どのブランドを選ぶ?国内の主な布団メーカーをご紹介

どのブランドを選ぶ?国内の主な布団メーカーをご紹介


どのブランドを選ぶ?国内の主な布団メーカーをご紹介

布団は快適な睡眠をとるために重要なアイテムであり、
自分に合ったものをじっくりと選びたいものです。

しかし、布団など寝具を選ぶ際、さまざまな布団メーカーがあり、
どのメーカーの商品にするか選択に迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

ここでは、国内の主要な布団メーカー4社の概要や特徴、主な商品や人気の商品などをご紹介します。

  • シンサレート入り布団 8点セット
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シンサレート入り布団 8点セット

業界に先駆けた試みを続ける「西川リビング」

西川リビング(本社・大阪府)は1566年創業の大手寝具メーカーです。

西川グループで旧大阪西川から社名変更しています。

寝具、寝装品をはじめ、健康寝具、雑貨、インテリア、ベビー用品、
ギフト用品、スポーツウエアなど生活に関わる幅広い商品の製造・卸売業を展開しています。

伝統を守りながら時代の変化に柔軟に対応し、業界に先駆けて
睡眠科学に基づく商品を開発するなど、変革と挑戦をモットーとしています。

キャッチフレーズを従来の「快適な眠りを提供する」から、
近年は「暮らしのリラクセーションを提供する」とし、
新しい試みを続けています。

代表的な商品の「GORE羽毛ふとんロイヤルスター」は、ゴアテックスで有名な
日本ゴア社との共同企画商品です。

側生地の裏面にゴア社の超極薄特殊フィルムを接着することで、
軽くて、優れた透湿性、防塵性を備えています。

羽毛の吹き出しを極限まで防ぎ、ホコリ、ダニ、タバコの煙、花粉、
ハウスダストの侵入を防ぎ、羽毛が汚れにくく清潔な寝環境を長く保つこと、
そして、汗をすばやく外へ出してムレを抑え、快適性の実現が期待できます。

さらに、生地が一般的な羽毛布団と比べて約3割軽く、
羽毛のふくらみを損なわないとされています。

この商品は日本アトピー協会の推薦商品になっています。

また、ファッションモデルの蛯原友里さんの妹で、
日本チャイルドボディケア協会 代表の蛯原英里さんのプロデュースによる
「ベビーシリーズ」では、アレルギーの原因になる物質を極力抑えた
赤ちゃん用の布団を販売しています。

掛け布団カバーと敷布団カバーの肌にあたる部分に赤ちゃんの肌に
やさしい繊維加工剤を使用。

掛け布団は、洗濯機で丸洗いでき、洗濯したときのわたの片寄りやわた切れを防止する
「うずまきキルト掛け布団」となっています。

厳しい基準で高品質に定評「西川産業」

西川産業(本社・東京都)は、西川グループで1566年創業の老舗の布団ブランドです。

寝具、寝装品、インテリア用品、ベビー用品等の製造・卸売業を展開。

ほかに繊維製品の輸出入、健康機器、宝石・貴金属、家具・室内装飾なども手掛けています。

羽毛製品の品質の高さには定評があります。

例えば、原毛の洗浄は業界基準より厳しい独自基準を設けており、
布団に表示するダウン率は法令の範囲内でできるだけ高い水準とされています。

「最高の眠りをデザインする」とのキャッチフレーズで、
ファッション性をはじめ、免疫や美容、アンチエイジング、
脳科学な各方面の専門家と睡眠について研究し、商品開発に役立てています。

代表的な商品の「ムアツふとん」は、宇宙ロケットの卵型の形状をヒントに開発。

従来の布団のように身体を面で支えるのではなく、凹凸形状の点で支えるのが特徴です。

この布団のシリーズ累計販売数は400万台以上にのぼるロングセラー商品で、
全国100カ所以上の医療機関にも納入しているとされています。

布団表面の凹凸構造(卵型の点)で身体全体を支え、圧力を効果的に分散。

身体と敷き布団との接触を適切な状態にして、睡眠中の血行の妨げを防ぐ効果が期待されます。

また、人気の商品として、プロサッカー選手のネイマールや
メジャーリーガーの田中将大など数々の有名選手が選んだとされるマットレス「エアー」があります。

「ムアツふとん」と同様の構造で、表面の1860個もの凹凸が体圧を分散させ、
「ムアツふとん」同様の効果が期待されます。

さらに、ウレタンで通気を促進する構造となっており、湿気や汗などをすばやく逃がし、
干す手間やホコリの心配がいらないとされています。

「エアー」は国内外で高い評価を受け、グッドデザイン賞をはじめ
さまざまな賞を受賞しています。

斬新でトレンディなオリジナルデ商品を追求「ロマンス小杉」

ロマンス小杉(本社・京都府)は、1947年に設立された寝装寝具、
インテリア、生活雑貨などの製造・販売会社です。

「快適な眠りと環境のプロデュース」をビジョンに幅広い寝具を開発しています。

早い時期から企画・デザイン部門に重点を置き、斬新でトレンディな
オリジナルデザインを追求しながら、国内外のメーカーの最新素材や加工技術を商品開発に反映させ、
新機軸の商品展開を展開させてきたとされています。

また、「人間環境・睡眠科学研究所」を設立し、科学的ノウハウやデータに基づく
商品開発や寝室空間の提案を行っています。

定番商品のひとつ「Sleeping gear」の羽毛掛け布団は、
布団としての心地よさを追及し、羽毛だけでなく生地やキルトにもこだわった商品です。

羽毛については、西川産業と同様に自社の厳しい基準を設けていることでも知られています。

この商品に商用している原料はダウン率だけでなく、ダウンパワーやダウン個数など
独自の基準を設け、上質なものだけを採用しているとされています。

生地は触り心地のよい柔らかいものを使用。キルトは二層式、ダブルフィット、
衿元フィットなど、商品の特性に合った種類のキルトを採用しています。

また、光沢があり肌触りもよいシルクを使用した「真綿掛けふとん」は、
保湿性と放湿性の両面を備え、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせるとされています。

ムレにくいので、蒸し暑い夏場も、梅雨の時期も、1年中快適に使用できるとの評判です。


それから、天然羊毛の優れた特性を生かしたムートン素材によるムートンシーツも
製造・販売しています。

原料には、オーストラリア産のスプリングラムを使用。

表面は水をはじくのに内部は湿気を吸い込む性質により、
汗をかいてもムレることなく、さらっとした快適さが期待されます。

ほかに、燃えにくい性質、防汚性、天然の空気清浄作用など
たくさんの効果も期待できるとされています。

特許寝具などの開発にも積極的「山甚物産」

山甚物産(本社・大阪府)は、1861年創業の布団ブランドです。

寝具、寝装品、繊維製品、健康寝具などの製造・販売を行っています。

「美・健康・環境」をテーマに安全で安心、高品質の商品を提供。

トルマリン(鉱石)の特性を応用して開発された特許寝具をはじめ、
玉川湯の花(秋田県)の特性を生かした健康関連製品などの研究、
開発にも積極的に取り組んでいます。

また、総合繊維商社としての機能を生かし、お客様のニーズに応じた
高品質な商品を提供しています。

主な商品として、布団の外側にマチを付けた「キューブラッププレジダン」。

実用新案登録、意匠登録済の商品です。

マチを付けることで、これまでの羽毛布団よりゆったりとしたサイズに仕上がっています。

また、布団の中マチにも高いマチを付け、大きな空気層ができ、
ゆったりとした羽毛布団に包まれて、極上の寝心地が期待されます。

羽毛はポーランドの農水省管轄のコウダ・ヴィエルカ研究所で
飼育・管理されている原料を使用。

羽毛密度が高く羽枝が長いため保湿性に優れているとされています。

それから、特殊素材の使用で快適な寝心地が期待できるクッション「編成樹脂構造体E-CORE」。

特殊ポリエチレン樹脂をバネ状にし、融着させて仕上げた商品です。

へたりにくく、通気性、透水性、体圧分散に優れたクッションです。

90%以上が空気の層でできおり、通気性に優れているため、
夏でも蒸れることがないとされています。

また、クッション全体をカバーで包みこみ、熱を逃がさない構造となっているため、
冬期間でも暖かい効果が期待されます。

そして、編成樹脂構造体による優れた体圧分散性で快適な寝心地へと導かれます。

各メーカーの強みやこだわりをチェックし、自分に合った布団を選びましょう

今回ご紹介した布団メーカーはどれも歴史や実績があり、
品質の面で信頼できるメーカーばかりです。

それぞれのメーカーは、長年にわたりノウハウを蓄積し、
それぞれに特徴のある商品を開発しています。

どのメーカーも品質にはこだわっており、そのうえでそれぞれの強みを生かし、
最高の寝心地を追及、提案しています。

布団を選ぶ際には、各メーカーのこだわりどころに共感できるか。

また、自分の健康状態や住環境などに合った商品があるかどうかなどを
ポイントに選んでみてはいかがでしょうか。



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