベッドシングルサイズにはどんな特徴があるのでしょうか?
一般的なシングルベッドフレームだけに、目立った特徴が見つからない気がしますが。
ローベッドシングルサイズなら、天井からの距離が遠いので、
シングルでもベッドフレームという大きな家具からの目線を外し、部屋の圧迫感を減らす視覚効果があります。
家具を低くすると、部屋全体を広々と感じることができるでしょう。
ワンルームでローベッドのシングルサイズを置きたい方や、
空間を広く魅せたい方々にも、シングルはおすすめです。
木製すのこを使ったローベッドシングルサイズなら、一人暮らしにもおすすめです。
【詳細】
ロータイプベッド連結ファミリーサイズ【ビッグサイズは家族用】
ロータイプベッド連結ファミリーサイズ【ビッグサイズは家族用】
ローベッドでキングサイズよりも大きなビッグサイズのベッドは、ファミリーベッドとも呼ばれています。
ご家族で一緒に眠れるベッドが、名前の由来です。
連結ベッドとはいっても、一般的にはベッドを並べるだけですが、
ローベッドは単に並べただけではありません。
マットレス間に隙間が無いように、間のフレームを取り除いて連結しています。
ヘッド部分同士、フット部分同士を連結する事で1つの大きなベッドの形にしています。
ローベッド連結ファミリーサイズは、家族用のビッグサイズなベッドなんです。
棚が付いているとご家族で使うときに何かと便利です。
ファミリーサイズは、シングルやセミダブル、ダブルを組み合わせて連結して実現しています。
例えば、WK200はシングルとシングル、WK220はシングルとセミダブル。
WK240はシングルとダブルの場合とセミダブルとセミダブルの場合があります。
WK260はセミダブルとダブル、WK280はダブルとダブルです。
ファミリーサイズは、何人で眠るのでしょうか?三人、四人、もしかして五人でしょうか?
家族で眠る時、湿気の量が多くなります。すのこの床板を選ぶと良いでしょう。
ロータイプベッド連結ファミリーサイズとは
ローベッド連結ファミリーサイズとはどんなベッドなのでしょうか?
形は、サイズは、連結とは?ファミリーって。色々な疑問が出てきます。
ベッドをつなげると、横幅が、約170cm〜300cmくらいまでビッグサイズを
種類豊富に取り揃えております。
連結金具でベッド同士を横につなげて、寝室に並べて設置することができます。
横幅が大きく面積を締めますが、
低いタイプのベッドなので、圧迫感に差が出ます。
3人や4人の家族用に、ローベッド連結ファミリーサイズはお勧めです。
棚付きファミリーベッドは、横長の棚が意外に使えます。
複数人で使うローベッドのファミリーサイズには、すのこの床板がおすすめ。
ロータイプベッド連結ファミリーサイズの種類
ローベッド連結ファミリーサイズにはどんな種類があるのでしょうか。
家族用として、具体的なベッドを念頭に話を進めたいと思います。
大型モダンローベッド。
ホテル風モダンデザインベッド。
モダンライト・コンセント・連結ローベッド。
木製すのこの床板のファミリーローベッド。
大型モダンローベッド。等
種類豊富にビッグサイズを取り揃えております。
棚付きファミリーサイズ、コンセント付きファミリーサイズもあります。
ロータイプベッド連結ファミリーサイズを選ぶ理由
ローベッド連結ファミリーサイズは、何故選ばれるのでしょうか?選び方は?
ローベッド連結ファミリーサイズを選ぶ理由について考えたいと思います。
添い寝が必要な小さなお子様のいる家族用にビッグサイズベッド。
家族みんなで並んで、一緒に眠りたいお子様や親御様に。
成長期には、大きく寝返りを打つお子様。
大きくなったら、子供部屋で一人で寝たいお子様。
お子様のお部屋や、ご夫妻のお部屋へと、連結部分を分割して、使い続けられます。
ご家族皆様に永く寄り添える、連結ファミリーサイズのローベッドです。
棚が付いたり、コンセントが付くとよりおすすめできますね。
家族で一緒に寝るからこそ、床板には木製すのこが良いですね。
ローベッドダブルサイズ【新婚家庭にお似合い】
ダブルベッドは新婚家庭の象徴の様に思っていました。
ローベッドのダブルサイズは典型的な新婚での新居で使うベッドでしょう。
この印象は、かなり昔の事かもしれません。
今、お客様に結婚予定のお二人がいて、結婚後のベッドを選びに来ていたとすると、
私はローベッドのダブルサイズはお勧めしないかもしれません。
予算と設置場所に余裕があるのなら、もう少し大きめのベッドをお勧めするでしょう。
でも、ダブルベッドは新婚さんのものでしょうね。
枕元に棚が付いていると、何かと便利ですよ。
フロアタイプのダブルサイズは、セミダブルより20cm大きいサイズで、クイーンより20cm狭いサイズです。
お二人で使うダブルベッドは、すのこにした方が良いかもしれません。
湿気の量が多いので、すのこで通気性を確保したいですね。
新興のベッドの選び方は難しいですね。
ローベッドダブルサイズとは
ローベッドダブルサイズとは、どんなサイズ感のベッドなのでしょうか?
一般的なダブルサイズのローベッドは、横幅が約140cmです。
一人暮らしで使う場合にも、ゆったり寝たいと思っている方、
大柄な男性で、シングルサイズだと少々窮屈に感じる方、
シングルよりもう少し大きめのフロアベッドが欲しい方、
余裕のある寝具が欲しい方、おすすめです。
また、新婚のご家庭でも使いやすい二人用のサイズでしょう。
ダブルサイズだとシングルサイズよりも広くて場所を取りますが、
低いタイプのデザインで、お部屋への圧迫感は抑えられますね。
手元に物を置く代わりに、棚に物を置く。そんなダブルサイズが使い勝手が良いです。
ローベッドダブルサイズの特徴
ローベッドダブルサイズはどんな特徴があるのでしょうか。
ローベッドダブルサイズだから、見た目の印象が、違いますね。
床板の位置が低いし、マットレスの位置も低いのです。
低いデザインだからこそ、美しいインテリアができあがります。
新婚家庭でもお二人にお似合いの楽しい寝室が作れそうですね。
ローベッドダブルサイズなら、どこのフロアにレイアウトしても
視覚的に邪魔な感覚が少なくなりますよ。
シングルサイズより横幅は広いので、お一人でお使いになる場合
寝返りが広く楽にできます。
ローベッドダブルサイズを選ぶ理由
ローベッドダブルサイズを選ぶ理由とは何でしょうか?
一緒に考えてみましょう。
寝室の雰囲気を変えたい。模様替えをしたい。
結婚して新しくベッドを買いたい。
一人暮らしや転勤などで、引っ越しを機にベッドを買い替えたい。
ロースタイルを、ローベッドダブルサイズで。
部屋の家具を極力減らしたい方。あまり圧迫感を感じたくない方。
低い暮らし、低いインテリアがお好みの皆様。
開放感をいつも感じていたい皆様へお勧めです。
棚が付いたダブルサイズは、選ぶ理由の一つかもしれません。
ローベッドセミシングル・ショート丈【女性やお子様におすすめです】
ローベッドセミシングル・ショート丈【女性やお子様におすすめです】
ローベッドのセミシングルとか、ローベッドのショート丈は、どんな人が使うのでしょうか?
ベッド販売店の店長としては、今まで小柄な女性に使っていただくよう、おすすめしてきました。
体格が小さいのなら、わざわざ大きなベッドを買わなくても良いではないか?と思うからです。
最近は、お子様にも子供用ベッドではなく、ローベッドのセミシングルサイズや、
ローベッドのショート丈をお勧めしています。
お子様の場合、将来大きくなることを考えるとの小さいローベッドを使うのはどうか、というご意見もあるかもしれません。
でも、子供は大人用の自分の物は大喜びするんですよね。
大人になった気分になるのかもしれませんね。
棚が付いたロータイプも便利ですね。
ショートベッドは、実店舗ではあまり見かけません。通販で販売されている事が多いです。
フロアタイプのショートベッドは、最大サイズがセミダブルです。
通常、セミシングル、シングル、セミダブルのサイズがあり、ダブルサイズはありません。
ショートベッドやセミシングルベッドにもすのこスタイルがあります。
選び方は身長とベッドの全長によって変わりますね。
ローベッドセミシングル・ショート丈とは
ローベッドセミシングル・ショート丈とはどんなベッドでしょうか。
サイズが小さめで、低く、短く。ベッドそのものが、小柄な感覚。
シングルよりほんの少し横幅が狭くて、
ベッドそのものの長さも短く抑えたデザイン。
ベッドの存在感をあまり出したくない場合にも、
ローベッドセミシングル・ショート丈のフロアタイプは、
女性やお子様に、そっと生活に寄り添ってくれます。
ローベッドセミシングル・ショート丈の特徴
ローベッドセミシングル・ショート丈の特徴とは一体何なのでしょうか。
セミシングルサイズとは、ベッドの横幅が約80〜90cm。
長さが約195cmのベッドのことです。
この場合、長さは普通ですね。
ショート丈とは、ベッドの長さが約180〜185cmくらいの
ベッドのことです。
一般的なシングルサイズのベッドは、横幅が約100cm。
セミシングルサイズは、シングルよりも約20cmくらい細身なのです。
ローベッドセミシングル・ショート丈は、
ベッドそのものがキュッと小さくてコンパクトなデザイン。
ベッドを置くには少々、狭めの場所でも収まりやすいです。
幅も狭く、長さも短く、高さも低いが特徴。まさに小さなベッドですね。
ローベッドセミシングル・ショート丈が似合う人とは
ローベッドセミシングル・ショート丈が似合う人とはどんな人でしょうか?
体型が小柄な皆様。
ベッドの存在感をできるだけ少なくして、個性的な寝室を創りたい皆様。
転勤などで、お引越しが多くて運び込むのが大変な皆様。
狭めなスペースに置きたい方。
小学生の、初めてのベッドとして使いたい皆様。
まさに、女性やお子様。
このような方にローベッドセミシングル・ショート丈をおすすめします。
どうぞご利用くださいませ。
店主の解説
ローベッド最大の魅力「開放感」とは?部屋を広く見せる、高さというサイズの魔法
ローベッドの「サイズ」を考える時、多くのお客様は、まずベッドの「幅」や「長さ」に注目されます。しかし、17年以上ベッドと向き合ってきた店主としての私の見解は、ローベッドの最も重要で、最も魅力的なサイズとは、その「高さ」である、というものです。この「低さ」こそが、お部屋に魔法のような効果をもたらし、暮らしを豊かにしてくれます。
■家具の重心を低くすることで、視線が上に抜ける
お部屋の広さや開放感は、天井の高さ、つまり「視線より上にある空間の広がり」によって大きく左右されます。一般的な高さのあるベッドを置くと、壁の中央付近までが家具で埋まってしまい、壁の見える面積が減るため、どうしても圧迫感が生まれます。
一方、ローベッドは、家具の重心を徹底的に低い位置に集めます。これにより、壁の上半分から天井にかけての「余白」が大きくなり、視線が上にすっと抜けるようになります。その結果、天井が高く感じられ、お部屋全体が驚くほど広々とした印象になるのです。これは、特に天井高が標準的な日本の住環境において、非常に有効なデザインの法則です。
■ものの高さを抑えることで、心理的な圧迫感を軽減する
同じ床面積を占める家具でも、背の高いタンスと、背の低いテレビボードとでは、お部屋に与える圧迫感は全く異なります。寝室の主役であるベッドだからこそ、その「高さ」を極限まで抑えることが、空間全体の印象を決定づける上で極めて重要になります。ローベッドは、その存在感を床に近い部分に留めることで、大きなサイズでありながら、空間に溶け込むように馴染みます。
また、床に近い生活は、私たち日本人が慣れ親しんだ「床座」の文化にも通じ、畳の部屋でくつろぐような、心理的な落ち着きとリラックス感をもたらしてくれます。
ローベッドを選ぶということは、単にコンパクトなベッドを選ぶ、ということではありません。それは、
限られた空間の価値を最大限に引き出し、「最高の贅沢(広さ)」と「最高の開放感(低さ)」という、二つの価値を同時に手に入れるための、最も賢明なインテリア術なのです。
マットレスサイズと「フレーム外寸」は違う!設置で失敗しないための、横幅と長さの確認術
ローベッドのサイズ選びで、お客様が陥ってしまう最も典型的な、そして最も悲しい失敗。それは「シングルサイズと書いてあったから大丈夫だと思ったのに、部屋に置いてみたら壁とクローゼ-ットの間に収まらなかった…」という、「フレーム外寸(がいすん)」の見落としです。ベッドのサイズを考える時、実は「マットレスのサイズ」と「ベッドフレーム全体のサイズ」という、二つの異なる寸法が存在することを、必ず覚えておいてください。
■「マットレスサイズ」とは?
これは、JIS規格などで定められた、私たちが実際に眠る面の大きさです。例えば「シングル」なら、通常は「幅100cm × 長さ195cm」となります。商品名やカテゴリで使われる「シングル」「ダブル」といった呼称は、基本的にこのマットレスサイズを指しています。
■「フレーム外寸」とは?
これは、ヘッドボードやフットボード、サイドフレームなど、ベッドフレームの全てを含んだ、そのベッドが実際に占有するスペースの大きさです。そして、このフレーム外寸は、デザインによって商品ごとに大きく異なります。
- シンプルなヘッドレスタイプ:マットレスのサイズに、フレームの厚みである数センチがプラスされるだけなので、外寸は比較的小さくなります。
- 宮棚付き、ステージタイプ:枕元に棚や照明が付いていたり、マットレスの周りにステージ(舞台)のような広い縁があったりするデザイン性の高いローベッドは、マットレスのサイズよりも、縦横それぞれ10cm以上も大きくなることも珍しくありません。
■失敗しないための、店主が教える「採寸の鉄則」
- まず、お部屋に置ける「最大サイズ」を測る:メジャーを用意し、寝室のベッドを置きたい場所の幅と長さを正確に測ります。これが、あなたが購入できるベッドフレーム外寸の上限値です。
- 次に、置きたい「マットレスサイズ」を決める:シングルか、セミダブルか、ご自身の希望の寝心地を決めます。
- 最後に、商品の「フレーム外寸」を必ず確認する:気になる商品を見つけたら、商品詳細ページに必ず記載されている「外寸」または「本体サイズ」という項目の数値を確認します。その数値が、ステップ1で測ったお部屋の最大サイズに収まっているかを確認できれば、設置に関する失敗は絶対にありません。
「シングル」という言葉のイメージだけに頼らず、必ず具体的な「数値」で判断する。それが、大きな家具であるベッド選びを成功に導く、最も確実な方法なのです。
デザインの成否を決める、もう一つのサイズ「マットレスの厚み」という黄金バランス
せっかくお部屋を広く見せるために、スタイリッシュなローベッドを選んだのに「マットレスを乗せたら、思ったより高くなってしまった…」「ヘッドボードのデザインが隠れて、不格好に見える…」。これは、ローベッド選びで最も多くのお客様が陥ってしまう、非常にもったいない失敗例です。ローベッドの最大の魅力は、その「低さ」にこそあります。その魅力を最大限に引き出すも、台無しにしてしまうも、実は上に乗せる「マットレスの厚み」次第なのです。ここでは、デザインの成否を分ける、マットレスの厚みの最適なバランスについて解説します。
■なぜ「厚み」がそれほど重要なのか?
ローベッドのデザインは、フレームとマットレスが一体となって初めて完成します。
- 厚すぎるマットレスの弊害:例えば、フレームの床板の高さが10cmのローベッドに、厚さ30cmのラグジュアリーなマットレスを乗せたとします。すると、床からマットレス上面までの高さは40cmとなり、一般的な脚付きベッドと大差なくなってしまいます。これでは「低さ」という最大のメリットが失われ、ヘッドボードもマットレスに埋もれてしまい、アンバランスな印象になってしまいます。
- 薄すぎるマットレスの懸念:逆に、デザイン性を優先して敷布団や数センチの薄型マットレスを選ぶと、床板の硬さをダイレクトに感じてしまう「底付き感」が生じ、寝心地が損なわれる可能性があります。快適な睡眠という、ベッド本来の目的が果たせなくては本末転倒です。
■店主が推奨する「黄金の厚み」とは?
では、ローベッドのデザイン性を損なわず、かつ、快適な寝心地も確保できる、最適なマットレスの厚みとはどれくらいなのでしょうか。
17年以上の経験から、私、店主佐藤が推奨するのは、ズバリ「厚さ15cm〜20cm」の範囲です。厚くても25cm以内には抑えたいところです。
この厚みであれば、ローベッドの低さを十分に活かしつつ、ポケットコイルなどのスプリングの性能をしっかりと発揮させることができます。体圧分散性にも優れ、快適な睡眠を十分に得られる、まさに「デザイン」と「寝心地」を両立する“ゴールデンバランス”と言えるでしょう。
■購入前に確認したい、バランスのチェックポイント
最終的なバランスを確認するために、以下の計算をしてみてください。
マットレス上面からヘッドボードの最上部まで、最低でも15cm以上の高さが残っているか?
これくらいの高さが残っていれば、ヘッドボードがデザインとしてきちんと認識され、美しいバランスを保つことができます。商品を選ぶ際には、フレームの寸法図と、組み合わせたいマットレスの厚さを照らし合わせ、この計算をぜひ一度行ってみてください。
ローベッドを選ぶ際は、フレームのデザインだけでなく、必ず「乗せるマットレスの厚み」までをセットで考えること。それが、購入後の満足度を決定づける、最も重要なポイントなのです。
店主のつぶやき ローベッドのサイズについて 関連
・ベッドフレーム
・ローベッド
・フロアベッド
・ベッドサイズ
・ベッド
・キングサイズベッドのローベッド
・ショートベッドのサイズについての解説
・ローベッドのサイズについて
・ローベッドセミダブル について
・ローベッドのメンテナンスと湿気の関係
・シンプルなローベッドの魅力を解説