気に入って即買いは危険!アンティークのダイニングテーブルの選び方
ダイニングをおしゃれに彩るアンティークのダイニングテーブル。
その味わい深さや存在感から憧れる人も多いでしょう。
使い込まれた風合いやデザインが気に入ったものの、部屋との相性やサイズなど、
合うかどうか心配という人もいますよね。
ここでは、アンティークのダイニングテーブルの選び方についてまとめています。
アンティークのダイニングテーブルってどんな種類があるの?
一言にアンティークのダイニングテーブルと言ってもさまざまな種類があります。
例えば「イングリッシュカントリー」のアンティークダイニングテーブル。
主に、オーク材やクルミ材などを使い素朴な風合いで、ごくシンプルなデザインです。
華美な装飾はないものの伝統に忠実に作られたテーブルには、味わい深さが感じられます。
中には、球根状の挽き物が入るものもあり、テーブル全体にインパクトを持たせてくれます。
木肌を感じられる温かみのある作りは、比較的日本の住宅とも相性が良いでしょう。
また、高級感や存在感を感じられるのが「英国伝統スタイル」のアンティークダイニングテーブル。
テーブルの脚には美しい彫りが施され、なかにはS字やねじれ型になった個性的な脚も見られます。
そこにあるだけで格式の高さを感じさせてくれるので、全体的にクラシックな部屋などによく合うでしょう。
さらに、日本の一般家庭でも人気があるのが「北欧ヴィンテージ」のアンティークダイニングテーブル。
ほんのり黄色がかったオーク材やオレンジに近いチーク材などが主流で、
シンプルで伸張式のものなど機能的なテーブルが多く出回っています。
テーブル自体に華やかさはありませんが、クロスやカトラリーを飾って楽しむというケースが多いようです。
そのほか、独特の味を感じられる「古い学校の机」のようなアンティークダイニングテーブルも人気。
深みのある木肌の木材でリメイクされたものが多く、
おしゃれなカフェのような雰囲気を味わうことができるでしょう。
部屋に合わせたテーブルの形にこだわろう!
アンティークのダイニングテーブルには主に、長方形、丸型、伸張式があります。
最もメジャーなのは長方形のテーブル。
メリットは壁やキッチンと平行に設置することが多いので、デッドスペースが生まれにくいということです。
4人がゆったりと食事をできるサイズは、幅120cm、奥行80cm程度。
もし、2人家族で小さめのアンティークダイニングテーブルがほしいという場合は
正方形が理想的ですが、アンティークダイニングテーブルで正方形のものは多くないとされています。
そのため、古い廃材などを使ったリメイク品などが選択肢になるでしょう。
ある程度、部屋の広さを有するのが丸型のテーブル。
放射状にダイニングチェアを引くので、スペースが必要になります。
しかし、丸型の柔らかい印象や、座ったときにコミュニケーションが
とりやすいという面から人気の形でもあります。
正円だけでなく楕円形のテーブルも多く、ヨーロッパアンティークなどに多くみられます。
時と場合によって、大きさを変えられるテーブルが伸張式です。
狭めの部屋で普段は2人用として利用し、来客時など天板を広げ4人用として使うことができます。
タイプによって、天板の広げ方に違いはありますが機能性の高さから非常に人気です。
このように、部屋の広さや用途によって適したテーブルの形があります。
購入時押さえておきたいチェックポイント
失敗しないアンティークダイニングテーブル購入のために、
おさえておきたいポイントがあります。
まず、サイズです。
同じ4人用でも日本のサイズと海外のサイズでは違いがあることがほとんどです。
そのため、設置場所に入るサイズかどうか、設置して違和感はないかという確認をしましょう。
また、椅子に座ったときにテーブルが高すぎないかなど、体格にあるかどうかも重要です。
デザインが気に入っても、自分や家族の体格に合わない場合使いづらくなってしまいます。
さらに、テーブルにしっかりとした防水加工をしているかどうか確認して購入しましょう。
毎日水拭きするダイニングテーブルは、加工がなされていないことで、
色落ちの原因になることがあります。
ウレタン塗装、クリア塗装と明記されているものなら安心ですね。
逆に、加工されていることでアンティークの風合いがなくならないかと心配する方もいるでしょう。
艶のある味わいや使い込まれた木味など個人によってアンティークの好みはさまざま。
ショップや職人によっても仕上げ方には違いがでるものです。
そのため、出来上がりや実物を見たうえで細かく確認、好みに合わせて選ぶようにします。
海外アンティークは特に!サイズや加工を確認しよう
気に入ったアンティークダイニングテーブルをみつけ購入を迷ったら、
自分の部屋に合う形かどうか確認しましょう。
また、サイズやきちんとした加工がなされているかも要チェックです。
さらに、写真や画像では実際のテーブルの雰囲気と変わることもあるので、
実物を見て詳細を確認したうえで購入するようにします。