二人暮らしを始める皆様こんにちは。
ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
新生活への期待に胸を膨らませるお二人にとってベッド選びは最初の大切な共同作業ですね。
ダブルベッドは二人の時間を象徴する大切な家具です。
しかしサイズや機能素材など選ぶべき点が多くて悩んでしまう方も少なくありません。
このコラムでは17年以上ベッドと向き合ってきた私がお二人の生活にぴったりの一台を見つけるためのポイントを余すところなくお伝えします。
後悔しないベッド選びで最高のスタートを切りましょう。
新婚・同棲でダブルベッドを選ぶ時の大切なポイント
新しい生活のスタートをきるお二人にとってベッド選びはとても重要なイベントです。
見た目のおしゃれさだけで選んでしまうと後で後悔することもあります。
ここではまずお二人が快適な毎日を送るために最低限チェックしてほしいポイントを3つご紹介します。
寝室の広さや二人の体格そしてお部屋での過ごし方。
これらをしっかり話し合うことが失敗しないベッド選びの第一歩です。
さあメジャーを片手にお二人の理想の寝室作りを始めましょう。
まずは二人で寝室のサイズを測ろう
ベッド選びで最も基本的なことはお部屋のサイズを正確に把握することです。
特にダブルベッドは存在感が大きい家具ですからここに失敗は許されません。
まずはお部屋の縦と横の長さをしっかり測りましょう。
そして忘れてはいけないのがドアやクローゼットの位置です。
ドアが開くためのスペースは確保できていますか。
クローゼットの扉がベッドにぶつかって開かないなんてことは避けたいですよね。
さらに窓の位置も重要です。
ベッドを置くことで窓が半分隠れてしまうと部屋が暗く感じられますし換気もしにくくなります。
コンセントの位置も確認しておくと後々スマートフォンを充電する際に便利です。
メジャーで測った数値を簡単な間取り図に書き出してみることを強くおすすめします。
そこにダブルベッドのおおよそのサイズ幅約140cm長さ約195cmを書き入れてみてください。
そうするとベッド以外のスペースがどれくらい残るか視覚的に理解できます。
通路として最低でも50cmから60cmは確保したいところです。
このスペースがないと部屋の移動がストレスになりますし掃除も大変です。
二人で実際にそのスペースを歩くシミュレーションをしてみるのも良い方法です。
お部屋にぴったり収まるだけでなく快適な生活動線までイメージすることが大切なのです。
ダブルサイズは本当に二人で十分か
ダブルベッドは二人用として定番のサイズですが本当にそれで十分かどうかは一度立ち止まって考える必要があります。
ダブルベッドの幅は約140cmです。
これはシングルベッド約100cmとセミダブルベッド約120cmの間に位置します。
単純に計算すると一人当たりのスペースは70cmとなります。
これは一般的なシングルの敷布団よりも狭いスペースです。
もしお二人が共に小柄で寝返りも少ないタイプなら問題ないかもしれません。
しかしどちらかが大柄であったり寝返りをよくうつ方だったりすると夜中にお互いの動きが気になって睡眠の質が下がる可能性があります。
特に夏場は肌が触れ合うと暑く感じて寝苦しいという声もよく聞きます。
もし寝室のスペースに余裕があるのならクイーンサイズ幅約160cmも検討してみることをおすすめします。
幅が20cm広がるだけで一人当たりのスペースは80cmとなりゆったり感が格段に増します。
価格は少し上がりますが毎日の快適な睡眠への投資と考えれば決して高くはありません。
またシーツなどの寝具類もクイーンサイズは豊富にありますので選択肢に困ることもないでしょう。
お店で実際にダブルベッドとクイーンベッドに二人で横になってみるのが一番です。
その広さの違いを肌で感じてみてください。
お互いがストレスなく手足を伸ばせるか寝返りをうってもぶつからないかを確認することが大切です。
ベッドの高さが生活動線を左右する
ベッドフレームを選ぶ際に見落としがちなのが「高さ」です。
ベッドの高さはお部屋の印象だけでなく日々の暮らしやすさに大きく影響します。
例えば床からの高さが低いロータイプのベッド。
これはお部屋に圧迫感を与えず空間を広く見せる効果があります。
天井が低いお部屋やワンルームにお住まいの方には特におすすめです。
また床に近いので小さなお子様がいるご家庭でも落下の心配が少なく安心です。
一方でデメリットもあります。
床に近い分ほこりを吸い込みやすいことやベッド下のお掃除がしにくい点が挙げられます。
ベッドから立ち上がる際に膝や腰に負担がかかるという声も聞きます。
逆に標準的な高さや少し高めの脚付きタイプのベッド。
これはベッド下に収納スペースを確保できるのが最大の魅力です。
収納ケースを置いたり普段使わない季節物をしまったりとお部屋を有効活用できます。
お掃除ロボットがスムーズに通れる高さのものを選ぶと日々の掃除が格段に楽になります。
立ち上がりやすいというメリットもありますね。
ただし高さがある分お部屋に圧迫感を与えてしまう可能性も考慮しなければなりません。
お二人のライフスタイルを想像してみてください。
ベッドに腰掛けてテレビを見たり本を読んだりすることが多いですか。
それともベッドは純粋に寝るだけの場所ですか。
お部屋の広さや収納の必要性そしてお二人の過ごし方を総合的に考えて最適な高さを選ぶことが満足度を高める鍵となります。
二人の睡眠スタイルに合うフレーム素材の選び方
ベッドフレームの素材はお部屋の雰囲気を決めるだけでなく寝心地や耐久性にも関わってきます。
毎日体を預けるものだからこそ素材の特性を理解してお二人の価値観に合ったものを選びたいですよね。
温かみのある空間が好きかそれともシャープでモダンな雰囲気が好みか。
お手入れの手軽さを重視するか経年変化を楽しみたいか。
ここでは代表的なフレームの素材を3種類ご紹介します。
それぞれのメリットとデメリットを知ることでお二人の理想の寝室にまた一歩近づくはずです。
温かみのある木製フレームの特徴
木製フレームはベッドフレームの中で最も人気があり種類も豊富です。
その最大の魅力はなんといっても天然木ならではの温かみと安らぎ感でしょう。
木目や色合いは一つとして同じものがなく使い込むほどに味わいが増していきます。
ナチュラルテイストや北欧風カントリー調など様々なインテリアに合わせやすいのも人気の理由です。
木の種類によっても特徴は大きく異なります。
例えばパイン材は比較的安価で加工しやすく明るく柔らかな雰囲気が魅力です。
節が多くナチュラルな風合いを楽しめます。
一方で傷がつきやすいという側面もあります。
ヒノキやスギといった国産材は独特の香りにリラックス効果があると言われています。
また調湿効果や防虫効果も期待できるため湿気の多い日本の気候に適した素材です。
ウォールナットやチェリーといった高級木材は重厚感があり落ち着いた大人の寝室を演出します。
耐久性が高く美しい木目が特徴ですがその分価格は高価になります。
木製フレームを選ぶ際は表面の仕上げにも注目しましょう。
オイル仕上げは木の呼吸を妨げず自然な風合いを保ちますが定期的なメンテナンスが必要です。
ウレタン塗装は表面を硬い塗膜で覆うため傷や汚れに強くお手入れが簡単です。
お二人のインテリアの好みやお手入れに対する考え方を話し合って最適な木製フレームを見つけてください。
モダンな雰囲気のスチールフレーム
スチールやアイアンといった金属製のフレームはシャープで洗練された印象を与えます。
インダストリアルデザインやモダンスタイルの寝室を目指すお二人には最適な選択肢でしょう。
黒いスチールフレームは空間を引き締め白い壁とのコントラストが非常におしゃれです。
華奢なデザインのものであれば圧迫感が少なくお部屋を広く見せる効果も期待できます。
スチールフレームのメリットはデザイン性の高さだけではありません。
木製に比べて比較的安価なものが多くて軽いため模様替えや引っ越しの際の移動が楽という利点があります。
またカビやダニが発生しにくい衛生的な素材であることも嬉しいポイントです。
ただしデメリットも理解しておく必要があります。
まず金属製なので冬場に触れるとひんやりと感じることがあります。
また長年使っていると接合部のネジが緩みきしみ音が発生する場合があります。
これは定期的にネジを締め直すことで解消できることが多いです。
デザインによってはヘッドボードやフットボードの隙間から物が落ちやすいという点も考慮しておきましょう。
スチールフレームはデザインの幅が非常に広いです。
シンプルなパイプを組み合わせたミニマルなデザインから曲線的で装飾性の高いロマンティックなデザインまで様々です。
お部屋のテイストに合わせて選ぶ楽しみがありますね。
耐久性が高く飽きのこないデザインを選べば長く愛用できるパートナーになります。
高級感を演出するレザーやファブリック
ヘッドボードにレザーや布地を張ったタイプのフレームは寝室に高級感とくつろぎをもたらします。
まるでホテルのような上質な空間で眠りたいと願うお二人にぴったりです。
ヘッドボードがクッション代わりになるためベッドの上で読書をしたり映画を見たりする際に背中をもたれても痛くありません。
リラックスタイムを重視するカップルには最高の選択です。
素材には大きく分けてレザーとファブリックがあります。
レザー調のフレームは主に合成皮革PUレザーが使われます。
本革のような重厚な質感でありながら比較的安価で撥水性が高いためお手入れが簡単なのが魅力です。
飲み物をこぼしてもさっと拭き取れます。
カラーはブラックやホワイトダークブラウンなどが人気でシックでモダンな寝室を演出します。
一方で通気性があまり良くないため夏場は少し蒸れを感じるかもしれません。
ファブリック製のフレームは布ならではの優しい手触りと豊富なカラーバリエーションが特徴です。
ナチュラルなベージュやグレーからアクセントになるような鮮やかな色までインテリアに合わせて自由に選べます。
肌触りが良く冬でもひんやりしないのが嬉しいですね。
ただし汚れが染み込みやすいというデメリットがあります。
カバーが取り外して洗えるタイプのものを選ぶと清潔に保てて安心です。
どちらの素材も寝室の主役になる存在感があります。
将来を考えて選ぶべきダブルベッドの機能性とは
ベッドは一度購入すると長く使う家具です。
だからこそ今の快適さだけでなく数年後のお二人の生活まで見据えて選ぶことが賢明です。
例えば今は二人暮らしでも将来的に家族が増える可能性はありますか。
お部屋の収納は足りていますか。
寝る前にベッドでどんな風に過ごしたいですか。
ここではお二人の未来を豊かにする便利な機能についてご紹介します。
これらの機能があるかないかで日々の暮らしの快適さは大きく変わってくるはずです。
圧倒的な収納力を持つ収納付きベッド
特に都市部のマンションなどでは収納スペースの確保が大きな課題となります。
そこでおすすめしたいのがベッド下を有効活用できる収納付きベッドです。
ベッドは寝室で最も大きな面積を占める家具。
その下のデッドスペースを収納に変えられるのは非常に合理的です。
収納付きベッドには大きく分けて「引き出しタイプ」と「跳ね上げタイプ」があります。
引き出しタイプはベッドの片側または両側に2杯から4杯程度の引き出しが付いているものです。
衣類やリネン類など日常的に使うものを整理して入れておくのに便利です。
引き出しを引き出すためのスペースがお部屋に必要なので購入前に必ず確認しましょう。
一方跳ね上げタイプは床板をガス圧の力で持ち上げてベッド下全体を巨大な収納スペースとして使うものです。
スーツケースや季節物の家電布団など大きくてかさばるものを丸ごと収納できます。
収納力は圧倒的でお部屋にクローゼットが一つ増えたような感覚です。
引き出しスペースが不要なためベッドの周りに余裕がないお部屋にも設置できます。
ただし構造が複雑な分価格は高めになります。
どちらのタイプを選ぶにせよお部屋の収納力が格段にアップすることは間違いありません。
お部屋がすっきりと片付くことで心にもゆとりが生まれます。
二人分の荷物をどう整理するかという新生活の悩みをスマートに解決してくれる賢い選択です。
家族が増えても使える連結機能
新婚のお二人にとって今はまだ先の話かもしれませんが将来お子様が生まれて家族が増える可能性も考えておくとベッド選びの幅が広がります。
そこでおすすめなのが「連結機能」を持つベッドフレームです。
これは同じシリーズのベッドを2台ぴったりとくっつけて隙間なく連結できる機能のことです。
例えば今はダブルベッドを1台で使い将来お子様が生まれたらシングルベッドを買い足して連結し大きなファミリーベッドとして使うことができます。
ダブルとシングルを合わせると幅240cmのワイドキングサイズになり親子3人で川の字になってゆったり眠れます。
子供が自分の部屋で寝るようになったらまた分割して夫婦のベッドと子供用のベッドとしてそれぞれ使うことも可能です。
家族の成長に合わせて柔軟に形を変えられるのは非常に経済的で合理的です。
連結タイプのベッドを選ぶ際は連結金具がしっかりしていてベッド同士がずれたり隙間ができたりしないかを確認することが重要です。
また2台のマットレスの間にできるわずかな隙間や段差が気になる場合は専用のすきまパッドを使うと快適さがアップします。
初めから将来を見据えて連結タイプのダブルベッドを選んでおく。
それは家族の歴史と共に変化し長く寄り添ってくれる賢い投資と言えるでしょう。
二人だけの時間も家族で過ごす時間も大切にしたいそんなお二人に最適な選択です。
便利な宮棚やコンセントの重要性
眠る前のひとときは一日の中でも特にリラックスできる時間です。
そんな時間をより快適にしてくれるのがヘッドボードに付いた「宮棚」や「コンセント」です。
宮棚とはヘッドボードにあるちょっとした棚のこと。
ここに目覚まし時計や眼鏡スマートフォンなどを置いておけば寝る直前まで使ったり朝起きてすぐに手に取ったりできて非常に便利です。
お気に入りのアロマディフューザーや小さな観葉植物を飾って癒しの空間を演出するのも素敵ですね。
最近ではスマートフォンやタブレットを立てかけられる溝が付いたデザインも人気です。
そして今や必須とも言えるのがコンセント機能。
枕元でスマートフォンを充電しながら眠るという方は非常に多いでしょう。
延長コードをベッド周りに這わせるのは見た目も悪いですし足を引っかける危険もあります。
ヘッドボードにコンセントが備わっていればそんな悩みも一気に解決です。
充電ケーブルがすっきりまとまり安全で快適な充電環境が手に入ります。
さらに照明付きの宮棚もおすすめです。
夜中に少し明かりが欲しい時にわざわざ部屋の電気をつけなくても手元でさっと点灯できます。
隣で眠るパートナーを起こさずに済みますし常夜灯代わりにもなって安心です。
これらの機能は小さなことに思えるかもしれませんが日々の暮らしの中で「あってよかった」と実感する場面が必ず訪れます。
お二人のベッドタイムをより豊かで便利なものにするためにぜひ宮棚やコンセントの有無にも注目してみてください。
予算別おすすめダブルベッドフレームとおしゃれな寝室例
ここまでダブルベッド選びの様々なポイントを見てきましたがやはり気になるのは「予算」ですよね。
二人にとって満足できるベッドを選びたいけれど新生活は何かと物入り。
賢く予算を立てて最適な一台を見つけたいものです。
ここでは予算別にどのようなベッドが選べるのかそしてどんな寝室が作れるのか具体的な例を挙げてご紹介します。
お二人の理想と予算のバランスを見つけるための参考にしてください。
予算5万円以下で探すコスパ最強ベッド
予算5万円以下でダブルベッドを探す場合シンプルでコストパフォーマンスに優れたモデルが中心となります。
この価格帯で最も一般的なのはすのこタイプの脚付きベッドフレームです。
素材はパイン材などの比較的安価な木材や丈夫なスチール製が多く見られます。
余計な装飾がないミニマルなデザインはどんなお部屋にも合わせやすく自分たちの好きな寝具やクッションで個性を出しやすいというメリットがあります。
ヘッドレスタイプを選べばさらに価格を抑えられお部屋に圧迫感を与えません。
壁にファブリックパネルを飾ったり好きなポスターを貼ったりしてヘッドボード代わりにするのもおしゃれなアイデアです。
収納機能は付いていないことが多いですがベッド下の高さがあるものを選べば市販の収納ボックスを置いてスペースを有効活用できます。
この価格帯でも通気性の良いすのこ仕様のものは多く日本の気候でも安心して使えます。
組み立ては自分たちで行うセルフビルドが基本となりますが二人で協力すればきっと楽しい思い出になるはずです。
浮いた予算でマットレスや寝具のグレードを上げるというのも賢い選択です。
シンプルながらも基本性能はしっかり押さえたベッドを選びお二人らしい工夫でおしゃれな寝室作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
まさにコストパフォーマンスを重視するお二人にぴったりの選択肢です。
予算10万円前後で選ぶデザインと機能性
予算が10万円前後まで広がるとデザインの選択肢が格段に増え機能性も充実してきます。
この価格帯はベッド通販市場で最も競争が激しいボリュームゾーンであり各メーカーが工夫を凝らした魅力的な商品を多数展開しています。
例えば素材の選択肢が広がります。
木製フレームであればパイン材だけでなくより木目が美しいMDF化粧板やアカシア材などのモデルも選べるようになります。
レザー調やファブリック製のデザイン性の高いフレームもこの価格帯から豊富に見つかります。
そして何より嬉しいのが便利な機能が付いてくることです。
宮棚やコンセント照明が付いたヘッドボードは当たり前のように選べます。
さらに引き出し収納付きのベッドフレームも十分に射程圏内に入ってきます。
衣類や小物をすっきりと片付けられるため収納家具を別に買う必要がなくなり結果的にコストを抑えられる場合もあります。
デザインと機能性の両方を高いレベルで満たしたいと考えるお二人にとってはこの予算帯が最も満足度の高い選択となるでしょう。
お部屋の主役となるようなデザイン性の高いベッドを選んでインテリアの核にするのも良いですし収納力抜群のベッドで生活感をなくしすっきりとした空間を目指すのも良いでしょう。
お二人の理想のライフスタイルを叶えるための選択肢が豊富に揃っているのがこの価格帯の魅力です。
憧れのホテルライクな寝室を作るコーディネート術
予算にさらに余裕があるお二人やインテリアに強いこだわりがあるお二人には「ホテルライク」な寝室作りをおすすめします。
日常から少し離れたような上質で洗練された空間は二人の心に安らぎと豊かさをもたらしてくれます。
このスタイルを実現するための主役はやはりベッドフレームです。
重厚感のあるウォールナット無垢材のフレームやヘッドボードにボリュームのあるボタン留めが施されたファブリックフレームなどがおすすめです。
ロータイプのフロアベッドを選び床に間接照明を置くと非日常的な雰囲気を演出できます。
ベッドフレームが決まったら次は寝具のコーディネートです。
シーツや掛け布団カバーは光沢のあるサテン生地や肌触りの良い高番手のコットンを選びましょう。
色はホワイトやグレーベージュといった落ち着いたトーンで統一するのが基本です。
そこにアクセントとしてクッションやベッドスローを取り入れます。
クッションは大きさや素材の異なるものを3つほど無造作に置くとこなれた印象になります。
ベッドスローはベッドの足元に掛けるだけで一気にホテルのような雰囲気になる魔法のアイテムです。
サイドテーブルにはデザイン性の高いテーブルランプをシンメトリーに配置するとより本格的になります。
壁には抽象的なアートパネルを飾り床には質感の良いラグを敷けば完成です。
細部にまでこだわって作り上げた空間は二人だけのかけがえのない場所になるはずです。
店主の解説
選ぶポイントの第一は「本当のサイズ感」。ダブルベッドは「親密さ」を重視する二人用という見解
お二人の新しい生活の中心となる、ダブルベッド。その選び方の、最初の、そして最も重要なポイント。それは、ダブルベッドというサイズの「本当の意味」を、お二人で正しく理解することです。17年以上、お客様と向き合ってきた店主としての私の見解は、ダブルベッドとは、単に「二人用ベッド」というだけでなく、お二人の「親密さ」を育むためのベッドである、ということです。
■一人当たりの幅は、わずか70cm
まず、具体的な数字を見てみましょう。ダブルベッドの幅は140cm。これを大人二人が使うということは、一人当たりの睡眠スペースは、その半分のわずか70cmということになります。これは、一人でゆったり眠れるシングルベッド(幅100cm)よりも、30cmも狭いスペースです。むしろ、一人用で最もコンパクトな「セミシングル(幅約80cm)」よりも狭い、ということになります。
■私の見解:ダブルベッドは「距離の近さ」を共有するベッド
この「一人70cm」という事実は、ダブルベッドの何を定義しているのでしょうか。それは、ダブルベッドが、常にパートナーの存在をすぐそばに感じられる、非常に親密な空間である、ということです。寝返りを打てば、相手の体に触れるかもしれない。手を伸ばせば、すぐに相手に届く。この距離感が、お二人に安心感と、温もりをもたらしてくれるのです。
逆に言えば、もし、お二人が「眠る時は、お互いのパーソナルスペースを大切にしたい」「相手の動きを気にせず、広々と手足を伸ばして眠りたい」と考えるのであれば、ダブルベッドは少し窮屈に感じられるかもしれません。そのようなお客様にとっての「二人用の快適なベッド」の定義は、もう一回り大きな「クイーンサイズ(幅160cm)」から始まると、私は考えています。
私の見解は、こうです。ダブルベッドを選ぶ最初のポイントとは、お二人が、どのような関係性で、どのような夜を過ごしたいか、という価値観を、まず共有することなのです。
見えない部分こそ、選ぶポイント。「頑丈なフレーム」と「揺れないマットレス」という見解
お二人のためのダブルベッド。その心地よさと、長年の安心を支えるのは、デザインの美しさだけではありません。店主としての私の見解は、本当に価値のある選択とは、ぱっと見ただけでは分からない「見えない部分」の品質にこそ、目を向けることである、というものです。ここでは、プロが必ず確認する、フレームとマットレスの、最も重要な選ぶポイントを解説します。
■【フレーム選びのポイント】「すのこ」と「中央脚」
まず、マットレスを支える土台、ベッドフレームです。お二人が長く、安全かつ衛生的に使うための必須条件が二つあります。
- 床板は「すのこ仕様」であること:二人で眠るダブルベッドでは、一晩にかく汗の量も2倍。高温多湿な日本の気候では、マットレスの湿気対策は最重要課題です。すのこは、マットレスの通気性を確保し、カビやダニの発生を抑制します。私の見解では、これは健康のための、絶対に譲れないポイントです。
- 「中央脚(センターレッグ)」を備えていること:ダブルベッドは横幅が広いため、中央部分が最も重さがかかり、たわみやすい場所です。品質の高いフレームには、必ず、中央を支える「中央脚」が付いています。この一本の脚があるかないかで、ベッドの耐久性は全く異なります。
■【マットレス選びのポイント】「揺れない」ことこそが正義
そして、寝心地の主役であるマットレス。お二人で使う上で、最も重要な性能。それは、隣で寝ている人の寝返りの振動が伝わりにくい
「独立コイル構造」であることです。
安価なベッドセットに多い「ボンネルコイル」は、コイル全体が連結しているため、パートナーの動きがベッド全体に伝わり、眠りを妨げる原因となります。
私どもが絶対的におすすめするのは「ポケットコイルマットレス」です。一つ一つのコイルが独立しているため、揺れがほとんど伝わりません。私の見解では、お二人の穏やかな夜のために、ポケットコイルマットレスは、もはや贅沢品ではなく、必需品です。
最後の選ぶポイントは「掛け布団」。二人の快適な眠りを完成させる、という私の見解
最高のダブルベッドフレームと、揺れないポケットコイルマットレスが見つかった。これで完璧!…と、その前に。実際に二人で暮らし始めてから気づく、あるある問題。それが、夜中に無意識に繰り広げられる「掛け布団の取り合い」です。店主としての私の見解は、ベッドという「ハードウェア」だけでなく、その上で使う「ソフトウェア(寝具)」までを計画して初めて、本当の意味での「選び方」は完成する、というものです。
■なぜ「掛け布団の取り合い」が起こるのか
ダブルベッドの幅140cmに対して、一般的なダブルサイズの掛け布団の幅は190cm。体の両脇に来る布団の余裕は、それぞれわずか25cm程度しかなく、寝返りを打てば、すぐにすき間風が…。この、地味ながらも深刻な睡眠の妨げとなる問題を、根本から解決するための、プロがおすすめする2つの「選び方」をご紹介します。
選択肢1:【ゆとりで解決】ワンサイズ大きい「クイーンサイズ」の掛け布団を選ぶ
最もシンプルで、多くの方が試されるのがこの方法です。ダブルベッドに、ワンサイズ大きいクイーンサイズ(幅210cm程度)の掛け布団を掛けます。
- 見解:掛け布団の幅が20cm広がることで、両脇の余裕がそれぞれ10cmずつ増え、合計で35cmずつになります。この「プラス10cm」のゆとりが、お互いが寝返りを打っても、布団が引っ張られる感覚を大きく軽減してくれます。
選択肢2:【独立で解決】いっそ「シングルサイズ」の掛け布団を2枚選ぶ
これは、ヨーロッパのホテルなどでもスタンダードな、非常に合理的で、そして究極の解決策です。ダブルベッドの上に、
シングルサイズ(幅150cm程度)の掛け布団を、一人一枚ずつ、合計2枚使って眠ります。
- 見解:私の見解では、これが最も確実で、満足度の高い方法です。「布団の取り合い」が、物理的に絶対に起こりえません。さらに、それぞれが好きな厚みや素材の布団を選べるため、「夫は暑がり、妻は寒がり」といった、お互いの体感温度の違いも、完全に解決できます。
私の最終的な見解は、こうです。本当におすすめのダブルベッドとは、単体のフレームやマットレスのことではありません。それは、
頑丈なフレームを土台とし、揺れないマットレスを乗せ、そして、お二人の眠りのスタイルに合った掛け布団を組み合わせた、睡眠システム全体のことなのです。
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