「ファミリーベッドって、広くて魅力的だけど、実際どうなの？」「2台のベッドをくっつけるって、真ん中の隙間とか気にならない？」そんな、購入前のリアルな疑問や不安、たくさんありますよね。
こんにちは！ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
17年間、数多くのお客様とお話しする中で、皆様が抱える疑問は、驚くほど共通しています。
そこで今回は、皆様の代表として、よくあるご質問に私がすべてお答えします！この記事を読み終える頃には、あなたの不安は安心へと変わり、自信を持ってファミリーベッド選びができるようになっているはずです。
Q1. 連結部分の「隙間」や「段差」は気になりませんか？
ファミリーベッドを検討されているお客様から、間違いなく一番多くいただくご質問です。
2台のマットレスを並べた時に、真ん中の部分が気になって快適に眠れないのではないか、というご心配ですよね。
結論から申し上げますと、「工夫次第で、全く気にならなくなります」というのが私の答えです。
A1-1. なぜ隙間はできるのか？マットレスの構造的な宿命
なぜ隙間ができるのか、その原因からご説明します。
2台のマットレスをぴったりと横に並べてみても、多くの場合、中央にV字のような「谷間」ができてしまいます。
不良品だからではありません。
ほとんどのマットレスは、その構造上、側面のエッジ部分が少し丸みを帯びるように作られているからです。
マットレスの内部には、体を支えるためのコイルスプリングやウレタンフォームといったクッション材が、側面の生地（側地）によって強い力で張り詰められています。
この張力によって、角が少し内側に引っ張られ、ふっくらとした丸みが生まれるのです。
この丸みがあるおかげで、マットレスの角に体が当たっても痛くないのですが、2台並べると、その丸みを帯びた頂点同士が先に接触し、その下にはどうしても隙間ができてしまうのです。
マットレスが持つ構造的な宿命とも言えます。
この原因を理解した上で、次にご紹介する解決策を見ていきましょう。
A1-2.【解決策� 枩賤僖▲ぅ謄燹屬垢�まパッド」で谷間を埋める
このマットレスの谷間問題を解決するために開発された、非常に優れた専用アイテムがあります。
それが「すきまパッド（または、すきまスペーサー）」です。
T字の形をしたウレタン素材のパッドで、見た目は少し変わっていますが、使い方はとても簡単。
Tの縦の細い部分を、マットレスとマットレスの間の隙間に、ぐっと埋め込むようにして設置します。
そして、Tの横の広い部分で、マットレスの表面を覆うようにして段差をなくすのです。
これを隙間に設置するだけで、あれほど気になっていた谷間が嘘のようにフラットな状態に近付きます。
素材も柔らかいウレタンなので、このパッドの上に寝転がっても、体に違和感を感じることはほとんどありません。
ベッドの真ん中で寝ることの多いお子様にとっては、このパッドがあるかないかで、寝心地は全く違ってくるはずです。
お値段も数千円程度で手に入るものがほとんどですので、ファミリーベッドをご購入される際には、ぜひ一緒に揃えていただきたい、必須アイテムの一つだと私は考えています。
A1-3.【解決策�◆杪腓�な「ボックスシーツ」と「敷きパッド」で一体化させる
「すきまパッド」を設置したら、次はその効果を最大限に引き出し、さらに完璧な状態にするための仕上げ作業です。
それが、大きな一枚の「ボックスシーツ」と「敷きパッド」で、2台のマットレスを丸ごと覆ってしまう、という方法です。
すきまパッドを設置した2台のマットレスの上から、ワイドキングサイズに対応した、大きなボックスシーツをガバッとかぶせます。
すきまパッド自体がズレるのを物理的に防ぐことができます。
その上から同じくワイドキングサイズの敷きパッドを敷きます。
敷きパッドは、寝心地を調整し、汗を吸収してくれる重要な役割がありますが、これが一枚になることで、マットレスの中央部分の段差感を、さらに和らげてくれます。
この「すきまパッド」＋「大きな一枚の寝具」という二段構えの対策を施せば、見た目にも、寝心地の面でも、まるで初めから一枚の大きなマットレスであったかのような、シームレスな状態を作り出すことができるのです。
ここまでやれば、「隙間」や「段差」に関する悩みは、100%解消される、と断言できます。
Q2. シーツやパッドはどんなものを使えばいいの？
隙間問題とも関連しますが、シーツや敷きパッドといった「寝具類」をどうすれば良いのか、というのも、よくいただくご質問です。
これには、大きく分けて２つの方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ご自身のライフスタイルに合わせて、最適な方法を選んでくださいね。
A2-1.【方法� 曠錺ぅ疋�ング専用の大きな一枚ものを使う（メリット・デメリット）
一つ目の方法は、WK200やWK240といった、お使いのファミリーベッドのサイズに合った、大きな一枚のボックスシーツや敷きパッドを使う方法です。
【メリット】
この方法の最大のメリットは、何と言っても「見た目の美しさ」と「一体感」です。
2台のベッドが完全に一枚の大きなシーツで覆われるため、つなぎ目がなく、ホテルのベッドのようにすっきりと美しく見えます。
前述の通り、マットレスの隙間が気にならなくなるという、寝心地の面での大きなメリットもあります。
家族みんなで寝ている、という一体感を最も感じられるのは、この方法でしょう。
【デメリット】
デメリットは「お手入れの手間」です。
当然ですが、シーツが大きい分、洗濯が大変になります。
ご家庭の洗濯機の容量によっては、一度に洗えない可能性もありますし、干す際にも広いスペースが必要になります。
大きなシーツを一人でベッドに装着するのは、かなりの重労働です。
もう一点、シングルやダブルといった一般的なサイズに比べて、デザインや素材の選択肢が少なく、価格も比較的高くなる傾向があります。
A2-2.【方法�◆柤�結しているベッドそれぞれのサイズで2枚使う（メリット・デメリット）
二つ目の方法は、連結しているそれぞれのベッドのサイズに合わせたシーツを、個別に2枚（あるいは3枚）使う、という方法です。
シングルベッドを2台連結したWK200サイズなら、シングル用のボックスシーツを2枚用意して、それぞれに取り付けます。
【メリット】
この方法の最大のメリットは、「お手入れの楽さ」です。
シーツが小さいので、洗濯も、干すのも、装着するのも、非常に簡単です。
お子様がおねしょをしてしまった場合でも、汚れた片方だけをすぐに洗濯できるので、とても衛生的です。
シングルやセミダブルのシーツは、デザインや素材、価格帯も非常に豊富に市販されていますので、お好みのものを見つけやすく、季節に合わせて気軽に買い替えることもできます。
【デメリット】
デメリットは、やはり「見た目」です。
2台のベッドの間に、シーツの境界線がはっきりと見えてしまうため、どうしても「ベッドを2台並べました」という印象になってしまいます。
マットレス中央の隙間をカバーする効果はないため、寝心地の面では一枚の大きなシーツに劣ります。
A2-3. 店主のおすすめは？使い勝手と見た目のベストバランス
では、17年間ベッドを見てきた私、佐藤のおすすめはどちらか。
それは、この二つの方法の「良いとこ取り」をする、というハイブリッドな方法です。
具体的には、マットレスを保護する「ボックスシーツ」は、それぞれのサイズのものを2枚使います。
日々の洗濯や交換の手間を最小限に抑えます。
そして、その上から、肌に直接触れ、寝心地を左右する「敷きパッド」だけ、ワイドキングサイズの大きな一枚ものを使うのです。
この方法なら、敷きパッドはシーツほど頻繁に洗濯しなくても済みますし、シーツに比べて薄くて軽いので、お手入れの負担もそれほど大きくありません。
そして何より、この一枚の大きな敷きパッドが、2台のベッドを視覚的に一体化させ、中央の隙間や段差の感触を、効果的に和らげてくれるのです。
見た目の美しさと、寝心地の快適さ、そして日々のメンテナンスのしやすさ。
この３つのバランスを、最も高いレベルで実現できるのが、この「ボックスシーツは2枚、敷きパッドは1枚」という方法です。
ぜひ、試してみてください。
Q3. 2台のベッドを固定する方法は？ズレたりしませんか？
2台のベッドをただ並べただけだと、寝ている間にズレて、中央に危険な隙間ができてしまうのではないか、というご心配ですね。
これも、非常によく分かります。
ご安心ください。
「ファミリーベッド」として販売されている商品は、そうならないための工夫が、ちゃんと施されています。
A3-1. 心配無用！「連結金具」がガッチリとフレームを固定します
その工夫こそが、「連結金具」の存在です。
ファミリーベッドは、単に2台のベッドを隣り合わせに置いているわけではありません。
隣り合ったベッドフレームの側面同士、あるいは底面同士を、専用の金属製のプレートやボルトで、物理的に「連結」し、ガッチリと固定する仕組みになっているのです。
これを、ベッドの頭側と脚側の2箇所、商品によってはそれ以上の箇所で固定します。
2台のベッドは、まるで溶接されたかのように、完全に一体化します。
どちらか一方のベッドに体重をかけたり、寝返りを打ったりしても、もう片方のベッドがズレて離れていってしまう、ということは構造上あり得ません。
この「連結金具」こそが、ファミリーベッドの快適さと安全性を根幹から支える、最も重要なパーツなのです。
ですので、「ズレる心配」については、まったく問題ありません、と自信を持ってお答えできます。
A3-2. 連結金具の取り付けは、誰でもできる簡単作業です
「金具で固定するなんて、なんだか難しそう…」と思われるかもしれませんが、その点もご安心ください。
この連結金具の取り付け作業は、DIYなどの経験が全くない方でも、驚くほど簡単に行えるように設計されています。
多くの場合、ベッドフレームには、あらかじめ連結金具を取り付けるための「ネジ穴」が開けられています。
作業としては、
�� 2台のベッドフレームをぴったりとくっつけて並べる。
�� フレームのネジ穴の位置を確認する。
�� 連結金具のプレートを、2台のフレームにまたがるようにネジ穴に合わせる。
�� 付属のボルトやネジを、付属の簡単な工具（六角レンチなどが一般的です）で締めて固定する。
たったこれだけです。
特別な工具も、難しい技術も、力もほとんど必要ありません。
女性の方一人でも、説明書を読みながら、15分もあれば十分に完了できる作業です。
この誰にでもできる簡単な作業で、何年にもわたって続く、安全で快適な睡眠環境が手に入るのです。
Q4. 将来、1台だけで使うことはできますか？
「子どもが大きくなって、家族みんなで寝なくなったら、この大きなベッドはどうなるの？」という、将来に関するご質問ですね。
これも、ファミリーベッドの購入を検討する上で、非常に重要なポイントです。
A4-1. はい、もちろんです！それこそがファミリーベッド最大のメリットです
この質問に対する私の答えは、力強い「はい、もちろんです！」です。
それどころか、この「将来、分割して使える」という点こそが、ファミリーベッドが持つ、最大のメリットであり、他の大型ベッドにはない、決定的な強みなのです。
お子様が成長し、自分の部屋で一人で寝るようになった時、連結していた金具を外せば、ファミリーベッドは、あっという間に2台（あるいは3台）の独立したベッドに元通り。
その時の家族の形に合わせて、ベッドもその形を変化させることができるのです。
この素晴らしい柔軟性があるからこそ、ファミリーベッドは、一時期しか使えない贅沢品ではなく、10年、20年と、家族の歴史と共にあり続けることができる「賢い投資」となるのです。
A4-2. 分割後の活用例：子供部屋に、ご夫婦の寝室に、客間用に
分割した後のベッドの活用方法は、まさに無限大です。
いくつか具体的な活用例をご紹介しましょう。
【活用例� Щ匐”�屋に】
最も一般的なのが、分割したベッドをお子様の部屋に置く、という使い方です。
セミダブル2台を連結していたご家庭なら、ご兄弟それぞれに、広々としたセミダブルベッドを与えることができます。
【活用例�◆Г管徂悗凌下爾法�
シングルとダブルを連結していたご家庭なら、シングルをお子様に、そしてダブルは、引き続きご夫婦の寝室で使うことができます。
新たにベッドを買い替える必要はありません。
【活用例��：客間用に】
分割したうちの一台を、客間用のベッドとして置いておく、というのも賢い使い方です。
ご両親やお友達が泊まりに来た際にも、快適な寝床を提供できます。
【活用例�ぁД張ぅ鵐戰奪匹箸靴董�
連結はせずに、2台のベッドを少し離して、ホテルのように「ツインベッド」として使うこともできます。
ご夫婦それぞれのプライベートな眠りを尊重したい、というご家庭におすすめです。
分割後の未来まで想像すると、ファミリーベッド選びは、さらに楽しく、クリエイティブなものになります。
まとめ：小さな疑問を解消して、安心してファミリーベッドを迎えましょう
さて、ファミリーベッドに関する4つの代表的な疑問に、一通りお答えしてまいりました。
皆様の心の中にあった、モヤモヤとした不安は、晴れましたでしょうか。
よくある質問トップ４の、簡潔なおさらい
これまでの内容を、Q&A形式で簡潔におさらいしましょう。
Q1. 隙間や段差は気になる？
A1. 「すきまパッド」と「大きな一枚の寝具」を使えば、全く気にならなくなります。
Q2. シーツはどうすればいい？
A2. 見た目重視なら「大きな一枚もの」。
手軽さ重視なら「それぞれのサイズを2枚」。
両方の良いとこ取りをするなら「ボックスシーツは2枚、敷きパッドは1枚」がおすすめです。
Q3. ベッドはずれない？
A3. 「連結金具」でフレーム同士をガッチリ固定するので、ズレる心配は一切ありません。
Q4. 将来、分割できる？
A4. はい、できます。
それこそがファミリーベッド最大のメリットです。
この4つの答えを胸に、自信を持ってベッド選びに臨んでください。
不安が解消されたら、そこはもう理想の寝室です
私が思うに、お客様がベッド選びで一番不安に感じるのは、「知らないこと」が多いからです。
どんなに素晴らしい商品でも、その実態がよく分からなければ、購入に踏み切るのは怖いものです。
この記事を読んでくださったあなたは、もう大丈夫。
ファミリーベッドに関する、多くの人が抱く不安の正体と、その解決策を、すべて知ることができました。
つまり、あなたの不安は、もう解消されたのです。
そして、不安という霧が晴れた先に、くっきりと見えてくるもの。
それこそが、「家族みんなで、広々としたベッドで、安心して眠る」という、あなたが本当に望んでいた、理想の寝室の姿なのではないでしょうか。
小さな疑問を一つひとつ解消していく作業は、理想の暮らしへと続く、確かな道のりです。
この記事が、あなたのその一歩を、力強く後押しできたなら、店主としてこれ以上の喜びはありません。
店主のつぶやき 【Q&A】ファミリーベッドの気になる疑問、ベッド店主の私がすべてお答えします！
・ファミリーベッド
・連結ベッド
・キングサイズより大きいベッド
・ベッドフレーム
・ベッドサイズ
・ベッド
・【Q&A】ファミリーベッドの気になる疑問、ベッド店主の私がすべてお答えします！
・アパート・マンションでも置ける？省スペースなファミリーベッドの選び方
・眠り姫の店主が語る、ファミリーベッドが家族にもたらす本当の価値
名前： さとうのりお