理想の睡眠を手に入れよう!人気のベッドメーカー4選

理想の睡眠を手に入れよう!人気のベッドメーカー4選

家具を選ぶ際に最初に目につくのは色調・外観といったデザイン性や価格ですが、
機能性や使い心地も大切です。

特にベッドは日頃の睡眠の質に大きく影響し、健康管理の面で重要なポジションを占めている家具ですから、
慎重に選ぶ必要があるでしょう。

しかし無数に売られているベッドの中から、なんの基準もなく自分に合った一品を見つけるのは困難だと言えます。

そこでここではベッド選びの参考情報として、人気の高いベッドメーカー4社の特徴を解説していきます。

Sealy(シーリー)

シーリーは1881年にアメリカのテキサス州で創設されました。

世界30カ国以上で愛用されているグローバルブランドであり、最
先端の心地よい眠りを追求して進化するシーリーは、お客様に世界基準の
上質な眠りを届けることを目標としています。

そしてお客様のさまざまなニーズに応えるべく
クラウンジュエル・チタンコレクション・シーリーホテルスタイル・ハイブリッドといった
シリーズを展開し、今までにないラグジュアリーなひと時を提供するための商品開発に取り組んでいます。

シーリーは業界に先駆けて整形外科医と連携を図り、本物の快適さを実現するための
快眠テクノロジーを新開発してきました。

「プレッシャーリリーフ・インレー」はマットレスに触れる体の部位別にゾーンを分け、
それぞれに最適な素材を選択して繋ぎ合わせた構造のことです。

部位ごとに異なる圧点をウレタンやラテックスなどの素材を組み合わせることで緩和し、
体の圧力を分散します。さらに睡眠時に体重の約60%の加重がかかるとされる
脊椎周辺のサポート力を強化した「センターサポート」の導入や、スプリングユニットの
安定感を向上させるために「ウレタンケース」をサイドサポートに採用するなど、
多くの工夫が盛り込まれています。

そんなシーリーのテクノロジーの基礎とも言えるのが「ポスチャーテックコイル」です。

このコイルは巻きの始点に微妙な角度がつけられているので、
ベッド使用者1人1人の耐圧を感知して、適切な反発力を各部位で生み出すことができます。

その結果、体重や体型に関係なく理想の姿勢で眠ることが可能となるのです。

ベッドメーカーとして高いシェアを獲得しているシーリーは、
高品質な優良ブランドながら商品価格は比較的リーズナブルで、
10〜30万円台のものが主流となっています。

☆SIMMONS(シモンズ)

シモンズは1870年に創始者ザルモン・シモンズと9人の従業員によって創設された
アメリカのベッドメーカーです。

世界トップクラスのシェアを誇り、アメリカではおよそ6人に1人が
シモンズのベッドを愛用していると言われています。

お客様に最上の眠りと目覚めを届けることを自社の哲学とするシモンズは、
常に最新の睡眠科学を研究し、理想の睡眠を実現すべく商品開発に取り組んできました。

ノンレム睡眠とレム睡眠のメカニズムや、ベッドの素材や機能によって
人間の睡眠はどういった影響を受けるかなどを科学的に解明しながら、
体も心も満たされる最上の眠りと目覚めを求め続けています。

シモンズの最大の売りは、独自のテクノロジーで作り上げた
ポケットコイルマットレスにあると言えるでしょう。

ポケットコイルマットレス「ビューティレスト」には、
袋状の不織布で個別に包み込んだスプリングが多数使用されており、
このスプリングをポケットコイルと呼びます。

そしてマットレス内部に独立した状態で配列されたポケットコイルが、
ベッド使用者の体を点で支えるよう設計されています。ゆえに体重や圧力が適切に分散され、
睡眠時の姿勢が自然で快適なものに保たれます。

このような特徴を持つシモンズのベッドはどれも高品質なため、
総じて価格が高い傾向にあります。

マットレスだけで20万円以上する場合も多く見られ、
セット販売されているベッドなら100万円を超えるものも存在します。

シモンズはその品質同様、商品価格もトップクラスの高級ブランドだと言えるでしょう。

Serta(サータ)

サータはより快適な眠りと健康の追求をコンセプトに掲げるベッドメーカーで、
1931年に13社の独立マットレスメーカーによって設立された
スリーパー・プロダクツという会社が始まりだとされています。

アメリカやイギリス、フランスや日本などの世界27カ国にて
60社近いライセンス契約を結ぶ大手ブランドであり、
シーリーやシモンズとともにアメリカ3大ベッドメーカー「3S」の
一角を占める存在として有名です。

マットレスに必要な硬さと、人が心地いいと感じるソフト感を巧みに両立させた
「ソフトタッチの硬いマットレス」は高い人気を誇り、
一般家庭はもちろん、数多くのホテルでも採用されています。

サータのマットレスの機能を支えるポケットコイルには、
カーボン含有量が高く粘り気の強いワイヤーが使用されていますから、
高水準の強度と耐久性が備わっています。また通気性に優れつつ
吸湿性のない繊維集合体がマットレス内部の放湿性を高めているため、
マットレスが常に快適な状態に保持されます。

さらにサータのマットレスには、マットレスの火災に対する
安全性基準をクリアした難燃仕様のテクノロジー「ファイヤーブロッカー」が
標準装備されています。

ゆえにサータのマットレスは燃えにくく、燃焼時に排出される有毒ガスの発生も
遅いという特性を持ちます。

他にも体を包み込むような抱擁感を実現した「ジャンプキルト」や、
サスペンションの上下動に合わせて呼吸をするように
マットレス内部の湿気を放出する「ヘルシーエアーレット」などの技術も、
サータのマットレスの魅力でしょう。

サータの商品価格はシーリーとシモンズの中間くらいで、
20〜40万円という価格帯が主流です。

その品質の信頼性の高さは、全米ホテルシェア第1位という実績が物語っています。

日本ベッド

日本初のベッドメーカーである日本ベッドは、
1926年に宇佐見竹治によって創設されました(当時の社名は「日本羽根工業社」)。

日本におけるベッド使用の一般化は、日本ベッドの成長とともに広まったと言えるでしょう。

日本ベッドは日本の気候や日本人が好む心地よさを日々研究することで、
日本人に最適な理想の眠りを追い求めてきました。

国産メーカーの使命感とも呼ぶべきその物作りの哲学は、
データやノウハウとともに時代を超えて受け継がれ、日々進歩しています。

日本ベッドのマットレスは通気性と放湿性に優れたポケットコイルが用いられており、
また長年の経験と技術の集合体であるスプリングがベッド使用者の体にかかる
圧力を適度に分散させるため、眠りをより上質なものへといざなってくれるでしょう。

さらに熱処理や防錆加工、抗菌・防臭加工などが施されているので安全性や耐久性にも優れています。

そして日本ベッドのマットレスには、ポケットコイルの大きさや数によって
2つの種類があります。

1200個もの細身のコイルでこまやかに体をサポートする「シルキー」は
優しい絹のような寝心地を実現しています。

太めのコイルを採用した「ビーズ」は硬めの寝心地が好みの方に向いているでしょう。

国産メーカーの中では高級ブランドに分類される日本ベッドの商品は、
マットレス単体でも20万円台程度、フレームとセットなら40〜50万円台程度が相場となります。

宮内庁や一流ホテルなどへの納入実績も多いので、品質はトップクラスだと言えるでしょう。

まずは好みのメーカーを見つけよう!

素敵なベッドと巡り会うためには、まず有名なベッドメーカーの特徴を理解し、
自分好みのメーカーを見つけることから始めるといいでしょう。

整形外科医と連携して商品を開発しているシーリーなら
体に優しい眠りが期待できます。

最上の眠りと目覚めの提供を目指すシモンズを選べば、
その高額な価格に見合うだけの高級な寝心地を手に入れられるでしょう。

全米ホテルシェア第1位のサータなら、安全性と信頼性の高い商品が揃っています。

国産メーカーの日本ベッドであれば、日本人に適したベッドが見つけられるでしょう。

もしも相性のいいベッドと巡り会うことができたら、
それは一生の宝物となりえるのではないでしょうか。


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