こんにちは。
ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
ベッドの販売に携わり17年以上お客様の眠りをサポートしてまいりました。
セミダブルベッドは一人でゆったり二人でもコンパクトに使える人気のサイズですが
「どのすのこベッドを選べば良いかわからない」というお悩みも多く伺います。
この記事ではすのこベッドのプロとしてセミダブルサイズの賢い選び方を徹底解説します。
通気性の良さといった基本からフレームの種類や収納タイプごとの特徴後悔しないためのチェックポイントまで詳しくご紹介。
あなたの寝室がもっと快適で素敵な空間になるためのお手伝いができれば幸いです。
セミダブルのすのこベッドが選ばれる理由
セミダブルサイズのすのこベッドが多くのお客様に選ばれるのには明確な理由があります。
それは日本の気候風土と現代のライフスタイルに見事にマッチしているからです。
ベッドは単なる家具ではなく一日の疲れを癒し明日への活力を養うための大切な場所。
その基盤となるベッドフレームに「すのこ」を選ぶことで睡眠の質を格段に向上させることができるのです。
特にセミダブルというサイズは一人でゆったりと眠りたい方からカップルや新婚のご夫婦まで幅広いニーズに応える絶妙な大きさ。
ここでは数あるベッドの中からなぜセミダブルのすのこベッドがこれほどまでに支持されているのかその根本的な魅力について長年の販売経験から得た知見を元に詳しく解説していきます。
通気性や衛生面耐久性といった機能的な側面から睡眠環境全体を快適にするその秘密に迫ります。
圧倒的な通気性で湿気を逃がす
すのこベッドが持つ最大のメリットそれは何と言ってもその圧倒的な通気性です。
人は睡眠中に一晩でコップ一杯分約200mlもの汗をかくと言われています。
この汗がマットレスや敷布団の内部に湿気として溜まるとカビやダニが繁殖する原因となり衛生的ではありません。
特に湿度の高い日本の夏場ではこの問題はさらに深刻になります。
マットレスの底面は空気が通りにくく湿気がこもりやすい場所。
通常のベッドフレームではマットレスと床板が密着しているため湿気の逃げ場がありません。
しかしすのこベッドは床板が板と板の間に隙間がある「すのこ状」になっています。
この隙間が空気の通り道となりマットレスの底面に常に新鮮な空気を循環させてくれるのです。
睡眠中にかいた汗による湿気は速やかに外部へ放出されマットレス内部を常にドライで清潔な状態に保ちます。
これによりカビの発生を強力に抑制しアレルギーの原因となるダニの繁殖も防ぐことができます。
これは小さなお子様がいるご家庭やアレルギー体質の方にとって非常に大きな安心材料となるでしょう。
当店ですのこベッドを購入されたお客様からは「以前のベッドで感じていたジメジメ感がなくなりカラッとして気持ち良い」「マットレスを干す手間が減って楽になった」といった喜びの声を数多くいただいております。
すのこベッドはまさに日本の気候に最適なベッドフレームであり健康的な睡眠環境を維持するための最もシンプルで効果的な解決策なのです。
一年中快適な睡眠環境をキープ
すのこベッドの優れた通気性は季節を問わず一年中快適な睡眠環境を提供してくれます。
湿気が多く寝苦しい夏場にはその効果を最も実感できるでしょう。
マットレスの下に熱や湿気がこもるのを防ぎ寝床内の温度と湿度の上昇を抑えてくれます。
これにより寝返りの回数が減り朝までぐっすりと深い眠りを維持しやすくなります。
エアコンや扇風機と併用することでより効果的に涼しく快適な環境を作り出すことが可能です。
一方で冬場のメリットも見逃せません。
冬は乾燥していると思われがちですが実は室内外の温度差によって窓や壁に結露が発生しやすい季節です。
同様にベッドの床と暖かい布団の間でも結露が発生しやすくマットレスの底面が湿ってしまうことがあります。
これがカビの原因となるのです。
すのこベッドであれば床との間に空気の層ができるため床からの冷気が直接マットレスに伝わるのを和らげ結露の発生を防ぎます。
また暖房によって暖められた室内の空気がベッドの下を循環することでマットレスを適度な温度に保ちヒヤッとした感触を軽減する効果も期待できます。
夏は湿気を逃がして涼しく冬は結露を防いで暖かく。
このようにすのこベッドは四季のある日本の環境において一年を通して睡眠の質を高めてくれる非常に優れた機能を備えています。
季節ごとに寝具の心配をすることなく常に安定した快適な寝床環境を手に入れることができる。
これもすのこベッドが長く愛され続ける大きな理由の一つと言えるでしょう。
質の高い睡眠は日中のパフォーマンスを向上させ心身の健康を維持するために不可欠です。
すのこベッドへの投資は一年を通じた快適な毎日への投資でもあるのです。
耐久性が高く長く使える安心感
ベッドは一度購入したら何年も使い続けるものだからこそ耐久性は非常に重要な選定基準です。
その点においてもすのこベッドは優れた選択肢と言えます。
すのこベッドの床板は一般的に桐や檜パイン材といった丈夫な天然木で作られています。
これらの木材は軽量でありながらもしっかりとした強度を持ち睡眠中の体の重さや寝返りの動きを確実に支えてくれます。
特にすのこの一枚一枚が厚く頑丈に作られているモデルや脚が太く安定感のあるデザインのものは耐荷重も高く大柄な方でも安心してお使いいただけます。
すのこ構造は荷重を分散させる効果もあります。
体重がかかった際にその力が一点に集中するのではなく複数のすのこ板とフレーム全体で受け止めるため特定の箇所への負担が軽減されベッドフレーム全体の寿命を延ばすことにつながるのです。
また先述した通気性の良さはフレーム自体の耐久性にも寄与します。
木材は湿気を吸うと膨張し乾燥すると収縮する性質がありこれを繰り返すことで歪みや割れが生じやすくなります。
すのこベッドは常にフレーム周りの湿度を低く保つことができるため木材の劣化を防ぎ長期間にわたって安定した品質を維持することが可能です。
当店で取り扱う国産の高品質なすのこベッドの中には長年の使用にも耐えうるよう職人が細部までこだわって作り上げた製品も多くあります。
適切なメンテナンスを行えば10年以上にわたって快適にお使いいただくことも決して珍しくありません。
高価な買い物だからこそ長く安心して使えるものを選びたい。
そんなお客様の思いに応える堅牢さと信頼性。
これもまた多くの人がすのこベッドを選ぶ大きな理由なのです。
一人暮らしにも二人暮らしにも最適なサイズ感
ベッド選びにおいてサイズは最も重要な要素の一つです。
部屋の広さや使う人の体格ライフスタイルによって最適なサイズは変わってきます。
その中でもセミダブルサイズ(幅約120cm)は非常に汎用性が高く様々な状況に対応できることから根強い人気を誇ります。
シングルサイズ(幅約100cm)では少し窮屈に感じるけれどダブルサイズ(幅約140cm)を置くほどのスペースはない。
そんな方にぴったりの絶妙なサイズ感。
一人暮らしなら贅沢な広さで快適な眠りを手に入れることができ二人暮らしならコンパクトながらも寄り添って眠る幸せを感じることができます。
ここではセミダブルサイズのすのこベッドがどのようにして多様なライフスタイルにフィットするのか具体的なシーンを想定しながらその魅力を深掘りしていきます。
これからの暮らしを豊かにする一台を見つけるためのヒントがここにあります。
一人暮らしで贅沢な寝心地を実現
一人暮らしの場合シングルサイズを選ぶ方が多いかもしれません。
しかしワンルームや1Kなど限られた居住空間であっても睡眠の質を最優先に考えるならセミダブルは非常に魅力的な選択肢となります。
幅120cmという広さはシングルサイズに比べて20cmの余裕があります。
このわずか20cmの差が睡眠の快適性を劇的に変えるのです。
大柄な男性でも手足を伸ばしてゆったりと眠ることができ寝返りを打ってもベッドから落ちる心配がありません。
両サイドに十分なスペースがあるため睡眠中に無意識に体の位置を調整しやすくリラックスした姿勢を保つことができます。
このゆとりは精神的な安心感にも繋がりより深い眠りへと誘ってくれるでしょう。
またベッドの上は眠るだけの場所ではありません。
休日にリラックスして本を読んだりタブレットで映画を観たり時には友人を招いて語らったりと多目的な空間としても活用できます。
セミダブルサイズであれば二人で腰掛けても十分な広さがありベッドがリビングのソファのような役割も果たしてくれます。
すのこベッドであれば通気性が良いため長時間ベッドの上で過ごしても湿気がこもりにくく快適です。
日々の暮らしの中心となる空間だからこそ寝る時も起きている時も快適に過ごせるセミダブルのすのこベッドは一人暮らしの質をワンランク上げてくれる贅沢なアイテムと言えるでしょう。
まさに自分だけの城自分だけのサンクチュアリを築くための最高のパートナーです。
二人暮らしの寝室をコンパクトに
カップルやご夫婦で新生活を始める際ダブルサイズを検討する方が多いですが寝室の広さによってはダブルベッドが大きな圧迫感を与えてしまうこともあります。
特に6畳程度の寝室ではダブルベッドを置くとクローゼットの扉が開けにくくなったりサイドテーブルを置くスペースがなくなったりと生活動線が窮屈になりがちです。
そんな時にセミダブルサイズが賢い選択肢となります。
ダブルサイズより幅が約20cmコンパクトなためベッド周りにゆとりが生まれ部屋全体をすっきりと見せることができます。
確保できたスペースにチェストやドレッサーを置いたり観葉植物を飾ったりとインテリアの自由度も高まります。
もちろん二人で眠るには少しタイトに感じるかもしれませんがその密着感が二人の親密さを深めてくれるという側面もあります。
特に小柄なカップルであれば問題なく快適に眠れるでしょう。
すのこベッドは構造上フレームのきしみ音がしにくいモデルも多いためパートナーの寝返りが気になりにくいというメリットもあります。
また二人分の湿気をしっかりと逃がしてくれるため衛生面でも安心です。
将来的に寝室が分かれることになったりあるいはより広い家に引っ越してダブルベッドを新たに購入した場合でもセミダブルベッドはゲスト用として活用したり一人用のベッドとして使い続けることができます。
限られた空間を有効活用しながら二人らしい快適な寝室を作りたい。
そんなカップルにとってセミダブルのすのこベッドはデザイン性と機能性そして将来性をも兼ね備えた非常に合理的な選択と言えるのです。
将来のライフスタイル変化にも対応
セミダブルサイズのすのこベッドが持つもう一つの大きな魅力はその対応力の高さです。
人生には就職や結婚出産子供の独立など様々なライフステージの変化が訪れます。
その変化に合わせて家具を全て買い替えるのは大変ですがセミダブルベッドは多くの場面で柔軟に対応することが可能です。
例えば現在は一人暮らしでセミダブルを広々と使っている方が将来的にパートナーと同居を始めることになったとします。
寝室の広さに限りがある場合でもセミダブルならそのまま二人用のベッドとして使い始めることができます。
逆に最初は二人で使っていたけれど子供が生まれて家族構成が変わり一人で寝るようになった場合でもセミダブルなら広すぎず狭すぎず快適な睡眠空間を確保できます。
また子供が成長して一人部屋を持つようになった際に親が使っていたセミダブルベッドを譲るというケースもよくあります。
シングルベッドではすぐに手狭になってしまう成長期の子供にとってもセミダブルなら長く使い続けることができます。
すのこベッドは耐久性が高くシンプルなデザインのものが多いため世代を超えて愛用されやすいという特徴もあります。
このようにセミダブルのすのこベッドは「今」の快適さだけでなく「未来」の暮らしの変化まで見据えることができる非常にコストパフォーマンスの高い投資と言えます。
一つの家具を大切に長く使い続けたいというサステナブルな考え方が広まる現代においてセミダブルベッドの持つ汎用性と耐久性は時代が求める価値観とも合致しているのです。
すのこベッドセミダブル フレームの種類と特徴
すのこベッドと一言で言ってもそのデザインや機能は多岐にわたります。
自分の好みや部屋の雰囲気に合わせて最適な一台を選ぶためにはフレームの種類とそれぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
セミダブルベッドは部屋の中でも存在感のある家具ですからフレームのデザイン一つで寝室の印象は大きく変わります。
開放感を重視するのか重厚感を求めるのか。
ベッド下のスペースをどう活用したいのか。
ここでは代表的なフレームの種類である「脚付きタイプ」「ロータイプ・フロアタイプ」そして「天然木フレーム」に焦点を当てそれぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
あなたの理想の寝室作りはここから始まります。
それぞれの特徴を比較検討し自分にぴったりのフレームを見つけましょう。
開放感を生む脚付きタイプ
脚付きタイプはすのこベッドの中で最もスタンダードで人気のあるデザインです。
ベッドフレームに4本またはそれ以上の脚が付いており床板が床から高い位置に持ち上げられているのが特徴です。
このデザインがもたらす最大のメリットはベッド下に空間が生まれることによる開放感です。
床面が見えることで視線が抜け部屋全体が広く感じられます。
特にセミダブルのような比較的大きなベッドでも圧迫感を軽減してくれる効果があります。
またこのベッド下の空間は実用的な面でも非常に優れています。
まずお掃除がしやすいという点が挙げられます。
掃除機やフローリングワイパーはもちろんお掃除ロボットもスムーズに入ることができるためベッドの下にホコリが溜まるのを防ぎ常に清潔な状態を保つことができます。
これはハウスダストに敏感な方にとって大きな利点です。
さらにこの空間を収納スペースとして有効活用することも可能です。
市販の収納ボックスやバスケットを利用すればオフシーズンの衣類や寝具などをすっきりと片付けることができます。
脚の高さが選べるモデルも多く収納したいものの大きさに合わせて最適な高さを選ぶと良いでしょう。
デザイン面ではシンプルで軽やかな印象を与えるものが多く北欧スタイルやナチュラルテイストのインテリアと非常に相性が良いです。
一方でベッドの高さがあるため小さなお子様がいるご家庭では落下のリスクに注意が必要です。
またベッド下を収納で埋め尽くしてしまうとせっかくの開放感が損なわれ通気性も若干低下する可能性がある点も覚えておきましょう。
部屋を広く見せるロータイプフロアタイプ
ロータイプやフロアタイプはベッド全体の高さを低く抑えたデザインのフレームです。
脚付きタイプとは対照的に床に近い位置で眠るスタイルで和室にも洋室にもマッチしやすいのが特徴です。
これらのタイプがもたらす最大のメリットは天井までの空間が広がることで得られる圧倒的な開放感です。
視線が低くなることで部屋全体が実際よりも広く感じられ特に天井が低い部屋やワンルームマンションなどで圧迫感をなくしたい場合に非常に効果的です。
フロアタイプはフレームの枠組みがなくすのこに直接マットレスを置くような構造で最も高さが低いスタイルです。
ロータイプは短い脚が付いているかフレーム自体に厚みがありフロアタイプよりは少しだけ高さがあります。
どちらのタイプもベッドへの乗り降りがしやすく布団に近い感覚で眠りたい方にもおすすめです。
また高さがないためベッドから落下した場合の怪我のリスクが低く小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心してお使いいただけます。
デザイン的にはモダンでスタイリッシュな印象を与えるものが多く洗練された寝室空間を演出したい方に人気です。
ただしデメリットとしてはベッド下に収納スペースがほとんどないか全くない点が挙げられます。
また床に近いため床面のホコリを吸い込みやすいと感じる方もいるかもしれません。
そのためこまめな掃除が推奨されます。
通気性に関しては脚付きタイプに比べると若干劣るもののすのこ構造であることに変わりはないため通常のベッドフレームよりは格段に優れています。
素材で選ぶ天然木フレームの魅力
すのこベッドのフレームには様々な素材が使われますが中でも根強い人気を誇るのが天然木を使用したフレームです。
天然木にはスチールや化粧板にはない独特の温かみと風合いがあり寝室をリラックスできる癒しの空間へと変えてくれます。
代表的な木材としてはパイン材(松)桐檜(ひのき)などが挙げられます。
パイン材は比較的安価で手に入りやすく明るい色合いと柔らかな木目が特徴です。
ナチュラルでカントリーな雰囲気を演出しやすく加工がしやすいためデザインのバリエーションも豊富です。
節(ふし)があるのも特徴で木の自然な表情を楽しむことができます。
桐は日本で古くからタンスなどの高級家具に使われてきた木材です。
非常に軽量で扱いやすく調湿性に優れているためすのこの素材として最適です。
湿気を吸ったり吐いたりしてベッド周りの湿度を一定に保つ働きがありカビの発生を抑制します。
熱伝導率が低いため夏は涼しく冬は暖かいという特徴もあります。
檜は言わずと知れた高級木材でその美しい木目と特有の芳香が魅力です。
檜の香りにはフィトンチッドという成分が含まれておりリラックス効果や抗菌・防虫効果があることで知られています。
まるで森林浴をしているかのような心地よさの中で眠りにつくことができます。
耐久性も非常に高く長く使い続けるほどに味わい深い色合いに変化していきます。
これらの天然木フレームは一つ一つ木目が異なり世界に一つだけのベッドという愛着も湧きます。
化学物質をほとんど含まないためシックハウス症候群の心配も少なく健康志向の方にもおすすめです。
収納付きで部屋を広く使うセミダブルベッド
居住空間が限られている日本の住宅事情において収納力は家具選びの重要なポイントです。
特に寝室は衣類や寝具などかさばるものが多く収納スペースの確保に悩む方も少なくありません。
そんな悩みを解決してくれるのが収納付きのすのこベッドです。
ベッド下のデッドスペースを有効活用することでチェストや収納棚を別途購入する必要がなくなり部屋全体をすっきりと広く使うことができます。
通気性の良いすのこ構造と大容量の収納スペースを両立させたこれらのベッドはまさに機能性と快適性を兼ね備えた理想的な選択肢と言えるでしょう。
ここでは代表的な収納タイプである「引き出し収納」「チェストタイプ」「跳ね上げタイプ」の3種類についてそれぞれの構造やメリット収納できるものの目安などを詳しく解説します。
あなたの荷物の量や部屋のレイアウトに最適な収納ベッドを見つけましょう。
便利な引き出し収納タイプ
引き出し収納タイプはベッド下の片側または両側に2杯から4杯程度の引き出しが付いている最もポピュラーな収納ベッドです。
日常的によく使う衣類や下着タオルなどを整理して収納するのに非常に便利です。
引き出しを開けるだけなので物の出し入れが簡単で衣替えの際もスムーズに行えます。
引き出しの構造にはキャスターが付いていてスムーズに動かせるタイプとBOX構造になっていて気密性が高くホコリが入りにくいタイプがあります。
BOX構造のものはフレーム自体がしっかりしているものが多く耐久性にも優れています。
引き出しの反対側も収納スペースとして使える製品が多くオフシーズンのラグやスーツケースなど普段あまり使わないものを収納しておくのに最適です。
ただし引き出しを最大限に引き出すためにはベッドの横に50cmから60cm程度のスペースが必要になります。
そのため部屋のレイアウトによっては壁や他の家具に干渉してしまい引き出しが開けられないというケースも考えられます。
購入前にはベッドを置く場所と引き出しを開ける方向そして必要なスペースをメジャーで正確に測っておくことが不可欠です。
また引き出し部分は床板がすのこではなく通常の板になっている場合が多いため通気性を重視する方は引き出しのない側やすのこ部分の構造をよく確認することをおすすめします。
デザインも豊富でヘッドボードに棚やコンセントが付いている機能的なモデルも多くあります。
大容量が魅力のチェストタイプ
チェストタイプは引き出し収納タイプをさらに進化させた大容量収納ベッドです。
その名の通りベッド下にタンス(チェスト)がまるごと収まったような構造で浅型や深型の引き出しが5杯以上組み合わさっているのが特徴です。
その収納力は驚くほど高くセミダブルサイズであればクローゼット一つ分に匹敵するほどの荷物を収納できるモデルもあります。
引き出しのサイズが異なるため下着や靴下などの小物から厚手のセーターやジーンズまで種類ごとに整理して収納することが可能です。
引き出しはスライドレールが付いているものが多く荷物がたくさん入っていてもスムーズに開閉できます。
引き出し収納タイプと同様に引き出しの反対側も長物収納スペースとして活用できるためスキー板やゴルフバッグといった趣味の道具を収納することもできます。
これ一台あれば部屋に余計な収納家具を置く必要がなくなり空間を最大限に広く使うことができます。
まさに「ベッドがクローゼットになる」という感覚です。
ただしその分フレームの高さが高くなる傾向にあります。
部屋に圧迫感を与えたくない方や小柄な方はベッドに乗り降りする際に少し高さが気になるかもしれません。
また引き出しを開けるためのスペースが必要な点も同様です。
しかしその圧倒的な収納力は物が多い方や収納スペースが少ない部屋に住んでいる方にとっては何物にも代えがたい大きなメリットとなるでしょう。
空間を有効活用する跳ね上げタイプ
跳ね上げタイプはベッドの床板部分がガス圧ダンパーの力で車のハッチバックのようにスムーズに開閉しベッド下全体が巨大な収納スペースになる画期的なベッドです。
引き出しのように手前にスペースを必要としないため壁際にぴったりとベッドを配置できるのが最大のメリット。
部屋のレイアウトの自由度が格段に高まります。
収納スペースは完全に隠れるため見た目も非常にすっきりしています。
収納容量は収納付きベッドの中でも最大級でスーツケースや布団来客用の寝具季節家電など大きくてかさばるものを丸ごと収納することができます。
床板を開けるだけで中身が一目瞭然なので奥にしまったものでも簡単に出し入れが可能です。
開閉の方向も縦開きと横開きがあり部屋の間取りや使い勝手に合わせて選ぶことができます。
例えばベッドの足元側にスペースがあるなら縦開きヘッドボード側しか開けられないなら横開きといった具合です。
ただし構造が複雑なため他の収納ベッドに比べて価格が高くなる傾向にあります。
またガス圧ダンパーは消耗品であり長年使用すると開閉がスムーズにいかなくなる可能性もゼロではありません。
しかしその利便性と収納力は非常に高く特にスペースが限られた都市部のマンションなどでは絶大な人気を誇ります。
ベッド周りにスペースはないけれど大容量の収納が欲しい。
そんな方に最適なのがこの跳ね上げタイプのすのこベッドなのです。
後悔しないためのチェックポイント
理想のセミダブルすのこベッドを見つけても購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまっては元も子もありません。
特にベッドのような大型家具は簡単に買い替えることができないため事前の確認が非常に重要になります。
長年ベッドを販売してきた経験からお客様が見落としがちなポイントや購入後に問題になりやすい点をいくつか見てきました。
ここではそんな失敗を防ぎ心から満足できる一台を選んでいただくために必ずチェックしてほしい3つの重要ポイントを具体的にお伝えします。
耐荷重やきしみ音といった品質に関わる部分から意外と見落としやすい搬入経路の問題まで購入ボタンを押す前にぜひ一度立ち止まって確認してみてください。
この一手間があなたの快適な睡眠生活を末永く保証します。
フレームの耐荷重を確認する
耐荷重とはそのベッドフレームがどれくらいの重さまで安全に支えることができるかを示す数値です。
これはベッドの安全性を確保する上で最も重要な指標の一つであり必ず確認しなければなりません。
特にセミダブルサイズを二人で使用する場合や体格の良い方が使用する場合には注意が必要です。
耐荷重の計算は「使用する人の体重の合計+マットレスの重さ+寝具(布団や枕など)の重さ」で考えます。
例えば体重70kgと50kgの二人で重さ20kgのマットレスを使う場合合計で140kgとなります。
この場合耐荷重が150kgのベッドであれば計算上は問題ありませんが余裕を持たせることを考えると200kg以上の耐荷重があるベッドを選ぶのが賢明です。
人は寝ている間に寝返りを打ちます。
その際には瞬間的に一部分に大きな負荷がかかるため静止耐荷重(静かに横になった場合の耐荷重)ぎりぎりの設計ではフレームのきしみや破損の原因となる可能性があります。
耐荷重が明記されていない製品や極端に安い海外製品の中には強度が不十分なものも存在するため注意が必要です。
一般的に脚が太く丈夫なものやフレームの構造がしっかりしているもの中央に補強用の脚が付いているものは耐荷重が高い傾向にあります。
当店で取り扱う製品は全て厳しい品質基準をクリアし耐荷重を明確に表示していますので安心してご検討いただけます。
長く安全に使い続けるためにもご自身の使い方に合った十分な耐荷重を持つベッドフレームを選んでください。
すのこの種類ときしみ音対策
すのこベッドの寝心地や耐久性を左右するのがすのこ板そのものの品質です。
すのこにはいくつかの種類がありそれぞれに特徴があります。
一般的なのは板状のすのこをはしごのように連結させた「床板すのこ」です。
これは通気性が良く比較的安価なモデルに多く採用されています。
より頑丈で寝心地が良いのが「LVL(Laminated Veneer Lumber)すのこ」です。
これは薄い木の板を繊維方向が互い違いになるように何層にも重ねて接着した合板で反りや割れに強く非常に高い強度を誇ります。
きしみ音も出にくいのが特徴です。
またすのこがロール式になっていてコンパクトに収納できるタイプや二つ折りにできるタイプもあり布団を干す際に便利です。
すのこベッドで気になるのが「きしみ音」です。
これは主に木材同士がこすれ合うことや接合部の緩みによって発生します。
きしみ音を軽減するためにはいくつかの対策が施された製品を選ぶのがおすすめです。
例えばすのこの裏に緩衝材となるフェルトが貼られているモデルはフレームとの摩擦音を効果的に防いでくれます。
またフレームの接合部が頑丈な金具でしっかりと固定されているかどうかも重要です。
購入後にきしみ音が気になる場合は接合部のネジを増し締めしたり摩擦が起きている部分にロウや専用のスプレーを塗布したりすることで改善する場合があります。
寝静まった夜にはわずかな音も気になるものです。
快適な眠りを妨げないためにもすのこの種類ときしみ音対策が施されているかどうかをチェックすることは非常に大切です。
搬入経路と設置スペースの確保
これはベッドに限らず大型家具全般に言えることですがお客様が最も見落としがちでかつトラブルになりやすいのが搬入経路の問題です。
せっかく気に入ったベッドを選んでも家の玄関や廊下階段を通らず部屋まで運べなければ意味がありません。
セミダブルベッドは梱包された状態だとかなりの大きさになります。
特にヘッドボードやサイドフレームは一体となっている場合が多く思った以上の長さや幅があります。
購入前には必ず商品の梱包サイズを確認しその梱包が問題なく通過できるか自宅の搬入経路(玄関ドアの幅と高さ廊下の幅曲がり角階段の幅と天井高エレベーターの入口サイズと内部の広さなど)をメジャーで採寸してください。
特にマンションのL字型に曲がった廊下や螺旋階段は注意が必要です。
採寸に不安がある場合はスマートフォンのAR(拡張現実)機能を使って実物大の家具を部屋に表示してみるのも一つの方法です。
またベッドを設置するスペースの確認も忘れてはいけません。
セミダブルベッドの一般的なサイズは幅120cm×長さ195cmですがデザインによってはフレームがマットレスよりも一回り大きいものもあります。
必ずフレームの外寸を確認し部屋に置いた際にクローゼットの扉や窓の開閉に干渉しないか生活動線が十分に確保できるかを確認しましょう。
収納付きベッドの場合は引き出しや跳ね上げの扉を開けるためのスペースも考慮に入れる必要があります。
これらの確認を怠ると追加の配送料や吊り上げ作業費が発生したり最悪の場合は返品せざるを得ない状況にもなりかねません。
事前の入念な確認がスムーズな設置と快適なベッドライフの第一歩です。
おしゃれなセミダブルすのこベッド実例集
機能性やサイズ感も大切ですが毎日使うベッドだからこそデザインにもこだわりたいものです。
セミダブルのすのこベッドは寝室の主役となる存在。
フレームの素材や色ヘッドボードのデザイン一つで部屋の雰囲気はがらりと変わります。
ここでは人気のインテリアスタイルに合わせて当店で取り扱うおしゃれなセミダブルすのこベッドのコーディネート実例をいくつかご紹介します。
木の温もりを感じるナチュラルテイストから洗練されたモダンテイスト明るく清潔感のあるホワイトインテリアまであなたの理想の寝室作りのヒントがきっと見つかるはずです。
ぜひご自身の好みやお手持ちの家具との相性を想像しながらご覧ください。
ナチュラルテイストで癒しの空間を演出
木の温もりを活かしたナチュラルテイストは心からリラックスできる癒しの寝室を作りたい方に最も人気のスタイルです。
このスタイルにはパイン材やアッシュ材オーク材など明るい色味の天然木を使用したすのこベッドが最適です。
特に無垢材のフレームは木目や節がそのまま活かされており自然の息吹を感じさせてくれます。
ヘッドボードはシンプルなパネルタイプや抜け感のある格子デザインのものを選ぶと圧迫感がなく軽やかな印象になります。
リネンやコットンなど自然素材のファブリックとの相性も抜群です。
ベッドカバーやクッションにアースカラー(ベージュグリーンブラウンなど)を取り入れると統一感が生まれます。
ベッドサイドには小さな観葉植物を置いたりラタン素材のサイドテーブルを合わせたりするのも素敵です。
照明は暖色系の柔らかな光の間接照明を選ぶとよりリラックス効果が高まります。
例えばヘッドボードに棚が付いているタイプならそこにクリップライトを取り付けたり小さなアロマディフューザーを置いたりするのも良いでしょう。
床がフローリングであればベッドの下にジュートやウール素材のラグを敷くと温かみがプラスされ空間に奥行きが生まれます。
ナチュラルテイストの寝室はまるで森の中にいるような穏やかな気持ちにさせてくれます。
一日の終わりに心と体をリセットし質の高い睡眠へと誘ってくれるそんな癒しの空間をセミダブルのすのこベッドで作り上げてみてはいかがでしょうか。
モダンでシックな寝室コーディネート
ホテルのような洗練された空間を目指すならモダンでシックなテイストがおすすめです。
このスタイルには直線的でシャープなデザインのすのこベッドがよく合います。
フレームの色はウォルナットブラウンのような深みのあるダークカラーやスタイリッシュなブラックグレーを選ぶと空間全体が引き締まります。
素材は木材だけでなくスチールなどの異素材を組み合わせたフレームもモダンな雰囲気を高めてくれます。
ヘッドボードはレザー調のクッションが付いたものや間接照明が組み込まれたものを選ぶと高級感が一層増します。
寝具はモノトーン(白黒グレー)を基調にすると都会的で落ち着いた印象になります。
そこにアクセントとしてネイビーやボルドーといった深みのある色のクッションやスローケットを一つ加えると空間に彩りと奥行きが生まれます。
ベッドサイドにはガラスやスチール素材のサイドテーブルを置きデザイン性の高いテーブルランプをシンメトリーに配置するとホテルライクな雰囲気が完成します。
壁には抽象的なアートパネルを飾ったり大きな姿見を置いたりして生活感を抑えるのがポイントです。
ロータイプのすのこベッドを選ぶと天井が高く見えより開放的でラグジュアリーな空間を演出できます。
無駄なものを削ぎ落とし上質なものだけを厳選して配置する。
そんなミニマルで洗練されたモダンな寝室で過ごす時間は日々の喧騒を忘れさせてくれる特別なひとときとなるでしょう。
ホワイトフレームで明るく清潔感のある部屋に
清潔感があり明るく広々とした寝室を作りたいならホワイトフレームのすのこベッドが最適です。
白は膨張色なので部屋を広く見せる効果がありどんな色とも合わせやすい万能カラーです。
フレンチカントリー風の可愛らしい部屋からシンプルでミニマルな空間まで幅広いインテリアスタイルに対応できます。
例えば曲線的なデザインや装飾が施されたホワイトフレームのベッドならロマンチックでフェミニンな雰囲気に。
シンプルな直線デザインのフレームなら北欧モダンや韓国風インテリアにもしっくり馴染みます。
ホワイトフレームのベッドを基調に壁紙やカーテン寝具に淡いパステルカラー(ピンクやブルーミントグリーンなど)を取り入れると優しく柔らかな印象の部屋になります。
逆にカーテンやラグにグレーやブラックといった締め色を使うとメリハリの効いたスタイリッシュな空間に仕上がります。
木製のホワイトフレームはうっすらと木目が見えるアンティーク調の塗装が施されているものもありナチュラルな温かみも感じさせてくれます。
白は汚れが目立ちやすいという側面もありますがその分こまめに掃除をする習慣がつき常に清潔な環境を保ちやすいというメリットもあります。
日光が差し込む明るい白い寝室で目覚める朝はとても清々しいものです。
新しい一日を爽やかな気持ちでスタートさせてくれるホワイトフレームのセミダブルすのこベッドは心身ともにクリーンな毎日をサポートしてくれるでしょう。
店主のつぶやき すのこベッドセミダブルの賢い選び方 快適な寝室作りを徹底解説
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・ベッドサイズ
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すのこベッドセミダブルの賢い選び方 快適な寝室作りを徹底解説