チェストベッド vs タンス!本当に部屋が広くなるのはどちらか徹底検証

こんにちは!ベッド通販「眠り姫」店主の佐藤です。
「お部屋を広く使いたい」と考えた時、「収納はチェストベッドにまとめるべき?それともベッドとタンスは別々がいい?」と悩んだことはありませんか。
私が17年間お店を運営する中で、お客様から絶えずいただくご質問の一つです。
一見、家具が一つ減るチェストベッドの方が省スペースに思えますが、果たして本当にそうなのでしょうか。
この記事では、必要な床面積から価格、レイアウトの自由度まで、あらゆる角度から両者を徹底検証。
あなたの理想の部屋づくりを叶えるのはどちらなのか、一緒に答えを見つけていきましょう。

同じ収納量で比べた時の、必要な床面積

「部屋を広くする」という目的において、最も重要な指標は「どれだけ床が見えるか」、つまり家具が占める床面積です。
ここでは、一般的な収納量のタンスとチェストベッドを比較し、実際にどれくらいのスペースが必要になるのかを具体的に検証してみましょう。

【図解で検証】シングルベッド+5段タンスの占有面積

ベッドとタンスを別々に置く場合のシミュレーションをしてみましょう。
一般的なシングルベッドのサイズは、幅約100cm × 長さ約200cm。
これだけで、2平方メートルの床面積を占有します。
これに見合う収納量を確保するため、一般的な5段のハイチェスト(タンス)を用意します。
このタンスのサイズを、幅約80cm × 奥行き約40cmと仮定します。
タンス本体が占める面積は0.32平方メートルです。
ここで見落としてはならないのが、引き出しを開閉し、物の出し入れをするための「作業スペース」です。
引き出しを全開にし、その前に人が立って中を覗き込むためには、最低でも60cm程度のスペースが必要になります。
つまり、タンスが実質的に必要とする床面積は、奥行き40cm+作業スペース60cmで、幅80cm × 奥行き100cm(1.0m)となり、0.8平方メートルにもなるのです。
家具を置くだけでなく、それを使うためのスペースまで考慮するのが、リアルな部屋作りでは不可欠です。
したがって、「シングルベッド+5段タンス」の組み合わせが、お部屋の中で実際に必要とする合計床面積は、ベッドの2平方メートル+タンスの実質面積0.8平方メートルで、合計【2.8平方メートル】となります。
畳に換算すると約1.7畳分に相当します。
6畳のお部屋であれば、実に4分の1以上がこの2つの家具とそのためのスペースで埋まってしまう計算になります。
この数字が、今回の比較における一つの基準点となります。

【驚きの結果】チェストベッド一台で完結する場合の省スペース効果

先ほどのタンスとほぼ同等の収納力を持つチェストベッドを一台置く場合を考えてみましょう。
ベッドのサイズは同じくシングルサイズ、幅約100cm × 長さ約200cmとします。
チェストベッドが占める床面積は、当然ながら2平方メートルです。
タンスを別に置く必要がないため、タンス本体の設置面積はまるごと不要になります。
では、引き出しの開閉スペースはどうでしょうか。
チェストベッドの引き出しの奥行きを50cmと仮定すると、引き出しを開けた際のベッドの最大幅は100cm + 50cm = 150cmとなります。
確かに、引き出しを使う瞬間は、ベッドの横に50cmのスペースが必要になります。
ここで重要なのは、タンスのように「常に」作業スペースを確保しておく必要がない、という点です。
タンスは独立した家具として存在するため、その前は通路として無意識に空間を空けておく必要がありますが、チェストベッドの引き出しスペースは、使わない時は他の目的(例えば着替えをするスペースなど)で使える柔軟な空間なのです。
そして何より、タンスを置いていたはずの「0.8平方メートル」のスペースが、完全なフリースペースとして解放されます。
この約半畳の空間が生まれることで、お部屋の印象は劇的に変わります。
そこにスリムな本棚を置いたり、観葉植物を飾るコーナにしたり、あるいはヨガマットを敷いてストレッチするスペースにすることも可能です。
つまり、チェストベッドは、ベッドとタンスを別々に置く場合に比べて、タンス1台分のスペースをまるごと「創出」してくれるのです。
これが、チェストベッドが持つ最大の省スペース効果と言えます。

「ベッド+タンス」と「チェストベッド」の価格比較

お部屋を広くしたい、でも予算は限られている…。
家具選びでは価格も非常に重要な判断基準です。
ここでは、「ベッド+タンス」を個別に揃える場合と、「チェストベッド」一台で済ませる場合のトータルコストを比較してみましょう。

【内訳を公開】ベッドとタンスを別々に購入した場合の相場

「ベッド」と「タンス」をそれぞれ別々に購入した場合の費用を考えてみましょう。
価格は素材やブランド、デザインによってピンキリですが、ここでは一般的な品質のものを想定して、リアルな相場観をお伝えします。
収納機能のないシンプルなベッドフレーム。
スチールパイプ製や安価な木製のものであれば1万円台からありますが、ある程度の耐久性やデザイン性を求めると、シングルサイズで【2万円〜4万円】が一つの目安になります。
寝心地を左右するマットレス。
これも非常に価格帯が広いですが、スタンダードなボンネルコイルやポケットコイルマットレスであれば【2万円〜5万円】程度が中心価格帯です。
5段のハイチェスト(タンス)。
こちらも、組み立て式の安価なものなら1万円台からありますが、長く使うことを考えた、ある程度しっかりした作りのものですと【2.5万円〜5万円】ほど見ておくと安心です。
これらを合計すると、「ベッドフレーム(2〜4万円)+マットレス(2〜5万円)+タンス(2.5〜5万円)」となり、トータルコストは【6.5万円〜14万円】というのが一つの相場観になります。
もちろん、それぞれでセール品を狙ったり、ブランドにこだわったりすれば価格は変動しますが、新生活などで一式を揃える場合、10万円前後の出費になる可能性は十分にある、と想定しておくと良いでしょう。
この金額を基準に、チェストベッドの価格を見ていきます。

【トータルコスト】チェストベッド一台で揃える場合の価格は?

では、次にタンスの機能も併せ持ったチェストベッドの価格を見ていきましょう。
チェストベッドも、ヘッドボードのデザインや引き出しの数、使われている素材によって価格は様々です。
シンプルなヘッドレスタイプであれば、比較的お求めやすくなっています。
一般的な宮棚(ヘッドボードに棚やコンセントが付いたタイプ)付きのチェストベッドフレーム(シングルサイズ)の価格相場は、【3.5万円〜8万円】程度です。
ここに、先ほどと同じく【2万円〜5万円】のマットレスを組み合わせることを考えます。
すると、トータルコストは【5.5万円〜13万円】となります。
先ほどの「ベッド+タンス」の場合のトータルコスト【6.5万円〜14万円】と比較してみて、いかがでしょうか。
驚くことに、価格帯の上限も下限も、チェストベッドの方がわずかに安いか、ほぼ同等であることがお分かりいただけると思います。
つまり、「タンスの機能が付いているから、チェストベッドは割高だ」というイメージは、必ずしも正しくないのです。
むしろ、同等の収納量を確保しようとした場合、チェストベッドを選ぶ方がトータルコストを抑えられる可能性すらあります。
タンスという家具一台分の費用をかけずに、同等かそれ以上の収納を手に入れられる。
コストパフォーマンスという観点から見ても、チェストベッドが非常に優れた選択肢であることを示しています。

お部屋の動線とレイアウトの自由度

お部屋の快適さは、単に床面積の広さだけでなく、動きやすさ(動線)や、家具を思い通りに配置できるか(レイアウトの自由度)にも大きく左右されます。
ここでは、2つの選択肢が、お部屋の使い勝手にどう影響するかを比較します。

【家具配置の壁】「ベッド+タンス」レイアウトの制約とデッドスペース

「ベッド」と「タンス」という2つの大型家具をお部屋に置く場合、そのレイアウトには多くの制約が生まれます。
まず考えなければならないのは、それぞれの家具を置くための「壁面」です。
ベッドは頭側を、タンスは背面を、それぞれ壁につけて配置するのが一般的です。
つまり、お部屋の中の壁面を2辺、この2つの家具で占有されてしまうことになります。
特に6畳などコンパクトなお部屋では、窓やクローゼット、ドアを除くと、家具を置ける壁面は限られています。
その貴重な壁面が2つも埋まってしまうと、他の家具(例えばデスクや本棚)を置く場所がなくなってしまったり、非常に窮屈な配置を強いられたりします。
さらに問題なのが、「デッドスペース」の発生です。
ベッドとタンスを隣接してL字型に配置した場合、そのコーナー部分は物が置きにくく、ホコリが溜まりやすいデッドスペースになりがちです。
生活動線も複雑になります。
朝起きてベッドから降り、クローゼットに向かい、次にタンスから下着を取り出す…といった一連の動きが、家具を避けるようにカクカクとしたものになり、無意識のうちにストレスを感じることもあります。
家具が一つ増えるということは、それだけお部屋の中の「障害物」が増えるということであり、レイアウトの選択肢を狭め、日々の動きを妨げる要因にもなり得るのです。

【解放される空間】チェストベッドがもたらすレイアウトの可能性

チェストベッドを選ぶということは、家具を「一つ」に集約するということです。
お部屋のレイアウトには劇的な自由度が生まれます。
これまでタンスを置いていた壁面が、まるごとフリーになるのです。
この解放された壁面は、あなたのライフスタイルに合わせて無限の可能性を秘めています。
趣味のコレクションを飾るディスプレイシェルフを設置したり、壁一面にプロジェクターで映像を投影してホームシアターを楽しんだり。
あるいは、リモートワーク用のコンパクトなデスクを置けば、寝室が書斎の機能も持つようになります。
壁の前に何もない空間が広がることで、視線が遠くまで抜けるようになり、お部屋全体が視覚的に広く感じられるという効果も絶大です。
生活動線も非常にシンプルになります。
お部屋の中の大きな家具がベッドだけになるため、クローゼットやドアへの移動がスムーズになり、ストレスフリーな生活空間が実現します。
掃除のしやすさも格段に向上します。
タンスの裏や側面といった、ホコリが溜まりやすいのに掃除機が届きにくい場所がなくなり、お部屋全体を清潔に保ちやすくなるのです。
チェストベッドは単に収納の問題を解決するだけでなく、お部屋のレイアウトの自由度を高め、シンプルで快適な動線を作り出し、日々の暮らしの質そのものを向上させてくれる可能性を秘めているのです。

チェストベッドが一人暮らしの部屋を広くする理由

これまで見てきた検証結果を踏まえ、特にワンルームや1Kといった一人暮らしのお部屋において、なぜチェストベッドが空間を広く、快適にするのか、その理由を総括します。

【ワンルームの救世主】収納と睡眠を両立する「家具の断捨離」効果

一人暮らしのお部屋、特に6畳や8畳のワンルームでは、空間に「睡眠」「食事」「くつろぎ」「勉強・仕事」といった多様な機能を持たせる必要があります。
スペースは限られており、置ける家具の数には物理的な限界があります。
ここでチェストベッドが「救世主」となる理由は、家具の数を根本的に減らせる「断捨離」効果にあります。
チェストベッドは、「ベッド」という絶対に不可欠な家具に、「タンス」という、これもまた生活に欠かせない収納家具の機能を統合したものです。
部屋に置くべき大型家具の数を「2」から「1」に減らすことができます。
単にスペースが空くだけでなく、お部屋全体の情報量を減らし、視覚的なノイズをなくす効果があります。
物が少なく、シンプルな空間は、それだけで心が落ち着き、広く感じられるものです。
ワンルームでは収納スペースの確保が最大の課題となりますが、チェストベッド一台で衣類や小物を一手に引き受けることができれば、クローゼットがないお部屋でもスッキリと片付いた状態をキープできます。
物が散らからないことで、生活空間が広く保たれ、友人を招く際にも慌てて片付ける必要がなくなります。
睡眠と収納という2大要素を一台で完結させ、家具の総量を減らすことで空間と心にゆとりをもたらす。
これこそが、チェストベッドが一人暮らしの部屋を広くする最大の理由なのです。

【視覚効果】空間を広く見せるチェストベッドの選び方・置き方

チェストベッドの省スペース効果を最大限に引き出し、お部屋をさらに広く見せるためには、選び方と置き方にもコツがあります。
私、店主が17年の経験から培ったプロのテクニックを伝授しましょう。
まず「選び方」です。
第一に「色」。
圧迫感を軽減するため、壁紙の色に近い白やアイボリー、明るいナチュラル系の木目調など、膨張色や背景に馴染む色を選びましょう。
お部屋に統一感が生まれ、ベッドの存在感が和らぎます。
第二に「ヘッドボードのデザイン」。
棚などが付いていない、できるだけ薄くシンプルなヘッドレスタイプか、背の低いロータイプのヘッドボードを選ぶと、頭上の空間が抜けて天井が高く見え、圧迫感を軽減できます。
次に「置き方」です。
基本は、お部屋に入った時に、奥の壁にベッドの長辺が沿うように配置することです。
入り口から奥への視線が遮られず、奥行きが感じられるため、広く見えます。
そして最も重要なのが、チェストベッドによって生まれた「空きスペース」の使い方です。
そのスペースに背の高い家具を置かず、あえて床面が見えるように空間を空けておきましょう。
あるいは、壁に大きな鏡を設置するのも非常に効果的です。
鏡が部屋を映し込み、倍の広さがあるかのような錯覚を生み出します。
これらの視覚効果を上手に活用することで、チェストベッドは物理的な省スペース効果だけでなく、体感的にもお部屋を広々と見せ、一人暮らしの空間をより豊かで快適なものに変えてくれるのです。

店主の解説

ベッド一台の価格で「ベッドとタンス」を手に入れる。本当のコストパフォーマンスという見解

チェストベッドの「コストパフォーマンス」を考える時、多くのお客様は、他のベッドフレームとの価格を比較されます。しかし、17年以上、お客様の暮らしと向き合ってきた店主としての私の見解は、その考え方だけでは、チェストベッドが持つ、本当の価値の半分しか見えていない、というものです。本当のコストパフォーマンスは、「トータルコスト」という、より大きな視点で見ることで、初めて明らかになります。

■あなたの寝室に必要なものを、リストアップしてみましょう
寝室を整えるために、通常、何が必要でしょうか。

  • 眠るための「ベッドフレーム」
  • 寝心地を決める「マットレス」
  • そして、衣類などをしまうための「タンス(チェスト)」

この3点が、最低限必要になるかと思います。


■2つのプランの「トータルコスト」と「空間価値」を比較する
ここで、2つのプランを比較してみましょう。
  • プランA:「ベッド」と「タンス」を別々に買う
    3万円の、シンプルなベッドフレームを購入。そして、衣類をしまうために、3万円のタンスを別途購入する。

    合計費用:6万円。
    占有する床面積:ベッドの面積+タンスの面積。

  • プランB:「チェストベッド」を一台買う
    5万円の、高品質なチェストベッドを一台購入する。

    合計費用:5万円。
    占有する床面積:ベッドの面積のみ。


■私の見解:本当の「コスパ」とは何か
いかがでしょうか。この場合、プランBの方が、合計費用で1万円安く、さらに、タンスを置くために必要だった床面積(約0.5畳〜1畳)が、まるごとあなたの手元に返ってきます。その新たに生まれた空間は、あなたの暮らしを豊かにする、無限の可能性を秘めています。

私の見解は、こうです。チェストベッドの本当のコストパフォーマンスとは、単にベッドとしての価格が安い、高い、ということではありません。それは、「ベッド」と「大型収納家具」という、二つの大きな家具を、一つの賢い投資で手に入れ、さらには、お金では買えない「空間」までをも生み出す、という、極めて優れた能力のことなのです。

タンスに匹敵する「頑丈さ」と、タンスを超える「清潔さ」。私がBOX構造を、本物の証と呼ぶ理由

「タンスの代わり」としてチェストベッドを選ぶなら、その収納部分には、タンスと同等以上の品質が求められるのは当然のことです。店主としての私の見解は、高品質なチェストベッドが採用する「BOX(ボックス)構造」こそが、タンスに匹敵する「頑丈さ」と、タンスを超える「清潔さ」を両立する、本物の証である、というものです。

■一般的な「組立式引き出し」との決定的な違い
まず、比較的安価なベッドに多い「組立式」の引き出しは、フレームの下の空間に、キャスター付きの箱を置いただけの構造です。この構造の弱点は、ベッドフレームと引き出しの間に隙間が多く、床のホコリが内部に侵入しやすいことです。また、引き出し自体がフレームの強度に寄与しないため、ベッド全体が歪みやすく、きしみ音の原因にもなりがちです。

■「BOX構造」が、タンスを超える理由

  1. 圧倒的な頑丈さ(耐久性):BOX構造は、引き出し収納部分そのものが、あらかじめ工場で頑丈に組まれた完成品の「箱」になっており、その箱自体がベッドの土台となります。これは、ベッドの重さを「面」全体で支える、建築における「ベタ基礎」のような構造です。そのため、きしみや揺れが極めて少なく、抜群の安定感を誇ります。
  2. 究極の清潔さ(防塵性):BOX構造の引き出しは、四方が板で完全に囲まれています。そのため、ベッド下から舞い上がるホコリが、引き出しの内部に侵入するのをほぼ完璧にシャットアウトします。私の見解では、床のホコリと隣り合わせのタンスの最下段よりも、気密性の高いBOX構造の引き出しの方が、衣類をより清潔に保管できるとさえ考えています。これは、アレルギーなどが気になるご家庭にとって、何物にも代えがたい価値を持ちます。

私の見解は、こうです。私が心からおすすめするチェストベッドとは、単に物が入るベッドではありません。お客様の大切な衣類を、タンス以上に清潔に、そして、タンス以上に頑丈な構造で守り続ける、信頼の「BOX構造」を宿したベッド。それこそが、本当の意味で、お客様の暮らしを豊かにする一台なのです。

タンスにはない唯一の注意点。「引き出しが開かない!」を防ぐ、設置シミュレーションという見解

チェストベッドの購入で、お客様からいただく最も悲しいご連絡。それが「ベッドは部屋に置けたのですが、壁やクローゼットが邪魔で、引き出しが最後まで開けられません…」というものです。これは、せっかくの収納機能が半減してしまう、絶対に避けなければならない悲劇です。私の見解は、明確です。この悲劇は、購入前の、ほんのひと手間で、100%防ぐことができます。その最も確実な方法が「設置シミュレーション」です。

■なぜ、この問題が起こるのか
チェストベッドなどの引き出しは、奥の物までスムーズに取り出せるよう、ほぼ全開になる「スライドレール」を採用しているものが主流です。そのため、引き出し本体の奥行きとほぼ同じだけの「開閉スペース」が、ベッドの側面に必要になるのです。タンスであれば、もし開かなくても、少し位置をずらせば解決できます。しかし、一度設置してしまったベッドを、簡単に動かすことはできません。これこそが、タンスにはない、チェストベッド唯一の注意点です。

■【店主の見解】感覚ではなく「実測」で判断する
「このくらいあれば大丈夫だろう」という感覚的な判断が、失敗の元です。必ず、メジャーを使って、具体的な数値で確認してください。

【必要なスペースの目安】
引き出しを全開にし、その前に人が立って中身を出し入れするためには、ベッドの側面から壁や他の家具まで、最低でも60cm、余裕を持つなら70cm以上のスペースを確保することを、強く推奨します。


■最高の解決策「原寸大シミュレーション」
そして、私の見解として、お客様に最もおすすめしたいのが、この「原寸大シミュレーション」です。
  1. まず、購入したいベッドフレームの「外寸(幅と長さ)」を、商品ページで確認します。
  2. 次に、新聞紙などを、その「外寸」と同じ大きさにテープで貼り合わせ、お部屋の、ベッドを置きたい場所に実際に広げてみます。
  3. さらに、引き出しの「奥行き」を調べ、その分も紙で付け足します。
  4. 最後に、その状態で、お部屋の中を歩き回り、クローゼットの扉などを開閉してみて、日々の暮らしに支障がないかを確かめてみてください。

このシミュレーションを行えば、引き出しが開くかどうかはもちろん、ベッドを置いた後の、お部屋全体の広さの感覚まで、リアルに体感することができます。

私の見解は、こうです。ベッドの購入は、このシミュレーションを終えて初めて、完了します。この一手間が、あなたの新しいベッドライフを、後悔のない、快適なものにすることを、お約束します。

チェストベッド vs タンス!本当に部屋が広くなるのはどちらか徹底検証   

関連する商品グループ


ページトップ