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濃密な木の風合いを楽しもう!無垢材を使ったダイニングテーブルの魅力を解説

木製のダイニングテーブルは優しく温もりのある外観が特徴的ですが、
とりわけ無垢材を使って製作されたダイニングテーブルであれば、
より深く木材の魅力を楽しむことができるでしょう。

また使用される樹種によって材質や色合いが変化するため、
自分に合った品を探す楽しみも味わえます。


無垢材の魅力について

無垢材とは、伐採した樹木をそのまま家具や建具などのパーツとして加工した木材のことです。

大自然によって育まれた樹木そのものとも言えるので、
濃密な生命力や重厚感を味わうことができるでしょう。

また必要最低限の加工しかされておらず、表面から内部までが
同一の木材の塊であるため、耐久性が高くて丈夫です。

長く使い続けることができ、年月を重ねていくうちに木材特有の
深い味わいを帯びるようになるので、想い出や愛着が宿りやすいでしょう。

大事に使った物ならアンティークとしての価値を持つようになる可能性もあります。

とはいえ普通はある程度へこみや色焼けなどが起こるもので、
無傷のまま使い続けるのは難しいでしょう。

しかし無垢材であれば削り直しなどの修復作業を施すことで
新品同様の風合いを取り戻すことが可能ですし、多少の損傷なら
一種の「味」となってくれる場合もあります。

さらに使用する接着剤の量が少ないですから、接着剤に配合されている
ホルムアルデヒドの悪影響を受けるリスクを抑えることもできるでしょう。


一方で無垢材の短所は高密度の木材の塊ゆえに重いという点で、
部屋の模様替えや引っ越しの際に持ち運ぶのが困難なケースも考えられます。

加えて大量生産に向かないため販売価格が比較的高めになりやすく、
希少な樹種を使った無垢材家具なら相当な高額になるでしょう。

そして木材である以上温度や湿度の影響を受けやすく、
年間の気候変動が大きい日本では反ったり割れたりといった危険性が高くなりがちです。

高級な無垢材の場合は冷暖房や湿度管理などに注意が必要となるでしょう。


無垢材のダイニングテーブルにおすすめの樹種3選!

無垢材を使ったダイニングテーブルは素材となっている樹木の種類で
外観や手触りがかなり異なるため、自分の好みに当てはまるのはどんな樹種か、
事前に調べておくといいでしょう。

ここでは数ある樹種の中からウォールナット・メープル・オークという
3種類の木材の特徴についてご紹介します。


「ウォールナット」は高級感のある褐色系の色調と、エレガントな木目が特徴の木材です。

表面に特有の艶を帯びており、塗装しなくても充分に美しい外観を誇ります。

耐衝撃性が高くて割れにくいという材質特性を持ち、そのわりに重量は軽めです。

乾燥させたあとも狂いが出にくいため、加工は比較的容易な部類に入るでしょう。

世界三大銘木にも数えられる人気の樹種であり、その格調高い落ち着いた雰囲気は
ダイニングスペースをスタイリッシュに彩ってくれるのではないでしょうか。


「メープル」は白味の強い色合いときめ細やかな木目を持つ木材です。

木目が主張しすぎないので白い色調に清涼感があり、
なめらかな光沢と合わさることで絹布のような風合いを醸し出します。

その軽やかな見た目に反して材質は硬くて重く、耐久性にも優れています。

透き通った存在感のため、さまざまなコーディネートに対応できるでしょう。


「オーク」は虎の体毛の模様を思わせる虎斑(とらふ)と呼ばれる木目が印象的な木材です。

ホワイトオークとレッドオークという分類があり、色調はホワイトオークが淡黄色で、
レッドオークはホワイトオークよりもいくらか赤味を帯びた色合いとなっています。

ウォールナットとメープルの中間くらいの色調だと言えるでしょう。

比較的硬く、衝撃にも強い材質となっています。


無垢材以外で製造された木製ダイニングテーブルもある

無垢材は魅力的ながら、高価で手が出ないという方もいるでしょう。

そういう場合はフラッシュ構造やベタ芯構造といった製法で作られたダイニングテーブルを選ぶことにより、
木材家具の風合いを低価格で楽しむことができます。


「フラッシュ構造」とはいくつかの木材パーツを組み合わせて作った骨組みの両面に、
合板やベニヤ板などを貼り合わせたもののことを指します。

中身に空洞部分があるため軽く仕上がり、表面部にのみ良質な木材を使用すればいいので
低コストで大量生産が可能です。


「ベタ芯構造」はMDFやパーティクルボードや合板などを芯材とし、
その表面に合板やベニヤ板などを貼りつける製法です。

中身に空洞部分がないためフラッシュ構造よりも重いものの、
その分だけ強度が高くなっています。

そして製造工程が単純なので、フラッシュ構造よりも生産の手間がかからなくて済むでしょう。

こちらも表面部にのみ良質の木材を使えばいいため、コストを抑えることができます。


フラッシュ構造とベタ芯構造にはデメリットもあり、
無垢材に比べて木の風合いや重厚感がどうしても弱くなってしまいます。

耐久年数も短い傾向にあるので、長く使い続けることは難しいですし、
使い込んでも無垢材ほど味わいが出ません。

表面に板を貼りつけるという構造上、削り直しなどによる修復も困難となるでしょう。


木材の魅力を深く味わうなら無垢材!

手軽に木材の魅力に触れられるフラッシュ構造やベタ芯構造はとても優れていますが、
木材が生み出す濃密な生命力や重厚感などをより深く味わえるのは、
無垢材で作られたダイニングテーブルだと言えるでしょう。

さらにウォールナットやメープルやオークといった樹種の特性を知ることで、
自分に合った木製ダイニングテーブルを見つけることもできるのではないでしょうか。