ショートベッドの収納力徹底比較 跳ね上げ式なら布団も入る


こんにちは ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
「部屋が狭いから収納家具を置くスペースがない」。
これはショートベッドを検討されるお客様から最も多く寄せられるお悩みの一つです。
そんなお悩みを一挙に解決するのがベッドと収納が一体化した「収納付きショートベッド」。
しかし収納ベッドと一言で言ってもその種類は様々です。
特に圧倒的な収納力を誇る「跳ね上げ式」から定番の「チェストタイプ」まで
何がどう違うのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事ではそれぞれの収納タイプの特徴とメリットデメリットを徹底比較し
あなたの暮らしに最適な一台を見つけるための秘訣を私の経験の全てを懸けてお伝えします。

跳ね上げ式ショートベッドの驚きの収納量

収納付きベッドの中でも最大級の収納力を誇るのが「跳ね上げ式」です。
その名の通りベッドの床板部分がガス圧の力でスムーズに持ち上がり
ベッド下がまるごと巨大な収納スペースになるという画期的な構造です。

ベッド下がまるごとクローゼットになる大容量

跳ね上げ式ショートベッドの最大の魅力はなんといってもその圧倒的な収納量です。
ベッドの床下面積がそっくりそのまま収納スペースになるため
まるで部屋に床下収納やクローゼットがもう一つ増えたかのような感覚です。
ここにどれだけの物がしまえるか想像してみてください。
例えば季節外れの布団や毛布お客様用の来客布団一式。
大きくて置き場所に困るスーツケースやゴルフバッグなどのトラベル用品や趣味の道具。
扇風機やヒーターといったシーズンオフの家電製品。
あるいは普段あまり使わないけれど捨てられない思い出の品々やアルバム。
こうした長物やかさばる物をすべて飲み込んでくれるのが跳ね上げ式ベッドの実力です。
収納家具を新たに購入する必要がなくなるため
結果的に部屋を広くすっきりと使うことができます。
特にショートベッドを選ぶようなコンパクトなお部屋では
この大容量収納がもたらす恩恵は計り知れません。
まさに収納の悩みを根本から解決する最終兵器と言えるでしょう。

開閉が楽なガス圧ダンパーの仕組み

「マットレスを乗せたまま持ち上げるなんて大変そう」と思われるかもしれません。
しかしその心配は全く不要です。
跳ね上げ式ベッドには自動車のハッチバックドアなどにも使われている「ガス圧ダンパー」という部品が組み込まれています。
このダンパーが強力なガスの力でバネのように働き
重い床板とマットレスを驚くほど軽い力で持ち上げてくれるのです。
女性の方や力の弱い方でも指一本で開閉できると言われるほどスムーズな操作性を実現しています。
閉める時もガス圧がブレーキの役割を果たしゆっくりと安全に閉まるので
手を挟んだりする危険もありません。
この手軽さがあるからこそ毎日のように開け閉めするのも苦にならず
日常的に使う物の収納場所としても気兼ねなく活用できます。
ただの巨大な物置ではなく「使える収納」であること。
それを実現しているのがこのガス圧ダンパーという技術なのです。
品質の良いダンパーは長年の使用にも耐える高い耐久性を持っています。
特に国産の高品質なダンパーを使用したモデルは
安心して長くお使いいただけるのでおすすめです。

縦開きと横開きの上手な選び方

跳ね上げ式ベッドには床板が開く方向によって「縦開き」と「横開き」の2つのタイプがあります。
どちらを選ぶかはお部屋のレイアウトや使い方によって決めるのが良いでしょう。
「縦開き」はベッドの足元側から頭側に向かって開くタイプです。
ベッドのサイドに壁や他の家具があってスペースに余裕がない場合に最適です。
ベッドの足元側に1メートルほどのスペースがあれば開閉も物の出し入れも問題なく行えます。
収納スペースの奥まで見渡しやすいというメリットもあります。
一方「横開き」はベッドの長辺側が横に開くタイプです。
ベッドの片側サイドに十分なスペースがある場合に選びます。
縦開きに比べて開閉のストロークが短くて済むため
天井が低い部屋やベッドの近くに照明器具がある場合でも安心です。
またベッドの横に立ったまま楽な姿勢で物の出し入れができるので
頻繁に使う物を収納するのに向いています。
お部屋のどこにベッドを配置するか
ベッドの周りにどれくらいのスペースがあるか
そして何を収納したいかをよく考えて
ご自身のライフスタイルに合った開閉方向を選んでください。
正しいタイプを選べば跳ね上げ式ベッドの利便性はさらに向上します。

チェストタイプと引き出し収納 どちらを選ぶべきか

跳ね上げ式ほどの収納量は必要ないけれど
衣類や小物を整理できる収納が欲しいという方には
引き出しの付いたタイプがおすすめです。
これにも「チェストタイプ」と「引き出し収納タイプ」があり特徴が異なります。

タンスが丸ごと入ったチェストベッドの魅力

「チェストベッド」とはその名の通りベッドフレーム自体が
整理タンス(チェスト)の構造になっているベッドのことです。
大小様々なサイズの引き出しが何杯も付いているのが特徴で
その収納力は一般的な引き出し収納ベッドを遥かに凌ぎます。
例えば深さのある大きな引き出しには厚手のセーターやジーンズといった衣類をたっぷり収納できます。
一方浅めの小さな引き出しには下着や靴下ハンカチといった小物を
きれいに整理して収納するのに最適です。
まさにベッドとタンスを一つにまとめた家具であり
これ一台あれば洋服タンスが不要になるほどの収納力を誇ります。
またチェストベッドの多くは引き出し部分が
密閉性の高い箱型の「ボックス構造」になっています。
これによりホコリが内部に入りにくく大切な衣類を清潔に保管できるという大きなメリットがあります。
フレーム自体の強度も高くきしみ音などがしにくい頑丈な作りも魅力です。
衣類や小物の整理整頓に特化した高い収納力を求める方には
チェストベッドが断然おすすめです。

手軽でシンプルな引き出し収納タイプ

「引き出し収納タイプ」はチェストベッドをよりシンプルにした構造のベッドです。
一般的にはベッドの片側あるいは両側に2杯程度の引き出しが付いています。
チェストベッドほどの収納力はありませんが
Tシャツやパジャマなど日常的によく使う衣類を収納するには十分な容量です。
このタイプのメリットはその手軽さと価格にあります。
構造がシンプルな分チェストベッドや跳ね上げ式ベッドに比べて
価格がリーズナブルな製品が多くなっています。
収納付きベッドを初めて使う方やコストを抑えたい方にとっては嬉しいポイントです。
ただし注意点もあります。
安価なモデルの中には引き出しの密閉性が低くホコリが入りやすいものや
引き出しの奥側がオープンスペースになっていて物が置きにくいものもあります。
また引き出しにはキャスターが付いているだけの簡易的な作りのものも多く
あまり重いものを入れると開閉がしにくくなる場合があります。
あくまでも日常的な小物を収納するための補助的な収納と考えるのが良いでしょう。
最低限の収納があれば十分という方や
とにかく手軽に収納付きベッドを導入したいという方に向いています。

目的別どちらがあなたに合っているか

チェストベッドと引き出し収納タイプどちらを選ぶべきか迷ったら
ご自身の「収納の目的」を考えてみましょう。
もしあなたが「部屋にあるタンスをなくして衣類をすべてベッドに収納したい」
「ホコリを気にせず清潔に衣類を保管したい」と考えているのであれば
選ぶべきは間違いなく「チェストベッド」です。
初期投資は少し高くなりますがその高い収納力と機能性で
お部屋全体がすっきりと片付き長期的に見て満足度は高いはずです。
一方で「クローゼットだけでは少し収納が足りないから補助的な収納が欲しい」
「よく使うパジャマや下着類をサッと取り出せる場所が欲しい」
「できるだけコストを抑えたい」という目的であれば
「引き出し収納タイプ」が適しています。
大げさな収納は必要ないけれどちょっとした収納スペースが暮らしを便利にしてくれる
そんなニーズに応えてくれます。
収納力と機能性をとるか手軽さと価格をとるか。
それぞれのメリットデメリットをよく理解した上で
ご自身のライフスタイルと予算に合った最適な一台を選んでください。
それが後悔しない収納ベッド選びのコツです。

収納スペースを最大限に活用するコツ

大容量の収納スペースもただ物を詰め込むだけでは宝の持ち腐れです。
空間を無駄なくそして使いやすく活用するための
ちょっとしたコツをベッド一筋17年の私から伝授します。

収納ボックスや仕切りで整理整頓

跳ね上げ式ベッドのような大きな収納スペースは
そのまま使うと内部で物がごちゃごちゃになってしまいがちです。
そこで活躍するのが収納ボックスやケースです。
同じ種類の物をまとめてボックスに入れれば
どこに何があるか一目瞭然になります。
中身が見える透明なケースや
ラベルを貼ったボックスを使うとさらに分かりやすいでしょう。
衣類は立てて収納すると一覧性が高まり取り出しやすくなります。
チェストタイプの引き出しの中も同様です。
下着や靴下などの小物は小さな仕切りケースを使って
カテゴリーごとに分けると迷子になりません。
100円ショップなどで手に入る安価なものでも十分に役立ちます。
このように空間を細かく区切って物の「住所」を決めてあげること。
これが使いやすい収納を作るための第一歩です。
スペースを立体的に使うことも意識しましょう。
平積みするだけでなく重ねられる収納ボックスなどを活用すれば
収納力はさらにアップします。

衣替えと連動させるシーズナル収納術

大容量のベッド下収納は季節物の保管場所として最適です。
年に2回の衣替えのタイミングでベッド下収納の中身も入れ替える
「シーズナル収納術」をぜひ実践してみてください。
例えば夏の間は冬物の厚手のコートやセーター
毛布や羽毛布団などをベッド下に収納します。
これらは普段使うクローゼットや押し入れを大きく占領する物なので
ベッド下に移動させるだけで日常の収納スペースに大きなゆとりが生まれます。
そして冬になったら今度は夏物の薄手の衣類やタオルケット
扇風機などをベッド下にしまい冬物と入れ替えます。
このローテーションを習慣化することで
クローゼットの中は常にそのシーズンに着る服だけになり
毎日の服選びがとても楽になります。
布団などの布製品を長期間保管する際は
圧縮袋を使うとさらにコンパクトに収納でき湿気や虫からも守れます。
防虫剤や除湿剤を一緒に入れておくとより安心です。
ベッド下収納を「季節の物置」として上手に活用することで
一年を通して快適で整頓された暮らしが実現します。

詰め込みすぎはNG 定期的な見直しを

大容量の収納があるとつい何でもかんでも詰め込んでしまいがちです。
しかし「収納スペースが満杯=物が片付いている」というわけではありません。
詰め込みすぎは収納の使い勝手を悪くするだけでなく
収納している物やベッド自体を傷める原因にもなります。
引き出しに物を詰め込みすぎると重さで開閉がしにくくなったり
底板が抜けたりすることがあります。
跳ね上げ式の場合も容量を超えて物を詰め込むと
床板がきちんと閉まらなくなったりガス圧ダンパーに負担がかかったりします。
大切なのは定期的に中身を見直すことです。
衣替えのタイミングなどを利用して「この1年間使わなかった物」は
思い切って処分することを検討しましょう。
「一つ買ったら一つ手放す」というルールを決めるのも効果的です。
収納スペースには常に8割程度の収納を心がけ
少しの「ゆとり」を残しておくのが理想です。
このゆとりがあることで物の出し入れがスムーズになり
空気の通り道ができて湿気がこもるのを防ぐ効果もあります。
収納はただ物を隠す場所ではありません。
あなたの暮らしを快適にするための機能的な空間です。
上手な整理整頓と定期的な見直しで
その価値を最大限に引き出してあげてください。

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