アジアンベッド・ソファとは
アジアンベッドやアジアンソファなど、アジアンテイストの家具は、バリ島やベトナムなど南国をイメージした家具を指します。リゾート感あふれる雰囲気で、涼しげなデザインが特徴的です。癒しを感じられるテイストから、エステやスパなどに設置されることも多い家具です。熱帯・亜熱帯地域のバンブーやラタン、チークなどを使ったものが多く、素朴な素材感が魅力。日本の住宅にみられる和室や畳にもマッチする素材であることから、日本人の感性にもあうテイストといえるでしょう。また、ストレートに天然の素材感を感じられるので、ベッド、ソファともに個性的な印象をもち、アジアン家具を設置するだけで部屋の雰囲気を大きく変えます。部屋のイメージチェンジをしたい、全く違うインテリアにチャレンジしたいという人にはおすすめです。さらに、価格面において比較的割安なのも特徴の一つです。ベッド、ソファともにお気に入りのものが手に入りやすいという面で魅力的といえるでしょう。
アジアンベッド・ソファのタイプ
アジアンベッドは一般的にロータイプのベッドが多く、部屋全体に圧迫感を感じさせません。東南アジアのバナナの木の一種「アバカ」やバンブーなど、強度や耐久性にとんだ素材が使われており、長期間愛用できるものです。睡眠中に天然木のかすかな香りを感じるとか、ストレートな素材感があり、リラックスした時間を過ごせる作りになっています。
アジアンソファにはさまざまなタイプがあります。スタンダードなものから、L字タイプ、モダンタイプなど空間の広さや雰囲気に合わせて選ぶことが可能です。ちょっとしたアジアンテイストを取り入れたいというときは、スタンダードタイプやL字タイプがおすすめ。部分的に見える涼しげな素材感が、インテリアのアクセントにつながるでしょう。また、アジアンテイストでありながらスタイリッシュな雰囲気を出したいときはモダンなタイプが良いでしょう。本来素朴さを感じるアジアンテイストですが、木の素材感を出しすぎない濃い目のブラウン系ソファなどは洗練された印象を持たせてくれます。
アジアンベッドを使ったインテイリアコーディネートのコツ
寝室にアジアンベッドを置き、部屋全体をアジアンテイストにまとめたい人も多いでしょう。簡単におしゃれを演出するコツは、大き目の家具はアジアンテイストの家具でまとめるということです。出来れば、ベッドにあう雰囲気のもので統一すると良いですね。また、部屋の印象を決めるカーテンを「バリ風カーテン」「バンブーのれん」にすると、部屋全体がよりアジアンテイストになります。ダマスク柄などを用いたバリ風カーテンはそれ一つでかなりのインパクトがでるでしょう。バンブーのれんは風が吹くと自然に揺れて、軽やかな動きが癒しの空間を作ってくれます。寝具は、白をベースに枕や布団など全体のブラウンにマッチする物を選ぶのがおすすめ。優しい色合いのグリーンやオレンジなら違和感なくアクセントカラーとしても使えます。柄はなくシンプルなものを選び、部屋全体をすっきりとまとめましょう。
アジアンソファを使ったインテイリアコーディネートのコツ
アジアンソファを使ったレイアウトを考える場合、相性が良いのはラタン(籐)のカーペットです。夏は特にべたつかずさらっとしており、涼しげな雰囲気がぴったりといえます。ベージュやブラウンならどんなアジアンソファにも合わせやすいですね。部屋全体をスタイリッシュにしたい時は、ネイビーなど締まる色を使うのもおすすめ。また、リビングダイニングがワンフロアになっている際など、ラタンを使ったパーテーションで空間に仕切りを設けるという方法もあります。ほどよいプライベート空間を作れるので、アジアンソファでくつろぐ時も一層落ち着いた雰囲気に。なかには透かし模様を施した高級な雰囲気のパーテーションもあります。それ一つでエレガントさが出せるので、品のあるアジアンテイストの部屋を目指す人にはおすすめです。
アジアンソファにカーペット、パーテーション、さらに天然素材を使った天井ライトや同系色の間接照明を置けば、アジアンソファを中心にサロンのようなおしゃれな空間が完成します。照明は明るすぎるものより、オレンジ色の優しい光を選ぶと温かみがだせますよ。アジアンソファはダークブラウン、ブラウン、ベージュなどのカラーがメインになります。部屋全体を同系色でまとめると暗い印象になってしまうことがあるので注意が必要です。アクセントカラーに、クッションや小物など多少色味のあるものをコーディネートしましょう。観葉植物などのグリーンもソファの素材感に相性抜群です。