明るく開放的な寝室に ナチュラルカラーのキングサイズベッド


こんにちは。
ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
まるで森の中にいるような、明るく穏やかな光と木の温もりに包まれて眠る。
そんな心地よい毎日を叶えてくれるのが「ナチュラルカラー」のキングサイズベッドです。
心安らぐナチュラルインテリアは、一日の疲れを癒す寝室に最適なスタイルとして、今、大変な人気を集めています。
この記事では、ベッド販売歴17年以上の私が、お部屋を明るく開放的に見せるナチュラルカラーのベッドフレームの選び方から、その魅力を最大限に引き出すコーディネート術まで、具体的な方法を交えながら徹底的に解説していきます。

ナチュラルインテリアに合うベッドフレーム

ナチュラルインテリアとは、木や石、植物といった自然素材の風合いを活かし、明るく心地よい空間を作り出すスタイルのことです。
このスタイルに合わせるベッドフレームには、いくつかの大切な基本ルールがあります。

素材感を生かすシンプルなデザイン選び

ナチュラルインテリアの主役は、なんといっても「素材感」そのものです。
木が持つ本来の温かみや、一つとして同じものがない美しい木目は、空間に安らぎと生命感を与えてくれます。
この素材の魅力を最大限に引き出すために、ベッドフレームは、過度な装飾のない「シンプル」なデザインを選ぶことが最も重要です。
華美な彫刻や、複雑な曲線で構成されたデザインは、ナチュラルインテリアの素朴な雰囲気とは馴染みません。
直線的で、すっきりとしたフォルムのものを選びましょう。
余計なものを削ぎ落としたミニマルなデザインだからこそ、フレームに使われている木材の質感や色合いが際立ち、そのものが持つ本来の美しさが主役となります。
キングサイズという大きな面積を持つ家具だからこそ、このシンプルさは、お部屋に圧迫感を与えず、広々と見せる効果ももたらします。
ヘッドボードも、分厚く重厚なものではなく、比較的スリムなデザインや、そもそもヘッドボードがない「ヘッドレスタイプ」を選ぶと、よりすっきりとした軽やかな印象になります。
ヘッドレスタイプは、壁面を広く見せることができるため、お部屋がより開放的に感じられ、壁にアートを飾ったり、ファブリックパネルを掛けたりと、自由なコーディネートを楽しむ余地も生まれます。
ナチュラルインテリアが目指すのは、作り込まれた豪華さではなく、ありのままの自然の美しさを感じられる、心地よい空間です。
ベッドフレームを選ぶ際も、この「シンプルこそが美しい」という考え方を基本に据えることが、成功への一番の近道となるでしょう。

アースカラーでまとめる空間作りの基本

ナチュラルインテリアの心地よさは、そのカラーコーディネートによって作られます。
基本となるのは、自然界に存在する色、いわゆる「アースカラー」で空間全体をまとめることです。
アースカラーとは、大地を思わせるブラウンやベージュ、植物のグリーン、空や海のブルー、石や砂のグレーやアイボリーなど、私たちの心を本能的に落ち着かせてくれる、穏やかで優しい色たちのことです。
ナチュラルカラーのベッドフレームは、まさにこのアースカラーの中心となる存在です。
明るいオーク材のような黄みがかったブラウンや、アッシュ材のような白っぽいブラウンは、ナチュラルインテリアの基調色として最適です。
そして、このベッドフレームの色を基準に、寝室全体の色を組み立てていきます。
壁や天井、カーテンといった広い面積を占める部分は、アイボリーやオフホワイト、ライトベージュといった明るい色でまとめると、空間全体が明るく、広々と感じられます。
寝具やラグには、少し濃いめのベージュや、アースカラーと相性の良いグリーン、あるいは落ち着いたライトグレーなどを取り入れると、空間に深みと落ち着きが生まれます。
重要なのは、ビビッドな原色や、人工的な派手な色を避け、全体的に彩度を抑えた、目に優しいトーンで統一することです。
色数を使いすぎず、3色から4色程度に絞り込むと、より洗練されたまとまりのある空間になります。
ナチュラルカラーのベッドフレームを中心に、心地よいアースカラーを重ねていく。
この色のルールを守るだけで、誰でも簡単に、心からリラックスできる、穏やかで統一感のあるナチュラルな寝室を作り出すことができます。

天然木無垢材と木目調シートの違い

ナチュラルカラーの木製ベッドフレームを選ぶ際、その素材には大きく分けて「天然木無垢材」を使用したものと、合板などの基材に木目を印刷したシートを貼った「木目調シート」を使用したものがあります。
どちらも美しい木目を楽しめますが、その特性と魅力は大きく異なります。
まず「天然木無垢材」は、丸太から切り出した木をそのまま使用した、正真正銘の「本物の木」です。
最大の魅力は、その authentically な質感と、唯一無二の表情です。
プリントでは再現できない立体的な木目、触れた時の温かみ、そしてほのかに香る木の匂いは、五感を通じて私たちに深い癒しを与えてくれます。
使い込むほどに色合いが深まり、艶が増していく「経年変化」を楽しめるのも無垢材ならではの醍醐味です。
傷や汚れさえも味わいとなり、家族の歴史と共に、家具を育てていくような愛着が湧くでしょう。
価格が高価であることや、湿度変化によって反りや割れが生じる可能性があるといった、デリケートな側面も持っています。
対する「木目調シート」は、合板などの表面に、精巧な印刷技術で木目を再現したシートを貼り付けたものです。
最大のメリットは、価格が比較的安価であることと、品質が安定していることです。
近年の印刷技術は非常に高く、本物の木と見紛うほどリアルな木目が再現されています。
表面が強化されているものが多く、傷や汚れ、水分に強いため、日常的なメンテナンスが非常に楽という利点もあります。
無垢材のような反りや割れの心配もほとんどありません。
ただし、あくまで表面はプリントであるため、無垢材のような立体的な質感や、経年変化による味わいの深化は期待できません。
どちらが良い悪いということではなく、本物の質感を最優先し、長く育てていく喜びを求めるなら無垢材、コストパフォーマンスとメンテナンスの手軽さを重視するなら木目調シート、というように、ご自身の価値観やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

美しい木目が映える人気デザイン

ナチュラルカラーのベッドフレームの魅力を最大限に引き出すためには、その美しい木目が映える、すっきりとしたデザインを選ぶことが大切です。
ここでは、ナチュラルインテリアに最適な、人気のベッドフレームデザインをご紹介します。

開放感を演出する脚付きレッグタイプベッド

ナチュラルインテリアが目指す、明るく開放的な空間作りに最も貢献してくれるのが「脚付き(レッグタイプ)」のベッドです。
フレームと床の間に空間が生まれることで、床面が見え、視線が奥へと抜けるため、キングサイズという大きなベッドを置いても、お部屋に圧迫感を与えにくいのが最大の特徴です。
まるでベッドが軽やかに浮いているかのような印象を与え、寝室全体をすっきりと広々と見せてくれます。
このベッド下に生まれる空間は、お掃除がしやすいという実用的なメリットももたらします。
掃除機やフローリングワイパーが奥まで届きやすく、ホコリが溜まりがちなベッド下を常に清潔に保つことができます。
この清潔感も、心地よいナチュラルな空間作りには欠かせない要素です。
脚のデザインにも注目してみましょう。
ナチュラルインテリアには、直線的でシンプルな角脚や、先に向かって細くなる円錐形の「テーパードレッグ」がよく合います。
こうした細部のデザインが、ベッド全体の印象をより洗練されたものにしてくれます。
脚の高さがあることで、ベッド下を「見せる収納」のスペースとして活用することもできます。
天然素材で編まれたバスケットや、フレームの色と合わせた木製のボックスなどを並べれば、それ自体がインテリアの一部となり、おしゃれな雰囲気を演出できます。
軽やかさ、清潔さ、そして収納の可能性。
この三つの要素を兼ね備えた脚付きベッドは、ナチュラルインテリアの寝室作りにおける、まさに王道とも言える選択です。

圧迫感を抑えるロースタイル フロアベッド

お部屋の天井があまり高くない場合や、より一層の開放感を追求したい場合に最適なのが、ベッド全体の高さを低く抑えた「ロースタイル」のデザインです。
床に近い位置で眠ることで、天井までの空間が広くなり、視覚的にお部屋全体を広く感じさせることができます。
床板が直接床に接するような「フロアベッド」は、最も高さが低いタイプで、空間を最大限に広く見せる効果があります。
キングサイズという大きな面積を占めるベッドであっても、その高さを抑えることで、圧迫感を劇的に軽減し、ゆったりとしたリラックスできる空間を創り出します。
この床に近い暮らしは、日本の伝統的な布団の文化にも通じるものがあり、私たちにとっては本能的に落ち着きを感じるスタイルかもしれません。
小さなお子様がいるご家庭では、ベッドからの転落による怪我のリスクが低いため、安全性の面からも大変人気があります。
ナチュラルカラーのロースタイルベッドは、その落ち着いた佇まいで、穏やかで安定感のある寝室を演出します。
フレームの面積が広く見えるステージタイプのフロアベッドなども、ナチュラルな木目が存分に楽しめ、おすすめです。
脚付きベッドが「軽やかさ」や「抜け感」を演出するのに対し、ロースタイルベッドは「安定感」や「落ち着き」を演出します。
どちらの雰囲気がご自身の理想の寝室に近いかを考えて、選んでみると良いでしょう。

温かみのある北欧デザインのヘッドボード

シンプルで機能的な美しさを持つ「北欧デザイン」は、ナチュラルインテリアと非常に親和性が高く、そのエッセンスを取り入れることで、寝室はより温かみのあるおしゃれな空間になります。
ベッドの顔となるヘッドボードのデザインは、北欧デザインの個性を表現するのに最適な場所です。
北欧デザインのヘッドボードは、過度な装飾を排した、クリーンでミニマルなデザインが基本です。
そのシンプルさの中にも、使う人への優しさが感じられる、細やかな工夫が凝らされています。
ヘッドボードに少しだけ傾斜がつけられていて、クッションを置いて背中を預けた時に、楽な姿勢で読書や映画鑑賞が楽しめるようになっているデザイン。
あるいは、スマートフォンや目覚まし時計、文庫本などを置くのにちょうど良い、スリムな棚(宮棚)が付いているデザイン。
この棚も、ただの板ではなく、小物が落ちないように少しだけ縁が高くなっていたり、充電に便利なコンセントが目立たないように配置されていたりと、機能性が美しくデザインに溶け込んでいます。
素材の木目も、デザインの重要な一部です。
明るく優しい木目のアッシュ材やパイン材、落ち着いた雰囲気のオーク材などが好まれ、その美しい木目が、シンプルなフォルムを表情豊かに彩ります。
角に丸みを持たせた「アール加工」が施されたヘッドボードは、視覚的にも柔らかく、安全面でも安心です。
シンプルでありながら、どこか人間的な温かみと機能的な配慮が感じられる。
それが北欧デザインのヘッドボードの魅力です。

ホワイトやグリーンとの相性抜群コーデ

ナチュラルカラーのベッドフレームは、それ単体でも素敵ですが、他の色や素材と組み合わせることで、その魅力はさらに輝きを増します。
特に「ホワイト」と「グリーン」は、ナチュラルインテリアを完成させるための、最高のパートナーです。

ホワイトを基調とした清潔感あふれる寝室

ナチュラルカラーの木の温もりと、クリーンな「ホワイト」の組み合わせは、明るく清潔感のある、失敗のない王道のコーディネートです。
壁紙や天井、カーテン、そしてベッドリネンといった、お部屋の広い面積を占める部分にホワイトを取り入れることで、ナチュラルカラーのベッドフレームの美しい木目が、より一層際立ちます。
ホワイトがレフ板のような効果を果たし、部屋全体を明るく、広く見せてくれるのです。
ベッドリネン(シーツ、掛け布団カバー、枕カバー)をすべて真っ白なもので統一するのは、ホテルのような特別感を演出するための、最も簡単で効果的なテクニックです。
洗いざらしのコットンのような、パリッとした清潔な白いリネンの上で、ナチュラルな木目のヘッドボードが美しく映える光景は、想像するだけで心地よいものです。
壁の一部だけを、漆喰や珪藻土のような、少しテクスチャーのある白い塗り壁風にすると、空間に表情が生まれ、よりナチュラルで上質な雰囲気になります。
白い家具、白いチェストやサイドテーブルなどを合わせるのも素敵です。
ただし、全ての家具を真っ白にしてしまうと、少し冷たい印象になることもあるので、あくまでナチュラルカラーのベッドフレームを主役に、白は引き立て役としてバランス良く配置するのがポイントです。
木の温もりと、白の清潔感。
この二つの要素が組み合わさることで、爽やかで、飽きのこない、理想的なナチュラル空間が完成します。

グリーンを差し色にした癒やしの空間

ナチュラルカラーのベッドフレームとホワイトで整えられた、明るく心地よい空間。
そこに、生命感と癒やしを吹き込んでくれるのが「グリーン」の存在です。
木の色であるブラウンと、植物の色であるグリーンは、自然界で常に見られる色の組み合わせであり、私たちに本能的な安心感とリラックス効果をもたらしてくれます。
このグリーンを「差し色(アクセントカラー)」として、寝室に上手に取り入れてみましょう。
クッションやベッドスローに、深みのあるフォレストグリーンや、落ち着いたセージグリーンを取り入れると、空間全体がぐっと引き締まり、おしゃれな印象になります。
カーテンやラグに、淡いグリーンの柄物を取り入れるのも素敵です。
アートフレームに、植物をモチーフにしたボタニカルアートを飾るのも、手軽にグリーンを取り入れる良い方法です。
重要なのは、グリーンを使いすぎないことです。
あくまで差し色として、空間全体の5%から10%程度に留めるのが、上品に見せるコツです。
ナチュラルカラーとホワイトで構成された穏やかな空間に、ポツンと置かれたグリーンが、鮮やかな対比を生み出し、見る人の視線を集めるフォーカルポイントとなります。
後述する本物の観葉植物を置くことは、最も効果的で、本質的なグリーンの取り入れ方と言えるでしょう。
木のブラウン、清潔なホワイト、そして癒やしのグリーン。
この三つの色が織りなすハーモニーは、あなたの寝室を、まるで森の中の小さなコテージのような、心から安らげる特別な場所へと変えてくれるはずです。

リネンやコットンなど自然素材の寝具選び

ナチュラルインテリアは、見た目の色やデザインだけでなく、肌に触れた時の「質感」も非常に重要です。
せっかくナチュラルカラーのベッドフレームを選んだなら、その上に重ねる寝具も、ぜひ「自然素材」にこだわってみてください。
化学繊維にはない、自然素材ならではの優しい肌触りと機能性が、睡眠の質をさらに高めてくれます。
一年を通して快適に使えるのが「コットン(綿)」です。
吸湿性・吸水性に優れているため、寝汗をしっかりと吸い取り、サラッとした肌触りを保ちます。
オーガニックコットンを選べば、農薬や化学肥料に頼らずに育てられた綿花から作られているため、肌がデリケートな方やお子様にも安心です。
ガーゼ素材の寝具は、洗うほどに柔らかく、肌に馴染んでいく感覚が心地よく、おすすめです。
夏場に特におすすめしたいのが「リネン(麻)」です。
コットンよりもさらに吸湿性・速乾性に優れており、熱を逃しやすい性質があるため、汗ばむ季節もひんやりと快適な寝心地です。
シャリ感のある独特の風合いと、使い込むほどに柔らかくなる経年変化も魅力です。
冬場には、保温性の高い「ウール(羊毛)」のブランケットや、柔らかく起毛した「コットンフランネル」のシーツなどを加えると、自然な温もりで体を包み込んでくれます。
これらの自然素材の寝具は、ナチュラルカラーのベッドフレームの持つ素朴な雰囲気と、見た目にも完璧に調和します。
シワさえも味わいとなる、洗いざらしの自然な風合いを、ぜひ楽しんでみてください。

観葉植物を飾っておしゃれな空間を演出

ナチュラルインテリアの仕上げとして、欠かすことのできないアイテム、それが「観葉植物」です。
生きているグリーンが一つあるだけで、お部屋の空気は浄化され、空間には生命感と潤いが生まれます。
おしゃれなだけでなく、心と体にも良い効果をもたらしてくれる、最高のインテリアです。

寝室におすすめの観葉植物とその効果

寝室に観葉植物を置くことには、多くのメリットがあります。
植物は、光合成によって二酸化炭素を吸収し、酸素を供給してくれます。
蒸散作用によって室内の湿度を適度に保ってくれる、天然の加湿器のような役割も果たします。
植物によっては、空気中の有害物質を吸収・分解してくれる「空気清浄効果」を持つものもあります。
そして何より、グリーンの色彩が持つ、心身をリラックスさせる効果は、安眠へと誘う寝室に最適です。
寝室に置く観葉植物を選ぶ際のポイントは「耐陰性(日陰に強いこと)」と「育てやすさ」です。
寝室は、必ずしも日当たりが良い場所とは限らないため、少ない光でも育つ種類の植物を選びましょう。
例えば「サンスベリア」は、空気清浄効果が高いことで知られ、乾燥にも強く、非常に育てやすい人気の植物です。
「ポトス」も、つる性の植物で、日陰に強く、ハンギング(吊るす)など様々な飾り方が楽しめます。
「モンステラ」は、大きな切れ込みの入った葉が特徴的で、一つ置くだけでお部屋の主役になる存在感があります。
その他にも、テーブルヤシやアイビー、スパティフィラムなども、比較的日陰に強く、寝室におすすめです。
ただし、植物の中には、香りが強いものや、人によってはアレルギーの原因となるものもあります。
寝室に置く際は、香りが穏やかで、安全な種類を選ぶようにしましょう。

ベッド周りでの効果的な植物の飾り方

観葉植物をただ置くだけでなく、飾り方を少し工夫することで、寝室はさらに洗練されたおしゃれな空間になります。
キングサイズベッドの周りで、効果的にグリーンを配置するアイデアをいくつかご紹介します。
最も手軽で基本的なのが、ベッドの両サイドに置かれた「ナイトテーブル」の上に、小さな鉢植えをシンメトリーに配置する方法です。
ホテルのような整然とした美しい空間が生まれます。
お部屋のコーナーなどの空いたスペースには、床に直接置くタイプの、背の高い大きな観葉植物を配置してみましょう。
フィカス・ウンベラータやドラセナといった、樹形の美しい植物を一つ置くだけで、空間に立体感が生まれ、シンボルツリーとして寝室の印象を引き締めてくれます。
天井やカーテンレールから植物を吊るす「ハンギング」も、空間を有効に使える人気のテクニックです。
ポトスやアイビー、グリーンネックレスといった、つる性の植物をハンギングプランターで吊るせば、視線が上に行き、お部屋がより広く感じられます。
ベッドのヘッドボードが棚付きタイプであれば、その上に小さな多肉植物やエアプランツをいくつか並べるのも可愛らしいです。
壁に小さなシェルフ(棚)を取り付けて、そこにグリーンを飾る「ウォールシェルフ」も、壁面を彩る素敵なアクセントになります。
重要なのは、植物を置く高さに変化をつけることです。
床に置くもの、テーブルに置くもの、吊るすもの、と高低差を出すことで、空間にリズムと奥行きが生まれるのです。

鉢やプランターカバーで個性を出す

観葉植物をおしゃれに見せる上で、植物そのものと同じくらい重要なのが、それらを入れる「鉢」や「プランターカバー」です。
植物の魅力を引き立て、インテリアとしての完成度を高めるための、大切なファッションアイテムと考えましょう。
ナチュラルインテリアの寝室には、やはり自然素材の鉢カバーがよく合います。
ラタン(籐)やシーグラス、ジュート(麻)などで編まれた「バスケットタイプ」のカバーは、温かみがあり、ナチュラルな雰囲気に完璧に調和します。
素焼きの「テラコッタ鉢」も、素朴な風合いが魅力で、植物のグリーンを生き生きと見せてくれます。
よりモダンですっきりとした印象にしたい場合は、シンプルな円筒形の「陶器鉢」がおすすめです。
色は、ホワイトやグレー、ベージュといった、インテリアの邪魔をしないニュートラルカラーを選ぶのが基本です。
表面に凹凸のある加工がされたものや、マットな質感のものを選ぶと、より上質で洗練された雰囲気になります。
脚付きの「プランタースタンド」を活用するのも、非常におしゃれなテクニックです。
植物に高さが出ることで、空間に立体感が生まれるだけでなく、床に直接鉢を置くよりも、風通しが良くなり、掃除もしやすくなるというメリットがあります。
同じ種類の植物でも、入れる鉢やカバーを変えるだけで、その表情は大きく変わります。
寝室のインテリアテーマや、ベッドフレームの色合いと合わせて、ぜひ鉢選びにもこだわってみてください。
お気に入りの植物を、お気に入りの鉢に入れて飾る。
その小さな喜びが、日々の暮らしを豊かにしてくれるはずです。

店主のつぶやき 明るく開放的な寝室に ナチュラルカラーのキングサイズベッド

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