こんにちは。
ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
17年以上にわたり、お客様の快適な眠りを支えるベッド選びをお手伝いしてまいりました。
お二人で使うダブルベッドを選ぶ際、マットレスにばかり注目が集まりがちですが、実はその土台となる「ベッドフレーム」こそが、長期的な快適性と衛生環境を左右する重要な要素です。
すのこタイプのフレームは、お二人で眠るダブルサイズにこそ選んでいただきたい、最も賢明な選択です。
この記事では、なぜすのこフレームが最適なのか、その理由から、素材や強度の比較、おしゃれなデザインまで、プロの視点から徹底解説します。
なぜダブルサイズにすのこフレームがおすすめなのか
ベッドフレームには様々な種類がありますが、お二人で使うダブルサイズにおいて、私たちが最も強くおすすめするのが「すのこフレーム」です。
それは、一人で眠る時とは比較にならないほどの湿気対策が、お二人の健康と快適な睡眠のために不可欠となるからです。
ここでは、なぜ特にダブルサイズにすのこフレームが最適なのか、その根本的な理由を解説します。
二人分の湿気を効率よく逃がす必要性
人は、一晩の睡眠中にコップ一杯分(約200ml)の汗をかくと言われています。
これがダブルベッドになると、単純計算でその倍、つまりお二人で約400mlもの水分が、毎晩マットレスや寝具に吸収されていくことになります。
500mlのペットボトルに迫るほどの量の水分が、もし逃げ場なくマットレスの底面に溜まってしまったらどうなるでしょうか。
答えは明白です。
高温多湿な環境を好むカビやダニが、爆発的に繁殖する絶好の温床となってしまうのです。
日本の梅雨から夏にかけての気候は、このリスクをさらに高めます。
床板が密閉された一般的なベッドフレームでは、この二人分の湿気を効率的に排出することは非常に困難です。
マットレスの裏側がジメジメし、嫌な臭いの原因になるだけでなく、アレルギー性鼻炎や喘息といった健康被害を引き起こす可能性も否定できません。
すのこフレームは、この問題を解決するために存在します。
すのこの隙間が、マットレスの底面に常に新鮮な空気の通り道を確保し、お二人分の汗から生じる湿気を、ベッドの外へと効率よく排出してくれます。
お互いの健康を守り、毎晩安心して眠るために。
ダブルサイズだからこそ、この卓越した通気性能を持つすのこフレームを選ぶべきなのです。
マットレスを長持ちさせ経済的
ダブルベッドの購入を考える際、ベッドフレームと並んで大きな出費となるのがマットレスです。
お二人の体を支える大切なマットレスですから、ある程度の品質のものを、と考えると、その価格は決して安いものではありません。
この高価なマットレスを、できるだけ長く、良い状態で使い続けたいと誰もが思うはずです。
ここでも、すのこフレームが大きな役割を果たします。
マットレスの最大の敵は、先ほどから繰り返し述べている「湿気」です。
湿気は、カビやダニの温床になるだけでなく、マットレス内部のウレタンやコイルスプリングといった素材そのものを劣化させる原因となります。
湿気を含んだウレタンは、本来の弾力性を失い、へたりやすくなります。
金属であるスプリングは、湿気によって錆びてしまい、異音や耐久性の低下を引き起こします。
つまり、通気性の悪いフレームを使い続けることは、マットレスの寿命を意図的に縮めていることと同義なのです。
すのこフレームを使い、マットレスを常にドライな状態に保つことは、マットレスの劣化を防ぎ、その寿命を最大限に延ばすための最も効果的な方法です。
結果として、高価なマットレスを買い替える頻度を減らすことができ、長期的に見て大きな節約に繋がります。
すのこフレームを選ぶことは、快適な睡眠環境への投資であると同時に、家計にも優しい、非常に賢明で経済的な選択と言えるのです。
一年中快適な睡眠環境をお二人に
すのこフレームがもたらす快適さは、湿気の多い夏場に限りません。
一年を通して、お二人の睡眠環境を最適な状態に保つために貢献してくれます。
冬。
乾燥していると思われがちですが、実は室内と屋外の温度差によって、窓と同様に、暖かい寝具と冷たい床の間でも結露が発生しやすい季節です。
特に二人で眠るダブルベッドは、体温によって寝具内の温度が上がりやすいため、このリスクはさらに高まります。
すのこフレームは、床とマットレスの間に空気の層を作ることで、床からの冷気が直接伝わるのを和らげ、結露の発生を防ぎます。
冬場でもマットレスが湿っぽくなるのを防ぎ、カラッとした快適さを保つことができます。
暖房で暖められた室内の空気がベッド下を循環することで、マットレス自体の温度を適度に保ち、ベッドに入った瞬間のヒヤッとした感触を軽減する効果も期待できます。
夏は湿気を逃がして涼しく、冬は結露を防いで暖かく。
すのこフレームは日本の四季の変化に巧みに対応し、一年中、安定した快適な寝床内環境(しんしょうないかんきょう)をお二人に提供します。
季節ごとにお互いの体感温度の違いで悩むことなく、常に心地よいと感じられる空間で眠ることができる。
これも、ダブルサイズにすのこフレームをおすすめする大きな理由の一つです。
通気性抜群 すのこフレームの構造とメリット
「すのこ」と聞くと、お風呂の床や押し入れの棚を思い浮かべる方も多いかもしれません。
その使われ方からもわかるように、すのこは湿気対策のために古くから用いられてきた日本の知恵の結晶です。
ベッドフレームに応用されたすのこは、シンプルながらも極めて合理的な構造で、私たちの睡眠環境に数多くのメリットをもたらしてくれます。
ここでは、その構造と具体的なメリットについて詳しく見ていきましょう。
すのこの隙間が生み出す空気の通り道
すのこフレームの構造は非常にシンプルです。
ベッドの床板部分が、一枚の板ではなく、複数枚の板を一定の間隔をあけて並べた「すのこ状」になっている。
ただそれだけです。
この板と板の間の「隙間」こそが、抜群の通気性を生み出すための最も重要な要素なのです。
この隙間が、マットレスの底面に溜まりがちな湿気や熱気を排出するための「空気の通り道」となります。
一般的なベッドフレームでは、マットレスと床板が密着しているため、空気はほとんど流れません。
すのこフレームであれば、ベッドの下や側面から新鮮な空気が絶えず取り込まれ、すのこの隙間を通ってマットレスの底面を通り抜け、湿気を含んだ空気を外へと押し出します。
この空気の自然な循環(対流)が、寝ている間も常に行われることで、マットレスは呼吸するかのように、常にドライな状態を保つことができるのです。
二人分の熱気がこもりやすいダブルベッドにおいては、この強制的な換気システムとも言える構造が、寝苦しさを解消し、快適な温度と湿度を維持するために不可欠な役割を果たします。
シンプルでありながら、極めて効果的。
すのこフレームは、まさに睡眠環境を科学した、合理的な設計と言えるでしょう。
カビやダニの発生を抑制する衛生的効果
すのこフレームがもたらす抜群の通気性は、私たちの健康を守る上でも非常に重要な役割を果たします。
その最大の効果が、カビやダニの発生を抑制することです。
カビやダニは、温度が20度から30度、湿度が60%以上という高温多湿の環境を好んで繁殖します。
通気性の悪いベッドのマットレス内部は、人の体温と汗によって、まさにこの条件が揃った理想的な繁殖場所となってしまいます。
カビの胞子やダニのフン・死骸は、アレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎といったアレルギー疾患の主要な原因(アレルゲン)となることが知られています。
すのこフレームは、マットレス内部の湿度を常に低く保つことで、カビやダニが繁殖しにくい環境を作り出します。
アレルゲンの発生を根本から抑制し、非常にクリーンで衛生的な睡眠環境を実現できるのです。
アレルギー体質の方はもちろん、健康な方にとっても、また将来生まれてくるかもしれない小さなお子様にとっても、非常に大きなメリットです。
一度マットレスに発生してしまったカビを完全に取り除くのは、専門のクリーニング業者でも困難です。
未然に防ぐことが何よりも重要。
すのこフレームを選ぶことは、最も簡単で、最も効果的なアレルギー対策の一つと言えるのです。
すのこならではの木の香りと温もり
多くのすのこフレームは、桐(きり)や檜(ひのき)、パイン材(松)といった天然木で作られています。
機能的なメリットだけでなく、天然素材ならではの情緒的な魅力も兼ね備えています。
ベッドを組み立てた時、あるいは寝室に入った時にふわりと香る、木の優しい香り。
この香りには、私たちの心をリラックスさせる効果があると言われています。
檜の香りに含まれる「フィトンチッド」という成分には、自律神経を整え、深い眠りへと誘う効果があることが知られています。
まるで森林浴をしているかのような心地よさの中で、お二人で眠りにつくことができるのです。
天然木の持つ温かみのある風合いや、美しい木目は、寝室に安らぎと落ち着きをもたらしてくれます。
無機質なスチールフレームや、化粧板を貼り付けたフレームにはない、本物の木だけが持つ質感は、見るたび、触れるたびに、心に優しく働きかけます。
すのこベッドは、通気性という機能だけでなく、こうした自然の力を借りて、お二人の睡眠の質を心身両面から高めてくれるのです。
快適な睡眠環境とは、単に温度や湿度が管理されているだけでなく、心が安らぐ空間であることも重要です。
すのこフレームは、その両方を満たしてくれる、理想的な選択肢と言えるでしょう。
素材で選ぶダブルベッドフレーム 檜やパイン材
すのこフレームの性能や寝室の雰囲気は、その素材によって大きく変わります。
二人で長く使うダブルベッドだからこそ、素材の特性をよく理解し、お二人の好みやライフスタイルに合ったものを選びたいものです。
ここでは、すのこフレームの代表的な素材である「檜」「パイン材」「桐」を中心に、それぞれの特徴を詳しくご紹介します。
高級感と癒しの香り 国産檜ひのきフレーム
「檜(ひのき)」は、古くから日本の建築や家具に用いられてきた、最高級の木材の一つです。
その最大の魅力は、清々しく、どこか神聖ささえ感じさせる独特の芳香にあります。
この香りには、心身を深くリラックスさせる効果があり、お二人を質の高い眠りへと誘います。
抗菌・防虫効果にも優れており、ダブルベッドの衛生環境を保つのに最適です。
耐久性も非常に高く、法隆寺の例を出すまでもなく、何十年にもわたって使える堅牢さを誇ります。
使い込むほどに美しい飴色に変化し、風合いが増していくのも檜ならではの楽しみです。
淡いピンクがかった上品な木肌は、寝室全体に高級感と清潔感をもたらします。
価格は他の素材に比べて高価になりますが、その価格に見合うだけの満足感と、長期的に使える安心感が得られます。
お二人の健康と、本物の質を何よりも大切にしたいと考えるカップルに、自信を持っておすすめできる最上の選択肢です。
化学物質に敏感な方や、自然素材に囲まれた暮らしを理想とされる方には、無塗装の国産檜フレームが最適です。
ナチュラルで温かみのあるパイン材まつフレーム
「パイン材(松)」は、すのこベッドの素材として最もポピュラーで、世界中で広く使われている木材です。
その人気の理由は、比較的リーズナブルな価格でありながら、天然木ならではの温かみのある雰囲気を楽しめる点にあります。
明るい黄白色の色合いと、はっきりとした節(ふし)のある豊かな木目が特徴で、ナチュラルテイストやカントリー調、北欧スタイルのインテリアと非常に相性が良いです。
材質は柔らかく、肌触りが心地よいのも魅力の一つ。
加工がしやすいため、デザインのバリエーションが豊富で、お二人の好みに合ったおしゃれなフレームを見つけやすいというメリットもあります。
檜ほどの強い香りはありませんが、ほのかに甘い木の香りがし、リラックス効果も期待できます。
耐久性の面では檜に劣るものの、ベッドフレームとして通常使用するには十分な強度を備えています。
コストを抑えつつも、天然木の温もりが感じられる、おしゃれな寝室を作りたい。
そんなコストパフォーマンスを重視する若いカップルや、初めてダブルベッドを購入する方に、特におすすめの素材です。
ホワイトやブラウンなど、塗装されたカラーバリエーションが豊富なのも、パイン材フレームの選びやすさのポイントです。
丈夫で調湿効果に優れた桐きりフレーム
「桐(きり)」は、日本の気候風土に最も適した木材の一つとして、古くから高級な箪笥の材料などに使われてきました。
その最大の特徴は、木材自体が呼吸するかのように、湿気を吸ったり吐いたりする優れた「調湿効果」にあります。
湿度が高い時には湿気を吸収し、乾燥している時には湿気を放出することで、ベッド周りの湿度を常に快適な状態に保ってくれます。
この機能は、二人分の湿気がこもりやすいダブルベッドのすのこ素材として、まさに理想的です。
桐は非常に軽量でありながら、強度と復元力に優れているというユニークな性質を持っています。
ダブルサイズの大きなすのこ板でも扱いやすく、それでいてしっかりと体を支えてくれます。
防虫効果や、熱を伝えにくい(断熱性が高い)ため夏は涼しく冬は暖かい、といったメリットもあります。
木目は白く、すっきりとして上品な印象を与えます。
すのこ板の素材として桐を使い、フレームの見える部分には他の木材を使う、といったハイブリッドタイプのベッドも多くあります。
機能性を何よりも重視し、最高の衛生環境と快適性を求めるお二人には、桐材を使ったすのこフレームが非常に有力な選択肢となるでしょう。
その他の木材やスチール素材との比較
檜、パイン、桐の他にも、すのこフレームには様々な素材が使われます。
硬くて傷がつきにくい「アッシュ材(タモ)」や、美しい木目が特徴の「ウォールナット材」、重厚感のある「オーク材」などは、デザイン性を重視する方に人気です。
これらの木材は、それぞれに異なる色合いや木目の表情を持ち、寝室のインテリアの主役となり得ます。
価格はパイン材より高価になりますが、その分、高級感と満足感が得られます。
木材ではなく「スチール(金属)」を使用したすのこフレームもあります。
スチールフレームのメリットは、非常に頑丈で、木材に比べてスリムなデザインが可能である点です。
インダストリアルな雰囲気や、モダンでミニマルな寝室を目指す方には良い選択肢です。
ただし、スチール自体には調湿効果はなく、冬場に冷たさを感じやすいというデメリットもあります。
溶接部分の品質によっては、きしみ音が発生しやすい場合もあるため、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要です。
お二人の目指すインテリアのテイストと、求める機能性、そしてご予算のバランスを考えながら、最適な素材を選んでみてください。
強度と耐久性で比較するすのこフレーム
お二人で毎日、そして何年にもわたって使い続けるダブルベッドのフレーム。
その選択において、デザインや素材と並んで、いや、それ以上に重要なのが「強度と耐久性」です。
お二人の体を安全に支え、不快なきしみ音などで眠りを妨げない。
そんな信頼できるフレームを選ぶために、チェックすべきポイントを詳しく解説します。
二人分の体重を支える耐荷重の重要性
ベッドフレームの強度を示す最も基本的な指標が「耐荷重」です。
そのフレームが静止状態で何kgまでの重さに耐えられるかを示す数値で、製品の仕様詳細に必ず記載されています。
ダブルベッドの場合、この耐荷重の確認は特に重要です。
計算式は、「お二人の体重の合計 + マットレスの重さ」となります。
体重70kgの方と50kgの方のお二人で、重さ30kgのダブルマットレスを使う場合、合計で150kgの荷重がかかります。
この場合、耐荷重150kgのフレームでは、余裕が全くなく、非常に危険です。
人は寝ている間に何度も寝返りを打ちます。
その際には、瞬間的に一点に大きな負荷がかかるため、静止耐荷重には十分な余裕を持たせる必要があります。
ダブルベッドの場合、お二人で安心して使うための耐荷重の目安は、最低でも200kg以上、できれば300kg以上あるとより安心です。
体格の良い方や、ベッドの上でお子様と遊んだりすることを想定される場合は、より高い耐荷重のフレームを選ぶようにしてください。
フレームを支える脚の本数や太さ、フレーム自体の材質や構造によって耐荷重は大きく変わります。
価格だけで選ばず、お二人の安全を守るために、必ずこの耐荷重という数値をチェックする習慣をつけましょう。
きしみ音を防ぐ頑丈な構造とは
快適な睡眠を妨げる最大の敵の一つが、ベッドの「きしみ音」です。
パートナーが少し動くたびに、ギシギシ、ミシミシと音が鳴っていては、気になって安眠できません。
このきしみ音は、主にフレームの接合部の緩みや、木材同士の摩擦によって発生します。
きしみ音を防ぐためには、頑丈な構造のフレームを選ぶことが重要です。
チェックすべきポイントはいくつかあります。
フレームを支える脚です。
四隅の4本だけでなく、ベッドの中央にも荷重を支える「センターレッグ(中脚)」が付いているフレームは、構造的に非常に安定しており、歪みやきしみに強いです。
すのこ板を支える「桟(さん)」の構造。
すのこ板をただフレームに乗せているだけでなく、太い桟が縦横にしっかりと組まれ、すのこ板を面で支える構造になっているものは、耐久性が高いです。
すのこ板とフレームが接する部分に、緩衝材となるフェルトが貼られているモデルも、摩擦音を軽減する効果的な工夫です。
そして、フレームを組み立てるネジや金具も重要です。
太く頑丈な金具で、複数の箇所をしっかりと固定する設計になっているかを確認しましょう。
これらの構造的な特徴は、製品画像や説明文で確認できます。
お客様のレビューで「きしまない」という評価が多い製品を選ぶのも、確実な方法の一つです。
LVLすのこと無垢材すのこの強度比較
すのこフレームの心臓部とも言える「すのこ板」。
このすのこ板にも、いくつかの種類があり、強度や特性が異なります。
代表的なのが、「無垢材すのこ」と「LVLすのこ」です。
それぞれの特徴を理解し、比較検討してみましょう。
「無垢材すのこ」は、桐や檜、パイン材などの天然木をそのまま切り出して作られたすのこです。
最大の魅力は、天然木ならではの香りや調湿効果、そして温かみのある風合いです。
強度も、厚みが十分に確保されていれば問題ありません。
ただし、天然素材であるため、木材の部位によって強度にばらつきがあったり、湿度の変化によって反りや割れが生じたりする可能性が、ごく稀にあります。
「LVL(Laminated Veneer Lumber)すのこ」は、薄くスライスした木材の板を、繊維方向が互い違いになるように何層にも重ねて、強力な接着剤で圧縮して作られた「積層合板」です。
この構造により、反りや割れが非常に少なく、どの部分でも均一で高い強度を誇ります。
無垢材に比べて、より重い荷重にも耐えられるため、多くの頑丈なベッドフレームで採用されています。
香りや調湿効果は無垢材に劣りますが、強度と安定性という点ではLVLすのこに軍配が上がります。
どちらが良い悪いというわけではなく、天然素材の風合いを重視するなら無垢材、とにかく強度と安定性を最優先するならLVL、というように、お二人の価値観に合わせて選ぶのが良いでしょう。
おしゃれなデザインのダブルすのこフレーム紹介
強度や機能性はもちろん重要ですが、毎日目にするベッドだからこそ、お二人が心から気に入るおしゃれなデザインを選びたいものです。
ダブルベッドは寝室のインテリアの主役。
そのデザイン一つで、お部屋の雰囲気は大きく変わります。
ここでは、人気の高いおしゃれなダブルすのこフレームのデザインを3つのスタイルに分けてご紹介します。
空間を広く見せるロースタイルフレーム
寝室に圧迫感を与えず、開放的な空間を演出したいお二人に絶大な人気を誇るのが、「ロースタイル」のフレームです。
ベッド全体の高さを低く抑えることで、天井までの空間が広がり、お部屋が実際よりも広くすっきりと見えます。
寝室の広さに限りがある場合に、その効果は絶大です。
重心が低い安定感のあるデザインは、モダンで洗練された印象を与え、まるでおしゃれなホテルのような空間を作り出します。
床に近い生活は、どこか落ち着きを感じさせ、リラックス効果も高めてくれます。
床板はもちろんすのこ仕様なので、低いながらも通気性はしっかりと確保されています。
フレームが床に直接接する「フロアタイプ」と、短い脚で少しだけ浮かせた「ロータイプ」があります。
フロアタイプは究極の低さを実現でき、ロータイプは少し軽やかな印象になります。
マットレスをフレームにはめ込む「ステージタイプ」のデザインは、フレームの余白部分がサイドテーブル代わりにもなり、デザイン性と機能性を両立させています。
お二人で過ごす寝室に、ゆとりとスタイリッシュさを求めるなら、ロースタイルのフレームは最高の選択肢となるでしょう。
機能的で便利な宮付きコンセント付きフレーム
ベッド周りの快適性と利便性を重視する、現実的でスマートなお二人におすすめなのが、「宮付き・コンセント付き」のフレームです。
ヘッドボードに設けられた棚(宮)は、何かと物が多くなりがちなベッド周りをすっきりと整理するための必須機能。
お二人それぞれのスマートフォンや眼鏡、読みかけの本などを置くのに十分なスペースがあります。
そして、何よりも重要なのがコンセントの存在です。
お二人が同時にスマートフォンを充電できるよう、2口コンセントが付いているのが現在の主流。
寝ている間に充電を完了できるので、翌朝の準備もスムーズです。
最近では、USBポートが付いているモデルも登場し、さらに利便性が高まっています。
宮棚に優しい光の間接照明が組み込まれたモデルも人気です。
夜中に起きる際に手元を照らしたり、寝る前のリラックスタイムのムードを演出したりと、大変便利です。
デザインも、シンプルなスリムタイプから、文庫本を収納できる本棚タイプまで様々。
機能的でありながら、デザイン性も高いモデルが豊富に揃っています。
日々の暮らしの小さなストレスを解消し、快適なベッドライフを実現してくれる、最も実用的なデザインと言えます。
寝室の主役になるデザイン性の高いヘッドボード
ベッドを単なる寝具としてではなく、寝室を彩るインテリアの主役として捉えたい。
そんなデザイン志向の強いお二人には、ヘッドボードのデザインにこだわったフレームがおすすめです。
ヘッドボードは、ベッドの中で最も目立つパーツであり、そのデザインが寝室全体のテイストを決定づけると言っても過言ではありません。
ファブリック(布地)やレザー調の素材で覆われた、クッション性のあるヘッドボード。
ソファの背もたれのような高級感と快適さを兼ね備えており、もたれかかって映画を観たり、読書をしたりするのに最適です。
寝室にラグジュアリーでくつろいだ雰囲気をもたらします。
天然木の美しい木目を活かした、格子状のデザインや、曲線を取り入れたデザインのヘッドボードも人気です。
光と影のコントラストが美しく、和モダンやアジアンテイストの寝室に見事にマッチします。
あるいは、アイアン(鉄)などの異素材を組み合わせたインダストリアルなデザインも、個性的な空間を演出します。
ヘッドボードのデザインにこだわることで、お二人のセンスを表現し、毎日帰るのが楽しみになるような、特別な寝室を作り上げることができます。
ぜひ、お二人の感性に響く、アートピースのような一台を見つけてください。
店主のつぶやき ベッドフレームダブルすのこタイプの選び方 快適な睡眠環境を作るコツ
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・すのこベッドのヘッドボード完全ガイド デザインと機能性で選ぶ一台
ベッドフレームダブルすのこタイプの選び方 快適な睡眠環境を作るコツ