運気が上がる寝室作り キングサイズベッドの風水レイアウト術


こんにちは。
ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
寝室は、体を休めるだけの場所だと思っていませんか。
実は、風水の世界では、寝室は一日の「気」をリセットし、新しい運気を充電するための、家の中で最も重要なパワースポットと考えられています。
そして、その中心となるのが、人生の三分の一を過ごすベッドです。
この記事では、ベッド販売歴17年以上の私が、キングサイズベッドという大きなエネルギーを持つ家具を中心に、誰でも簡単に実践できる、運気が上がる寝室のレイアウト術を、具体的な方法で徹底的に解説していきます。

ベッドの向きで変わる仕事運と健康運

風水において、ベッドの「向き」、正確には「枕の向き」は、寝ている間にどのようなエネルギー(気)を取り込むかを決定づける、最も重要な要素です。
どの方位に頭を向けて眠るかで、あなたの運気は大きく変わるかもしれません。

風水の基本 枕の向きが気の流れを決める

風水の考え方の基本には、自然界に流れるエネルギーである「気」を、いかに自分たちの暮らしに取り入れ、調和させるか、という思想があります。
私たちは、眠っている間に、頭頂部から最も多くの気を吸収すると考えられています。
枕をどの方位に向けるかによって、その方位が持つ気の性質を、睡眠中に体内に取り込むことになるのです。
太陽が昇るエネルギッシュな方位である「東」に頭を向ければ、その若々しいエネルギーを取り込むことができます。
太陽が沈む「西」は、落ち着きや安定をもたらす方位です。
キングサイズベッドのような大きなベッドは、それ自体が持つエネルギーも大きいため、その向きが寝室全体の気の流れに与える影響も、より大きくなります。
ご自身が今、どのような運気を高めたいのか、どんなエネルギーを必要としているのかを考え、戦略的に枕の向きを決めること。
それが、運気が上がる寝室作りの、最も簡単で、最も効果的な第一歩となるのです。
まずは、ご自宅の寝室で、方位磁石やスマートフォンのアプリを使って、正確な方位を確認することから始めてみましょう。

仕事運や金運アップにおすすめの北枕

日本では古来「北枕」は、亡くなった方を安置する際の向きであることから、縁起が悪いという俗信が根強く残っています。
これは仏教の習慣に由来するものであり、風水の世界では、実は「北枕」は、金運や健康運を司る、最もおすすめの吉方位なのです。
風水では、気は北から南へと流れると考えられています。
北に頭を向けて眠ることで、この気の流れに沿って、最も効率よく、そして新鮮で清らかなエネルギーを吸収することができるのです。
五行思想において、北は「水」の気を持つ方位です。
水は、お金の流れを象徴することから、北枕は「金運」アップに絶大な効果があるとされています。
頭寒足熱という健康法があるように、頭部を涼しく保つことは、質の高い睡眠に繋がります。
北枕は、落ち着きや冷静さをもたらし、じっくりと財を築くための判断力を高めてくれるとも言われています。
仕事で大きな成果を上げたい、貯蓄を増やしたい、あるいは、心身ともに健康で、穏やかな毎日を送りたい、と願う方にとって、北枕は最高の選択と言えるでしょう。
縁起が悪いというのは、全くの迷信です。
ぜひ、勇気を持って、北枕を試してみてください。

成長と発展を促す東枕 若さのエネルギー

「東枕」は、太陽が昇る方位であることから、若々しさ、発展、成長といった、エネルギッシュな気を持つとされています。
朝、すっきりと目覚め、やる気に満ちた一日をスタートさせたい、と考える方に最適なのが、この東枕です。
東のエネルギーは、新しいことを始める力や、物事を前向きに進める行動力を与えてくれます。
若い方や、仕事で新しいプロジェクトを始めた方、あるいは、何か新しい挑戦をしようとしている方には、特におすすめです。
情報や流行を司る方位でもあるため、良い情報や、新しいアイデアが舞い込みやすくなるとも言われています。
健康面では、朝日と共に目覚める、規則正しい生活リズムを作りやすくし、心身の活発な働きをサポートしてくれます。
もし、最近、やる気が出ない、物事が停滞している、と感じているのであれば、枕の向きを東に変えてみるだけで、新しいエネルギーが体内に流れ込み、状況が好転するかもしれません。
ただし、そのエネルギーの強さゆえに、ゆっくりと静かに休みたい、と願う高齢の方や、療養中の方には、少し刺激が強すぎる場合もあります。
ご自身の今の状況に合わせて、方位を選んでみてください。

避けるべき方位とドアとの位置関係

風水では、運気を上げる方位があるできるだけ避けるべきとされるベッドの配置も存在します。
枕の向きとして、一般的にあまり良くないとされるのが「南枕」です。
南は「火」の気を持つ方位であり、エネルギーが活発すぎるため、寝ている間に頭に気が集中しすぎ、興奮状態になって眠りが浅くなったり、イライラしやすくなったりすると言われています。
才能や人気を高める効果もあるとされるため、芸能関係の方などには良い場合もありますが、一般的には、安眠を求める寝室にはあまり向いていません。
方位以上に重要なのが「ドアとの位置関係」です。
寝室のドアを開けた時に、その延長線上に、ベッドの正面が来るレイアウトは「冲射(ちゅうしゃ)」と呼ばれ、風水では大凶とされています。
ドアから入ってくる悪い気が、寝ている体に直接当たってしまうため、健康運や金運を大きく損なうと考えられているのです。
これを避けるためには、ベッドの位置を、ドアの延長線上から少しでもずらすことが重要です。
ドアを開けて、真正面に頭が見える位置、つまり、ドアに足を向けて寝る形も、良くないとされています。
間取りの関係で、どうしても位置をずらせない場合は、ベッドとドアの間に、パーテーションや観葉植物などを置いて、気の流れを和らげる「壁」を作ってあげると良いでしょう。

枕元に置くと良いものと悪いもの

枕元は、寝ている間に、最も自分自身の気に影響を与える、非常にデリケートな場所です。
ここに何を置くかによって、吸収する気の質が大きく変わってきます。
運気を育てるアイテムと、逆に運気を吸い取ってしまうアイテムを知っておきましょう。

運気を育てる アロマや観葉植物

枕元に置くことで、良い気を育て、運気をアップさせてくれるアイテムの代表格が「アロマ」と「観葉植物」です。
良い香りは、良い気を引き寄せる、と風水では考えられています。
天然のエッセンシャルオイルを使ったアロマディフューザーや、アロマストーンを枕元に置くことで、寝室全体が良い香りに満たされ、リラックス効果と共に、運気も上昇します。
安眠を促すラベンダーや、リフレッシュ効果のある柑橘系の香りは、寝室に最適です。
次に「観葉植物」ですが、生きている植物は、それ自体が生命力にあふれた「生気(せいき)」を発しています。
この生気が、寝ている間に、私たちの気力を充実させてくれるのです。
植物は、悪い気を吸い取り、良い気に変えてくれる、天然の空気清浄機のような役割も果たしてくれます。
枕元に置く場合は、あまり大きくない、小ぶりな鉢植えが良いでしょう。
ただし、サボテンのような、棘のある植物は、人間関係に角が立つとされるため、寝室には不向きです。
アイビーやポトスのように、葉が丸みを帯びた植物が、人間関係を円満にするとされ、おすすめです。

良いご縁を呼ぶためのナイトテーブルの上

ベッドサイドに置くナイトテーブルは、ただの物置ではありません。
ここをどう使うかで、特に「ご縁」に関する運気が変わってきます。
良い人間関係や、恋愛運、夫婦円満を願うなら、ナイトテーブルの上は、常に美しく、そしてペアになるものを意識して飾りましょう。
最もおすすめなのが、一対の「テーブルランプ」です。
ベッドの両サイドに、同じデザインのナイトテーブルを置き、その上に、同じテーブルランプをシンメトリーに配置します。
この「対」になっている状態が、パートナーシップの安定を象徴し、夫婦円満に繋がるとされています。
ランプの灯りは、陽のエネルギーを持ち、人間関係を明るく照らしてくれる効果もあります。
お気に入りの写真立てを飾るのも良いでしょう。
ご夫婦や、家族の、笑顔の写真を飾ることで、その幸せなエネルギーが、寝ている間にあなたに吸収されます。
ただし、写真は一つだけを厳選し、ごちゃごちゃとたくさん並べすぎないように注意しましょう。
ナイトテーブルの上は、常にすっきりと、美しく保つこと。
そして、そこに置くものは、愛情や温かさを感じさせるものを選ぶこと。
これが、良いご縁を引き寄せるための、簡単なルールです。

運気を下げるNGアイテム スマホやぬいぐるみ

逆に、枕元に置くことで、私たちの運気を下げてしまったり、良い気の吸収を妨げてしまったりする、NGアイテムも存在します。
現代人が最もやってしまいがちなのが「スマートフォン」を枕元に置いて寝ることです。
スマートフォンは、常に外部からの情報を受信し続ける、非常に「動」の気が強いアイテムです。
仕事のメールや、SNSの通知など、緊張やストレスの原因となる情報とも繋がっています。
このようなアイテムを、気を静めて休ませるべき枕元に置くことは、睡眠の質を低下させ、運気の充電を妨げる最大の原因となります。
電磁波の影響も、健康への懸念が指摘されています。
眠る時だけでも、スマートフォンは、ベッドから少し離れた場所に置く習慣をつけましょう。
意外と知られていないNGアイテムが「ぬいぐるみ」です。
可愛いぬいぐるみは、癒やしの存在に思えますが、風水では、人間や動物の形をしたものは、そこに住む人間の「気」を吸い取ってしまう、と考えられています。
寝ている無防備な状態では、その影響を大きく受けてしまうとされます。
たくさんのぬいぐるみに囲まれて寝ている方は、もしかしたら、自分のエネルギーを、ぬいぐるみに分け与えてしまっているかもしれません。
寝室に置くとしても、一体か二体に留め、枕元からは離れた場所に置くようにしましょう。

寝室に最適なベッドフレームの色とは

寝室の大部分を占めるキングサイズベッドの色は、空間全体の気のバランスを左右する、非常に重要な要素です。
心を落ち着かせ、運気を育むためには、どのような色を選べば良いのでしょうか。

心を落ち着かせるアースカラーが基本

寝室は、一日の活動で高ぶった「陽」の気を鎮め、穏やかな「陰」の気で心身を休ませる場所です。
インテリアのカラーコーディネートも、刺激的な色を避け、心を落ち着かせる、穏やかな色で統一するのが、風水の基本です。
その代表格が「アースカラー」です。
アースカラーとは、大地や木、植物、石といった、自然界に存在する色のことを指します。
具体的には、アイボリー、ベージュ、ブラウン、グリーン、テラコッタ(土の色)などです。
これらの色は、私たちのDNAに、本能的な安心感や、心地よさを感じさせてくれる効果があります。
ベッドフレームの色を選ぶ際も、このアースカラーの中から選ぶのが、最も間違いのない、開運に繋がる選択です。
壁の色に近い、アイボリーや、明るいベージュのベッドフレームは、空間に圧迫感を与えず、寝室全体を広く、穏やかな雰囲気に見せてくれます。
木の温もりを感じさせる、ブラウン系のベッドフレームも、安定感と落ち着きをもたらし、健康運や家庭運を高めるのに最適です。

運気を再生させるナチュラルな木製フレーム

風水の五行思想において、木の気を持つ「木製」のアイテムは、成長、発展、そして、若々しさを象徴します。
ベッドフレームの素材として、木製のものを選ぶことは、寝ている間に、木の持つ生命力あふれる、再生のエネルギーを取り込むことに繋がります。
ナチュラルな木の色合いや、木目がそのまま活かされたデザインのベッドフレームは、おすすめです。
木の持つ自然なエネルギーが、一日の疲れを癒やし、気力をリフレッシュさせてくれるでしょう。
木は、火、土、金、水という他の五行とも、バランスを取りやすい性質を持っています。
どんな寝室のインテリアにも調和しやすく、空間全体の気の流れを、穏やかに整えてくれる効果があります。
一口に木製と言っても、その色合いによってもたらす効果は少しずつ異なります。
明るいパイン材やオーク材のような色は、若々しさや発展の気を、落ち着いたウォルナット材のような濃い色は、安定感や格調を高める気を、それぞれ持っています。
ご自身の求める運気に合わせて、木の種類や色合いを選んでみるのも良いでしょう。

避けたい色 黒や派手な原色の影響

心を静め、気を休ませるべき寝室には、あまりふさわしくないとされる色も存在します。
気をつけたいのが「黒」の使いすぎです。
黒は、モダンでスタイリッシュな印象を与えるため、インテリアとしては人気がありますが、風水では、気を停滞させ、陰の気を強めすぎる色とされています。
ベッドフレームのような大きな面積で黒を取り入れると、寝室全体が重く、暗い雰囲気になり、運気の低下や、気分の落ち込みに繋がる可能性があります。
もし、どうしても黒を使いたい場合は、クッションやアートの一部など、小さな面積で、アクセントとして使うに留めましょう。
赤やオレンジ、ショッキングピンクといった、彩度の高い「原色」や「派手な色」も、寝室には不向きです。
これらの色は、交感神経を刺激し、心身を興奮状態にさせる効果があります。
寝室に取り入れると、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅くなったりと、安眠を妨げる原因となります。
恋愛運アップに良いとされるピンクも、寝室に使う場合は、刺激的なショッキングピンクではなく、淡いパステルピンクや、落ち着いたサーモンピンクなどを、リネンの一部などに取り入れるのが良いでしょう。

やってはいけない鏡の配置に注意

寝室に鏡を置いているご家庭は多いと思いますが、実は、風水において、寝室の鏡の配置は、運気を左右する、非常に重要な注意点です。
ベッドとの位置関係には、絶対に守るべきルールがあります。

寝姿が映る鏡がNGな最大の理由

風水において、寝室で最もやってはいけない鏡の配置、それは「自分の寝ている姿が映る」場所に、鏡を置くことです。
これは「鏡光殺(きょうこうさつ)」と呼ばれ、風水では大凶とされる配置です。
その理由は、いくつかあるとされています。
寝ている無防備な自分自身の気を、鏡が吸い取ってしまう、という考え方です。
鏡は、エネルギーを反射するだけでなく、吸収する力も持つとされます。
寝ている間に、自分のエネルギーを鏡に吸い取られ続けることで、気力が充実せず、朝、疲れが取れない、といった不調の原因になると言われています。
別の説では、鏡に映ったもう一人の自分(自分の姿)が、自分の幸運を半分奪ってしまう、とも言われています。
夫婦で寝ている場合は、鏡に映った夫婦の姿が、第三者の介入、つまり、浮気や不倫といった問題を引き起こす原因になるとも考えられており、夫婦円満のためにも、絶対に避けるべき配置とされています。
現実的な問題として、夜中にふと目を覚ました時、暗闇の中で鏡に映った自分の姿に、ドキッとしたり、怖い思いをしたりすることもあります。
こうした精神的なストレスも、安眠を妨げる一因となります。

どうしても置きたい場合の対処法 カバーを掛ける

寝室にドレッサー(鏡台)や、姿見を置くことは、身だしなみを整える上で、非常に便利です。
間取りの関係で、どうしても、寝姿が映ってしまう場所にしか、鏡を置けない、という場合もあるでしょう。
そんな時の、最も簡単で効果的な対処法が「寝る時だけ、鏡にカバーを掛ける」という方法です。
綺麗な布や、専用のミラーカバーを用意し、就寝前に、鏡面を完全に覆ってしまうのです。
こうすることで、鏡は、そのエネルギーを反射・吸収する力を失い、ただの「板」と同じになります。
これだけで、鏡光殺の悪影響を、完全に防ぐことができます。
少し手間に感じるかもしれませんが、毎晩の習慣にしてしまえば、それほど苦にはなりません。
むしろ、この「カバーを掛ける」という行為が、一日の終わりを告げ、眠りに入るための、心のスイッチを切り替える「儀式」のようになり、スムーズな入眠に繋がるという効果も期待できます。
カバーの布の色は、寝室のインテリアと調和する、落ち着いたアースカラーなどを選ぶと良いでしょう。

ドレッサーや姿見の最適な置き場所

これから寝室のレイアウトを考える、という方は、ぜひ最初から、風水的に最適な場所に、鏡を配置するように計画しましょう。
寝室における鏡のベストポジションは、ベッドの「サイド(横)」の壁です。
ベッドに寝た時に、横を向けば鏡が見えるけれど、普通に寝ている状態では、絶対に自分の姿が映り込まない、という位置です。
この配置であれば、鏡光殺の心配は全くありません。
クローゼットの近くの壁に、姿見を設置すれば、着替えの際の動線もスムーズで、非常に機能的です。
クローゼットの扉自体が、鏡になっているタイプも、扉を閉めてしまえば、寝姿が映らないため、問題ありません。
ドレッサーを置く場合も同様に、ベッドの横の壁に沿って配置するのが理想です。
鏡を置くことで、空間を広く見せる効果も期待できますが、その際は、鏡に何が映り込むかを意識することが大切です。
窓の外の美しい景色や、素敵なアート、観葉植物などが映り込むように配置すれば、良いエネルギーが倍増し、運気アップに繋がります。
逆に、散らかった場所や、トイレのドアなどが映り込むのは、悪い気を増幅させてしまうので、避けるようにしましょう。

店主のつぶやき 運気が上がる寝室作り キングサイズベッドの風水レイアウト術

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